2019年10月21日(月)に発売した週刊少年ジャンプ47号の『呪術廻戦』の最新話80話「宵祭り」のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。
前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。
目次
『呪術廻戦』第80話「宵祭り」のネタバレ
メカ丸こと与幸吉(むた・こうきち)が、「呪霊勢力」に通じる内通者だと、高専側に発覚すると同時。
幸吉は、契約を破った呪霊勢力と決別し、真人との、戦闘状態へと、突入していました。
内通者の正体であった幸吉 真人との一騎打ちが幕を開ける
「手伝う?」
「やめて、俺の玩具だよ」
そう言って、余裕を見せる真人と夏油。
対する幸吉は、多数の「メカ丸」の傀儡を繰り出し、真人へとけしかけて行きました。
それに対し、「無為転変」によって、巨大化させた腕で、メカ丸たちを一掃してしまう真人。
しかし、幸吉はその隙を突き、真人たちがいる部屋から、姿を消していました。
「つまんな」
そう言って、明らかに落胆した様子を、見せる真人。
しかし、「狩りじゃなくて勝負がしたい」と呟いた、その足元が、突如床ごと崩落し、真人は、屋外へと追いやられます。
そうして真人が見たものは、湖の底から立ち上がった、巨大な人影。
「ははっ」
「いいんじゃない!?」
そう言って嬉しそうに笑う真人の前には、10メートルを超えるような、巨大なメカ丸の姿が、ありました。
幸吉の切り札登場 17年の間に蓄えた呪力で真人を追い詰める
「究極(アルティメット)メカ丸・絶対形態(モード・アブソリュート)」。“装甲傀儡究極メカ丸試作0号”と名付けられた、その巨体。
真人は、幸吉本体の居場所が、その頭部にあるのだと当たりを付け、「無為転変」による、決着を狙います。
一方の幸吉は、メカ丸のコックピットと思しき空間で、戦況を確認していました。
(“帳”が降りてる…夏油だな…)
「帳」によって、閉じ込められるだけでなく、電波まで遮断されてしまっている事に、気付く幸吉。
勝利条件を、「五条悟と連絡を取る」事に、定めた幸吉は、“帳”を下ろした夏油を倒すため、まずは真人へと、狙いを絞ります。
メカ丸の中から、見る光景の中で幸吉は、余裕を見せつけるように、笑う夏油の姿を、確認します。
(依然劣勢。だが勝算はある)
そう考えた幸吉は、「傀儡操術」によって、今まで見てきた、呪術師と呪霊の戦い、そして17年の「天与呪縛」によって蓄えられた、呪力によって、戦う事を決意。
最後に、同級生である三輪の顔を、脳裏に浮かべると、幸吉は、真人への攻撃を、開始しました。
「チャージ1年!」
「焼き払えメカ丸!」
コックピットに表示された、「17年」の表示が、「16年」に減ると同時。
巨大なメカ丸の掌から放たれた、「大祓砲(ウルトラキャノン)」が、そこに通っていた橋ごと、真人の体を、吹き飛ばしました。
反撃の機会を窺う真人 対する幸吉もまた「切り札」を準備する
(俺の呪力が尽きるまで焼き続ける気か?)
しかし、体を焼かれてもなお健在な真人は、余裕の表情。
「メカ丸では自分の魂までは傷つけられない」と確信した真人は、攻撃をかわしつつ、湖へと飛び込みます。
魚の姿に己を変え、メカ丸から距離を取る真人。
対する幸吉は、チャージを2年使い、両掌から放つ「二重大祓砲(ミラクルキャノン)」を、湖へと叩きつけ、真人への攻撃を続けます。
しかし、舞い上がった湖の水に紛れた真人は、伸ばした手で、メカ丸の頭部近くを掌握。
(真人は攻めの攻勢を崩さない)
(俺の攻撃など意に介していない)
(そこにコレを)
(ブチ込む!)
迫る真人に対し、幸吉は、メカ丸のコックピットの中で、反撃の準備を整えていました。
『呪術廻戦』第80話を読んだ感想と考察
「呪術廻戦」というタイトルの漫画に突如出現した、巨大ロボに、全て持っていかれた今回。
とは言え、久々の真人のガチバトルであったり、幸吉の三輪に対する想いだったり、謎に満ちた夏油の挙動だったり、究極メカ丸以外にも、色々と見所の詰まった第80話でした。
とにかく目立っていたのは、言わずもがな究極メカ丸。
「絶対形態」とか、「試作0号」とか、湖から出てきたあたりとか、90年代のロボアニメを彷彿とさせる、過去最大級のブッ飛びぶりでした。
とは言えこれ、作者さん的には多分、別にノリで出した訳でもなさそうです。
「天与呪縛」の効果の強大さとか、幸吉の「傀儡操術」の効力だとか、「そういう事」が可能だという事に、十分に前振りを作った上での今週の登場。
流石に似た呪術を使う術師は、そうそう出てこないでしょうが、作中設定に矛盾を生じさせないようにしながら、「好きに無茶をする」という、作者さんの「楽しんで描いてます感」が、強く伝わってきた回でした。
そして気になるのは、勝負の行方です。
単に戦力で言うなら、「特級呪霊・特級呪詛師」VS「準1級術師」なのですから、幸吉の不利は明らか。
加え、夏油的には、ハロウィンの計画や、自身の存在を知られてはならないでしょうから、幸吉の勝利の目は薄そうです。
もしも希望があるとすれば、 幸吉の勝利条件が「逃げ切る」事と、そう難度の高いものではない事、くらいでしょうか。
無論、夏油の事情を鑑みれば、幸吉を逃す事はしないでしょうが、それも「計画」の準備がどこまで進んでいるかに、左右されるところ。
読者的には、ここに来てキャラとしての魅力を上げてきたメカ丸、そう簡単に死んで欲しくはないですが……相手が真人となると、順平という苦い前例があるあたり、覚悟くらいはしておいた方が、良さそうです。
このように、「究極メカ丸絶対形態」という、とんでもない爆弾を放り込んできた、「呪術廻戦」。
ちょっと漫画のジャンルが変わるくらいの、インパクトのある、回でした。とは言え、展開そのものは、幸吉が生きて帰れるかどうか、という事と共に、「五条封印計画」、そして「夏油の生存」という情報が、高専側にもたらされるかどうか、という、最大級のターニングポイントとなっています。
現状、外部からの助けも、期待できるような状況ではなさそうですので、幸吉が取り出した「切り札」が、功を奏す事を願いながら、次号を待ちたいと、思います。
『呪術廻戦』の最新巻の単行本や過去作品を無料で見る方法
毎週、『呪術廻戦』の最新話が待ち遠しいですが、単行本でまとめて読みたい、過去の作品をまだ見ていない方のために、最新巻や過去作品を無料で見る方法を紹介します。
やはり漫画は絵付きで読みたいですよね!『呪術廻戦』の単行本を無料で読む方法を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
- 『ONE PIECE』尾田栄一郎
- 『HUNTER×HUNTER』冨樫義博
- 『ハイキュー!!』古舘春一
- 『僕のヒーローアカデミア』堀越耕平
- 『ブラッククローバー』田畠裕基
- 『ゆらぎ荘の幽奈さん』ミウラタダヒロ
- 『鬼滅の刃』吾峠呼世晴
- 『約束のネバーランド』原作:白井カイウ 作画:出水ぽすか
- 『ぼくたちは勉強ができない』筒井大志
- 『Dr.STONE』原作:稲垣理一郎 作画:Boichi
- 『アクタージュ act-age』原作:マツキタツヤ 漫画:宇佐崎しろ
- 『呪術廻戦』芥見下々
- 『チェンソーマン』藤本タツキ
- 『神緒ゆいは髪を結い』椎橋 寛
- 『サムライ8 八丸伝』岸本斉史・大久保彰
- 『ふたりの太星』福田健太郎
- 『ビーストチルドレン』寺坂研人
- 『トーキョー忍スクワッド』田中勇輝・松浦健人
- 『夜桜さんちの大作戦』権平ひつじ
- 『ミタマセキュ霊ティ』鳩胸つるん
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