『アクタージュ act-age』最新話82話のネタバレと感想!「羅刹女」初公演当日、花子が語る衝撃の告白

2019年9月21日(土)に発売した週刊少年ジャンプ43号の『アクタージュ act-age』の最新話82話のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。

前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。

『アクタージュ act-age』81話のネタバレと感想はこちら

『アクタージュ act-age』第82話「告白」のネタバレ

花子の「仕掛け」や、夜凪の父への思い、そして千世子の様子など。様々な思惑と不安を残す中、ついに「羅刹女」の公演日が、やってきました。

舞台の公演を待つ人々 各々の想い

発表当時から話題を呼び、超満員で迎えた初公演。その客席では、夜凪の同級生である、朝陽、吉岡、遼馬もまた、その始まりを待っていました。

「やっぱ夜凪ってフツーじゃないよ」

「こんな大勢の前で芝居するなんて」

そう言ながら、夜凪たち以上に緊張した様子を魅せる、朝陽の前では、記者と思しき男たちが、今回の舞台に、否定的な意見を語っています。

そして、その矛先が夜凪にまで向いた時、吉岡が思わず反論。ちょっとした騒ぎに発展します。

そして、騒ぎは、同じく客席で舞台の開始を待つ、劇団天球の元にも、届いていました。

阿良也と全く連絡が取れない事を、不満げに語る七生。

そんな取り留めのない会話の中、亀太郎が、今回の舞台、果たしてどちらが勝つのか、と話題を振ってきます。

「売れてるヘタクソもいれば売れてない玄人もいる。作品だって同じでしょ」

そう言って七生は、芝居に勝ち負けを持ち込む、無意味さを語ります。とは言え、「芝居は興行」というのは、亀太郎にとっては認めざるを得ない部分。

実際、阿良也がこの仕事を受けたのも、巌が亡くなったことで、売れ行きが落ち込んだ、「劇団天球」のためなのだと、亀太郎は推測していました。

「サイド乙」の面々 更なる進化へと臨む千世子

一方、「サイド乙」の面々は、「大黒天」のスタッフである柊、そして夜凪の弟妹であるルイ、レイと共に、モニター前で、舞台の始まりを待っていました。

話題になるのは、今回の勝負の公平性や、その行方に関しての事です。

その中で黒山は、自分たちが有利な立場にある事を認めながら、「サイド甲」側が持つ不安要素を警戒。

千世子に、「今日の夜凪を目に焼き付けろ」と、指示。千世子もまた、真剣な面持ちで、それに応じます。

公演直前の「サイド甲」 しかしその時花子から話が……?

そして、公演を直前に控えた「サイド甲」。その控え室では、衣装に袖を通し、準備を万端に整えた、夜凪たちがいました。

和気藹々とした雰囲気を醸しながらも、その中で夜凪は、すでに集中状態に突入。その様子を見た武光は、心強ささえ感じます。

そしてついに、面々に、開演に向けた、移動の報せが届きます。

しかしその時、一行を前にして、花子が何事かを語りはじめました。

「私は創作に生かされてきました」

「だからこの世界では誰にも負けたくない」

その言葉を聞きつつも、言わんとする事が解らず、呆然とする面々。花子はしかし、その反応に構わず、言葉を続けます。

「例え相手が有名な映画監督だろうと」

「トップ女優だろうと関係ない」

「負けたくないんです」

「それはあなたも同じですよね景さん」

その言葉に、軽く頷いて見せる夜凪。そんな夜凪に対し、花子は、「だから告白させて下さい」と言いながら、その耳元に口を寄せました。

「私はあなたのお父さんとお付き合いしていました」

その言葉を聞き、誰もが言葉を失い、一瞬の静寂が通り過ぎます。

衝撃の告白 花子が語る夜凪父との不倫の事実

(ふ…不倫の告白…!? 夜凪の親父と!? 花子さんが!?)

驚きに顔を歪ませ、ようやく事態を把握し始めた武光。

各々は、言葉には出さずとも、似たような心境をもって、花子の言葉の続きを待ちます。

しかし、花子の口から漏れたのは、更に事態を混沌へ誘うような、衝撃の一言。

「あなたのお母さんのお葬式の夜も私は彼といました」

その言葉を、無言で聞く夜凪の脳裏に浮かぶのは、母の遺影を前にして、父と対面した時の記憶。

すなわち、夜凪が人生の中で、1番怒りに駆られた時の記憶です。

その時、夜凪は、大きな音と共に、花子の頬を張りました。

(なるほどこいつ…!)

その様子を見ていた王賀美は、さすがに眉をひそめながらも、花子の「仕掛け」、そしてその狙いを理解します。

(羅刹女の感情を底上げするための爆弾を…)

(ここで落としやがった!)

張られた頬に痕を残しながら、「その感情は舞台の上で見せて下さい」と、のたまう花子。

それを見る夜凪は、息を荒げ、体を震わせ、とても芝居など出来るような状態には、見えませんでした。

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『アクタージュ act-age』第82話を読んだ感想

ついに公演日を迎えた、舞台「羅刹女」。それぞれの期待が高まっていく中、先に公演を披露するのは、夜凪たち演じる「サイド甲」。

しかし、準備万端で迎えた公演を前にして、花子が夜凪に告げたのは、「自分が夜凪の父の不倫相手であった」という衝撃の事実。

それを聞いた夜凪の心境はいかに、という、第82話でした。

エッッッッッッッグいですね……。果たして花子の告白が、嘘か真か、という謎は残ります。

しかし、ただでさえ父の記憶と向き合い、安定を欠いて見えていた夜凪に対し、これは王賀美の言う通り、最大級の爆弾です。

感想としては、とにかくエグい、という以外に出て来ませんでした。

先週に花子が言っていた「仕掛け」が何であるのか、というのは、誰しもが気にしていたところ。

しかしこれは恐らく、考えうる中でも、最高に効果的で、最高に人間味を欠いて、最高に忌避感を煽る展開です。

ここまで、変人ながら、どちらかと言えば善良なものとして描かれてきた、山野上花子、というキャラクター。

ここに来てこうまで印象を逆転出来るというのは、正直、やられたな、という感じです。

そして気になるのは、そんな夜凪の状態を見た面々が、どういった反応を見せるのか、という部分です。

正直、このままで夜凪が、まともに舞台に立てるのか、というそもそもの問題もありますが、そこは一旦置いておきましょう。

まず気になるのは、夜凪の同級生たち。ただでさえ鬼気迫る演技をする夜凪に、今回の爆弾が加わった様子は、同級生たちにはどう映るのでしょうか。

「サイド乙」の面々や、劇団天球のメンバーたちに関しては、その「芝居」をどう捉えるのか、といったところ。

そして客席に座る、夜凪を「新宿ガール」としか見ていない輩が、この演技を受けた上で、どう評価を下すのか、というのも、次週以降の見所になるでしょう。

このように、最大かつ反吐が出るような事実が明るみなった、今回。とはいえ、王賀美や阿良也、千世子や黒山といった面々にも、明確な役割や出番があるはずです。

しかし正直、夜凪の感情を魅せ、その内情を語り、コントロールし、舞台を成功させ、その上で他のキャラクターにも見せ場を……となると、どのように物語を展開するのか、全く予想が立ちません。

更なる混迷を極めはじめた「ダブルキャスト編」。最大の見せ場が、間も無く始まります。

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