2020年1月4日(土)に発売した週刊少年ジャンプ6・7合併号の『鬼滅の刃』の最新話189話「心強い仲間」のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。
前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。
目次
『鬼滅の刃』第189話「心強い仲間」のネタバレ
夜明けまで1時間強 しかし「柱」たちの体は既に限界寸前
無惨との激闘の中、重症を負い、戦線を離脱した甘露寺。
そんな中、無惨と「柱」たちが、激闘を繰り広げる戦場を、一般人から隔離するため、鬼殺隊の「隠」の人員たちが、奮闘していました。
「地盤沈下です、危ないから避難して下さい」
そう言って、一般人を戦場から遠ざける「隠」たち。また、「隠」たちは、建物の崩落に巻き込まれた人がいないかどうか、周囲を見回ってもいました。
そんな時でした。「隠」の1人が、瓦礫の下に埋もれた、1匹の猫を発見し、それを助けます。
その猫は、度々炭治郎の前に現れ、採った鬼の血を、珠世の元へと運んでくれていた、珠世と愈史郎の使い猫でした。
猫は瓦礫から脱出すると、隠の制止の声も聞かず、無惨と柱との、戦場の方向へと、走り去って行きます。
一方、「柱」たちは、相変わらず、無惨との激闘を繰り広げていました。
甘露寺の元から戻り、戦いに加わっていた伊黒。伊黒は、無惨の触手を斬ると同時、それを蹴り上げました。そうする事で瞬時の再生を防ぎ、伊黒は夜明けまでの時間を、稼ごうとします。
(しかしそれをやった所で)
(稼げる時間は瞬き程度)
その無惨の考えの通り、伊黒が触手を斬ったにもかかわらず、その攻撃の手は、一向に緩もうとしません。
それどころか、甘露寺がバランスを崩し、重症を負う事になった、謎の攻撃が、伊黒の体をも襲います。
(あの口の吸息!)
伊黒は、その攻撃が、無惨の触手に備わった口の、吸息によるものだと看過。
伊黒は、それを回避すべく、動こうとしますが、それによって、「柱」たちの体力は、刻一刻と削られて行きます。
そして、その時。無惨の攻撃をいなしていた、冨岡の刀が、激しい攻防によって、ついにその手から、弾かれてしまいます。
(握力が…)
(もう…)
絶望の表情を、浮かべる冨岡。しかし、その窮地を救うべく、悲鳴嶹、そして伊黒の攻撃が無惨の触手を破壊。
不死川の投げた、新しい刀を受け取ると、冨岡は水の呼吸・参ノ型「流流舞い」を放ち、無惨へと再び立ち向かって行きます。
(まだやれる! しっかりしろ!)
(最期まで)
(水柱として恥じぬ戦いを!)
しかし、一方で。無惨は、この戦いの終わりを、予感していました。
(もう間もなく全員が潰れる)
(夜明けまで一時間十四分)
無惨の細胞によって、傷を負わされた「柱」たち。無惨の目算によれば、柱たちは、もう五分とかからず、死亡してしまうとの事です。
その目算通り、各々、自らの体の限界を感じ取る始める、柱たち。
しかし、その時でした。先ほど瓦礫から抜け出した、珠世の使い猫が、戦場に姿を現します。
現れた珠世の使い猫 その血清が柱たちの体を一時的に回復する
猫は、無惨の頭上へと跳躍すると、その背にあった装置から、何やら注射器のような円筒を射出。
注射器は、伊黒、冨岡、不死川、そして悲鳴嶹の体に、それぞれ突き刺さります。
(これは!?)
攻撃を受けたと思い、焦りを覚える悲鳴嶹たち。そうする内に、猫は、無惨の一撃を受け、八つ裂きにされてしまいます。
(何だコイツは)
唐突な猫の出現を、訝しむ無惨。一方、猫の注射器を受けた、柱たちの体には、劇的な変化が訪れていました。
「おおっ?」
無惨の細胞により、歪な腫れ物のような症状が現れていた、不死川の顔。その腫れが、猫の注射器を受けた途端、唐突に引いていったのです。
「何か知らんが通りすがりの猫に」
「助けられたぜェ!」
(脈の狂いや体の激痛が格段に治まった)
それぞれの所見を思う、不死川と悲鳴嶹。出所の分からない、猫の出現でしたが、残り少ないと思われていた戦闘時間が伸び、悲鳴嶹は再び闘志を漲らせます。
一方の無惨は、猫が、既に死んだ珠世の、差し金であろう事を、見抜いていました。
(死んで尚癪に障る女だ)
そう、怒りを迸らせる無惨。
「無駄な足掻きをするな!」
「潔く死ね亡者共!」
そう言って、無惨は更に、攻撃を激化させて行きます。
焦りを覚える伊黒 烏からの情報と決死の覚悟で刀を赫刀に染める
そんな中、攻撃を避け続ける伊黒は、焦りを覚えていました。
(俺が)
(俺が誰よりも戦果を上げていない)
そう思い、無惨へと有効な攻撃を模索する、伊黒。伊黒は、かつて自分が、非力な子供の手で、座敷牢の分厚い格子を、破った事を、思い出します。
そして同時に思い出すのは、烏によってもたらされた、時透の最期の戦いです。
(死ぬ間際白刀を赫くし)
(刀の色に関わらず刃は赫くすることができるのだと証明した)
死際に追い詰められ、発揮される爆発的な力。そして、黒死牟との戦いの際、発現した時透の赫刀。
それらを鑑み、伊黒は、鬼を滅する「赫刀」の発動条件を推察します。
(刃を赫く染めるのは)
(死の淵に己を追い詰めてこそ発揮される)
(万力の)
(握力)
決死の表情で伊黒は、無惨へと向かって行きます。そして、その服の下の腕には、身体能力を飛躍的に上昇させる「痣」が発現。
更に、伊黒が握る波を打ったような形の独特な日輪刀は、赫の色に染まり始めていました。
『鬼滅の刃』第189話を読んだ感想と考察
無惨との戦いが続く中、遂に限界を迎えようとする「柱」たち。
そんな中、珠世が作った血清を持った猫が、戦場に現れ、柱たちは窮地を脱します。そして、しぶとく食い下がる柱たちに、無惨が苛立ちを覚え始めた頃。
時透の情報を烏から受け取っていた伊黒が、「痣」と共に、かつて縁壱も使っていた、「赫刀」を発現。無惨への決定打を狙います。
もはやこれまでか、という所まで、追い詰められる中、珠世と愈史郎の猫によって、窮地を脱する事となった柱たち。
しかし猫は、自らの使命を終えると同時、無惨によってあえなく殺されてしまいました。
一般隊員たちが、次々と犠牲になったシーンや、時透・玄弥が殉死したシーンでも思った事ですが、これまで登場していたキャラクターたちが、次々と命を落としていく様は、本当にこれが「最終決戦」なのだと、強く感じさせてくれました。
そしてもう1つ、今回印象的だったのは冨岡の独白です。「水柱として恥じぬ戦いを」と、強く思いながら無惨に立ち向かっていく冨岡。
「己は水柱ではない」と言って、他の隊員たちと距離を取っていた、かつての冨岡は、もういないのだと強く感じとる事が出来る胸の熱くなるシーンでした。
このように、絶望的だった戦況に一筋の光明を見出す事となった「鬼滅の刃」第189話。
一切の詳細が不明であった、「赫刀」の発動条件も明らかになり、ここからの「柱」たちの反撃を期待したい所です。
とは言え、無惨いわく、夜明けまではまだ1時間以上の時間がある状況。
炭治郎の覚醒や、禰豆子の到着も控える中ではありますが、果たして「柱」たちは、無惨の猛攻に耐え切る事が出来るのでしょうか。
『鬼滅の刃』の最新巻の単行本や過去作品を無料で見る方法
毎週、鬼滅の刃の最新話が待ち遠しいですが、単行本でまとめて読みたい、過去の作品をまだ見ていない方のために、最新巻や過去作品を無料で見る方法を紹介します。
やはり漫画は絵付きで読みたいですよね!鬼滅の刃の単行本を無料で読む方法を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
漫画『鬼滅の刃』を無料で読む方法&最新刊含め全巻無料で読めるか徹底調査!
- 『ONE PIECE』尾田栄一郎
- 『HUNTER×HUNTER』冨樫義博
- 『ハイキュー!!』古舘春一
- 『僕のヒーローアカデミア』堀越耕平
- 『ブラッククローバー』田畠裕基
- 『ゆらぎ荘の幽奈さん』ミウラタダヒロ
- 『鬼滅の刃』吾峠呼世晴
- 『約束のネバーランド』原作:白井カイウ 作画:出水ぽすか
- 『ぼくたちは勉強ができない』筒井大志
- 『Dr.STONE』原作:稲垣理一郎 作画:Boichi
- 『アクタージュ act-age』原作:マツキタツヤ 漫画:宇佐崎しろ
- 『呪術廻戦』芥見下々
- 『チェンソーマン』藤本タツキ
- 『神緒ゆいは髪を結い』椎橋 寛
- 『サムライ8 八丸伝』岸本斉史・大久保彰
- 『ふたりの太星』福田健太郎
- 『ビーストチルドレン』寺坂研人
- 『トーキョー忍スクワッド』田中勇輝・松浦健人
- 『夜桜さんちの大作戦』権平ひつじ
- 『ミタマセキュ霊ティ』鳩胸つるん
コメントを残す