『アクタージュ act-age』最新話81話のネタバレと感想!本番まであと7日で花子が不穏な提案を始める

2019年9月14日(土)に発売した週刊少年ジャンプ42号の『アクタージュ act-age』の最新話81話のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。

前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。

『アクタージュ act-age』80話のネタバレと感想はこちら

『アクタージュ act-age』第81話「サイド甲」のネタバレ

「羅刹女」のサイド甲、サイド乙共に順調に稽古が進み、また、阿良也と王賀美の対決構図も、新たに成立する中。

本番まで7日を切ったそれぞれの稽古は、佳境を迎えていました。

鬼気迫る芝居を見せる夜凪 共演者たちそれぞれの心境やいかに

少し前までとは一変し、鬼気迫るような「怒り」を見せるようになった、夜凪の演技。

その芝居に対し、王賀美は歓喜の表情を見せますが、一方で、戸惑いを見せ始める者も、出てきました。

「夜凪さんとの立ち回りは私達にもあります」

「押し負けないようにいきましょう」

白石はそう言って、共演者である、武光と朝野を鼓舞します。

あくる日。夜凪は稽古に行く前に、黒山・柊の勤めるスタジオ「大黒天」へと、立ち寄っていました。

ただ単に朝食を済ませるために寄った、と言ってのける夜凪に、面を食らう柊。

「一応敵同士だから」と、接触を避けていた夜凪は、あえて「大黒天」に来た理由を尋ねられ、こう答えます。

「敵には慣れておいた方がいい」

その、宣戦布告とも取れかねない、夜凪の言葉。それを聞いた黒山は、しかし余裕の表情を崩しません。

一方の柊は、「怒り」をどんどんと研ぎ澄ませて行っている、夜凪の様子に、一抹の不安を覚えます。

そして、同じ頃。武光は喫茶店で、「デスアイランド」で夜凪と一緒に共演した、真咲・茜の2人と会っていました。

しかし2人は、武光から「羅刹女」のチケットを貰ったにも関わらず、憮然とした表情。

「夜凪と共演するなんてずるい」と騒ぎ始めた2人を諭した武光は、意味深な表情を覗かせながらも、稽古に向かうため、その場を退席します。

その後武光は、夜凪と合流。「2人に会うと浮かれちゃいそう」という理由で、喫茶店に同席していなかった夜凪と共に、稽古へと向かいました。

夜凪への感謝を語る朝野と白石

一方、他の演者たちを座って待つ、白石と朝野は、夜凪について、こんな会話を交わしていました。

「ダブルキャストで勝負だなんだって世間は言いますけど」

「本当の敵はサイド乙でも百城千世子でもない」

「本当の敵は」

「共演者ですよ」

そう、不安げな様子で吐露する朝野。白石もまた、「同じ舞台に立つ朝野こそが、夜凪と比べられる」のだという事実に、同意を示します。

しかし朝野は同時に、自らに成長の機会をくれた夜凪に、感謝している、のだとも述べます。そしてこれにもまた、白石は同意。

「私も彼女には感謝しなければ」

「やっと王賀美君に10年前の償いができます」

「舞台の上で」

そう言って白石は、王賀美と空港で別れた際の事を、思い出していました。

そしてその言葉は、偶然物陰にいた王賀美の元にも、届いていました。

わずかに視線を下げながらも、「くだらねぇ」と吐き捨て、その場を後にしようとする王賀美。

しかし王賀美は、白石たちがいるフロアに用があったのだ、と思い出し、自らが白石の言葉に動揺を覚えた事を、自覚します。

花子の提案 夜凪を「羅刹女」へと変貌させる”仕掛け“とは?

そのタイミングで、そんな王賀美へと声がかけられました。

声の主は、「羅刹女」の脚本の作者・花子。

時を同じくして勢揃いした演者たちを前にして、花子は、「話したい事がある」と言って集合をかけます。

しかし花子は、その集合から、夜凪だけを除外。「悪巧みか」と尋ねた王賀美の言葉には、曖昧な返事を返しました。

そうして、「羅刹女」が公演される実際の舞台に集まった、「サイド甲」の面々。

彼らを前にして花子は、「羅刹女」のおおまかな粗筋を語ります。

幾度もの屈辱と困難を味わわされながら、それでもなお、夫・牛魔王へと怒りの炎を武器に、何度も何度も戦い続ける羅刹女。

「私はこの舞台をより良いものにするために」

「景さんに限界を超えてもらうつもりです」

「そのための“仕掛け”も用意してあります」

夜凪を除いた演者たちを前に、花子は、そう言い放ちます。

しかし花子は、不思議そうな顔を見せる面々を前にして、「それを実行した場合、夜凪がどういう状態になってしまうのか、自分には分からない」などと、言い出します。

それでも「仕掛け」を実行しようとするのは、そうする事で、夜凪が心身共に「羅刹女」になる事が出来るから、だとの事。

「皆さんにはそうなった彼女を支えて頂きたい」

「そう、皆さんこそが」

「この舞台の成功の鍵だと私は考えます」

そう言った花子の言葉を、「サイド甲」の面々は、真剣な面持ちで受け止めていました。

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『アクタージュ act-age』第81話を読んだ感想

舞台の公演まであと7日。いよいよ佳境に入った稽古を前にして、様々な心境を吐露し始めた夜凪の共演者たち。

一方、花子は花子で、「サイド乙」に勝つための秘策を用意してきた様子で……? という所で引きとなった、第81話でした。

これまで丁寧に前振りを描き、カウントダウンを進めてきた甲斐もあり、いよいよ本番が近づいてきた、という緊張がありありと伝わってくる、1話でした。

夜凪・千世子はもちろんの事、それ以外の共演者たちにも、想いや執念がある、という事を示したのが、前回の話。

今回はそこから更に踏み込み、「サイド甲」における、武光・白石・朝野が抱える、本番への不安や想いが描かれた、という感じでした。

その中で特に気になったのは、夜凪の唯一の女性共演者である、朝野。白石はキャリア的な、武光はメンタル的な心強さがある一方で、朝野にはそう言ったバッググラウンドが、未だ描かれていません。

一応彼女、本作の前身なった読み切り「阿佐ヶ谷芸術高校映像科へようこそ」からのキャラでもあるので、ここで沈んでしまう、という風にはならないとは思いますが……ちょっと心配です。

何かしらエピソード披露の機会があれば、とも思うのですが、それもあまり期待は出来なさそうな気がします。

そして、気になる、と言えばやはり、花子の「仕掛け」です。

夜凪が演じるキャラクターが「羅刹女」で、演じる感情が「怒り」で、それによって「心身共に羅刹女」になってしまう、となれば、正直ロクな予感はあまりしません。

一応花子も、リスクのある話だとわかっているからこそ、演者たちに「支えて頂きたい」との提案をしたのだとは、思いますが……。

花子自体、信頼を置いていいのかどうなのか、微妙に判断が出来かねるキャラクター。

そのため、この先、何かしらの掘り下げがある事に、期待して行きましょう。

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