僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)261話ネタバレと感想!氏子へと迫るミルコ、解放されるハイエンド脳無たち!

2020年2月17日(月)に発売した週刊少年ジャンプ12号の『僕のヒーローアカデミア』の最新話261話「ハイエンズ」のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。

前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。

『僕のヒーローアカデミア』260話のネタバレと感想はこちら

『僕のヒーローアカデミア』第261話「ハイエンズ」のネタバレ

1人地下施設へ突入するミルコ 対する地上は脳無の襲撃を受ける

地下にある氏子の研究施設へと、巨大な扉を蹴破り、突入して行ったラビットヒーロー・ミルコ。

蹴破られた扉は、室内にいた、「ワープ」の個性を持つ、小型脳無・「ジョンちゃん」を押しつぶし、氏子は、逃走手段を、失ってしまいました。

潰される「ジョンちゃん」を見て、呆然とする氏子。

更に、かつてオール・フォー・ワンに認められ、研究に打ち込んできた、室内の様々な施設が、音を立てて粉砕されていくのを、氏子は目の当たりにします。

「やあああああ!!!」

砕けたガラスケースや、機器類を見て、叫びをあげる氏子。

それを見てミルコは、地上にいるエンデヴァーたちと、通信を交わします。

「皆! 強そうな脳無とジジイいた」

「──」

「知らね」

「蹴りゃわかる」

そう、およそヒーローらしくない事を、言いながらも、脳無への対処に自信を覗かせるミルコ。

そして、一方のエンデヴァーたちもまた、地上に出て来た多数の脳無を相手に、病院内で、激戦を始めていました。

「雑魚が湧いて出て来る」

「おいマンダレイ! 院内の避難は!?」

「丁度最後の一人が済んだとこ!」

戦場となった病院の内外で、そう通信を交わす、ロックロックとマンダレイ。

また、ミルコが通りすぎ、数多の脳無の残骸が散らばった、地下通路にも、追加のヒーロー・チャートNo.6、シールドヒーロー・クラストが、駆けつけていました。

(むむ! この小部屋一つ一つが格納庫──……)

(むむむ! 通路だ! ここから表へ出たのだ! 霊安室のみじゃなかったのだ)

クラストはそうやって、通路の構造を把握しながら、先行したミルコの元へと急ぎ、また湧いてきた、数多の脳無へと、攻撃を仕掛けに行きます。

そしてその先、氏子が潜む地下施設でも。今まさに、ミルコが氏子へと、攻撃を浴びせようとしていました。

肉体的には、普通の医者でしかないはずの氏子。そんな氏子が、ミルコの攻撃を受ければ、無論、ひとたまりもありません。

ゆえに氏子は、自分が「二倍」で作られた個性ではない事を、涙目になりながら、主張します。

「あああああ!!」

「本物じゃ、ワシ本物じゃ!!」

「蹴りゃわかる」

しかし、疾走するミルコは、氏子の言葉に、一瞥もくれず、氏子の元へと、高速で駆け寄ります。

対する氏子は、どうにかこの危機を脱する、手段を模索。

この部屋にいる、エンデヴァーをも追い詰めた、多数の「ハイエンド」脳無を、解き放とうと、考えました。

しかし氏子は、それを内心で渋ります。

(無ゥ理じゃよ)

(他の子はまだテスト段階に至っておらん)

(半日は欲しい)

ミルコの蹴りが迫る中、氏子の脳裏には、多数の思考と葛藤が、駆け巡ります。

(オール・フォー・ワンなき今、増産も難しい!)

そんな中、「何か」を操作するための、スイッチであるらしきリモコンを取り出す氏子。

無論、ミルコはそれを、黙って見過ごすことなどせず、氏子の腕ごと、リモコンを蹴り砕こうとします。

(スクランブルでは充分な力が────しかし)

そして、葛藤を繰り返す氏子へと、ミルコの攻撃が、届こうとした、その瞬間。

横合いから、突如として、小さな影が襲来し、ミルコへと激突してきました。

氏子を守り砕かれた小型脳無 そして解放されるハイエンドたち

「あ!?」

その衝撃で、蹴りの軌道を逸らされ、氏子への攻撃を空振りさせるミルコ。

ミルコへと衝突してきたもの、その正体は、先ほど潰された、「ジョンちゃん」と、似たデザインをした、小型脳無でした。

「モカちゃ…」

氏子の呼びかけと同時、体から粘土のような物質を出し、目の前の「氏子達磨」の、コピーを作り出す小型脳無。

それを見たミルコは、この小型脳無こそが、「二倍」の個性を持つ個体だと判断し、咄嗟に、コピーの氏子ごと、その体を、蹴り貫きます。

そうして、砕かれた小型脳無。

しかし、そうして迫るミルコから、距離を取る事に、成功した氏子は、手にしていたリモコンの、スイッチを押してしまいます。

「奇跡じゃ」

「指示もなく…“個性”を使用するなんて…」

「守ってくれたんじゃなァ…ワシを守って…!」

そう、感慨深そうに呟く氏子。そしてそれと同時、周囲にあった数メートル大のガラスケースが、それぞれ、電流を流されたような音を放ち始めます。

「忌々しいヒーロー共を蹂躙せよ!」

「愛しきハイエンドたち!」

そうして、複数のガラスケースが、内側から割られると同時。

かつてエンデヴァーを、ぎりぎりまで追い込んだ脳無・「ハイエンド」が、5体もの数、その場に解き放たれ、ミルコへと、襲いかかりました。

その極めて強力な攻撃を受け、天井付近へと、数十メートルも吹き飛ばされてしまうミルコ。

その際ミルコは、咄嗟に反撃のキックを入れ、ハイエンドたちの頭部を、蹴り砕いていましたが、そのダメージも、「超再生」らしき個性によって、すぐさま回復してしまいます。

「ひ…ロ」

「うん…」

「久…ぶり」

「ヒ…ロ…」

「暴れらレル…」

「ヒーロー…!」

「全部…コロして──」

「暴れましょ」

そう、言葉足らずながら、次々と口にし、ハイエンドたちは、その凶暴性を、あらわにしました。

クラスト到着 そしてハイエンドたち相手の激闘が幕を開ける

そしてその時、その現場へと、シールドヒーロー・クラストが、ようやく到着します。

しかし、5体の「ハイエンド」のうち、大柄な体を持った1体が、到着したクラストへと、間髪入れず、襲いかかって行きました。

「君はNo.──────」

「知らなイけドクラスト!」

そう、クラストの名を呼ぶ、大柄なハイエンド脳無。

対するクラストは、その言葉を聞き、敵が高い能力を持つ、「ハイエンド」個体である事を、瞬時に認識。警戒を高めます。

一方、ミルコから逃げおおせる事に成功した、氏子。

(充分な時間を与えられずすまぬ…!)

(頼むぞ!)

(ハイエンドたち!)

そうして氏子は、愛用の回転椅子に座ると、部屋の奥へと、消えて行きました。

こうして、病院の地下研究施設に残された、5体の「ハイエンド」脳無たちと、ミルコ、クラストという、チャート最上位の、ヒーローたち。

「逃がすかよジジィイ」

「いーぜ、丁度あったまってきたとこだ!」

その中で、施設の壁に叩きつけられ、額から血を流すラビットヒーロー・ミルコ。ミルコは、ダメージを負い、4体もの「ハイエンド」を相手取った、危機的な状況ながらも、そう言って、血に染まった顔を、笑みの形に歪めました。

『僕のヒーローアカデミア』262話のネタバレと感想はこちら

『僕のヒーローアカデミア』第261話の感想と考察

ラビットヒーロー・ミルコの突入により、窮地に追いやられる、氏子達磨。

しかしその時、「二倍」の個性を持たせた、小型脳無が、どういう訳が自主的に氏子を助け、結果として、強力な力を持った、「ハイエンド」脳無を、多数目覚めさせてしまう事に、なります。

地上では、通常の脳無が暴れ回る中、解放された「ハイエンド」の攻撃によって、吹き飛ばされてしまうミルコ。

追いついてきた、シールドヒーロー・クラストを加え、ヒーローたちと、ハイエンド脳無との、決戦が、始まります。

まさに猪突猛進、といった様子で、地下施設に辿り着き、逃げようとする氏子を追い詰めていくミルコ。

いや、ミルコいいですね。作画も性格も、活躍度合いも、作者のお気に入り感をひしひしと感じ、とても好印象なキャラクターです。

向こう側を確かめず、扉を叩き壊したり、やや独断先行気味に突っ走ったり、ともすれば「職業ヒーローらしくない」部分も目立ちますがそこはそれ。

「こういうキャラクターだからこれでいいんだ!」という、潔さが、あらゆる面から溢れ出し、登場間も無いキャラクターでありながら、抜群の存在感を、見せつけてくれています。

そして、目覚めてしまったハイエンド脳無たち。エンデヴァーが戦ったものと、同じスペックを持っているのなら、プロヒーローでも単独撃破出来るかどうか、という存在なので、ヒーロー側のピンチ感を引き出すに十分な相手です。

しかし、ここでもしもミルコが、ハイエンドを簡単に倒してしまっても、エンデヴァーの「格」に関わってきそうなので、その扱いは難しそうなところ。

数と能力によっては、ヒーロー側の全滅もあり得る、相手だと思っているので、一気に展開が、読めなくなってまいりました。

このように、氏子を一旦は追い詰めるものの、ハイエンドの覚醒で、一気に展開が傾く事となった、「ヒロアカ 」第261話。

個人的には、さらなるミルコの活躍に期待したいので、格闘主体の彼女が、どうハイエンドに立ち向かって行くか、注目したい所です。

そして気になるのは、氏子達磨が逃げ出した、その先。新たな小型脳無「モカちゃん」が、どうして氏子を助けたのか、など、不穏な前振りも重なる中、果たして氏子は、どのような反撃に、打って出て来るのでしょうか。

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