漫画『鬼滅の刃』の面白さや魅力を最新刊まで全巻ネタバレ紹介!

『鬼滅の刃』は、週刊少年ジャンプで連載中のファンタジー漫画です。

作者は吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)先生。第70回JUMPトレジャー新人漫画賞で佳作を受賞し、今作が初連載である新進気鋭の漫画家です。

この記事では『鬼滅の刃』全巻のあらすじやネタバレ情報をとともに、面白さや魅力をお伝えします。

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『鬼滅の刃』最新話更新中

23巻 197話 198話 199話 200話 201話 202話 203話 204話 205話
22巻 188話 189話 190話 191話 192話 193話 194話 195話 196話
21巻 179話 180話 181話 182話 183話 184話 185話 186話 187話
20巻 170話 171話 172話 173話 174話 175話 176話 177話 178話
19巻 161話 162話 163話 164話 165話 166話 167話 168話 169話
18巻 152話 153話 154話 155話 156話 157話 158話 159話 160話
17巻 143話 144話 145話 146話 147話 148話 149話 150話 151話
16巻 134話 135話 136話 137話 138話 139話 140話 141話 142話

目次

『鬼滅の刃』は、大正時代を舞台とした純和風の雰囲気が魅力の作品

人間を喰らい成長する「鬼」と、それらに対抗し数百年に渡り暗躍する「鬼殺隊」の死闘を描きます。

主人公・竈門炭治郎(かまどたんじろう)は、鬼となった妹・禰豆子(ねずこ)を元に戻すため「鬼殺隊」に入隊し、段々と力を付けていきながら鬼の首魁である鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)との対決を目指すことになります。

この作品の見どころは、何と言っても鬼との血で血を洗う、ハードな戦いの中で描かれる魅力的な登場人物たち。

例えば主人公・炭治郎は、元々は炭焼き小屋で家族のため働いていた、戦いの「た」の字も知らない少年でした。

そんな炭治郎が妹の禰豆子ため、幾度も折れそうになりながらも、己を鼓舞し戦い続ける姿は、読者の心を否応なく打ち、作品世界へと我々を引き込んでいってくれます。

『鬼滅の刃』で最強を誇る鬼殺隊「柱」とは? 階級・位を解説

炭治郎が鬼を倒すため所属する事になる、「鬼殺隊」には、階級というものが存在します。

「癸(みずのと)」から始まり、10段階に分けられたその序列は、鬼を倒した実績により、徐々に昇格。

そして、10段階の最上位である「甲(きのえ)」の、更に上位に君臨する者たちこそが、「柱」と呼ばれる、鬼殺隊最強の称号を持つ者たちです。

「柱」の 階級・位について

本作中にも、数える程しか登場しない「柱」には、使う呼吸法によって、特別な呼び名が付けられます。

例えば、本作の冒頭で、炭治郎を鬼殺隊へと誘う、冨岡義勇(とみおか・ぎゆう)。

彼は、「水の呼吸」を使う柱であり、そのため「水柱」と呼ばれています。

その他、作中に登場する柱は、「蟲柱」、「風柱」、「蛇柱」、「恋柱」、「音柱」、「霞柱」、「岩柱」、「炎柱」の、冨岡を含めた9名。

いずれも、一般隊員とは比べ者にならない力を持ち、当然、読者からの人気も、絶大です。

炭治郎を導いて行く「柱」たち

鬼を倒すために力を付け、成長していく炭治郎と、その仲間たち。

鬼殺隊最強の「柱」たちは、そんな炭治郎たちの行く先々に現れ、その道行きを示す役割も持っています。しかし、「柱」たちもまた、炭治郎と同じように、「鬼」による被害を受け、鬼殺隊へと入隊した者たち。

気の遠くなるような鍛錬によって、鬼殺隊最強へと至った、「柱」たちが持つ個性は、一筋縄で行くものではなく、「鬼」である禰豆子を連れた、炭治郎とは、トラブルになる事もしばしばです。

ですが、鬼殺隊最強とまでなった、剣士たちだけあって、柱たちがいずれも持っているのは、「鬼を倒し」、「人間を守る」という、強い使命感。

そのため柱たちは、最終的には良き教え手となり、次なる成長へと、炭治郎を導いて行くものでもあります。

しかし、鬼たちとの戦いを続けて行く、炭治郎たちの前に立ちはだかるのは、鬼にもまた、強力な力を持つ者たちがいる、という事実。

そんな連中と「柱」たちの戦いは、作中でもしばしば描かれて行く事になり、その勝敗と生死は、本作、そして炭治郎たちの戦いの、極めて重要な、ターニングポイントとなって行きます。

柱たちと強力な「鬼」との命をかけた壮絶な戦い

このように、「鬼滅の刃」という作品を語るにおいて、欠かせないキャラクターたちである、「柱」。

本作中において、ただ9人存在する彼らの力は、文字通り、一般隊員とは比べものにならないものです。

本作を読み進めるごとに明かされていく、その真価と、柱たちと相対していく強力な「鬼」。

そしてその戦いへと、加わっていく事になる、炭治郎の活躍は、本作における、最大の見所であると言って、いいでしょう。

『鬼滅の刃』1巻あらすじ(ネタバレ注意)

「鬼」によって日常を壊された炭治郎。禰豆子のため、刀を手に取る決意をする

主人公・炭治郎は、炭焼きとして家族を養う心優しき少年。そんな彼がある日仕事から帰って目にしたのは、血の海に沈む家族の姿でした。

唯一生き残ってていた妹・禰豆子も様子がおかしく、突如現れた「鬼狩り」を名乗る男に殺されかけます。「鬼になった妹を守りたくば戦え」。

鬼殺隊の男・冨岡義勇(とみおかぎゆう)の言葉により炭治郎は立ち上がり、後の師匠となる鱗滝左近次(うろこだきさこんじ)を紹介されるに至ります。

修行の日々、そして因縁の鬼との対決

2年に渡る過酷な修行を終えた炭治郎は、鬼を滅するための専用の刀を手に入れるべく「鬼殺隊」への入隊試験「最終選別」に臨みます。

しかし、そんな中出会った鬼は、鱗滝の弟子を十数人も喰らってきたという因縁の相手。

剣士として新人以下である炭治郎には、しかし誰よりも積み重ねた努力があります。そんな炭治郎の刀は、数十年もの間君臨し続けた因縁の鬼を圧倒。

鱗滝直伝の技、「水の呼吸 壱の型 水面斬り」が遂にその頸を捉えました。

『鬼滅の刃』2巻あらすじ(ネタバレ注意)

初仕事と鬼舞辻との邂逅、そして人間に寄り添う鬼との出会い

無事に最終選別を通った炭治郎。彼は刀鍛冶・鋼鐵塚(はがねづか)から鬼を滅する「日輪刀」を受け取り、新たな鬼を、持ち前の嗅覚と鱗滝直伝の技で倒します。

しかしそんな中、炭治郎は人ごみの中で偶然に鬼の首魁・鬼舞辻と遭遇。

一般人を巻き込んだ卑劣な策略によって彼を逃しますが、そんな炭治郎の前に、鬼舞辻に反旗を翻した特異な鬼・珠世(たまよ)と愈史郎(ゆしろう)が現れました。

鬼を人に戻す方法を探る炭治郎たちに新たな鬼が襲い掛かる

思うところあり、鬼舞辻と対立する鬼・珠世と愈史郎。彼女らは鬼を人に戻す研究をしていると言い、その協力を炭治郎と禰豆子に申し入れます。

炭治郎はそれを快諾し、ようやっと禰豆子を人に戻すための光明が見えた……と、思ったのも束の間。

鬼舞辻の差し金により、珠世の屋敷は新たな鬼2人の襲撃を受けました。珠世によれば、強力な戦闘能力を持つ2人から血を採れば、研究が大きく進むとの事。

炭治郎は愈史郎のサポートを受けながらも「参の型 流流舞い」を発動。敵に劣らずの立ち回りを見せ、反撃を開始します。

『鬼滅の刃』3巻あらすじ(ネタバレ注意)

辛勝。そして新たな剣士・善逸。

珠世・愈史郎・禰豆子と共に、鬼たちを返り討ちにした炭治郎。禰豆子と共に歩むことを改めて誓い、彼は珠世たちと別れまた新しい任務へと旅立ちます。

ですがその先で出会ったのは……「己は弱い」と自負し泣き叫ぶ金髪の少年。鬼殺隊の同僚でもある、我妻善逸でした。

屋敷に潜む鬼、炸裂する善逸の実力

嫌がる善逸を伴い、炭治郎は新たな任務の地へと赴きます。そこにあった鬼たちの棲む屋敷へと、炭治郎と善逸は突入。

しかし「己は弱い」と繰り返し語る善逸は、炭治郎と分断され、さらに異形の鬼を見て失神してしまいます。

が、次の瞬間。「眠ると強くなる」体質を持った彼は「雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃」を放ち、鬼を一刀の元に斬り伏せました。

猪頭の少年登場、そして鼓の鬼との一騎打ち

一方炭治郎は、日輪刀を持って暴れる妙な少年と出会います。猪の被り物をし、鬼・人構わず威嚇を繰り返す彼はどうやら敵ではないようですが、そのうち、またしても鬼の術により分断。

炭治郎は、屋敷の首領格である鬼「響凱(きょうがい)」との一騎打ちへと臨み、これを「玖の型 水流飛沫・乱」により撃破します。

どうにか被害者を助け、屋敷の外へ出た炭治郎の目に映ったのは……「鬼」である禰豆子を襲おうとする猪頭の少年と、彼女が入った箱を訳も解らず守ろうとする善逸の姿でした。

『鬼滅の刃』4巻あらすじ(ネタバレ注意)

束の間の休息 そして一行は次なる任務へ

善逸と禰豆子を襲う猪頭の剣士・嘴平伊之助(はしびらいのすけ)を、どうにか制した炭治郎。

3人は傷を癒やすべく、鬼殺隊と縁のある藤の花の家紋を掲げた家へと向かいます。

そして、それぞれの怪我が癒えたころ。「那田蜘蛛山(なたぐもやま)へと向かうべし」との緊急の司令が3人に告げられました。

操られた鬼殺隊員たち 鬼の家族の棲む山

一行が到着した那田蜘蛛山。そこでは、「母さん」と呼ばれる鬼が糸を用いて鬼殺隊を操り、炭治郎と伊之助を襲ってきました。

操られた彼らを2人は、どうにか収めますが、激昂した鬼によって隊員たちは皆殺しに。

怒りに燃える炭治郎は、追撃を開始します。彼は、なぜか防御行動をとらずに首を差し出してきた鬼を、「水の呼吸 伍の型 干天の慈雨」によって痛みを与えることなく倒しました。

善逸の危機 再び炸裂する「霹靂一閃」

一方、炭治郎たちとは別行動を取っていた善逸は、人間を蜘蛛に変える、異形の鬼に出会います。

修行の日々を思い出し、己を鼓舞するも戦う勇気の出ない善逸。しかも、己もまた蜘蛛に変わりつつあると悟った彼は、再び失神してしまいます。

しかし、失神することで善逸は、「雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃 六連」を発動。異形の鬼を撃破するも、その場に倒れ込んでしまいました。

その頃、炭治郎と伊之助は「父さん」と呼ばれる鬼と遭遇。彼らもまた戦闘を再開していました。

『鬼滅の刃』5巻あらすじ(ネタバレ注意)

鬼の家族との戦い そして冨岡の参戦

今までの、どの鬼よりも強靭な「父さん鬼」。伊之助がそれと戦う中、炭治郎は「姉さん」と呼ばれる鬼を痛めつける子供の鬼と会敵、戦闘に入っていきました。

一方、伊之助は「獣(けだもの)の呼吸」を武器に「父さん鬼」を追い詰めますが、反撃を受けて危機に陥ります。

為す術もなく殺されかけた時、炭治郎に鱗滝を紹介した剣士・冨岡義勇が現れ、「水の呼吸 肆の型 打ち潮」によって「父さん鬼」を一撃のもとに沈めてしまいました。

鬼最強の12体「十二鬼月」 そして炭治郎の新たな力

禰豆子を寄越せ、とのたまう「子供鬼」に炭治郎は激昂。しかし、炭治郎の刀をも折った子供鬼は、実は鬼最強の「十二鬼月」の一体、「下弦の伍」の称号を持つ鬼でした。

子供鬼に炭治郎は苦戦。禰豆子も糸に捕えられる中、彼は一縷の望みで「水の呼吸 拾の型 生生流転」を放ち、子供鬼の糸に対抗します。

しかし、それでもなお鬼の糸は強靭。殺される、という寸前に炭治郎の脳裏に浮かんだものは、今は亡き父の顔。そして、炭治郎の家に伝わる秘伝の舞、「ヒノカミ神楽」の呼吸法でした。

炭治郎が咄嗟に放った「ヒノカミ神楽 円舞」は、強靭な「十二鬼月」の糸をも断ち切ります。加え、覚醒した禰豆子の血鬼術「爆血」の後押しもあり、炭治郎は刃を子供鬼の頸に届かせました。

毒使いの「蟲柱」 そして決着

一方、山から逃げようとする「姉さん鬼」には鬼殺体最強の1人「蟲柱」胡蝶しのぶが駆け付け、これを「蟲の呼吸 蝶の舞 “戯れ”」によって撃破。

炭治郎の攻撃をどうにか耐えきった子供鬼も、駆け付けた冨岡義勇が「水の呼吸 拾壱の型 凪」を駆使。苦にする様子もなくこれを倒します。

しかし、安心したのも束の間。禰豆子の事を知らないしのぶが、彼女を鬼と見て襲撃。これを冨岡が防ぎますが、2人の間に、一触即発の空気が満ちていきます。

『鬼滅の刃』6巻あらすじ(ネタバレ注意)

少女隊士の襲撃 そして柱合会議へ

禰豆子を守ろうとする冨岡と炭治郎ですが、満身創痍の炭治郎は、新たに現れた少女隊士に気絶させられてしまいます。しかし、残る冨岡としのぶとの対立が、激化せんとした時、カラスが「炭治郎・禰豆子の両名を本部へ連れ帰れ」との伝令を発令。2人はいずこかへと連れ去られます。

そして、炭治郎が目を覚まし、見たものは……異様な存在感を放つ、「柱」と呼ばれる9人の剣士たちでした。

炭治郎と禰豆子の処遇 舞台は蝶屋敷へ

炭治郎が連れて来られたのは、鬼殺隊の本部。

彼の前に現れたのは、「水・岩・霞・風・炎・蛇・恋・音・蟲」の呼吸を使う鬼殺隊最強の「柱」の階級の者たち、そして彼らから絶大な信頼を寄せられる鬼殺隊当主・産屋敷耀哉(うぶやしきかがや)でした。

禰豆子を処刑すべきと言う「柱」たちと、それを容認したいと言う産屋敷の話は平行線を辿ります。

そこで、禰豆子は「己が人を襲わない」ことを強靭な精神力をもって証明。何も言えなくなった「柱」たちを尻目に、2人はしのぶと彼女の手の者たちが暮らす「蝶屋敷」へと招かれます。

蝶屋敷での修行の日々 そして新たな災禍の予兆

2人が連れてこられた蝶屋敷では、既に善逸と伊之助の両名が、治療を受けており、炭治郎もそれに加わります。そして怪我が治りかけたころ、彼ら3人は「機能回復訓練」と称した修行の日々へと突入。

しのぶの「継子」である栗花落(つゆり)カナヲとの、半ば実戦形式の訓練の中、3人は順調に実力を伸ばし、次なる任務への準備を重ねます。

そしてその頃、鬼舞辻無惨は、「下弦の伍」である「累」が殺されたことに激昂。八つ当たり気味に残りの下弦を殺した上で「下弦の壱」だけを残し、彼に新たな力を授けていました。

『鬼滅の刃』7巻あらすじ(ネタバレ注意)

人が消える列車 眠り鬼魘夢(えんむ)の策略

怪我が完治し、惜しまれつつも蝶屋敷を後にした炭治郎たち一行。

彼らは、炭治郎の新たな力「ヒノカミ神楽」の仔細を探るべく、「炎柱」煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)を訪ねて「無限列車」へと乗り込みました。

しかしそこは、実は「鬼」によって人が消えると噂の列車。煉獄は、その調査へとやってきていたのです。

「下弦の壱」魘夢の狡猾な策略によって、一行は夢の世界へと閉じ込められます。しかし、炭治郎は、家族が生きていた頃の幸せな夢を振り切り、現実への帰還に成功。

魘夢と会敵を果たしますが、汽車と融合を果たしたと言う彼は、炭治郎の「拾の型 生生流転」をも掻い潜り、またもや姿を消しました。

覚醒 そしてそれぞれの戦い

禰豆子の「爆血」によって、仲間たちも目を覚ます中、乗客を守る煉獄が指示を飛ばします。

それにより、炭治郎と伊之助は魘夢の急所を探し、先頭車輌へと進撃を開始。一方、善逸もまた、眠ったままではありますが、禰豆子を守り、己の戦いを繰り広げます。

それぞれが、守るべきものを守る中、炭治郎と伊之助は、魘夢の激しい妨害をどうにか潜り抜けます。そして遂に、床下に埋め込まれていた「頸の骨」へと「ヒノカミ神楽 碧羅の天」が叩き込まれました。

『鬼滅の刃』8巻あらすじ(ネタバレ注意)

悪夢の終わりと始まり 上弦の襲来

頸を斬られた魘夢の策略は、汽車の横転と共に潰えました。

乗客は各々の尽力により、どうにか守りきれ、怪我をした炭治郎も、煉獄の教示によって傷の止血に成功します。

が、しかし。安心したのも束の間、まるで落雷のような轟音が一行の耳に届きます。

土煙の中から現れたのは……「上弦の参」の文字を冠した、格闘家風の男。即ち、最強の鬼の1人、猗窩座(あかざ)でした。

「柱」と「上弦」の戦い

鬼になれ、と言う猗窩座と、人であるからこその美しさを説く煉獄。2人の考えは交わることなく、激しい戦闘が開始。煉獄は傷を負わされて行きます。

しかし、鬼の再生力を持つ猗窩座は、無傷で彼の前に君臨。煉獄はそれでもなお「人」であることの素晴らしさを投げかけ続けます。

やがて2人の「炎の呼吸 奥義 玖の型 煉獄」と「破壊殺・滅式」が、正面から衝突を起こします。

しかし、胸を貫かれ、致命傷を負ったのは……煉獄の方でした。

煉獄の死

太陽が昇り始めたことに加え、煉獄に傷を負わされていた猗窩座は撤退。しかし、煉獄の傷は既に致命的なものでした。

最期の時間を使い、煉獄は炭治郎たちにいくつかの言葉を遺します。

家族への遺言。禰豆子を認めること。ヒノカミ神楽についての情報。そして、「胸を張って生きろ。心を燃やせ。己は、君たちを信じている」と……。

それらを言い遺し、煉獄は、朝陽の中に死んだ母の姿を見ながら息を引き取りました。

残された者たち そして新たな任務

煉獄の訃報は「柱」たちを始め、彼の家族たちにも届けられました。

遺言を届けるべく煉獄家を訪れた炭治郎は、そこで煉獄の父と対立。

半ば言いがかりのような暴言の中で、「ヒノカミ神楽」が「日の呼吸」と呼ばれる始まりの呼吸と関係があるらしいことの示唆を得ます。

煉獄の弟・千寿郎とも話をし、炭治郎は再び蝶屋敷での修行の日々へと戻ります。

そんな中、ある日任務から帰った炭治郎を待っていたのは……「音柱」である宇髄天元(うずいてんげん)による、「鬼の棲む遊郭」への誘いでした。

『鬼滅の刃』9巻あらすじ(ネタバレ注意)

吉原の鬼 上弦の陸との邂逅

宇髄の3人の妻を探し情報を探るため、3人は吉原・遊郭の店へと女装をして潜入する羽目になります。

それぞれに、ただならぬ気配を感じ取る中、善逸が花魁の姿をした「上弦の陸」堕姫(だき)に遭遇し気絶させられ、善逸はそのまま姿を消してしまいます。

炭治郎と伊之助は、宇髄から己の判断の甘さを詫びられ、そのまま吉原から出るよう指示を受けます。

しかし2人は、それぞれに被害者を、そして善逸を助け出すため行動を開始。

新たな被害者が、堕姫の歯牙にかけられんとしたその時、炭治郎は堕姫と会敵。戦闘を開始します。

上弦の力 そして「音柱」の実力

煉獄を殺した鬼と同等の力を持つ上弦の鬼との戦闘。

炭治郎は、更に磨け上げた技と「ヒノカミ神楽」の呼吸によって、「上弦」の力にギリギリで食らいついて行きます。

一方その頃、伊之助もまた鬼と思しき異形に遭遇。

着物の帯を模した姿の中に多数の人間を閉じ込める力を持った鬼は、人間を喰らうことで伊之助に対抗しようとします。

ですがそこに、帯の中にいた善逸・および宇髄の妻2人も参戦。更には宇髄本人も到着し、圧倒的な実力で、帯をバラバラに引き裂きました。

『鬼滅の刃』10巻あらすじ(ネタバレ注意)

竈門兄妹の怒り

帯鬼は、宇髄から逃げるようにして、堕姫へと合流。

その身を丸ごと吸収した堕姫は、今までと比べ物にならない威力で攻撃を繰り出し、多数の一般人をその手にかけました。

非道を貫く堕姫に、炭治郎は怒りを燃やします。「灼骨炎陽」を始めとする「ヒノカミ神楽」の技の数々に、堕姫は一転劣勢に。

そして、遂に炭治郎の刃が、堕姫の頸を断たんとした時に、炭治郎の限界が訪れてしまいます。

怒りによる猛攻は命の磨耗。その一線を超えかけ、炭治郎は無防備を晒します。

しかし、そこに、強い「怒り」によって、鬼として成長を果たした禰豆子が参戦。堕姫を再び追い詰めます。

しかし「上弦」の力は甘くなく、禰豆子は数多の反撃を享受。回復を必要とした彼女は人間を襲いかけ、一方の炭治郎も、禰豆子を止めることに必死になり、戦闘に割く余裕がなくなって行きます。

宇髄到着 そして現れる真の「上弦」

堕姫からの攻撃を受けんとした時、「音柱」宇髄天元が遂に到着します。しかし宇髄は、「上弦」を前にしても、何故か余裕の表情。宇髄は堕姫に言い放ちます。

「お前上弦の鬼じゃねぇだろ」。

その言葉通り、宇髄によって頸を落とされた堕姫の背中、そこから生えるようにして、新たな鬼……「妓夫太郎(ぎゅうたろう)」が姿を表しました。

「堕姫」と「妓夫太郎」は、2人で1人の「上弦の陸」。そして、同時に頸を落とさねば、死なないという稀有な特性を持った兄妹は、「血鬼術 飛び血鎌」と共に毒をも駆使し、宇髄を追い詰めます。

そんな中、善逸と伊之助、そして禰豆子を落ち着かせて戻ってきた炭治郎が参戦。

堕姫を善逸と伊之助が、妓夫太郎を炭治郎と宇髄が受け持つことで、真の「上弦の陸」との戦いが火蓋を切って落とされました。

『鬼滅の刃』11巻あらすじ(ネタバレ注意)

攻防に次ぐ攻防

「音の呼吸」を使い戦う宇髄を、炭治郎は「水の呼吸」と「ヒノカミ神楽」の応用をも駆使してサポート。妓夫太郎の頸を狙います。

一方、善逸と伊之助も苦戦を強いられていました。

炭治郎を加え、「水の呼吸 参の型 流流舞い」「雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃・八連」「獣の呼吸 陸の牙 乱杭咬み」の波状攻撃で堕姫の頸を落とすものの、背後からの鎌が伊之助の心臓を貫通。

1人で妓夫太郎と戦っていた宇髄も片腕を失い、倒されてしまいます。

諦めないという意思 そして決着の時

宇髄は倒れ、伊之助は心臓を貫かれ、善逸は瓦礫の中に沈みました。

炭治郎は妓夫太郎から「鬼になれ」と誘いを受けるも、僅かな隙を突いて、妓夫太郎の頸に刀を振り下ろします。

諦めない、必ず勝つ、その意思に呼応するかのように、善逸が復活。宇髄もまた片腕で剣を振るいますが、一行の体力は限界間近。

技を出す余裕も、最早なく、これを逃せば次のチャンスはありません。

炭治郎の意思を後押しするかのようにその額の痣が大きくなり、彼の刀が妓夫太郎の頸へと食い込んでいきます。

一方、1人で堕姫と戦っていた善逸の元にも、復活した伊之助が加勢に入ります。一行の最後の力はそれぞれの場所で最大の力を発揮。

そして、ついに「上弦の陸」2人の頸は、時を同じくして夜空へと舞い上がりました。

「上弦の陸」の最期、悲しき兄妹の絆

100年果たされることのなかった「上弦」の討伐が、今成し遂げられました。

炭治郎、伊之助、そして宇髄の体の毒も、禰豆子の「爆血」によって浄化。そして、堕姫と妓夫太郎の亡骸を探す炭治郎の目に映ったのは……鬼の兄妹、その最期の姿でした。

2人は、元々遊郭の最下層に生まれた人間の兄妹でした。理不尽な目に会い、喪われようとする妹の命を救うため、妓夫太郎は鬼舞辻の誘いに乗ったのです。

しかし、いかなる理由があっても、2人の行き先は地獄です。「付いてくるな」と言う妓夫太郎に、「置いていかないで」と縋り付く堕姫。

かくして2人は、己が身を焼かれる幻視を見ながら、暗闇の中へと旅立って行ったのです。

『鬼滅の刃』12巻あらすじ(ネタバレ注意)

新たな襲撃の予感 そして炭治郎は刀鍛冶の里へ

「上弦の陸」撃破の報は、鬼殺隊はもちろん、鬼舞辻の元へも届きました。

鬼舞辻は、上弦の壱、弍、参、肆、伍を集結。

叱責の後、「上弦の肆」半天狗(はんてんぐ)と「上弦の伍」玉壺(ぎょっこ)へと新たな指令を与えました。

一方の炭治郎は、2ヶ月もの昏睡状態から覚醒。仲間たちの祝福を受けるも、体調の回復に難儀します。更に、彼の刀が未だ修復されていないことが判明。

担当の鍛治師である鋼鐵塚に会うため、炭治郎は鬼殺隊の機密でもある「刀鍛治の里」へと向かいます。

「柱」たちとの交流 新たな修行と新たな刀

里にて、鋼鐵塚を探す炭治郎。

その中で「恋柱」甘露寺蜜璃(かんろじみつり)と、同期の剣士の1人・不死川玄弥(しなずがわげんや)に出会い、交流を重ねますが、一向に目的の鋼鐵塚は見つかりません。

そんな中、炭治郎は修行中の「霞柱」時透無一郎(ときとうむいちろう)に遭遇。

あまりにも辛辣な無一郎の物言いによって対立しますが、無一郎に一切の悪意がないことに炭治郎は驚きます。

無一郎が修行に使っていた絡繰人形・縁壱零式(よりいちぜろしき)を使い、炭治郎もまた修行を開始します。

その中で炭治郎は、壊れた縁壱零式の中から古い刀を発見。山籠りをしていた鋼鐵塚にこれの研磨を託し、その間の3日を里で待つこととします。

襲撃 上弦の肆・上弦の伍

そんな中、里を「上弦の肆」半天狗と「上弦の伍」玉壺が襲撃。炭治郎と無一郎の元には、老人の姿の半天狗が襲来します。

2人は「霞の呼吸 肆の型 移流斬り」に「ヒノカミ神楽 陽華突」と連撃を仕掛けますが、どう言うわけか、半天狗は若い姿の鬼2人に分裂。

無一郎が吹き飛ばされて分断を受けますが、そこに、不死川玄弥が加勢に駆けつけました。

『鬼滅の刃』13巻あらすじ(ネタバレ注意)

喜怒哀楽の4体の鬼

玄弥から銃撃を受けた半天狗は更に分裂。異なる能力を持つ4体の鬼となり、翼を持つ1体が炭治郎を連れ去り、戦いを始めます。

一方、風によって飛ばされた無一郎は、その先で別の鬼に遭遇。小鉄の要請を受け、鋼鐵塚の元へ向かいました。

禰豆子と玄弥は、2人で3体の鬼と戦います。

幾度攻撃を受けても死なない玄弥と、爆血を駆使して戦う禰豆子は、善戦を展開するものの難儀。戻ってきた炭治郎と共に、風使いの風圧を受けて気絶してしまいます。

一方の無一郎もまた、駆け付けた先で「上弦の伍」玉壺と遭遇。戦闘を開始しました。

無一郎の戦い 「恋柱」参戦

変幻自在な移動法と攻撃を繰り返し、更に里の住人を狙う非道さを見せる玉壺には、「霞柱」である無一郎でさえ苦戦を強いられます。

そんな中、無一郎は毒を受け、更に「血鬼術“水獄鉢”」によって水球の中に閉じ込められます。

一方、里を襲う玉壺の僕たちの元には、「恋柱」甘露寺蜜璃が到着。曲がる刀を用いた「恋の呼吸 壱の型 初恋のわななき」で長たちを守ります。

爆血刀の力 「本体」を探す一行

炭治郎は、ようやく目を覚ましますが、禰豆子が瓦礫に埋まってしまうなど状況は劣勢です。しかしその時、禰豆子が炭治郎の日輪刀を掴むと、その刀身に己の血を塗布。「爆血」により赤く燃える刀、「爆血刀」が完成しました。

これを用い、炭治郎は「ヒノカミ神楽 日暈の龍 頭舞い」を発動。3体の半天狗の頸を一息に切り裂きます。

一方の玄弥もまた、残り1体の頸を落としますが、半天狗は健在。一行は5体目、「本体」の存在を察するに至り、玄弥がこれを探します。

しかし、玄弥が見つけた「5体目」は、野ネズミほどの大きさながら、強靭な体の持ち主でした。

己の力では、これを斬れないと察した玄弥は、その役目を炭治郎へ譲渡。役割を入れ替え、炭治郎の爆血刀が半天狗の頸へと迫ります。

『鬼滅の刃』14巻あらすじ(ネタバレ注意)

合体する鬼 無一郎の覚醒

炭治郎は善戦すものの、半天狗の頸は思いのほか硬く、斬れません。するとその時、炭治郎の背後から、4体の鬼が合体した、子供姿の鬼が現れました。

一方の無一郎もまた、水球の中で危機を迎えていました。

最後の力をふり絞った技も「水獄鉢」には通じず、何もできない状況で、玉壺が小鉄を刺し貫きます。

重傷を負った小鉄は力を振り絞り、無一郎が「呼吸」を使えるよう、一息の酸素を「水獄鉢」へと送ります。

その決死の姿を見て、復活した無一郎は、失っていた己の過去を取り戻します。

謎の「痣」が浮いた無一郎の刀は、脱皮してパワーアップを果たした玉壺をも圧倒。「霞の呼吸 漆の型 朧」の変幻自在の剣戟が、「上弦の伍」を一息の間に討ち果たしました。

木竜の猛攻 「恋柱」の実力

新たな子供姿の半天狗は、巨大な木の竜を繰り出し、炭治郎たちを追い詰めます。

今までの4人の鬼の力をも用いて戦うその猛攻に、炭治郎は苦戦。竜の口内で押しつぶされようとします。

しかしその時、「恋柱」甘露寺蜜璃が加勢に駆け付け、木竜だけでなく、その撃ち放つ攻撃すらをも斬り裂きました。鬼の攻撃を受けてなお、体を保つ強靭な甘露寺の肉体には、半天狗すら驚愕を隠せません。

炭治郎は、彼女を守り戦うことこそが最大の勝機であると奮起。鬼を喰って力を増す能力を持つ玄弥と共に、半天狗の「本体」を追い、森の奥へと駆けて行きます。

『鬼滅の刃』15巻あらすじ(ネタバレ注意)

決着そして夜が明けて

「雷の呼吸」との合わせ技をも用い、半天狗を追いかける炭治郎たち。ですが、鬼は咄嗟に巨大化を果たして反撃をし、更に逃げていきます。

居合わせた刀鍛治を喰らい、力を回復しようとする半天狗。それを逃がさんとする炭治郎の強い執着は、無一郎より届けられた研ぎ途中の刀を用いた「円舞一閃」の一撃にて結実します。

しかし、半天狗は、なおも倒れず刀鍛治たちを狙います。

そんな中「鬼」にとって、無類の天敵である朝日が昇り始め、炭治郎は、禰豆子と刀鍛治たちの命を天秤にかけさせられる羽目になります。

それに対し選択をしたのは、炭治郎ではなく禰豆子。日に顔を焼かれながら、炭治郎を蹴り飛ばし、「人を守れ」と言わんばかりに炭治郎を送り出したのです。

炭治郎の最後の一撃は、半天狗に走馬灯を思い起こさせながら、その本体の頸を、今度こそ落としました。

太陽を克服した鬼 決戦の予感

禰豆子は日に焼かれ、骨も残らない。そう嘆く炭治郎でしたが、目の前に現れたのは、朝日の中に平然と立つ禰豆子の姿でした。

それを見て喜んだのは、炭治郎だけではありませんでした。

半天狗を通じて、その光景を見ていた鬼舞辻無惨は、悲願であった太陽克服の可能性を目の当たりにし、その悪意と執着は、近く起こる「鬼」と「鬼殺隊」との総力戦を予感させました。

合同強化訓練開始 「柱」たちとの邂逅

禰豆子の変化を喜ぶ一方、残る7人の「柱」たちは、能力を飛躍的にアップさせる「痣」の発現方法に関して情報を共有。そして、彼らの更なる修行を兼ねた、鬼殺隊全隊員による「合同強化訓練」が始まりました。

炭治郎の説得を受けて、参加に至った「水柱」冨岡義勇を加えた7人による訓練、その名も「柱稽古」。

引退した宇髄天元を含めた、柱たちの元を順番に巡る稽古に、復帰した炭治郎もまた勇んで参加します。

その中で、未だ交流のなかった「蛇柱」伊黒小芭内(いぐろおばない)、「風柱」不死川実弥(しなずがわさねみ)と半ばトラブルになりつつも、炭治郎は順調に訓練を通過。

そして、炭治郎の「柱稽古」は、「岩柱」悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)の下での筋力強化訓練へと入っていきます。

『鬼滅の刃』16巻あらすじ(ネタバレ注意)

「岩柱」との修行を経て実力を高めていく炭治郎たち

「岩柱」悲鳴嶼行冥から、修行として、大岩を1町先まで、押し運ぶことを課された炭治郎たち。しかし、その内容のあまりの過酷さに、炭治郎は6日もの間、成果を出す事が出来ず、修行に行き詰まってしまいます。

そんな中炭治郎は、悲鳴嶋の弟子・玄弥のアドバイスもあり、どうにか岩柱の修行を達成。刀鍛冶の里での出来事を聞いていた、悲鳴嶼から、「正しい行動をした」として、禰豆子共々、お墨付きを貰うに至りました。

次なる稽古へと向かう炭治郎 しかし時を同じくして産屋敷邸に無惨の影が迫る

そうして、次なる「柱」である、冨岡の元へと向かう炭治郎。そこで炭治郎は、冨岡と「風柱」不死川との、立ち合いを目撃します。しかし炭治郎の、呑気な発言と行動は、再び不死川とのトラブルに発展。不死川は、不機嫌な様子を隠すこともなく、冨岡邸を後にしました。

そして一方。もはや寝たきりとなり、起き上がる事も出来なくなった、鬼殺隊頭首・産屋敷の元には、鬼の首魁・鬼舞辻無惨が、姿を現していました。

無惨と言葉を交わす産屋敷 その決死の行動が無惨を追い詰める

床に伏した産屋敷を見て、「興醒めした」と語りながらも、無惨は勝利を確信します。しかし産屋敷が、「無惨が死ねば全ての鬼が滅ぶ」という事実を、看破してみせると、無惨は、少なからず狼狽。産屋敷を手にかけようと、その寝床へと、迫りました。

その時、産屋敷邸へと駆け付ける途中の、「柱」たちが見たものは、大量の爆薬によって、微塵に吹き飛ばされる、産屋敷邸の姿。千年追い続けた仇敵を殺すべく、妻子と共に自爆して見せた、産屋敷の決死の行動により、無惨は体を吹き飛ばされてしまいます。更にそこへと、追い討ちをかけたのは、「鬼を人間に戻す薬」を完成させた珠世。そして、鬼殺隊最強と名高い、「岩柱」悲鳴嶼行冥の、攻撃でした。

戦いの舞台は「無限城」へ そして「蟲柱」胡蝶しのぶは上弦と遭遇する

無惨が、「頸を斬っても死なない」鬼である、という事実が明かされる中。無惨の元には、炭治郎、そして「柱」たちが、次々と集結していきます。しかし、その時、周辺の地面に、無数の襖が出現。炭治郎を含めた、鬼殺隊の隊員たちは、新たな「上弦の肆」である鳴女のテリトリーである、「無限城」へと、取り込まれてしまいました。

強力な鬼が跋扈する「無限城」で、それぞれの戦いを繰り広げる、鬼殺隊の隊員たち。そんな中、「蟲柱」胡蝶しのぶは、幾人もの女性を喰らう鬼・「上弦の弍」童磨と、遭遇します。そしてしのぶは、その外見から、童磨こそが、姉・カナエを殺した鬼である、と察知。氷の血鬼術を使う童磨に対し、しのぶは、得意の毒を用いた戦術で、切り結びを臨んで行きます。

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『鬼滅の刃』17巻あらすじ(ネタバレ注意)

しのぶの危機に駆け付けるカナヲ そして善逸もまた仇敵に遭遇する

しのぶの放った攻撃により、致命を受けたかのように見えた、童磨。しかし童磨はその攻撃を、苦にもせず受け止めると、駆けつけたカナヲの前で、しのぶの全身の骨をへし折り、その体を、吸収してしまいました。

一方、炭治郎たちと同じように、無限城へと取り込まれていた善逸は、「上弦の陸」として現れた、「雷の呼吸」の兄弟子・獪岳(かいがく)と、遭遇。一触即発の空気を、発していました。

善逸VS上弦の陸 炸裂する「雷の呼吸」漆の型

獪岳が鬼になった事の、責任を取って自害した、己の師を悼み、激昂する善逸。しかし、それを聞いてなお、師を侮辱する言葉を並べる獪岳は、「雷の呼吸」と血鬼術の併せ技で、善逸へと襲いかかって来ます。

善逸が使えない、「雷の呼吸」・弍から陸の型を使い、獪岳は善逸を追い詰めて行きます。しかし善逸は、傷を受けながらも、己で開発した己だけの技、「雷の呼吸」漆ノ型・火雷神(ほのいかづちのかみ)を発動。獪岳の頸を、一撃で斬り飛ばし、満身創痍ながら、見事な勝利を収めてみせました。

無限城を進む炭治郎と冨岡 その前に現れたのは因縁の鬼・猗窩座?

珠世と共に無限城に来ていた、愈史郎から、善逸が治療を受ける中。無限城を進む、炭治郎と冨岡は、天井をぶち抜いて降ってきた、「上弦の参」猗窩座と、会敵を果たしていました。

「ヒノカミ神楽」を使いこなす、炭治郎の成長を、喜ぶ猗窩座。その攻撃を、2人がかりでいなしながら、炭治郎と冨岡は、勝機を探って行きます。そうして戦いを繰り広げるうち、冨岡の頬には、例の「痣」が発現。しかしそれでも、猗窩座の強さには、今一歩及びません。

そんな中で炭治郎は、まるで攻撃を自動で感知するような、猗窩座の攻防に、疑問を覚えます。そして炭治郎は、猗窩座の戦いぶりから、かつて父・炭十郎から教わった技術、「透き通る世界」の事を想起。この力を使いこなす事が、猗窩座打倒への道なのだと、炭治郎は悟りました。

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『鬼滅の刃』18巻あらすじ(ネタバレ注意)

上弦の参・猗窩座と対峙する炭治郎と冨岡。

その圧倒的な力に対し防戦一方の二人だが、熾烈を極める戦いの中、炭治郎は父親から教えられた「透き通る世界」の境地に到達する! 炭治郎の剣は果たして猗窩座に届くのか…!?

『鬼滅の刃』18巻ネタバレ見所や感想こちら!

『鬼滅の刃』19巻あらすじ(ネタバレ注意)

善逸が「上弦の陸」會岳を倒し、勝ち星を上げる中、父親から教えられた、「透明な世界」に目覚め、見事「上弦の参」猗窩座を倒す事に成功した炭治郎。

一方のカナヲは、殺されてしまった、「蟲柱」胡蝶しのぶの仇を討つため、「上弦の弐」童磨と、死闘を繰り広げていました。しかし、鬼の中でも、最上位の力を持つ童磨の血鬼術を前にして、カナヲは苦戦。

あわや決着、という所で駆けつけた、伊之助の助力を得ながら、カナヲは、童磨の撃破を目指します。

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20巻へ続く。

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