『鬼滅の刃』最新話172話のネタバレと感想!次々と技を放つ黒死牟、残された活路は……玄弥!

2019年9月2日(月)に発売した週刊少年ジャンプ40号の『鬼滅の刃』の最新話172話のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。

前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。

『鬼滅の刃』171話のネタバレと感想はこちら

『鬼滅の刃』第172話「弱者の可能性」のネタバレ

パワーアップを果たした黒死牟 その脅威の技が柱2人に迫る

異形と化した刀を手にした、黒死牟から、手痛い反撃を受けた、不死川と悲鳴嶼。

うち不死川は、悲鳴嶼のサポートを受けてなお、2本の指を斬り飛ばされるという、重症を負ってしまいます。

(負傷すればする程動きが鈍くなる)

(足を引っ張ることになる)

頼みの綱の「稀血」も、黒死牟には殆ど効いた素振りがありません。

更には、手にした長大な刀を、苦もなく高速で降ってくる、黒死牟。回避も反撃も困難であろうその攻撃に、不死川は、更に警戒を強くします。

それらの光景と戦況は、烏越しに、新たな産屋敷家当主・輝利哉の元へも、届いていました。

共に戦況を見定める妹たちに、「冨岡義勇・竈門炭治郎を向かわせますか?」と、輝利哉は尋ねられます。しかし輝利哉は、それを却下。

「義勇と炭治郎はそのまま無惨の元へ」

「上弦の壱は」

「行冥と実弥、無一郎と玄弥の四人が必ず倒す」

そう、強い眼差しをもって、決断を下しました。

次々と披露される月の呼吸の剣技 不死川最大の危機

一方、長大化させた異形の刀を振るう黒死棒は、そのまま、月の呼吸・漆ノ型「厄鏡・月映え」を披露。いくつもの斬撃が、十数メートルも離れた位置にいる悲鳴嶼を襲います。

(何という間合い! 攻撃範囲が倍以上伸びた)

(そしてこの速さ…これはまずい!)

更には、捌ノ型「月龍輪尾」、玖ノ型「降り月・連面」という技が、立て続けに放たれ、不死川の体に、いくつもの傷を穿ちます。

「不死川ーーーーっ!」

「悲鳴嶼さんおれに構うな」

そして、続けて放たれたのは、月の呼吸・拾ノ型「穿面斬・蘿月(せんめんざん・らげつ)」。無数の斬撃が、途中の床を巻き込みながら、まるで壁のように不死川へと迫ります。

しかし、その攻撃が不死川を飲み込もうとした時。横合いから時透が飛び込んで来て、不死川をすんでのところで救いました。

「死なせない」

「貴方はまだ両腕で刀を振れる…!」

玄弥が思い出すのは炭治郎の言葉 そして玄弥は決断を下す

一方、その戦いを遠巻きに眺めていたのは、玄弥でした。黒死牟の隙を伺いつつも、またすぐに胴を割られてしまうのではないか、と恐れる玄弥。

役に立ちたい、と思いつつも、そう思えば思うほど、その体は、強張ってうまく動かせなくなります。

(一番弱い人が)

(一番可能性を持ってるんだよ玄弥)

己の弱さを呪っていた玄弥。そんな玄弥の脳裏に思い出されたのは、以前、柱稽古を共にした時の、炭治郎の言葉でした。

炭治郎が言うには、上弦の陸と戦った際。炭治郎が弱かったからこそ、敵が炭治郎に警戒を抱いていなかったからこそ、状況を変えられたのだと、そう言います。

(一気に風向きが変わる)

(勝利への活路が開く)

その言葉と、炭治郎の顔を思い出した玄弥。果たして己に同じ事が出来るだろうか、と思いながら、玄弥は、懐から1つの包みを取り出しました。

その中から出てきたのは、先ほど悲鳴嶼が折った、黒死牟の刀の破片。黒死牟の肉体の1部だというそれを、玄弥は、確保しておいたのです。

(また斬られた時に喰おうと思ってたが)

(そんな弱腰じゃ話にならねぇ)

(攻めの姿勢を崩すな)

そう思いながら、玄弥は、手にした刀の破片を口に運びます。

そうして玄弥の体に、異変が起こり始めました。

『鬼滅の刃』173話のネタバレと感想はこちら

『鬼滅の刃』第172話を読んだ感想と考察

更なる力を発揮し、一層の強さを見せつける黒死牟。少しづつ傷を受け、戦力が削られる中、遂に時透・玄弥の両名が、戦線に加わってきた、第172話でした。

いやしかし黒死牟、本当に手の付けられない強さです。

初撃の時点で、「悲鳴嶼が庇わなければ不死川の両腕が飛んでいた」というのも、さる事ながら、漫画的な演出にしても、今までとは一線を画すものが見られます。

矢継ぎ早に放たれる技の数々も、もはや柱2人を寄らせすらしない、という規模のものばかり。

刀の1振りが、数メートル、数十メートルの向こうにまで斬撃を届かせる、とあっては、もはやどう反撃していいのかすら、解りません。

そして、玄弥です。黒死牟の髪を喰い、格段にパワーアップしたと思われる、玄弥。柱たちと上弦の戦いに尻込みし、手を出しあぐねていましたが、黒死牟の刀を喰って戦線に加わる決意をしたようです。

しかし、あれですね。炭治郎は精神科医か何かなんですかね。柱を含め、いろんな人の人生に影響を与えすぎです。

命を賭けて戦うか戦わざるかの、その決断の際に顔が浮かぶ時点で、もう玄弥にとっては実弥の次くらいに影響力ある人物になってるじゃないですか。

もしこの決断によって、玄弥が戦死してしまったら、非常に辛い展開となりますが……炭治郎の言葉には、「そうはならないだろう」と思わせてくれる、謎の説得力がありますね。

そう思わされる時点で、こちらもちょっと毒されてきてる気もします。

このように、読者に更なる絶望を植え付けてきた今回。

本格的に、不死川・悲鳴嶼の両名では、黒死牟に太刀打ちできないだろう、という示唆が描かれました。となれば残る勝算は、炭治郎が言った「弱者の可能性」のみ。

描写を見る限り、玄弥が暴走してしまうという展開もありそうですが……果たして。

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