コロナウィルス新型肺炎の関連情報まとめ!中国武漢から助けを求める声や命がけの動画が話題に

コロナウィルスによる新型肺炎の被害が拡大し、中国だけでなく、日本を含めた全世界で感染者が出ています。

日本でも新型コロナウィルスが指定感染症として指定し、中国からの渡航者に対する水際対策もとられました。

まだ日本では、感染者が爆発的に増えるという事態にはなっていませんが、ウィルスには潜伏期間もあり、不安は拭えませんね。

2月5日現在のコロナウィルス・新型肺炎に関する情報について、感染源と考えられている中国・武漢市の現状を中心にまとめました。

コロナウィルスによる新型肺炎の死者は500人規模に、致死率は3%程度

2月4日の中国・国家衛生健康委員会の発表では、新型コロナウィルスに感染した患者数が2万人を超えています。

死者数は全世界で500名程度であり、その多くは中国・武漢市に集中している状況です。

武漢市ではさらに多くの入院患者がいて、重体の患者も少なくありません。

ウィルスに対する研究がなされている最中であり、正確な医学的な情報はまだ得られていませんが、現在のところ致死率は3%程度と報じられています。

コロナウィルス被害で交通封鎖された中国・武漢を励ます運動が盛んに、回復・退院を伝えるニュースも

コロナウィルスの感染源とされ、多くの患者が発生している中国・武漢市は交通封鎖がされています。

中国は現在、本来なら旧正月の春節をお祝いする時期であるはずですが、現在の状況では、とてもそれどころではありません。

中国では、「武汉加油」(武漢頑張って)という文字のイルミネーションがビルに掲げられたり、武漢で奮闘する医療従事者を応援する動画などがアップロードされたりしています。

市民の間で武漢を応援したいという、心温まる動きが広がっていることも、全世界で報道されました。

武漢では感染者が回復・退院したというニュースも報じられていて、暗いニュースの中にも、わずかな光が射しています。

中国・武漢から命がけでアップロードした動画「真実を伝えたい」が話題に、助けを求める声は和訳版も

新型コロナウィルスに関する中国・武漢市の状況で、注目を集めているのは、現地市民の方が現状を伝える動画です。

中国のある若者が「真実を伝えたい」としてアップロードした動画は世界に拡散し、日本語に訳された動画も作られています。

この動画で、武漢の状況を伝える青年は、「私は公安に捕まるかもしれない」とも話していて、まさに命がけで武漢の現状を伝えようとしていることがわかります。

この青年は「武漢は地獄」とも話しており、武漢の医療体制が不十分であることを暴露し、中国政府に対して不満の声を挙げました。

他にも武漢にある病院の様子を撮影した動画がTwitterなどで拡散されており、病院に凄まじい様子が見て取れます。

中国当局を動かす世論になってほしいという希望を持ち、危険を冒して公開した武漢の勇気ある青年達の声は、現在確実に全世界の人に届きつつあります。

中国・武漢市では多くの課題残る

多くの感染者を抱える武漢市や、武漢を中心都市とする湖北省では、現在も多くの課題が報じられています。

1つはもちろん、患者の受け入れ態勢です。病院の建設も急ピッチで進められていますが、まだ医療体制は十分ではありません。

武漢からアップロードされた動画でも、感染の疑いのある方でも、診断キットが足りずに診断ができなかったり、病院から帰されていたりするという声が出ています。

食料やマスクなど、物資的な支援体制も課題です。

日本に関する課題としては、まだ主に武漢市外の湖北省で、帰国を希望する日本人が140人残されていると報じられました。

次のチャーター便手配が速やかに行われ、これらの方が無事に帰国できることを願いたいものです。

猛威を振るうコロナウィルス、中国・武漢では今も多数の市民が生活

現在も死者数が増え続けているコロナウィルス、中国・武漢では今も多くの市民が封鎖された状態で生活をしています。

世界への感染拡大、パンデミックの可能性についても不安が広がっていますが、最も被害の深刻な中国・武漢の方々の無事も祈りましょう。

現地からアップロードされた助けを求める動画が、今後世界を動かし、中国政府にも影響を与える原動力となるでしょうか。

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