2019年12月16日(月)に発売した週刊少年ジャンプ55号の『僕のヒーローアカデミア』の最新話254話「誰よりもおまえはヒーローに」のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。
前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。
目次
『僕のヒーローアカデミア』第254話「誰よりもおまえはヒーローに」のネタバレ
黒霧の正体 それはかつての相澤たちの同級生「白雲朧」
特殊刑務所「タルタロス」へと呼び出され、黒霧の正体が、かつての同級生である可能性を聞かされた相澤とプレゼント・マイク。
かつて、相澤と同じインターン先で亡くなったという同級生、「白雲朧」の事を思い出しながら相澤たちは黒霧と対峙します。
「つまり」
「黒霧は脳無で」
「白雲の遺体がベースになっている──」
「──可能性が高いっつーことだ」
それを聞き困惑するプレゼント・マイク。
オール・フォー・ワンの「悪意」によって、遺体をすり替えられたのではと聞き、プレゼント・マイクは尚更顔を歪めます。
そんな中、相澤が尋ねます。
「何で我々を?」
「『絆による奇跡』でも期待してるなら…大衆映画の見すぎでは?」
それを聞き、今までの「脳無」が生前の人格を残していたという事実を語るグラントリノ。
もしも黒霧が何か情報を語れば、捜査に大きな進展があるとして、塚内もまた相澤たちに黒霧へのコンタクトを頼み込みます。
「白雲朧の執着を」
「呼び覚ましてほしい」
黒霧との対峙 相澤たち黒霧の中に白雲の面影を見る?
それに応え、ガラス越しに黒霧と対峙する、相澤とプレゼント・マイク。
眠っていた黒霧は、やがて目を覚ますと元々雄英襲撃の際に接触あった相澤へと挨拶を述べます。
「死柄木弔は」
「元気ですか? 捕まったりしてませんか?」
正面にいる相澤たちへと、唐突にそんなことを尋ねてくる黒霧。
「彼の世話が私の使命」と語った黒霧は、死柄木への強い執着心を覗かせます。
「苦ではありませんよ」
「放っておけない性質なんでね」
そう言って、頭からでるモヤを揺らめかせる黒霧。一方の相澤とプレゼント・マイクは、そんな黒霧の言葉そして態度に何事かを感じ取った様子で顔を強張らせます。
そうして、改めて黒霧の中の「白雲」への、語りかけを試みる相澤。
「俺が」
「拾えないと…やりすごした子猫を」
「迷わず拾ってくるような奴だった」
そんな思い出話にも、黒霧は何の反応も示しません。続いて相澤は、白雲が己を引っ張ってくれていた事、前だけを向いて生きていた事をぽつりぽつりと語り始めます。
それを聞き、また己の周囲のモヤを揺らめかせる黒霧。
「俺」
「山田と先生やってるよ」
「生徒に厳しくあたってきた」
命を大切にさせるための除籍 白雲の死から学んだ相澤の教育方針
元々、「ヒーローの資格なし」と見るや、生徒を1クラス丸ごと除籍処分にしてしまう、過激な教育方針で有名だった相澤。
しかし、その事に触れたグラントリノに、プレゼント・マイクは、「書類上じゃな」と意味深な言葉を返します。
実は、相澤が「除籍処分」とした生徒たちは、その後、同じく相澤に復籍の手続きを施され今でも雄英に在籍していたのです。
「自己犠牲と命を捨てる事は」
「同義じゃない。履き違えた若者に」
「望み通り一度“死”を与えます」
「その上で更なる向上に努めさせる」
そう、根津校長へと己の教育方針を語るかつての相澤。
その、「一度除籍処分を施す」という、ある意味で過激ともとれる方針の真意は、かつて白雲というパートナーを失ってしまった事から来るものでした。
「おまえに……」
「おまえのような」
「誰かを引っ張っていけるヒーローに…」
「長く生きてほしいから」
そう言って、かつての白雲との思い出の品でもある、己のゴーグルを差し出す相澤。
「白雲」
「でもまだ」
「おまえがそこにいるのなら」
「なろうぜ…ヒーローに!」
「三人で!」
その言葉を聞いた黒霧は、無言のまま、しかし、モヤを揺らめかせ確かな反応を示しました。
『僕のヒーローアカデミア』第254話の感想と考察
「黒霧」の正体が、相澤とプレゼント・マイクのかつての同級生・白雲朧だという事が判明し、「タルタロス」に駆け付けた2人。
塚内とグラントリノの依頼により、相澤たちは黒霧に残る白雲の人格へと呼びかけを行えないか試す事になります。
会話の中で、黒霧の中に確かに白雲の面影を見出す相澤たち。やがて相澤は、黒霧へと、「3人でヒーローになろう」と涙ながらに語りかけます。
黒霧の体が「脳無」であり、そこに白雲の遺体が使われているという事実が明かされた今回の話。
「遺体をすり替える」など、言うほど簡単な事ではないとは思いますが事ここに至り、「実は違いました」とはならないでしょうから、これは確定事項と言っていいでしょう。
しかしこうなると、不安になってくるのは、他にも「こういう例があり得る」のだという事。
「遺体をすり替える」などという離れ業をもやってのけるのが、「オール・フォー・ワン」の力なのだとすれば、以降に登場する脳無は、もはやなんでもアリになってしまいます。
極端な話、「ワン・フォー・オール」の歴代継承者だったり、切島の憧れのヒーロー・「紅頼雄斗(クリムゾンライオット)」であったり……そう言った、歴戦のヒーローたちが、出久たちの前に立ちはだかるという展開も、いかにもありそうです。
これまで、あくまで冷静かつ冷酷な面のある「教師」として描かれてきた相澤。
しかし、以前のインターン編でのVS死穢八斎會での1幕やエリとの交流、そして今回のエピソードなど、ここ最近は、相澤の「人間的」な面が色濃く描写されてきています。
ですがこうなると、心配になってくるのは、これらがある種の「死亡フラグ」になってしまいやしないかという事。
もしも相澤が、今回のエピソードをきっかけに、「オール・フォー・ワン」や「敵連合」に個人的な恨みを抱いてしまうような事になれば……? いずれにせよ、この「黒霧」と「白雲」関連の因縁が、どう決着するか。
その辺りが、今後の展開の分岐点になってきそうです。
『僕のヒーローアカデミア』の最新巻の単行本や過去作品を無料で見る方法
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漫画『僕のヒーローアカデミア』を無料で読む方法&最新刊含め全巻無料で読めるか徹底調査!
- 『ONE PIECE』尾田栄一郎
- 『HUNTER×HUNTER』冨樫義博
- 『ハイキュー!!』古舘春一
- 『僕のヒーローアカデミア』堀越耕平
- 『ブラッククローバー』田畠裕基
- 『ゆらぎ荘の幽奈さん』ミウラタダヒロ
- 『鬼滅の刃』吾峠呼世晴
- 『約束のネバーランド』原作:白井カイウ 作画:出水ぽすか
- 『ぼくたちは勉強ができない』筒井大志
- 『Dr.STONE』原作:稲垣理一郎 作画:Boichi
- 『アクタージュ act-age』原作:マツキタツヤ 漫画:宇佐崎しろ
- 『呪術廻戦』芥見下々
- 『チェンソーマン』藤本タツキ
- 『神緒ゆいは髪を結い』椎橋 寛
- 『サムライ8 八丸伝』岸本斉史・大久保彰
- 『ふたりの太星』福田健太郎
- 『ビーストチルドレン』寺坂研人
- 『トーキョー忍スクワッド』田中勇輝・松浦健人
- 『夜桜さんちの大作戦』権平ひつじ
- 『ミタマセキュ霊ティ』鳩胸つるん
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