僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)262話ネタバレと感想!「戦線」への突入開始、上鳴の個性が幹部を無力化!

2020年3月9日(月)に発売した週刊少年ジャンプ15号の『僕のヒーローアカデミア』の最新話263話「皆といたいよー!!!」のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。

前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。

『僕のヒーローアカデミア』262話のネタバレと感想はこちら

『僕のヒーローアカデミア』第263話「皆といたいよー!!!」のネタバレ

後衛に控える雄英一同 そんな中前衛に配置された上鳴たちは……

エンデヴァーやミルコたちが、蛇腔総合病院へと突入したのと、時を同じくして。

「超常解放戦線」のアジトである、群訝山荘でも、ヒーローたちの突入が、始まろうとしていました。

そんな中、雄英高校ヒーロー科、1年生の面々は、森の中、プロヒーローたちをサポートする、後衛として、待機しています。

「そろそろだ」

「立とうぜグレープジュース」

そう言って、戦いの始まりが近い事を告げるのは、1年A組の一員・瀬呂です。

それと同時、周囲を警戒していたヒーローたち、そしてA組の一員・耳郎は、「音」を頼りに、前衛で起こった異変を、感じ取り始めていました。

「動いてる」

それをきっかけに、耳郎ら後衛一行を率いる、ヒーローの1人が、一同へと発破をかけるように、声をかけます。

「今回…かつてない規模で、ヒーローが集まった」

「だからと言って決して気を抜くな」

「裏を返せば」

「これだけ集めなければならぬほど」

「敵は強大ということだ」

それを聞き、気を引き締める一同。

そんな中、A組の一員・耳郎は、前衛にいる2人のクラスメイトを心配し、不安な顔を浮かべます。

そんな耳郎に対し、八百万は、「きっと大丈夫」と言って、励ましの声をかけました。

一方、群訝山荘へと突入せんと進軍する、数多のヒーローの中、学生の身でありながら、前衛へと組み込まれた上鳴は、不安げな様子を隠そうともせず、声をあげていました。

「みっ」

「皆といたいよ────!」

そんな上鳴に対し、声をかけてくるのは、雄英の教師陣の1人でもある、プロヒーロー・ミッドナイトです。

「あなたの“個性”が必要なの」

「不甲斐ない大人を助けると思って」

「いや大人不甲斐ないとか思ってないっスもん」

ミッドナイトに諭され、しかし、なおも弱音を吐く上鳴。

常闇もまた、文化祭の際の経験を例にあげ、励まそうとしますが、上鳴の泣き言は、一向に収まりません。

突入開始 先端を開くのはセメントヒーロー・セメントスの個性!

しかし、そんな状況でも、ヒーローたちの進軍は、関係なく進んで行きます。

「開けます!」

そう言って、地面に両手を付いたのは、コンクリートを操る個性を持つ、セメントヒーロー・セメントスでした。

それと同時。「戦線」が控える群訝山荘の中の者たちは、自分たちがいる建物が、外側から、強力な力によって、攻撃を受け始めた事を悟ります。

「コンクリが畝ってる…!」

天井まで、数十メートルはあろうかという、群訝山荘の広間。

その壁が、縦一直線に亀裂を走らせ、更にその亀裂が、強力な力で、押し広げられていくのを、「戦線」のメンバーたちは、目にします。

それを受け、「戦線」の幹部、スケプティックは、焦りを微塵も隠そうとせず、叫びをあげるようにしながら、方々へと指示を飛ばします。

「遊撃連隊(ヴァイオレット)、人海戦術隊(ブラック)前へ! 正面だ玄関!」

「支援連隊(ブラウン)も出ろ、情報連隊(カーマイン)は議事堂に!」

そして、そんなスケプティックの様子とは裏腹に、落ち着いた様子で、前へと出てきた者たちがいました。

そのうちの1人は、ホークスが把握した「戦線」メンバーの1人であり、「支援連隊」の中で、ナンバー1の実力を持つ、男の姿でした。

男が前へ出ると同時。セメントスの「個性」が、ついに山荘の壁を突破します。

コンクリートを操った「個性」は、建物の一面を、丸ごと引き剥がし、その内部を完全に、外へと晒してしまいました。

しかし、「支援連隊」ナンバー1の男は、落ち着いた様子で、前線へと歩み出ます。

「死柄木など待つからこうなる、始めてしまえばよろしいのだ」

「今ここより、解放(かくめい)を!」

こうして、半ば半壊状態へと、陥りつつある山荘にて。

集められたヒーローたちと、総勢で万を超える「超常解放戦線」の、戦いの幕が、切って落とされました。

山荘へと駆けていくヒーローたちの中、No.4ヒーロー・エッジショットは、発破をかけるように、一同へと声を張ります。

「一人たちとも逃がすな!」

「彼らは訓練されている! 全員が目的成就に命を懸ける!」

「一人逃がせばどこかで誰かを脅かす! 守る為に」

「攻めろ!」

そんな中、未だ不安げな顔をしながら、一行について行く上鳴。

その時、そんな上鳴へと、ミッドナイトが、再び声をかけて来ました。

「チャージ!」

「雰囲気に飲まれるな!」

そう言って、上鳴のヒーロー名を呼びかける、ミッドナイト。

「“どこかの誰か”じゃ難しいなら──今一番大事なものを心に据えな」

その言葉を聞いた上鳴は、駆けていく数多のヒーローたちの中、後ろを振り返り、その先にいるであろう、後衛のクラスメイトたちの事を、思います。

「がんばれよ、チャージズマ!」

後衛にて、「イヤホンジャック」の個性で様子を探りつつ、上鳴へとそう声を贈るのは、A組のクラスメイトの1人・耳郎です。

そして上鳴は、そんなクラスメイトの事を思ったと同時、不安げな様子を残しつつも、どこか、これまでとは違った表情を、顔に浮かべました。

友を想う男 上鳴の「個性」が戦線の先制攻撃を無効化する!

その時。「戦線」の「支援連隊」ナンバー1の男が、取り出したスタンガンを、自らの手に押し当てました。

「数は無意味」

そう言って、自ら電気を浴びる、「支援連隊」の男。

「『増電』、増やして放つ! 我が“個性”こそ」

「最強にして至高!」

男は、「増電」の個性を使い、全身からおびただしい量の光と共に、電気を放ち、攻撃の準備を整えます。

対し、それを一早くそれを感じ取った上鳴は、走るヒーローたちの前へと、一気に飛び出して行きます。

(上鳴、俺は知っている)

それを見た常闇が思い出すのは、かつて、文化祭のためのギターを練習する中で、上鳴が放った言葉です。

「耳郎、あいつ」

「恥ずそうにしてっけど、音楽クソ好きじゃん!」

「いーモンにしてやりたくね!?」

(おまえは)

(心の底から)

(友を想う男だ)

そして上鳴が飛び出すと同時。

「増電」の男が、ヒーローたちを一網打尽にすべく、ついにその体から、すさまじい威力と光量の、電撃攻撃を、撃ち放ちました。

「制圧放電」

「雷網!」

しかし、男は気が付きます。自らが放った電撃は、ヒーローたちを襲わず、たった1人の男の指に吸われ、収束し、その全てを無効化されてしまっている事に。

「ハイ、幹部一名無力化成功!」

「後衛に心配かけねー為にも」

「皆さんパパッとやっちゃって!」

ヒーローたち襲う電撃を、1人で受けとめ、一行の前に立つ男。

それは無論、「帯電」の個性を持つ、雄英高校1年A組の一員、スタンガンヒーロー「チャージズマ」こと、上鳴電気の姿でした。

決別 ホークスとトゥワイス

一方、セメントスの「個性」のよって、崩壊を始めた、群訝山荘の内部。

「どうなってんだよ」

そう言葉を放つ、元「敵連合」の1人・トゥワイスは、床へと倒れたまま、身動きを封じられていました。

そして、そんなトゥワイスの周囲に、おびただしい量の「剛翼」を突きつけ、部屋の入り口から、鋭い視線を向けているのは、「戦線」への潜入調査をしていた、No.2ヒーロー・ホークスの姿。

「なァ……!」

ホークスに、無垢な友情を感じていたトゥワイスは、殺意すら感じる視線を、己に向けて来るホークスを見て、信じられない、とでも言いたげな表情を、浮かべました。

『僕のヒーローアカデミア』264話のネタバレと感想はこちら

『僕のヒーローアカデミア』第263話の感想と考察

エンデヴァーやミルコが戦いを始めた一方、「戦線」のアジトである、「群訝山荘」への突入準備を、始めるヒーローたち。

そんな中、後方で支援を担当する、雄英高校1年A組の面々は、前線に配置された、常闇と上鳴の心配をしていました。

その懸念通り、プレッシャーに押しつぶされそうになり、泣き言を喚き散らかす上鳴でしたが、「戦線」側の電気使いの攻撃に、見事対応。

一方、アジト内のホークスは、奇妙な友情を感じていた相手・トゥワイスと、1対1で対峙していました。

ついに始まった、「戦線」アジトへの突入作戦。

エンデヴァーや「ハイエンド」たちが暴れ回る、病院側と比べると、いまいち登場人物たちに華がないな、と思っていましたが、開幕、セメントスがアジトの建物を丸ごと食い破った事で、そんな考えは改めさせられました。

温厚な性格である事に加え、連載初期からのキャラであるため、見誤っていましたが、セメントスの「セメント」という個性、よく考えなくとも、かなりの強個性なのではないでしょうか?

見開きの派手さといい、攻撃の規模の大きさといい、トップヒーロー1人1人が、相応の実力を持っているのだと、思い知らされる回となりました。

そして、ここに来ての上鳴の活躍です。名前はまだ明かされていませんが、「戦線」側の「増電」使いは、支援連隊「BROWN」の中でも、トップの実力を持った男である事が、示唆されています。

そんな男の攻撃を、相性の問題であるとは言え、たった1人で食い止め、周囲のサポートをしてみせた上鳴。

彼があげたこの大金星は、後衛のクラスメイトを思って発揮した、まさに友情の力。

久々に、王道たる「ジャンプ漫画」を見せられた、気分でした。

こうして、病院側に続き、「戦線」側でも、戦端が開かれる事となった、「ヒロアカ」第263話。出久のクラスメイトたちの活躍も、期待される中、その先陣を切ったのが、上鳴、というのは、少々意外ながら、嬉しい展開でした。

そして、最悪、既に「戦線」の手に落ちてしまっている事も考えられていた、ホークスも、無事な姿で登場。

トゥワイスとの決別と、その後の展開が、懸念材料ではありますが、ひとまずは、胸を撫で下ろす事が、出来ました。

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