「個性」という特殊能力が常識となった世界を、社会情勢をも交えて描くヒロイックストーリー『僕のヒーローアカデミア』。
熱い王道のストーリーと、じっくりと時間をかけて描かれる主人公・デクの成長物語は、連載開始当初から多くの読者を魅了しました。2019年冬には、劇場作品第2作の公開も決定。
本作は、ジャンプ誌上で今最も勢いのある、漫画であると言っていいでしょう。そんな『僕のヒーローアカデミア』の最新巻24巻が2019年8月2日に発売!
『僕のヒーローアカデミア』の24巻では、視点が一時的にデクたち主人公サイドから、敵役である「敵(ヴィラン)連合」へと移り、話題をさらう中、その続きのストーリーが掲載されています。
この記事では、『僕のヒーローアカデミア』の最新巻24巻を無料で読む方法をはじめ、ネタバレをはじめ見所や感想をまとめて紹介します。
目次
『僕のヒーローアカデミア』24巻を無料で読む方法
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下の表、配信サービスごとにもらえるポイントと無料で読める巻数の一覧表になります。
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『僕のヒーローアカデミア』24巻のあらすじ

©堀越耕平/集英社
ドクターの協力を得るため、「ギガントマキア」の屈服に挑戦する死柄木たち。
そんな中、敵連合を外部からサポートしてくれていたブローカー・義爛(ぎらん)が、「異能解放軍」を名乗る組織に捕らえられてしまいました。
義爛を助けるべく、ギガントマキアを解放軍にぶつけ、双方の戦力を削ろうと画策する死柄木たち。
しかし、ギガントマキアが解放軍の本拠地である、泥花市へと辿り着くまでの間、死柄木たちは、たった6人で街1つを相手取る戦いへと、身を投じて行く事になりました。
『僕のヒーローアカデミア』24巻のネタバレ
敵連合の持つ切り札・脳無が、今は使えない事を看破し、敵連合打倒に自信を覗かせるリ・デストロ。
彼が見守る中、敵連合は解放軍の面々を相手に、苦戦を強いられていました。
キュリオスの襲撃を受けるトガ
そんな中、敵連合の一員・トガの前には、解放軍のキュリオスが「取材」を称して現れました。キュリオスが操る多数の解放軍メンバーに対し、血を摂取して「変身」する個性を発動しようとするトガ。
しかし、キュリオスが誇る、「地雷」という個性によって、血自体を起爆装置に変えられ、それを摂取したトガは、大ダメージを受けてしまいました。
キュリオスは、トガが狂気に至った理由が、その個性が抑圧された事にあるのだと分析。
それこそが不幸の始まりなのだと結論づけ、「個性を抑圧する事の不幸」を広く知らしめるため、トガの死を都合のいい「悲劇」として飾り立てるのだという、目的を語ります。
己が「不幸」だというキュリオスの認識を、受け入れられないトガは、隙を突いてその場から逃走。
ストックしてあったお茶子の血でその姿に変身し、「好きな人に近づきたい」という願望を募らせながら、迫るキュリオスの攻撃を無防備に受けました。
成長する個性 「普通」に生きるために
しかし、次の瞬間にトガが見たのは、宙へと浮かんでいくキュリオスの姿でした。その後に迫る解放軍メンバーたちを次々に浮かせながら、トガはお茶子の「個性」が使える事に驚きます。
トガが、変身した相手の個性が使えるようになった事に、キュリオスもまた驚愕を示します。
そんなキュリオスに対し、「普通に生きて死ぬ」という望みを宣言したトガは、個性を解除。キュリオスを始めとした面々を宙から落とし、戦いに決着を付けました。
勝利したトガが、しかし多大なダメージに沈む中、敵連合と解放軍の戦いは続きます。その中で死柄木は、己の過去の映像を、フラッシュバックとして幻視。
そんな死柄木が、半ば朦朧としながら「個性」を発動すると、その「崩壊」は触れていないはずの解放軍メンバーにまで届き、数十人もの命を一瞬で奪い去りました。
一方、広域の炎攻撃を得意とする荼毘の元へは、それに対応するため、氷の個性使いが来襲。街の広範囲を巻き込むような、派手な戦闘を開始します。
そんな中、どさくさに紛れて戦闘を離れたトゥワイスは、民家の倉庫に倒れていたトガを発見。命さえ危ぶまれておかしくないその怪我を見て、頭を抱えます。
トゥワイスの過去 自らの居場所を守るために
そんなトゥワイスの元へは、コードネーム「スケプティック」の個性による、操り人形が襲撃をかけます。個性によるトラウマを抱えたトゥワイスは、己と同じ姿をした個性人形を見て、冷静さを失いました。
不幸な過去から他人を信じられなくなり、「個性」の暴走で、己さえ信じられなくなったトゥワイス。しかし、人形からのダメージにより、トゥワイスは、己が「個性」で増殖した偽物ではない、という事実を確信します。
落ちぶれた己を受け入れてくれた「敵連合」。その居場所を守るため、トゥワイスは禁じ手であった、「自身の増殖」を発動し、危機を脱しました。
それどころか、解放軍との数の差をひっくり返しかねない勢いで、無限増殖を始めたトゥワイスは、進撃を開始。氷の個性使い、「外典」の攻撃に苦戦します。
しかしその頃には、戦況を見ていたドクターの手により、ギガントマキアが覚醒。死柄木のいる場所へと、足を向けました。
ギガントマキアが泥花市へ迫り、No3ヒーロー・ホークスが、連絡の付かなくなった荼毘を不穏に思う中、敵連合は引き続き解放軍との戦闘を繰り広げます。
死柄木・スピナーが、解放軍の首魁がいると思しきタワーへと向かう途中、増殖したトゥワイスたちも合流。妨害を受けながらも、一行はタワーへと向かいます。
死柄木と問答を繰り広げるリ・デストロ その真意は?
その頃、リ・デストロがいる本命のタワーには、トゥワイスの1人が到着。連合のメンバーを「二倍」の個性で複製し、リ・デストロと対峙していました。
しかし、どう見ても戦闘向きではないと思われたリ・デストロは、肥大化した腕による高速打撃により、複製した連合メンバーたちを瞬殺します。
残されたトゥワイス、そして義爛までもがその手にかかろうとした時、残っていた複製の死柄木がリ・デストロを襲撃。戦闘を開始しました。
リ・デストロが己の想いを語る中、突如として死柄木たちがいるタワーに亀裂が走り、根元から崩壊してしまいました。
それを行ったのは、タワーへと辿り着いたオリジナルの死柄木。複製された死柄木は消えてしまいましたが、本物の死柄木が、リ・デストロとの戦いを引き継ぎました。
街でトゥワイスたちが暴れる中、スピナーは、花畑こと、コードネーム「トランペット」と対峙。その「扇動」による市民たちのパワーアップに苦戦しながらも、己の想いをぶつけます。
圧倒的な力を見せるリ・デストロ そして死柄木は……
一方の死柄木とリ・デストロは、本格的な戦闘を開始していました。しかし、「ストレス」を溜めて強くなる「個性」を持つリ・デストロは、更に巨大化。
圧倒的な一撃をもって、死柄木にダメージを与えます。どうにか反撃の糸口を見つけようとする死柄木ですが、リ・デストロはそれさえ許さず、更なる協力な攻撃で、死柄木を吹き飛ばしてしまいました。
勝利を確信するリ・デストロ。しかし彼が見たものは、どういう訳か未だ立ち上がって来る、死柄木の様子でした。
そんな死柄木を、脅威に感じたリ・デストロは、改めて攻撃を開始。
それを正面に見据える死柄木は、研ぎ澄まされていく感覚の中、最近見ていたフラッシュバック、すなわち「己の過去」をも、鮮明に思い出し始めていました。
「志村転弧」という少年
幼少の死柄木、本名「志村転弧」は、父による「ヒーローの話をしない」という厳しいルールの下、暴力に怯える生活を送っていました。
そんな中転弧は、「華ちゃん」と呼ぶ姉から1枚の写真を見せられ、祖母がヒーローであった事を教えられ、希望を抱きます。
しかし、そんな転弧が写真を見た事は父に伝わった上、転弧の姉はその責任を転弧に擦りつけました。暴力を受け、自宅の庭で飼い犬の「モンちゃん」を抱きしめて泣く転弧。
しかし、そんな転弧の腕に抱かれるモンちゃんに、異常が起きている事に、転弧がまだ気がついていませんでした。
『僕のヒーローアカデミア』24巻の感想と見所
敵連合による活躍、と、各々のメンバーの成長と覚醒。そして何より、謎に包まれていた死柄木の過去にスポットが当たった、第24巻でした。
見所は何より、「敵連合」のメンバーたちの成長でしょう。「異能解放軍」という、突如現れた敵に対し、不利な条件の中、戦いを挑む敵連合の面々。
そんな中、トガやトゥワイス、死柄木は、過去やトラウマ、コンプレックスに折り合いを付ける事で、己の「個性」を次のステップへと運んで行きます。
また、1つの「壁」を乗り越えた連合の面々たちは、強烈なキャラ立ちも手伝い、より魅力的なキャラクターへと成長する事に、成功しています。
今巻は、長く謎に包まれていた死柄木の過去に、ようやくハッキリとスポットが当てられた巻でした。今までにも、相当にハードな生い立ちであろう事が、示唆されてきた死柄木。
今巻のラストを見る限り、その答えは最悪の形で提示される事になりそうですが……果たして、それを思い出した死柄木には、どのような変化が訪れるのでしょうか。
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