マスクの再利用はできる?できない?洗ったり消毒して使いまわすと効果が薄くなる可能性あり

新型コロナウィルスの脅威が日本全国に広がっている中、全国の小売店からマスクがなくなっている状態が続いています。

入荷してもすぐに売れてしまい、なかなか入手できずに困っている方も少なくありません。

そんな中、一般的に使い捨てとして販売されるマスクを洗ったり消毒して再利用できるかどうか気になっている方もいらっしゃいます。

この点について3月5日、マスクを製造するメーカーの業界団体が指針を発表したので、主なポイントをまとめました。

マスクが品薄状態の中、業界団体がマスクを洗って再利用を勧めないと指針を示す

マスクを製造・販売するメーカーが加盟する全国マスク工業会が、使い捨てマスクの再利用について指針を出しました。

コロナウィルスでマスクが品薄になり、困っている方も多い状態ですが、この指針を見ると、基本的に使い捨てマスクの再利用はやめたほうがよいということがわかります。

マスクを購入した際はパッケージを確認し、繰り返し使えるという表記がない場合、洗濯すると機能が低下するので再利用は推奨できないとしました。

私たちが普段使っている不織布マスクの多くは、再利用を前提としない使い捨てタイプです。

1日ごとに、別のマスクに取り換えることが基本となります。

マスクをどうしても洗濯する場合は中性洗剤で乾燥機を使わず、消毒液は使わずに

5日に全国マスク工業会が示した指針では、どうしてもマスクを洗濯して再利用したい場合の方法についても触れられています。

洗濯する場合は中性洗剤で押し洗いし、十分にすすぐこと、乾燥機を使わずに乾燥させるよう発表しました。

マスクに消毒液などを使うのは、フィルター機能が維持されなくなるおそれがあるということです。

乾燥機も使えないということですから、どうしてもマスクが入手できず、外出も避けられない場合の最終手段となりますね。

品薄のマスクが入手できない場合は自作もしくはハンカチなどで代用も

全国マスク工業会により、使い捨ての不織布マスクは基本的に洗濯・再利用しないでほしいという指針が出されました。

とはいえ、現在マスクは供給を需要が大きく上回っている状態で、ドラッグストアなどでも入手困難という声が聞かれます。

ネットショッピングなどでもマスクが売られていますが、普段の相場よりもかなり高い値段がつけられていることが多いです。

マスクの品薄に対抗する手段の1つとして、こちらも入手が難しくなりつつありますが、洗えるタイプのマスクを購入することがあります。

また、ガーゼが自宅にある場合、自宅で代用品のガーゼマスクを作ることも可能です。

マスクの型紙は、様々なサイトで無料公開されているので、それらを利用することができます。

ガーゼやゴムがないという場合は、タオルやハンカチを口に当て、くしゃみや咳の飛沫が飛び散るのを予防することも検討しましょう。

国内マスク生産は増強体制

経済産業省の発表によると、現在国内メーカーは24時間体制で、通常の3倍という量のマスクを増産している状況です。

マスク製造設備導入支援補助金という制度を活用し、新規にマスクを製造する企業が3社採択されたことも発表しています。

新規にマスクを製造する会社は3月第2週目までに設備導入を行うということで、こうした施策がとられれば、品薄状態が少し改善される可能性も期待できます。

アルコール消毒液も増産体制に入っています。

新型コロナウィルスの終息がいつになるか不透明な状態で、こうした企業努力には本当に頭が下がりますね。

マスクの再利用は基本的に不可、業界団体の指針をチェック

マスクの業界団体から、改めて使い捨てマスクは洗濯して再利用しないよう推奨する指針が出されました。

マスクが基本使い捨てということを考えれば、なおのこと不要不急の外出を避けることが大切となりますね。

もちろん、国民全員がマスクを必要数入手できるよう、生産体制の一刻も早い整備が待ち望まれます。

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