湖北省武漢市の李文亮医師が死亡!気になる経歴や警察から新型コロナウィルスについて口止めされていた事実も紹介!

中国武漢の眼科医で、新型コロナウィルスの流行を警告していた李文亮医師が2020年2月7日未明、息を引き取りました。

死因は新型コロナウィルスでした。

中国のネットでは李医師が英雄とされ、彼の死を悼む人が多くいます。

李医師が英雄となった理由とは?

李医師の経歴や、警察に口止めをされていた内容についてまとめました。

李文亮医師が新型コロナウィルスで死亡

中国武漢にある、武漢中央病院が7日未明に同病院眼科医、李文亮医師が亡くなったことを発表しました。

李医師は武漢市で専門外でありながら新型コロナウィルスの治療に従事していました。

しかし、1月12日に自身も新型ウィルスに感染して入院しており、2月1日に感染が確認されました。

感染確認からわずか6日での死亡となってしまいました。

李文亮医師の経歴とは?

新型コロナウィルスの流行をいち早く察知し、警告をしていた李文亮医師。

自ら罹患しながらも、警告や病状を発信し続けた彼のプロフィールを紹介します。

  • 名前:李文亮
  • 享年:34歳
  • 出身地:中国遼寧省
  • 出身大学:武漢大学臨床医学学科
  • 勤務地:武漢中央病院
  • 専門:眼科

李文亮医師が英雄となった理由とは?

李医師は、2019年12月、自身が務める武漢中央病院にてSARSに似たウィルスの存在に気が付きました。

患者は院内で隔離され、李医師は12月30日に、同僚の医師たちに大流行の危険性を警告するメッセージを送信しました。

その中では、防護服を着用して診察や治療を行い、感染を防ぐように指示をしていたということです。

しかし、それに気が付いた中国公安省の職員が李医師の元を訪れ、社会の秩序を著しく乱す虚偽の発言をしたとして、告発をしました。

李医師は警察に口止めされながらも、自身も感染し入院中の病院にてこの一連の流れを告発しました。

その後も、自身の病状を克明にネット上で発信し続け、勇気のある行動を称えて「英雄」と呼ばれるようになりました。

李文亮医師を口止めした警察の杜撰な対応

感染者が確認された2019年12月の時点ではウイルスが新型であるとは認識されていませんでした。

李医師も、SARSに似たウィルスが発生していると感じただけであり、過去にパンデミックが起きている事例を考えて警告をしました。

警告を行ったのは、約150人の医師が参加するグループチャット「微信(ウィーチャット)」です。

李医師の警告を見た1人の医師がその文面をスクリーンショットに写し、投稿したことで中国公安省の目に留まることになりました。

しかし、中国公安省は事実の確認をすることなく、李医師の元を訪れ、告発文に署名を求めたのです。

その内容は以下のようになっています。

「我々は厳粛に警告する。

かたくなに無礼なふるまいを続けたり、こうした違法行為を続けるのであれば、あなたは裁かれることになるだろう。

わかったか?」

文書には李医師の拇印と署名がされています。

李医師を含め、8人もの人が中国公安省から同等に「デマを拡散した」として警告をされていました。

しかし、新型コロナウィルスが世界的に蔓延しはじめ、李医師も感染した1月末に地元の当局者が謝罪をしました。

日本でも李文亮医師を称える声が

日本でも、李医師の訃報とその活動を知った人が追悼の意を表しています。

一部では今回の中国の対応に怒りを感じており、李医師を死に至らしめたのは国だとする人も。

李文亮医師の功績を忘れない

まだ医師としてこれからとも言える34歳での訃報はとても悲しいことです。

しかも、奥様が妊娠中とのことで、彼の無念は測りきれません。

特に、第一線で活躍し、いち早く警告を行ってきた李医師の勇気は称賛に値します。

ぜひ、李医師の功績が語り継がれ、意志を引き継ぐ人が多くあらわれることを願います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です