2020年3月9日(月)に発売した週刊少年ジャンプ15号の『僕のヒーローアカデミア』の最新話263話「皆といたいよー!!!」のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。
前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。
目次
『僕のヒーローアカデミア』第263話「皆といたいよー!!!」のネタバレ
後衛に控える雄英一同 そんな中前衛に配置された上鳴たちは……
エンデヴァーやミルコたちが、蛇腔総合病院へと突入したのと、時を同じくして。
「超常解放戦線」のアジトである、群訝山荘でも、ヒーローたちの突入が、始まろうとしていました。
そんな中、雄英高校ヒーロー科、1年生の面々は、森の中、プロヒーローたちをサポートする、後衛として、待機しています。
「そろそろだ」
「立とうぜグレープジュース」
そう言って、戦いの始まりが近い事を告げるのは、1年A組の一員・瀬呂です。
それと同時、周囲を警戒していたヒーローたち、そしてA組の一員・耳郎は、「音」を頼りに、前衛で起こった異変を、感じ取り始めていました。
「動いてる」
それをきっかけに、耳郎ら後衛一行を率いる、ヒーローの1人が、一同へと発破をかけるように、声をかけます。
「今回…かつてない規模で、ヒーローが集まった」
「だからと言って決して気を抜くな」
「裏を返せば」
「これだけ集めなければならぬほど」
「敵は強大ということだ」
それを聞き、気を引き締める一同。
そんな中、A組の一員・耳郎は、前衛にいる2人のクラスメイトを心配し、不安な顔を浮かべます。
そんな耳郎に対し、八百万は、「きっと大丈夫」と言って、励ましの声をかけました。
一方、群訝山荘へと突入せんと進軍する、数多のヒーローの中、学生の身でありながら、前衛へと組み込まれた上鳴は、不安げな様子を隠そうともせず、声をあげていました。
「みっ」
「皆といたいよ────!」
そんな上鳴に対し、声をかけてくるのは、雄英の教師陣の1人でもある、プロヒーロー・ミッドナイトです。
「あなたの“個性”が必要なの」
「不甲斐ない大人を助けると思って」
「いや大人不甲斐ないとか思ってないっスもん」
ミッドナイトに諭され、しかし、なおも弱音を吐く上鳴。
常闇もまた、文化祭の際の経験を例にあげ、励まそうとしますが、上鳴の泣き言は、一向に収まりません。
突入開始 先端を開くのはセメントヒーロー・セメントスの個性!
しかし、そんな状況でも、ヒーローたちの進軍は、関係なく進んで行きます。
「開けます!」
そう言って、地面に両手を付いたのは、コンクリートを操る個性を持つ、セメントヒーロー・セメントスでした。
それと同時。「戦線」が控える群訝山荘の中の者たちは、自分たちがいる建物が、外側から、強力な力によって、攻撃を受け始めた事を悟ります。
「コンクリが畝ってる…!」
天井まで、数十メートルはあろうかという、群訝山荘の広間。
その壁が、縦一直線に亀裂を走らせ、更にその亀裂が、強力な力で、押し広げられていくのを、「戦線」のメンバーたちは、目にします。
それを受け、「戦線」の幹部、スケプティックは、焦りを微塵も隠そうとせず、叫びをあげるようにしながら、方々へと指示を飛ばします。
「遊撃連隊(ヴァイオレット)、人海戦術隊(ブラック)前へ! 正面だ玄関!」
「支援連隊(ブラウン)も出ろ、情報連隊(カーマイン)は議事堂に!」
そして、そんなスケプティックの様子とは裏腹に、落ち着いた様子で、前へと出てきた者たちがいました。
そのうちの1人は、ホークスが把握した「戦線」メンバーの1人であり、「支援連隊」の中で、ナンバー1の実力を持つ、男の姿でした。
男が前へ出ると同時。セメントスの「個性」が、ついに山荘の壁を突破します。
コンクリートを操った「個性」は、建物の一面を、丸ごと引き剥がし、その内部を完全に、外へと晒してしまいました。
しかし、「支援連隊」ナンバー1の男は、落ち着いた様子で、前線へと歩み出ます。
「死柄木など待つからこうなる、始めてしまえばよろしいのだ」
「今ここより、解放(かくめい)を!」
こうして、半ば半壊状態へと、陥りつつある山荘にて。
集められたヒーローたちと、総勢で万を超える「超常解放戦線」の、戦いの幕が、切って落とされました。
山荘へと駆けていくヒーローたちの中、No.4ヒーロー・エッジショットは、発破をかけるように、一同へと声を張ります。
「一人たちとも逃がすな!」
「彼らは訓練されている! 全員が目的成就に命を懸ける!」
「一人逃がせばどこかで誰かを脅かす! 守る為に」
「攻めろ!」
そんな中、未だ不安げな顔をしながら、一行について行く上鳴。
その時、そんな上鳴へと、ミッドナイトが、再び声をかけて来ました。
「チャージ!」
「雰囲気に飲まれるな!」
そう言って、上鳴のヒーロー名を呼びかける、ミッドナイト。
「“どこかの誰か”じゃ難しいなら──今一番大事なものを心に据えな」
その言葉を聞いた上鳴は、駆けていく数多のヒーローたちの中、後ろを振り返り、その先にいるであろう、後衛のクラスメイトたちの事を、思います。
「がんばれよ、チャージズマ!」
後衛にて、「イヤホンジャック」の個性で様子を探りつつ、上鳴へとそう声を贈るのは、A組のクラスメイトの1人・耳郎です。
そして上鳴は、そんなクラスメイトの事を思ったと同時、不安げな様子を残しつつも、どこか、これまでとは違った表情を、顔に浮かべました。
友を想う男 上鳴の「個性」が戦線の先制攻撃を無効化する!
その時。「戦線」の「支援連隊」ナンバー1の男が、取り出したスタンガンを、自らの手に押し当てました。
「数は無意味」
そう言って、自ら電気を浴びる、「支援連隊」の男。
「『増電』、増やして放つ! 我が“個性”こそ」
「最強にして至高!」
男は、「増電」の個性を使い、全身からおびただしい量の光と共に、電気を放ち、攻撃の準備を整えます。
対し、それを一早くそれを感じ取った上鳴は、走るヒーローたちの前へと、一気に飛び出して行きます。
(上鳴、俺は知っている)
それを見た常闇が思い出すのは、かつて、文化祭のためのギターを練習する中で、上鳴が放った言葉です。
「耳郎、あいつ」
「恥ずそうにしてっけど、音楽クソ好きじゃん!」
「いーモンにしてやりたくね!?」
(おまえは)
(心の底から)
(友を想う男だ)
そして上鳴が飛び出すと同時。
「増電」の男が、ヒーローたちを一網打尽にすべく、ついにその体から、すさまじい威力と光量の、電撃攻撃を、撃ち放ちました。
「制圧放電」
「雷網!」
しかし、男は気が付きます。自らが放った電撃は、ヒーローたちを襲わず、たった1人の男の指に吸われ、収束し、その全てを無効化されてしまっている事に。
「ハイ、幹部一名無力化成功!」
「後衛に心配かけねー為にも」
「皆さんパパッとやっちゃって!」
ヒーローたち襲う電撃を、1人で受けとめ、一行の前に立つ男。
それは無論、「帯電」の個性を持つ、雄英高校1年A組の一員、スタンガンヒーロー「チャージズマ」こと、上鳴電気の姿でした。
決別 ホークスとトゥワイス
一方、セメントスの「個性」のよって、崩壊を始めた、群訝山荘の内部。
「どうなってんだよ」
そう言葉を放つ、元「敵連合」の1人・トゥワイスは、床へと倒れたまま、身動きを封じられていました。
そして、そんなトゥワイスの周囲に、おびただしい量の「剛翼」を突きつけ、部屋の入り口から、鋭い視線を向けているのは、「戦線」への潜入調査をしていた、No.2ヒーロー・ホークスの姿。
「なァ……!」
ホークスに、無垢な友情を感じていたトゥワイスは、殺意すら感じる視線を、己に向けて来るホークスを見て、信じられない、とでも言いたげな表情を、浮かべました。
『僕のヒーローアカデミア』第263話の感想と考察
エンデヴァーやミルコが戦いを始めた一方、「戦線」のアジトである、「群訝山荘」への突入準備を、始めるヒーローたち。
そんな中、後方で支援を担当する、雄英高校1年A組の面々は、前線に配置された、常闇と上鳴の心配をしていました。
その懸念通り、プレッシャーに押しつぶされそうになり、泣き言を喚き散らかす上鳴でしたが、「戦線」側の電気使いの攻撃に、見事対応。
一方、アジト内のホークスは、奇妙な友情を感じていた相手・トゥワイスと、1対1で対峙していました。
ついに始まった、「戦線」アジトへの突入作戦。
エンデヴァーや「ハイエンド」たちが暴れ回る、病院側と比べると、いまいち登場人物たちに華がないな、と思っていましたが、開幕、セメントスがアジトの建物を丸ごと食い破った事で、そんな考えは改めさせられました。
温厚な性格である事に加え、連載初期からのキャラであるため、見誤っていましたが、セメントスの「セメント」という個性、よく考えなくとも、かなりの強個性なのではないでしょうか?
見開きの派手さといい、攻撃の規模の大きさといい、トップヒーロー1人1人が、相応の実力を持っているのだと、思い知らされる回となりました。
そして、ここに来ての上鳴の活躍です。名前はまだ明かされていませんが、「戦線」側の「増電」使いは、支援連隊「BROWN」の中でも、トップの実力を持った男である事が、示唆されています。
そんな男の攻撃を、相性の問題であるとは言え、たった1人で食い止め、周囲のサポートをしてみせた上鳴。
彼があげたこの大金星は、後衛のクラスメイトを思って発揮した、まさに友情の力。
久々に、王道たる「ジャンプ漫画」を見せられた、気分でした。
こうして、病院側に続き、「戦線」側でも、戦端が開かれる事となった、「ヒロアカ」第263話。出久のクラスメイトたちの活躍も、期待される中、その先陣を切ったのが、上鳴、というのは、少々意外ながら、嬉しい展開でした。
そして、最悪、既に「戦線」の手に落ちてしまっている事も考えられていた、ホークスも、無事な姿で登場。
トゥワイスとの決別と、その後の展開が、懸念材料ではありますが、ひとまずは、胸を撫で下ろす事が、出来ました。
『僕のヒーローアカデミア』の最新巻の単行本や過去作品を無料で見る方法
毎週、『僕のヒーローアカデミア』の最新話が待ち遠しいですが、単行本でまとめて読みたい、過去の作品をまだ見ていない方のために、最新巻や過去作品を無料で見る方法を紹介します。
やはり漫画は絵付きで読みたいですよね!『僕のヒーローアカデミア』の単行本を無料で読む方法を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
漫画『僕のヒーローアカデミア』を無料で読む方法&最新刊含め全巻無料で読めるか徹底調査!
- 『ONE PIECE』尾田栄一郎
- 『HUNTER×HUNTER』冨樫義博
- 『ハイキュー!!』古舘春一
- 『僕のヒーローアカデミア』堀越耕平
- 『ブラッククローバー』田畠裕基
- 『ゆらぎ荘の幽奈さん』ミウラタダヒロ
- 『鬼滅の刃』吾峠呼世晴
- 『約束のネバーランド』原作:白井カイウ 作画:出水ぽすか
- 『ぼくたちは勉強ができない』筒井大志
- 『Dr.STONE』原作:稲垣理一郎 作画:Boichi
- 『アクタージュ act-age』原作:マツキタツヤ 漫画:宇佐崎しろ
- 『呪術廻戦』芥見下々
- 『チェンソーマン』藤本タツキ
- 『神緒ゆいは髪を結い』椎橋 寛
- 『サムライ8 八丸伝』岸本斉史・大久保彰
- 『ふたりの太星』福田健太郎
- 『ビーストチルドレン』寺坂研人
- 『トーキョー忍スクワッド』田中勇輝・松浦健人
- 『夜桜さんちの大作戦』権平ひつじ
- 『ミタマセキュ霊ティ』鳩胸つるん
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