『呪術廻戦』最新話76話のネタバレと感想!内なる闇を深めていく夏油、女性呪術師の正体は?

2019年9月21日(土)に発売した週刊少年ジャンプ43号の『呪術廻戦』の最新話76話のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。

前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。

『呪術廻戦』75話のネタバレと感想はこちら

『呪術廻戦』第76話「玉折」のネタバレ

名実ともに「最強」の呪術師として覚醒し、伏黒を討った五条。

一方の夏油は、駆けつけた盤星教の敷地内で、伏黒が使っていた収納呪霊を、見つけていました。

迎えられた決着 後味の悪い結末に五条と夏油は顔をしかめる

そうして盤星教の建物内へ入った夏油。

そんな彼が見たものは、天内の遺体を抱え、どうした事か、盤星教の信者たちから盛大な拍手を送られている、五条の姿でした。

「悟…」

「だよな?」

ただならぬ様子の五条を見て、驚きに目を見開く夏油。2人は互いの体を気遣い、任務の失敗を悔やみます。

そんな中、高専へと戻ろうとする夏油へと、五条がこんな事を言い出しました。

「コイツら」

「殺すか?」

天内が死に、天元との融合が流れた事を、まるで祝福すべき事だとでも言うように、拍手を送り続ける信者たち。

狂気すら感じるその光景を前にして、しかし夏油は、「意味がない」と言って、五条の提案を止めます。

「見た所ここには一般教徒しかいない」

「元々問題のあった団体だ」

「じき解体される」

そう言って、拍手を送る彼らを、手にかける事の無意味さを、説く夏油。

「意味ね」

「それ」

「本当に必要か?」

そう言った五条へ、夏油が答えます。

「大事なことだ」

「特に術師にはな」

そして、1年の時が過ぎました。

呪術師として進化を続ける五条 一方の夏油は闇を深めていく

2007年8月。五条は、夏油と硝子の手助けを受け、更なる改良を加えた、無下限呪術を披露していました。

「無下限呪術」が止める対象を、自動で選択するオート術式。

五条はこれにより、無下限呪術を最小限のリソースで、ほぼ出しっ放しに出来る、と語ります。

それによる脳へのダメージすら、継続して回し続ける反転術式によって、補完する、という五条。

他、更なる進歩を遂げた力の数々を聞き、夏油は、五条が本当の意味で「最強」になったのだという事を、再認識します。

「傑ちょっと痩せた?」

「大丈夫か?」

そう言って、夏油を気遣う五条。今の五条は、任務を1人でこなすため、必然的に夏油も、1人で任務をこなすことが、多くなってきていました。

「ただの夏バテさ」

そう言って強がる夏油。しかし夏油は、いわく「吐瀉物を処理した雑巾を丸飲みしているような味」がする、という呪霊を取り込んでいくうち、その内に、闇を抱え込んできていました。

自分は果たして、誰のために、そのような思いをしてまで、呪霊を取り込んでいるのか。

その脳裏に浮かぶのは、天内の遺体を前にして拍手を送る、盤星教の信者たちの顔でした。

あのような醜悪は何も珍しくない、それを知った上で自分は、人々を救う選択をした。夏油は、そう自分に言い聞かせ続けます。

しかし、その内に。夏油の口からは、かつて伏黒が非術師を指して示したものと、同じ言葉が漏れ出ていました。

「猿め…」

後輩との会話に何かを感じ取る夏油 そこへ現れたのは謎の女性

あくる日。椅子に座り込んで、何事かを考え込んでいた夏油は、翌日から任務で遠出する、という後輩呪術師・灰原と遭遇しました。

その屈託のない様子を見て、思わず、「呪術師やっていけそうか? 辛くないか?」と、尋ねてしまう夏油。

灰原は、その夏油の質問に、こう答えました。

「自分にできることを精一杯頑張るのは」

「気持ちがいいです」

その言葉を聞き、何を思ったのか、夏油は目を見開きます。

「そうか」

「そうだな」

そして、丁度その時。灰原へと相槌を打った夏油へと、横合いから声がかけられました。

「君が夏油君?」

そう言って、靴底に音を立てながら、夏油と灰原の元へと近づいて来る女性。

それは、スラリとしたスタイルを持った、長身の姿でした。

「どんな女が好み(タイプ)かな?」

女性が放った第一声は、そんな事を夏油に尋ねるものでした。

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『呪術廻戦』第76話を読んだ感想と考察

いやこれ灰原死ぬでしょ。

伏黒を打倒し、形の上では、勝利を飾った五条。しかし天内は死に、任務は失敗。

「最強」となった五条から離れた事で、闇を溜め込んでいく夏油の姿が描かれた、第76話でした。

「反転術式」を習得した後も、さらに「最強」としての進化を重ねていく五条。それに対する夏油の姿が、今回の見所でしょうか。

呪霊を取り込み、呪霊を祓ううち、呪術師として活動する意義に疑問を覚え始めた夏油。

考えてみれば、呪霊を取り込む、なんて真似、体にいいはずがありませんでした。それに加えて、心に追い打ちを賭けたのが、天内と「盤星教」の一件。

唯一心の支えとなっていた五条とも、(両者にそのつもりはないのかも知れませんが)距離が生まれ、夏油は闇を抱え込んで行くことになります。

そんな夏油が、現状唯一屈託無く笑顔を向けたのが、後輩呪術師・灰原。……いや死にますねこれ。

現代でも、灰原の名前は今まで登場していませんし、なんか遠出するとか言ってますし。呪術師としては例外なくらい良い奴なので、本心では死んで欲しくはありませんが、うーん、ちょっとそうではないパターンが思いつきません。

そして最後に現れた、女呪術師。名前は判明していませんが、東堂の回想にも登場した、現状では特級呪術師の1人なのではないか、と目される人物です。

この女性との出会いが、夏油に何をもたらすのか。そして灰原は無事に帰ってきてくれるのか。

最終的に呪詛師に回ることが確定している、夏油の行く末。この2人の動向が、鍵になってきそうです。

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