『鬼滅の刃』最新話185話のネタバレと感想!呼び起され戦場へ向かう禰豆子、炭治郎が目を覚ました場所は?

2019年12月2日(月)に発売した週刊少年ジャンプ53号の『鬼滅の刃』の最新話185話「匂いのない世界」のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。

前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。

『鬼滅の刃』184話のネタバレと感想はこちら

『鬼滅の刃』第185話「匂いのない世界」のネタバレ

父の声を受けて起き上がった禰豆子は炭治郎の元へ

無惨の攻撃により、その血を流し込まれ、倒れてしまった炭治郎。

絶対絶命の危機の中、一方の禰豆子は、父・炭十郎であると思しき声によって、その危機を報されていました。

(禰豆子起きろ)

(炭治郎が危ない)

鱗滝が見守る中、突如として、寝かされていた布団から起き上がった禰豆子。

その顔は、まるで何か焦りを感じるように汗だくで、禰豆子はそのまま、戸を破り、何処かを目指して駆け始めてしまいました。

「お館様! 鬼の娘が飛び出しました」

「如何いたしますか」

そう言って判断を仰ぐ、煉獄の父・槇寿郎(しんじゅろう)。

その報告を聞いた輝利哉 は、予想外の事態を受け、狼狽をあらわにします。

(なぜだ? どうしたんだ?)

(どうすればいい?)

無惨に操られている可能性。薬が効いて人間に戻った可能性。いずれにせよ、そのままにしてはおけない、と、輝利哉は禰豆子を追う指示を、飛ばそうとします。

しかし、その時。

(禰豆子は好きにさせなさい、大丈夫だから)

そう言って、その指示を留める声が。輝利哉の背後から、聞こえてきました。

「誰に禰豆子さんを追わせますか!?」

禰豆子の暴走を受け、輝利哉に指示を仰ごうとする、輝利哉の妹たち。

無惨の狙いは、太陽を克服した禰豆子なのですから、その判断は当然です。

しかし輝利哉は、禰豆子を追わせる指示を、飛ばそうとはしません。

「父上が好きにさせろと言ってるんだ…」

先ほど聞こえた、幻聴のような声。輝利哉はそこに、父の面影を見て、涙を流しました。

そうして、森の中を、何処かを目指して走って行く禰豆子。その足取りは速く、背後から追いかける鱗滝では、禰豆子に追いつく事が出来ません。

そうする内、禰豆子は、父であると思しき影に導かれ、どんどんと猛進。遂には、高い崖から飛び降り、鱗滝の追跡を、振り払ってしまいました。

続く死闘 甘露寺の絶体絶命の危機に残る2人の「柱」が到着する

一方。無惨の細胞により、炭治郎が倒され、無惨が暴れる住宅街。そこでは、それぞれの「柱」たちが、尚も死闘を繰り広げていました。

(速すぎる)

(三人がかりでも息が続かん)

無惨の猛撃に、どうにか、という体で食らいついていく、冨岡・伊黒・甘露寺の3人。

そうする内、無惨の攻撃が、遂に3人の体に、深い傷を穿ちました。

しかし3人は、それでも尚、追撃を避けんとして、動き続けます。

「まだ動けるか。柱…痣のある者は即死しないな」

そう言って、余裕の表情で、攻撃を繰り出し続ける無惨。しかし、その攻撃を食らった甘露寺は、傷口に付けられた無惨の「血」によって体勢を崩し、その場に倒れ込んでしまいます。

「甘露寺!」

それを見て、甘露寺を助けようと、思わず目を向ける伊黒。

「自分のことだけ守って!」

「お願い」

甘露寺は、伊黒が戦いに集中する事を求め、自らに迫る斬撃に、覚悟を決めます。

しかし、その時。甘露寺に迫る無惨の斬撃が、突如として、横合いからの攻撃を受け、砕かれました。

「!」

驚きに目を見開く無惨の前で、鎖に繋がれた鉄球、という独特の日輪刀を振り回す姿。

それは、不死川・玄弥・時透と共に、黒死牟を倒した、鬼殺隊最強の剣士・悲鳴嶼のものでした。

「遅れてすまない」

そう言って、無惨へと鋭い視線を向ける悲鳴嶼。

更には、無惨が悲鳴嶼へと視線を向けた、その隙を突き、背後から迫った不死側が、無惨の体を、一刀両断にしてしまいます。

無惨はその攻撃を受け、すぐさま再生、斬撃を不死川へと送りますが、無惨の触手が斬ったものは、不死川が放った、複数の液体入りのビン。

その液体を体に被った無惨は、追加で不死川が放った、マッチの火によって、火あぶりにされます。

「小賢しい真似を」

炎に巻かれながら、そう言って憤る無惨。

対する不死川は、

「テメェにはこれくらいが似合いだ」

と言って、挑発し、怒りに満ちた目を、無惨へと向けました。

炭治郎を運び出す村田 一方の炭治郎が死の淵で見た景色は……?

その頃。無惨と柱たちの戦いを、遠巻きに眺める者がいました。

(アイツ…)

(アイツが無惨…)

(家族の仇…殺す…殺す!)

「那田蜘蛛山」で炭治郎たちと共に戦い、幾度も交流を重ねてきた、先輩隊士・村田です。村田は、無惨との戦いに加わるべく、隙を窺っている様子でした。

しかし、その様子を発見した冨岡が、先んじて村田へと、声をかけます。

「村田────!」

「炭治郎が動けない!」

「安全な所で手当てを頼む!」

それを受けた村田は、すぐさま炭治郎を抱え、その治療を行うべく、戦場を離れ始めます。

(俺の名前覚えてたんだ冨岡…)

(選別の時から一緒だったんだ俺たち…!)

そう考え、冨岡が自分を覚えていてくれた事に、涙を流しながら、炭治郎を運ぶ村田。

一方、意識を失った炭治郎は、それでも尚、戦意を失ってはいませんでした。

(役に…立て…)

(みんな…最期まで…頑張ったんだぞ…)

しかし、そんな炭治郎が、次に見たもの。それはどういう訳か、晴れ渡る青空が広がる、どことも知れない場所の、景色でした。

(青空?)

(夜が明けたのか?)

(いや違うそんなはず…)

(あれ?)

(匂いが全然しない)

意識を失ったはずの炭治郎は、斧を手にした、「ある炭焼き」の姿で。どことも知れぬ場所に、1人、佇んでいました。

『鬼滅の刃』第185話を読んだ感想と考察

無惨の血を注ぎ込まれ、倒れてしまった炭治郎。そしてそれを察するかのようにして、起き上がった禰豆子は、何かに導かれるようにして、炭治郎の元へと向かいました。

一方、無惨との死闘を繰り広げる、柱たちの元には、「岩柱」悲鳴嶼と、「風柱」不死川が到着。

村田による手当てを受けようとする炭治郎は、その頃、「匂いのしない」、青空の広がる世界に、佇んでいました。

父・炭十郎であると思しき、人影に導かれ、恐らくは炭治郎の元へと向かったのだと思われる禰豆子。

この展開は、以前炭治郎が、「下弦の伍」累と戦った際、禰豆子が血鬼術「爆血」に目覚めた時のことを、思い出します。あの時禰豆子へと語りかけたのは、竈門家の母・葵枝。

もしもこの先、同じような展開が描かれるのだとすれば、やはり禰豆子の存在こそが、無惨を打倒するための切り札になり得る、という事でしょうか?

そして、描写からすれば、竈門家の両親はその事を知っていた? 単なる演出上の描写に、過ぎないのかも知れませんが、やはり竈門家の血筋には、何か秘密がありそうな気配です。

また、同じような「死者からの語りかけ」という意味で、 輝利哉の元にも、父・耀哉の声が届きました。

「禰豆子を好きにさせろ」という、通常であれば考えられないような判断を、輝利哉に説いたその声。

そう言えば以前、悲鳴嶼が、「産屋敷家の者は勘の鋭さ・先見の明で財を成した」と言っていましたが、このような「声」が、そう言った「優れた勘」の源であったという事も、あり得そうです。

無惨との死闘が続く中、悲鳴嶼と不死川が参戦し、遂に禰豆子までもが、戦いに加わっていく気配を発し始めた第185話。

ついでに、ファンブックなど断片的にだけ語られていた、「冨岡と村田が同期」という部分にも、スポットが当てられ、なんだか全体的に、情報量の濃い回となりました。

そして、ラストシーン。死の淵にある炭治郎が、目を覚ましたのは、青空の広がる世界。

そこに佇む炭治郎は、斧を持っていたり、痣が無かったりと、何やら「今の」炭治郎とは違う人物であるらしき描かれ方をしています。

もしもこれが、過去に縁壱から「日の呼吸」を継承された、炭治郎の先祖・炭吉のものだとすれば……? 禰豆子の参戦もあわせ、いよいよ、「鬼滅の刃」に隠された最後の謎に、言及されて行く事になりそうです。

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