学校が休校措置をとったことで、共働きの両親を持つ子供が家に残るということが発生しています。
各地の教育委員会では、学校を開放し生徒の預かりを実施するなど、子供の居場所確保に努めています。
そんな中で、子供をコロナウイルスの感染から守ろうと田舎へ疎開させるという動きがあるそうです。
多くは祖父母の家に滞在させるということですが、この行為が感染拡大につながるのではないかと批判を浴びています。
コロナ疎開が起こす危険と批判の声についてまとめました。
子供を守るためのコロナ疎開とは?
3月に入り、全国の学校で休校措置が開始されました。
自治体によって休校開始日は異なりますが、多くは第一週目からスタートし、そのまま春休みに突入します。
一部では第二の夏休みとも揶揄されるこの長期休暇に対し、保護者は戸惑いを隠せません。
非常事態ということで、各学校が教室開放をし、低学年の児童や家で一人きりになってしまう子供の受け入れを開始していますが、一部の共働き家庭では子供を実家の祖父母に預ける動きがあります。
子供を田舎で過ごさせる行為が現在コロナ疎開と言われ、ネットでは感染拡大行為だと批判されています。
コロナ疎開が批判される理由は?
学校が休校措置をとった理由は、感染拡大防止です。
インフルエンザの場合、子供がクラスターとなり感染を広げる傾向があります。
そのため、濃厚接触をしやすい子供同士を離して感染拡大を防ぐために、自宅待機として休校措置を決定しました。
田舎の祖父母に子供を預けた場合、その子供が無症状患者だとしたらどうなるでしょうか?
これまで感染が確認されていなかった地域にウイルスを持ち込むことになってしまい、高齢者である祖父母に罹患したら重篤になってしまう恐れもあります。
うちの子は感染していないから大丈夫という安易な考えで疎開行為をしてしまうと、せっかくの休校措置が裏目に出てしまう危険性があるので、ネットでは批判の声が上がっています。
コロナ疎開の危険性を訴える人々の声
テレビ朝日系の情報番組『モーニングショー』でコロナ疎開を取り上げたことで、多くの視聴者が危険性を訴えています。
コロナ疎開というキーワードが独り歩きをして、誰も推奨していないのに祖父母に預ける親が増加するのではないかと危惧されています。
昨日の専門家方々の会見を見てます?
10代から30代の若年層が、遠隔地に移動することで、高齢者等に感染させている運び屋的存在だと。しかも、症状が最悪出ない感染者が居ると考えると…これを踏まえ、仮に子供達が疎開し祖父母に濃厚接触したら…大変なことになりませんか????#コロナ疎開— Asamin (@_Z_E_R_O_999) March 2, 2020
#コロナ疎開 は人の移動そのものがリスクである現状では感染の機会を増やすため、むしろ危険を増やす行為です。コロナ対策には、ふだん会わない人に会わず、会う人数を減らすことが重要となります。 https://t.co/NaA4ucCvHv
— suna (@sunasaji) March 2, 2020
テレビで主婦や老人に向けて変な言葉を吹き込むのやめて欲しい
田舎に疎開とか言うけど、テレビでいう田舎は地方の田舎にとっては大都会で医療もある程度充実してる
地方の田舎はお年寄りだらけで無医村も珍しくない
皆んな孫可愛いで迎え入れたら地方の田舎は気づかないうちに滅びます#コロナ疎開 https://t.co/ulio8mjbR5— qqq (@dio1101) March 3, 2020
#コロナ疎開 って?
みなさん書いてらっしゃいますが
お年寄りの多い 地方に疎開して
その時点で既に保菌してた場合
大勢の高齢者が犠牲となりますよ#コロナ疎開 ではなく#コロナ拡散 #コロナテロ ですすぐに発症しないから
無闇矢鱈に遠出するのは避け
『引き篭もり最強!』
出来たら良いですね— 外山(とやま)ひよ@芸人アイドル (@shd_hiyo) March 3, 2020
コロナ疎開を推奨する宿も登場
青森県弘前市にある岩木山ペンションワンダーランドでは、2月29日から「新型コロナウイルス疎開プラン」を販売開始しました。
ここは雪に埋もれる標高450メートルの地帯にあり、新型コロナウイルスも発生していない地域です。
そこで、比較的安全に家族でゆっくりと過ごしてもらおうと、疎開プランを考えたそうです。
ペットの宿泊も可能になっており、基本プランは6泊7日、三食付きとなっています。
家族4人で経営している小ぢんまりとした宿ですが、今年は雪不足で予約キャンセルが相次ぎ、コロナウイルスの影響でゴールデンウイークまでの予約も激減したそうです。
今回のムードは東日本大震災を思い出すというオーナーは、自分にできることは何かを考え、今回のプランを計画したそうです。
※この企画は、確実な安全を保障するものではありませんので、ご理解の上ご参加ください。
ご家族で、お子様ずれで、ワンちゃんと一緒に、雄大な自然と温泉とインターネットで数日過ごすのはいかがでしょうか。
お子様は、思う存分雪遊びができます。
お母さんは、食事の支度も気にせず温泉に、お仕事を抱えるお父さんは、光回線のインターネットでお仕事ができます。
このプランは、1週間程度を基本に3月いっぱい受け入れます。
その後の状況では、4月も延長します。料金も低額に設定しています
お孫さんと一緒に、おじいちゃんおばあちゃんとご利用いただけます。
お子様連れの方々を優先にしますが、お部屋に空きがあれば大人の方でもお受けいたします。
企画見本
基本プラン6泊7日(1週間) 3食付き/日. 大人7千円/日.お子様6千円/日(税込み)
- お母さんとお子様一人 78,000円
- お母さんとお子様二人 114,000円
- お父さんお母さんお子様一人 120,000円
- お父さんお母さんお子様二人 156,000円
- ワンちゃんは、一日一匹2千円プラスとなります。
※アメニティーグッズは付きませんのでご持参ください
※3泊4日以上からお受けいたします。
※チェックイン午後3時、チェックアウト午前10時
※カード決済は、一回払いのみです。お問合せご予約
〒036-1345青森県弘前市大字常盤野字黒森12-5TEL 0172-83-2670 FAX83-2675
自宅待機と自粛ムードが広がる
この週末、公園で子供が遊ぶ声が聞こえていましたが、近隣から非常識ではないのかという意見が学校にあり、保護者向けに自粛の連絡が入りました。
子供たちは自宅で、無料開放されている教材や書籍を利用したり、料理や工作を楽しむなどして過ごしている家庭が多くあります。
現在感染をしていなくても、無症状の場合があるのでやたらと外出することは控えることが推奨されています。
なぜ多くのイベントが中止され、無観客興行が行われているのかを考えた行動をとるようにしましょう。
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