僕のヒーローアカデミア（ヒロアカ）最新話251話のネタバレと感想！無差別の凶行に走るエンディング、発揮される3人の成長！

2019年11月25日（月）に発売した週刊少年ジャンプ52号の『僕のヒーローアカデミア』の最新話251話「一週間」のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。

前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。

『僕のヒーローアカデミア』250話のネタバレと感想はこちら

『僕のヒーローアカデミア』第251話「一週間」のネタバレ

夏雄を人質に取った敵 その目的は「エンデヴァーに殺される」こと？

エンデヴァーに殺される事を望む敵（ヴィラン）、「エンディング」によって捕らえられ、人質にされてしまった夏雄。

「ヒーローは余程の事でも殺しは選択しねェ！」

「でもよ！ あんた脳無を殺したろ！？」

そう言ってエンディングは、エンデヴァーに己を殺す事を迫り、更に、出久たちの乗るハイヤーに、個性で操作する道路表示を巻き付けて行きます。

しかしその時。「爆破」の個性を持つ爆豪が、ハイヤーの窓を覆う道路表示を破り、飛び出して来ました。そしてそれに追随するように、出久と轟も参戦。

ハイヤーの運転手が射出した、ヒーロースーツのケースを手に取り、3人は、「エンディング」へと、向かっていきました。

しかし、それを見たエンディングは、即座に撤退の判断を下します。

「インターン生……」

「俺の死を」

「仕切り直すぞエンデヴァー（マイホープ）！」

そう言って、後ろ向きに走り始めるエンディング。

しかし、そうして崩れた体勢を、見逃すはすもなく、エンデヴァーは、即座にエンディングを追いかけようとします。

たたらを踏んでしまうエンデヴァー その窮地に飛び出した3人

ですが、その際にエンデヴァーの目に飛び込んできたのは、捕らえられた夏雄の鬼気迫るような表情。

それを見て、何事かを感じ取ったエンデヴァーは、その場で咄嗟に二の足を踏んでしまいます。

そうして、逃げおおせようとするエンディング。しかし、たたらを踏んだエンデヴァーの横を駆け抜け、それを追い掛けたのは、それぞれの装備を身に着け、戦闘体勢を整えた、出久・爆豪・轟の3人でした。

「俺の希望の炎よ！」

「息子一人の命じゃアまだ」

「ヒーローやれちゃうみたいだな！」

そう言って、向かってくる轟へと、道路表示を飛ばすエンディング。

しかし、エンデヴァーから課された課題である、「点での放出」を、その場で実践して見せた轟は、向かってきた攻撃を、左半身から放射された「炎」で、完全にシャットアウト。

「夏兄を」

「離せ！」

轟は、更に加速を重ね、エンディングへと迫ります。

しかし、対するエンディングは、それを見て、操る道路表示を、周囲へと飛ばし始めました。

「早く俺を」

「殺っ」

「さねェから！」

「死人が増えちゃうんだ」

そう言って、エンディングは、その場に居合わせた3台の車を、道路表示で捕らえ、それを宙へと無造作に投擲。

更に、簀巻き状態の夏雄を、その場に走ってきたタクシーの前に放り出し殺そうとします。

インターンを経て成長した出久たち 見事被害を抑える事に成功！

しかし。轟と同じように成長を見せ、「凝縮して放つ」事による、急加速を実践させた爆豪が、すんでの所で夏雄を救出。

更に、宙へと投擲され、落ちて来ようとする、3台の車へは、「エア・フォース」で飛び上がった出久が、対応します。

（やれる！）

（同じ！）

（同じだ）

（要領は同じ！）

そう、自分に言い聞かせるように考えながら、出久は腕を振りかぶります。

そうして振るわれた、その拳からは、「ワン・フォー・オール」の新たな個性である、「黒鞭」が発現し、3台の車を同時に掴むと無事に地上へと着地。

更に、逃げようとしていたエンディングの元へは、轟が追いつき、炎を纏う左拳が、その胴を激しく殴打しました。

「お前の望みは何一つ」

「叶わない！」

出久のその言葉を証明するように、3人は、見事にその場を、ほとんど被害を出す事なく収束。

一方のエンデヴァーは、爆豪に助けられた夏雄の元へと駆けつけ、思わずといった様子で、その体を強く抱き留めていました。

『僕のヒーローアカデミア』第251話の感想と考察

夏雄を捕らえ、エンデヴァーに、「自分を殺す事」を迫ってきた敵、エンディング。

それに対し、即座の制圧をかけようとするエンデヴァーですが、人質となっている夏雄の表情を見て、一瞬、その足がすくんでしまいます。

しかし、そこで前へと飛び出したのは、出久・爆豪・轟の3人。

1週間のインターンを経て、それぞれの機動力や状況把握能力、そして何より「個性」の力を飛躍的に高めていた3人は、周囲の安全確保・人質救出・敵制圧を、迅速に敢行。

被害を最小限に食い止め、見事、その成長を見せつけるに至りました。

先週まで、轟家を巡る暗い話題に終始していた、「僕のヒーローアカデミア」。

その雰囲気に引っ張られ、今週は、「もしかしてエンデヴァーがやられてしまうのでは？」などと予想していましたが、それとは全く異なる、非常に痛快な展開となってくれました。

爆豪がハイヤーを飛び出した事を起点として、ヒーロースーツを射出する運転手や、それを手渡す出久。

そこからラストに至るまで、ノンストップで描かれた3人の活躍は、非常にカタルシスに富んだものとなり、久々に満足感の高い回と、なってくれました。

そして今回、遂に完全な操作に成功した、出久の新たな個性「黒鞭」。

土壇場であるからこそ出来た、一時的なものである可能性もありますが、複数の車を支えて着地させるなど、その性能は、相当に高いものである事が明かされました。

となれば、次なる展開として考えられるのは、歴代のワン・フォー・オール継承者が操っていた、残り5つの「個性」の発現。

しかし、残りわずかに迫った「超常解放戦線」の決起までに、5つもの個性の習熟度を上げる訓練が出来るとも思えません。

そうなると、この「決起」、てっきり本作における最終決戦だと思っていましたが、その後に更なる展開が待ち受けている事も、あり得そうです。

このように、3人の成長が明確に描写され、エンデヴァーと夏雄を救う事となった今回。

たった1週間のインターンでこれなのですから、残りの期間、エンデヴァーの元で訓練を積むなら、更なる成長が期待出来ます。

加え、3人以外のA組のクラスメイトたちも、（エンデヴァー事務所ほどの密度ではないかも知れませんが）同じようにインターンに臨んでいる、となると、その成果が明かされるであろう「決起」への期待も、否応無く高まるというもの。

しばらくの間は、急展開、というよりも、地道な「修行編」が続くと思っていたので、今回のような「成果」が見える回は、とても満足感を得る事の出来る、ものでした。

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