2020年1月20日(月)に発売した週刊少年ジャンプ8号の『僕のヒーローアカデミア』の最新話257話「紡げ、何者でも無く。」のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。
前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。
目次
『僕のヒーローアカデミア』第257話「紡げ、何者でも無く。」のネタバレ
歴代継承者たち そして明かされる志村菜奈の個性「浮遊」
インターンの成果を披露する授業の後、オールマイトによって呼び出された、出久と爆豪。
オールマイトが、2人に労いの言葉をかける中、出久へと渡されたのは、「ワン・フォー・オール」の、歴代継承者の詳細をまとめた、1冊の手作りノートでした。
「残念ながら2・3代目に関しては手掛かりも見つからなかった」
そう言って、残念そうな様子を見せるオールマイト。
対し出久は、限定的ながらも操り始めた「黒鞭」が、補助として強力な「個性」である事を、語ります。
そんな中、爆豪は、オールマイトが作ったノートへと手を伸ばします。
「第五代継承者」
「『ラリアット』」
本名を、「万縄大悟郎」という、1人のヒーロー。
体から放出するヒモ状のエネルギーを操ったという、その情報を、爆豪は読み上げます。
「こいつもそーだが」
「どれも特に強ェ“個性”持ちってわけじゃねンだな」
「聞いたこともねェ奴ばっかだしよォ」
しかし爆豪は、そう言って、歴代継承者の「個性」を評します。
それに対し、「間違いじゃない」と、一定の同意を見せるオールマイト。
オールマイトいわく、今では考えられない程に悪が力をもっていた、地獄のような時代の中。
「ワン・フォー・オール」を、「託され」、そして「託して」いった、歴代継承者は、決して選ばれた存在ではなかったのだとオールマイトは語ります。
「どーりで」
「どいつも早死だ」
そんな爆豪の言葉に、歯切れ悪く同意するオールマイト。
次いで爆豪は、オールマイトへと、出久に次にどんな「個性」を習得させるのかと、質問をぶつけます。
そうしてオールマイトが告げた「個性」の名。
「浮遊」
「お師匠の“個性”だ」
オールマイトの師匠、七代目の継承者。
「志村菜奈」が持っていた個性こそ、次に出久が習得すべき個性だとオールマイトは告げます。
そして、そんな時でした。
「勝った!」
突如として、爆豪が叫び声を上げます。
「俺ァ爆破で浮ける!」
そう言って、出久への対抗心を剥き出しにする爆豪。
出久もまた、そんな爆豪へと反論を試みる中、そんな2人の様子を、オールマイトは、何やら感慨深げに、眺めていました。
寮に戻った出久たち 鍋パーティの中感慨にふける出久
そして、その日の夜。
「何してたんだ遅ェ~~よ謹慎ボーイズ」
「早く手伝わねーと肉食うの禁止だからな!」
そう言って、寮へと帰った出久と爆豪を出迎える、瀬呂と上鳴。A組の一行が、出久と爆豪に先んじて準備していたのは、あとでB組も交流するという、クラス総出の鍋パーティでした。
「では」
「『インターン意見交流会』」
「兼」
「『始業一発気合入魂鍋パだぜ!会』を」
「始めよう────!」
そうして、飯田の音頭によって、A組全員参加の、鍋パーティが、始まりを告げました。
それぞれ、思い思いの言葉を交わしながら、鍋を突いていくA組の面々。その話題の中心は、もうすぐ春──つまり、進級シーズンが迫っている、ということでした。
「暖かくなったらもうウチら2年生だね」
そう言って、女子連中へと話題を振る耳郎。
その他、新入生の事であったり、迫る期末テストの事だったり、一同は、それぞれの話題に花を咲かせます。
そして、賑やかな雰囲気の中。出久は不意に、思いを巡らせます。
(激動の日々。時々ふと我に返る)
(今、僕がここにいること)
オールマイトに面倒を見てもらいながら、成長していく日々。少々の問題を抱えながらも、爆豪と話せるようになった日常。
(僕は)
「恵まれ過ぎてる」
それらの事実に、思いを馳せながら。パーティの中、出久はふと、そんな事を呟きました。
1人思い悩むオールマイトとそれを励ます相澤 そして季節は春へ
そして一方、寮の外で、1人ベンチに座っていたオールマイト。
寒空の下、何をするでもなく、呆けていたオールマイトへと、相澤が声をかけて来ます。
「寒いでしょ、何してるんですか」
「いやァ、ちょっとね」
そう言って、言葉を交わし始める2人。
落ち着きを取り戻し、もうすぐ「個性」の訓練を始める、というエリの事などを話す中、相澤は、オールマイトが放つ、どこか物憂げの雰囲気に気がつき、「どうしました」と、声をかけます。
「生きると決めたんだ」
そう、よく解らない事を、唐突に話始める、オールマイト。
いわく、成長する生徒に対し、何もしてあげられない歯痒さに対し、どうしようもない「無力感」を感じるのだと、オールマイトは、自らの心境を明かします。
それに対し、相澤は、冷静な意見を述べます。
「ワーカーホリックが治ってないんです」
「何十年もこの国を支えてきた」
「その落差からくる中毒症状です」
そう言って、オールマイトに厳しい声を浴びせる相澤。
しかし、気まずそうな顔を覗かせるオールマイトへと、相澤は次に、こんな言葉をかけて来ました。
「してあげられてますよ」
励ますような台詞を、オールマイトへと告げる相澤。
「生きてここにいる」
「それだけで背中を押される人間が」
「たくさんいます」
そう言って、相澤はオールマイトを、慮ります。
そんな相澤に対し、オールマイトは、目頭を押さえながら、感謝の言葉を告げました。
そうして、時間は流れ、春が近づきます。
「あら珍しい! 先生おはようございます」
「ホッホっ、おはよう!」
ある病院にて、死柄木の協力者・「氏子達磨」らしき医者が、看護師から、挨拶を告げられる中。
(3月下旬)
(この日)
(街からヒーローが消えた)
『僕のヒーローアカデミア』第257話の感想と考察
A組それぞれのインターンが進む中、ついに新たな個性「黒鞭」を習得した出久。
爆豪と共に臨んだ、話し合いの中で、オールマイトが示した、次なる習得すべき「個性」は、オールマイトの師匠であった、志村菜奈の個性・「浮遊」との事でした。
そうして、ヒーロー科での鍋パーティ などを催しながら、穏やかに過ぎていく、雄英高校1年の残り期間。そんな中で訪れたのは、「街からヒーローが消える」という、謎の事態でした。
オールマイトから資料を受け取り、次に習得するべき「個性」として、志村菜奈の「浮遊」を提案された出久。
これまで、作中トップクラスの重要人物として描かれたきた、オールマイトの師匠・菜奈ですが、その「個性」が明かされたのは、今回が初めての事です。
そして、その個性である「浮遊」ですが、今回の話の中でも語られたように、特筆して強力な個性、という訳ではなさそうです。
しかし、本当にそうであるならば、オールマイトが、残り5つの個性からわざわざ、「浮遊」を選ぶ事もないだろうと思われるので、この辺りには何か理由が隠されていそうです。
ミリオの「透過」などと比べれば、応用の効きにくそうな「個性」ですが……果たしてこの「個性」の習得後、出久の戦闘スタイルは、どのようなものに変化していくのでしょうか?
このように、出久の次なるパワーアップの前振りのようなものが描かれた、今週の「ヒロアカ 」。
それと同時に、出久の心境、オールマイトの懊悩などが描かれ、全体的に繋ぎ的な回である、と感じる回でした。そして、時は一気に進み、季節は3月下旬。
「街からヒーローが消えた」などと、尋常ならざる事態が起きているようです。とは言え、何も「大事件」、というわけではなく、何かしらのイベント事、というのもあり得そうな所。
個人的には、ミリオら雄英ビッグ3の卒業シーズンでもありますので、その辺りのイベントは、外さずに行って欲しいと思いました。
『僕のヒーローアカデミア』の最新巻の単行本や過去作品を無料で見る方法
毎週、『僕のヒーローアカデミア』の最新話が待ち遠しいですが、単行本でまとめて読みたい、過去の作品をまだ見ていない方のために、最新巻や過去作品を無料で見る方法を紹介します。
やはり漫画は絵付きで読みたいですよね!『僕のヒーローアカデミア』の単行本を無料で読む方法を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
漫画『僕のヒーローアカデミア』を無料で読む方法&最新刊含め全巻無料で読めるか徹底調査!
- 『ONE PIECE』尾田栄一郎
- 『HUNTER×HUNTER』冨樫義博
- 『ハイキュー!!』古舘春一
- 『僕のヒーローアカデミア』堀越耕平
- 『ブラッククローバー』田畠裕基
- 『ゆらぎ荘の幽奈さん』ミウラタダヒロ
- 『鬼滅の刃』吾峠呼世晴
- 『約束のネバーランド』原作:白井カイウ 作画:出水ぽすか
- 『ぼくたちは勉強ができない』筒井大志
- 『Dr.STONE』原作:稲垣理一郎 作画:Boichi
- 『アクタージュ act-age』原作:マツキタツヤ 漫画:宇佐崎しろ
- 『呪術廻戦』芥見下々
- 『チェンソーマン』藤本タツキ
- 『神緒ゆいは髪を結い』椎橋 寛
- 『サムライ8 八丸伝』岸本斉史・大久保彰
- 『ふたりの太星』福田健太郎
- 『ビーストチルドレン』寺坂研人
- 『トーキョー忍スクワッド』田中勇輝・松浦健人
- 『夜桜さんちの大作戦』権平ひつじ
- 『ミタマセキュ霊ティ』鳩胸つるん
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