2020年1月21日(月)に発売した週刊少年ジャンプ8号の『鬼滅の刃』の最新話190話「ぞくぞくと」のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。
前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。
目次
『鬼滅の刃』第190話「ぞくぞくと」のネタバレ
赫刀を手にするも危機に陥る伊黒 駆け付けた炭治郎の同期たち
(赫くなる刀身を見て一番に)
(しくじったと思った)
黒死牟との戦いから手がかりを得て、「赫刀」を発現させる事に成功した伊黒。しかし、そうして無惨へと反撃を試みる直前、伊黒の体を、ある異常が襲います。
(視界の四方が白く弾けたからだ)
無惨への切り札となる、「赫刀」。それを発現させるため、握力に全霊を込めた結果、伊黒は、戦闘の最中で、酸欠を起こしてしまったのです。
「伊黒────────っ!」
不死川の叫びの先、伊黒の元に、無惨の触手の一撃が迫ります。しかし、酸欠を起こし、無防備となった伊黒は、手以外の感覚が飛び、それに反応する事が出来ません。
伊黒を助けようと、「水の呼吸」の剣技を繰り出す冨岡。しかし、伊黒がいた場所は、無惨の攻撃を受け、むごたらしくも、周囲の地面ごと、えぐれ取られてします。
(伊黒…! 間に合わなかった…!)
伊黒の末路を想像し、歯噛みする冨岡。しかし次の瞬間、冨岡が見たものは、空高く放り上げられる事で、無惨の攻撃を回避していた、伊黒の姿でした。
驚きの顔で、空高く舞う伊黒。無惨はなおも追撃を放ちますが、その瞬間、伊黒の体が、何かに引かれたかのように、触手の一撃を回避します。
「!」
驚きに顔を染める無惨。更に無惨は、自らの腕が、まるでちぎり取られでもしたかのように、切断された事を悟ります。
無惨は、即座の腕を再生し、追撃を再開。その最中にも無惨は、今の攻撃について思考を巡らせます。
(この男の鉄球ではない)
(この男の刀ではあのように斬れない)
(この男は助太刀に入っていた)
いずれの「柱」であっても、先の攻撃は不可能であると、結論付ける無惨。そう考えている最中にも、再び無惨の腕は、先ほどと同じような切断面を晒し、ちぎり取られてしまいます。
(切れ味の悪い刃物だ)
(ガタつきがある)
もしもこのような切断面が、作れるとするならば。それは、激しく刃こぼれしてしまった刃物であると、予測する無惨。
それを悟った無惨は、周囲に、目に見えない「何者か」が潜んでいる事に、思い至ります。
(珠世の鬼の術で姿を隠しても)
(動く限りは)
(存在を消せない)
無惨は、周囲の土埃や音で、その存在を感知します。そうして、「3人」の存在が、そこに隠れている、とあたりを付けた無惨は、その場所へと、攻撃を放ちました。
そうして、無惨の攻撃が放たれた先。そこで、無惨の攻撃を受け止め、あるいは傷を負わされ、姿を現したのは、栗花落カナヲ・我妻善逸・嘴平伊之助という、炭治郎の同期の剣士、3人の姿でした。
姿を隠し戦う3人 そんな中遂に伊黒の技が無惨へ有効打を与える
「いだァァ!」
「やだァァもォォ!」
「くっ…」
情けない叫び声を上げる善逸と、早くも気づかれてしまった事に、歯噛みするカナヲ。伊之助もまた、攻撃を受けてしまった事に、苛立ちをあらわにしながら、無惨へと悪態をついていました。
それらを見て、驚きながらも、嬉しそうな様子を見せたのは、悲鳴嶹です。
「!」
「お前たち生きていたか…!」
思わぬ援軍の到着に、声を上げる悲鳴嶹。それを聞いた伊之助は、「死んでたまるか」と、強がりを言いながら、愈史郎の術のかかった札を、見せびらかします。
そして、それら3人の援軍を見て、更なる追撃を放たんとする無惨。しかし、そんな無惨を、逆の襲ったのは、「蛇の呼吸」の剣技をもって、うねるような斬撃を奔らせた、伊黒の攻撃でした。
「赫刀」の力をもって、無惨の両腕を切断せしめた伊黒。断たれた無惨の両腕は、見るからに再生を阻害されており、その再生速度は、とてもゆっくりとしたものに、なっていました。
「遅い! 赫い刃で斬られると」
「無惨でさえ再生が遅くなる!」
伊黒の攻撃と「赫刀」に、光明を見出す不死川。そして、カナヲと善逸は、愈史郎の札を使い、再び姿を隠し、無惨へと追撃を仕掛けます。
花の呼吸・肆ノ型「紅花衣」。
雷の呼吸・壱ノ型「霹靂一閃」。
それらの攻撃を、無惨は意にも介さぬ様子でいなします。しかし、それらに続き、伊黒の赫刀による攻撃、蛇の呼吸・参ノ型「塒(とぐろ)締め」が、無惨の体に傷を負わせました。
そんな中、攻撃の手が増えた事で、わずかながらに余裕を得た悲鳴嶹。
(伊黒の赫刀に続き人数が増えたのは有難い!)
(よく来てくれた)
(僅かながら余裕ができた、アレをやれる!)
そんな事を思いながら、悲鳴嶹は、己が振るう独特な日輪刀、その、斧の部分と鉄球の部分を、激突させ激しく打ち合わせます。
そうして、悲鳴嶹の日輪刀は、「上弦の壱」黒死牟との戦闘の最中、不死川の日輪刀と鉄球が、激突した時と同じく。
灼けるような匂いと熱を放ちながら、その色を、赫く染め上げました。
次々に発現する「赫刀」 冨岡・不死川のコンビが無惨を狙う
(長くは保たないだろうが攻撃力は上がる!)
そうして、赫く染まった鉄球は、悲鳴嶹の手から放たれ、無惨の元へと飛来。無惨の体の左胸部分をごそりと抉り、無惨の体に明確なダメージを与えます。
「冨岡ァァァ! 受けろォォ!」
そして、それと同時。不死川もまた、「赫刀」を発現させるべく、自らの刀を、冨岡のそれと打ち合わせるため、動きます。
激しい金属音と、冨岡・不死川という、2人の「柱」の間に散る火花。
不死川の行動に、一瞬、困惑の表情を浮かべた冨岡でしたが、その目論見通り、2人の刀は、激しい熱と共に、赫の色を発現させます。
「カアアア! 夜明ケマデ一時間三分!」
「余裕余裕、糞味噌にしてやら”ァァァ!」
烏が告げる、夜明けまでの残り時間。それを聞いた不死川と冨岡は、余裕さえ見せながら発現した「赫刀」を握ります。
そうして2人は、まるで互いに背中を預け合うようにしながら、反撃のため、構えを取りました。
『鬼滅の刃』第190話を読んだ感想と考察
刃を赫く染める「赫刀」の発現条件を発見し、それを手にする伊黒。
その時生まれた隙を突き、無惨の攻撃が、伊黒を襲います。しかし間一髪、愈史郎の術に守られ姿を消していた伊之助・善逸・カナヲの3人が到着。
そうして、無惨の攻撃をいなす事に余裕が生まれた事で、「柱」たちは、次々と「赫刀」を発現。防戦一方だった、柱たちの、反撃が始まりました。
「赫刀」の発現に成功するも、無惨の攻撃に隙を晒してしまった伊黒。しかし、そんな時に助けに入ったのは、満を持して現場に到着した、炭治郎の同期たちでした。
正直、今週の話を読むまでは、もはや「上弦」にさえ迫る力を持つとは言え、「伊之助たちは無惨に対抗できるのだろうか?」という不安がありました。
しかし、そこは愈史郎の術と絡める事で、どうにか対抗できている、という体裁を取る事にしたようです。
その結果として生まれたのは、「柱」たちのサポートに回りながらも、ふんだんに描写される、同期たちそれぞれの活躍の様子。
「上弦の陸」妓夫太郎戦でもそうでしたが、この作者、「実力以上の力を発揮する」というような事が、決してないよう、細心の注意を払いながら、作品を描いている節があります。
その辺りのシビアな世界観と、優れたバランス感覚こそが、本作を「ジャンプ」上でも屈指の人気作に押し上げた、秘訣なのかも知れません。
このように、ついに各々が「赫刀」を発現させ、無惨への反撃の糸口を掴んだ「柱」たち。
「日輪刀を打ち合わせてに熱を持たせる」という、結構お手軽な感じで発現してしまったのが、若干拍子抜けではありましたが、いよいよ最終局面だ、という雰囲気は高まったように思います。
そして、今回の最終コマで描かれたのは、冨岡と炭治郎が共闘した時と、同じような構図で構えを作る、冨岡と不死川の姿。
それぞれが「赫刀」を発現させた今、無惨は、果たしてどのような反撃に打って出るのでしょうか?
『鬼滅の刃』の最新巻の単行本や過去作品を無料で見る方法
毎週、鬼滅の刃の最新話が待ち遠しいですが、単行本でまとめて読みたい、過去の作品をまだ見ていない方のために、最新巻や過去作品を無料で見る方法を紹介します。
やはり漫画は絵付きで読みたいですよね!鬼滅の刃の単行本を無料で読む方法を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
漫画『鬼滅の刃』を無料で読む方法&最新刊含め全巻無料で読めるか徹底調査!
- 『ONE PIECE』尾田栄一郎
- 『HUNTER×HUNTER』冨樫義博
- 『ハイキュー!!』古舘春一
- 『僕のヒーローアカデミア』堀越耕平
- 『ブラッククローバー』田畠裕基
- 『ゆらぎ荘の幽奈さん』ミウラタダヒロ
- 『鬼滅の刃』吾峠呼世晴
- 『約束のネバーランド』原作:白井カイウ 作画:出水ぽすか
- 『ぼくたちは勉強ができない』筒井大志
- 『Dr.STONE』原作:稲垣理一郎 作画:Boichi
- 『アクタージュ act-age』原作:マツキタツヤ 漫画:宇佐崎しろ
- 『呪術廻戦』芥見下々
- 『チェンソーマン』藤本タツキ
- 『神緒ゆいは髪を結い』椎橋 寛
- 『サムライ8 八丸伝』岸本斉史・大久保彰
- 『ふたりの太星』福田健太郎
- 『ビーストチルドレン』寺坂研人
- 『トーキョー忍スクワッド』田中勇輝・松浦健人
- 『夜桜さんちの大作戦』権平ひつじ
- 『ミタマセキュ霊ティ』鳩胸つるん
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