ワンパンマン2期9話の見逃し配信動画を無料で見る方法を調査!ネタバレや感想についても

ワンパンマン2期9話「最強の悩み」では、格闘大会場でのスイリューらを巻き込んだ戦闘が終結し、最強ゆえの悩みを抱えるサイタマが、キングに相談するエピソードが描かれます。

また、怪人協会の最初の襲撃が終わって、協会の真意の検討、アジトの場所の捜索などが展開する中で、ガロウの戦いも激化する回でもあり、更には、初めてサイタマと邂逅する場面も描かれました。

原作:ONE先生、作画:村田雄介先生が送る、話題のギャグアクションアニメ『ワンパンマン』第9話のあらすじやネタバレ、感想をぜひご覧ください。

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『ワンパンマン2期』9話のあらすじ・ネタバレ

バクザンにやられて倒れ伏したスイリューに、助けを呼ぶ声が聞こえたぜと言葉をかけながら、黄色い剥げたマントがゆっくりと、傍らを通り過ぎます。

スイリューは、涙を拭いながら、そのつるっぱげを見つめて、あの頭は……、と決勝の対戦相手を思い出しながら、化物とかしたバクザンの前に達ヒーローの背中を仰ぎました。

サイタマVSバクザンの戦い

バクザンは、ヒーローだ? 笑わせるな、とサイタマを見下ろしますが、その姿をしっかり目に収めると、突然、怯えたような声を上げます。

試合での一幕を思い出してのことでしたが、パワーアップした今となっては、復讐の機会が早くもやって来たと嬉々として、今度こそ必殺のパレードを食らわせてやると激しい下段ゲリを放ちます。

ヒットしたにもかかわらず、サイタマは姿勢も変えずに、横滑りに闘技場の端まで飛ばされ、倒れている他の選手たちを庇う位置で停止しました。

スイリューはその事に気づき、自分をまず守れ! と叫びましたが、サイタマは涼しい顔で続く正拳突きをまともに喰らいます。

手応えに高笑いを続けるバクザンですが、やはりサイタマは表情も変えずにキョトンとするばかりで、止めを刺そうと手刀を振り上げたバクザンに、意外な一言を届けます。

「だめだ思い出せねえ」

バクザンの姿に見覚えが有りながら、あまりに印象が薄くて覚えておらず、ずっとお見だそうと思案していたサイタマでしたが、もう良いやという感じでバクザンの上半身をふっ飛ばします。

その光景に、歯の砕けた口を開け放って驚くスイリューに、サイタマは、優勝したのに災難だったな、怪人は倒したからまた頑張ってくれと適当に声をかけました。

スイリューにばれるサイタマの正体

「キミ、本当は何者なんだ?」

訪ねたスイリューに、「俺はサイタマ、ヒーローだよ」と何事もないように答えますが、だったら素性を偽って参加したのかと墓穴を掘ってしまいます。

サイタマは、何が目的で大会に出たのか、と尋ねられ、ヒーロー狩りってのが武術を使うから、何となく興味が湧いて、体験してみたかった、あと賞金も目当て、と世間話のように返しました。

スイリューは、ヒーロー刈りの対策か、と納得しますが、サイタマはそれを否定して、たまたまチケットが手に入ったもっと言えば暇だったから、とスイリューの緊張感をふっ飛ばします。

その御蔭で命拾いした、とお礼を伝えるスイリューでしたが、今は怪人協会というヤバイ連中が暴れていて、ゴウケツも近くにいると怯えます。

スイリューの怯え方を見たサイタマは、そこまでのやつなのか、と緊張感なく聞き返しますが、その怪人は何処行った? と早速そっちの方に行こうとしました。

スイリューは、話を聞いてたのかと声色を変えて、去っていこうとするサイタマの足を掴み、恩人をみすみす見殺しにはできない、と真剣です。

しかし、傷ついたスイリューにサイタマを止める術はなく、ゴウケツの開けたドデカ壁の穴の方へ、去っていくサイタマの背中を、止められなかったと泣きながら見つめ、床を叩いてくやしがるのでした。

サイタマはこんなところで死ぬべきじゃない、もっと多くの人を救うはずだったんだ、床を叩くスイリューでしたが、その目の前にゴウケツの首が落下してきて、言葉をなくします。

サイタマは、またも何事もなかったかのように、全くの無傷でスイリューの前に戻ってキて、いい忘れたことがあったんだけどと、彼の膝を折って声をかけます。

「嘘ついて大会に出場したこと、秘密にしといてくれ」

目を丸くして、流石に吹き出したスイリューは、俺もヒーローになれるかな、と訪ねますが、サイタマは、知らん、俺もなれたんだからなれるんじゃねーの、とあしらいました。

「もう一ついいかな。 弟子にしてくれないか」

というスイリューの言葉に、サイタマは、少しの笑みと、考えるような表情で目を閉じますが、絶対に断ると適当さがなくなったはっきりした声で答えます。

怪人協会の行方……

街では、ぷりぷりプリズナーが、「フリーハグ」のポスターを手にした巨大なハリネズミ、というファンキーな怪人と、全裸で戦っていました。

ビルの上に悲嘆した民衆は、素手で戦わず、ぷりぷりプリズナーの、自分の足かせの鉄球で殴れ、とアドバイスを飛ばしますが、遠すぎて届かず、熱烈な応援ありがとう、と外れた回答が返ります。

どうして、全裸で戦う必要があるんだ、ともっともな意見が飛び交う民衆の応援に、愛を感じたぷりぷりプリズナーは、何かを閃いて表情を明るくしました。

深い愛を持って痛みを受け入れればいい、と断じたぷりぷりプリズナーの放った技は、刺さるトゲを受け入れて、怪人を死ぬまで抱きしめる、「エンジェルハグ」です。

大怪我、血まみれで民衆をじっとみるぷりぷりプリズナーは、民衆に怯えられながら、ケツに振動を感じて、何処からともなく携帯を取り出しました。

彼が収監されている監獄の、スイートハニー(囚人)達が連れ去られた、という情報に、それをやらかした怪人は今何処だ、と問います。

サイタマの悩み

サイタマは、道端に倒れていたヒーローを見つけて、突然現れて、突然消えた怪人協会の様子を聞き、そんな一大事に俺は何を破ってるんだ! 怪人倒さなきゃヒーロー名のれねぇじゃねえかとふてくされました。

しかし、ふと、誰かにヒーローを名乗りたいから、怪人と戦うわけじゃないよなと考えを巡らすと、大事な何かを忘れているような気がすると述懐されます。

ヒーロー協会に入ってからも退屈で、ヒーロー狩りに久しぶりに興味が湧いて、武術大会にも出場してみたが、一流の武術怪人と戦ってすら何も感じなかったと落ち込みました。

キングの言葉、ヒーローの本質

そこへ、キングが自転車で現れ、暗い顔をしているサイタマに、どうしたのと相談を聞きいれ、ちょっと思うところがあって、というサイタマの言葉に、真剣な顔でこれからまだ生えてくるかも知れないよと励まします。

全然的を得ていないキングの言葉に、待て待て、と突っ込むサイタマは、もっと漠然とした悩みだと正直に打ち明けました。

あの強いサイタマが珍しいねと耳を傾けるキングに、俺はこれ以上強くなれないらしいと何時になく真面目な表情で、誰と戦っても参考にもならない伸びしろが残ってないなら、どんなに強くても心が満たされることはない、と暗い声を発します。

「ヒーローが、こんなに孤独なものだとはな」

サイタマの言葉に、キングは、友達をつくるのに社交ダンスを勧めたり、気分転換に旅行でも言ってみればと提案しますが、サイタマはどれも興味ないとピンときません。

その様子に、キングはため息混じりに、退屈だと言って行動せずに、刺激を求める割に挑戦しない。そんな時期が俺にも有ったとサイタマを苛つかせます。

キングは、サイタマは強くなっただけで、ヒーローのゴールにたどり着いたと勘違いしているのではないかと指摘します。

戦闘に充実感を得ようとする事自体が、ヒーローとしての本質からは外れており、強い勇気で誰かの為に行動することに、意義があると断じました。

「その点で言うと、サイタマ氏は、最高のヒーローには、まだなれていない」

キングの言葉に、表情を変えて、確かにと息を呑みむサイタマ。

キングは、そこに理想への課題があり、ヒーローとしての伸びしろが沢山残されていると続けます。

キングは、自分は成長しきったというセリフは浅はかで、最高のヒーローの境地にたどり着くために、必要なものはなにか、それを見つけ出すまでは、退屈している暇はないはずだと断じ、最後に心の中で付け加えました。

「(漫画にもそう書いてあったし)」

凄いなお前、と感心しながら、その考えを反芻すると、余計退屈になる気がすると漏らしたサイタマに、キングはそんなに退屈なら、うちでゲームでもしてく? と誘います。

そんな気分じゃねーよ、と冷めるサイタマに、「たまには負けたいんだろ、両手とも指一本で相手するよ」とキングが挑発し、サイタマが一気にヒートアップして、いつもの二人に戻るのでした。

ガロウの襲撃

番犬マンに勝負を挑んだガロウは、返り討ちにあって満身創痍で街を歩き、四足戦闘スタイルの番犬マンには、相性も悪かった、と戦いを振り返ります。

負けたにもかかわらず、「勉強になった、自分はまだまだ強くなれる、楽しくてしょうがない」と闘志をたぎらせました。

偶然にも、ガロウの目前に、S級の中でも地上最強と呼ばれるキングが現れ、ガロウは、激しい戦闘の直後だというのに、ためらうこともなく、キングへ飛びかかります。

え? と反応すらできないキングでしたが、ともに歩いていたサイタマが、無造作にキックをかますと、目で捉えられない程の速度で、ガロウは吹っ飛んでしまいます。

襲いかかってきたやつは、知り合いか? とキングに問うサイタマでしたが、キングは全く知らないようで、最近、ヒーロー狩り鳴るものが暴れている、と情報共有しました。

ヒーロー狩りには興味があって、自分が一人でヒーローを名乗っていた時に似ている気がすると、話すサイタマに、早く会えると良いね、とキングが答えますが、壁に人形の穴を作ったガロウこそが、ヒーロー狩りなのです。

怪人細胞を受け取るソニック

山の中では、ソニックが、樹木にサイタマのイラストを貼り付けて、手裏剣の修行をしていましたが、突然二人の人間から襲撃を受けます。

ソニックの素性を知っていた二人は、黄金の37期、疾風のウィンド、業火のフレイムと名乗り、自分たちと大きな事をしないかと、勧誘しました。

「怪人協会によって、世界がひっくり返ろうとしている。自分たちは怪人協会の一員で、閃光のフラッシュを確実に倒すために協力しろ」と二人は凄みます。

ソニックは、ふざけるなと、にべもなく断りますが、怪人化したウィンドが、自分の視界に捉えながら姿を見失うほどの速度で、背後を取ると、ソニックは言葉をなくしました。

ウィンドは、パワーアップに興味が湧いたか、と怪人細胞をソニックに手渡し、怪人協会で待っているぞと、言い残して消えます。

ソニックは、修行を重ねてもサイタマにかつビジョンが浮かばない、人としての生に未練はない、とサイタマに勝つためには怪人化も辞さない覚悟を決めました。

ゾンビマンの活動

ヒーロー協会では、残留した怪人が闊歩しており、避難警報はまだ解除できないと、確認しながら、特にマーシャルゴリラの被害は大きく、近くのヒーローに掃討を支持しようとします。

しかし、それを遮ったのはS級のゾンビマンで、雑魚を何人も集めるのは人員の無駄遣いで、今回は自分に預けてくれと、既にマーシャルゴリラの背後をつけていました。

ゾンビマンには、今回の騒動の黒幕に覚えがあり、このままマーシャルゴリラの後を追って、そのアジトを突き止めようと企んでいます。

マーシャルゴリラは、どこにもヒーローがいない事を嘆きながら、前方に歩くやけにガタイの良い姿を見つけ、ゾンビマンも、一般人が襲われると緊張しました。

しかし、マーシャルゴリラが声をかけた、フードをかぶった白いパーカーの男が振り向くと、まるっきりゴリラで、思わずマーシャルゴリラも突っ込みます。

お前もゴリラじゃないか、と冷静なアーマードゴリラでしたが、マーシャルゴリラは、怪人のくせに人間の社会にかぶれやがって、と激高し急にそんなの言われてもと、アーマードゴリラは困り顔でした。

敵になる可能性があるなら、とマーシャルゴリラは攻撃を仕掛けますが、いざこざは他所出やれ、とその攻撃を一蹴し、何事もなかったかのようにアーマードゴリラはさり、ゾンビマンは備考の対象をこのゴリラに変えます。

ガロウを追うバングとボンブ

夕暮れのビルの上で、バングとボンブは街を見下ろしながら、今日はなぜか怪人態時のボランティアで一日つぶれちまったと、ボンブがぼやきました。

この混乱で、ガロウは怪人かヒーローのどちらかにやられたんじゃないかと、楽観視しますが、それはないぜ、お兄ちゃん、とバングはあくまで真剣です。

そんなやわな育て方をしていないからこそ、自分の手で止めたい、怪人に鳴るということが、どういうことか、分かっているのと、心の中でバングはガロウに呼びかけました。

ボンブは、沈んだ弟の背中の向こうに、大きく燃える、夕闇に沈む太陽を眺めて、もうじき夜がやってくるな、と意味深につぶやきます。

駆動騎士からの報告

ヒーロー協会では、駆動騎士からの報告が、幹部に伝えられており、怪人協会の存在、人間を怪人にする力を持っている事実、おおよそのアジトの位置がZ市のゴーストタウンであることまで語られます。

重役の息子を誘拐していることから、何らかの交渉を狙っていると考え、交渉次第では駆除対象から外してもらえる、と考えた、Z市の怪人が結託した結社では、と的はずれな考えが飛び交いました。

自分たちに接触を図ってくる可能性も高く、その際に裏をかく事も考えながら、重要な出資者であるナリンキの息子の救出が最優先と、利己的な意見が目立ちます。

そんな中に、突然一人のスタッフがドアを開け放って飛び込んできて、怪人協会からメッセージが届きましたと、明らかにおかしな様子で何度も繰り返します。

気づくと、頭の上から不気味な角が生え、それまでと全く違う声色で、やはり、怪人協会からメッセージが届きました、と続けるのでした。

『ワンパンマン2期』9話の感想・見所

今回のエピソードでは、ワンパンマンで描かれるヒーローの本質と、作品自体の本質が如実に現れており、キングの言葉が一番の見所です。

最強であることと、最高のヒーローであることは、イコールではなく、最強故に戦いに充実感を得られないと嘆くサイタマを、本質的に間違っているとキングは断じました。

勇気を持って、誰かのために行動するという、これまでも描かれてきたこの世界でのヒーロー像が、ついに言葉としてはっきり表現されました。

キングが語るヒーローの姿は、これまでは特に、無免ライダーの行動に現れたものでしたが、もちろん、バクザンやゴウケツに打ちのめされたマックスらにも言え、場面を探せばサイタマも同じような動機から、行動している事が多いのです。

ヒーローの本質はこのように語られましたが、これを語ったのがキングであるという構図に、ワンパンマンという漫画の本質が現れています。

キングは、サイタマとは対象にあるヒーローで、実力も、本当の実績もなく、ただ虚実と運だけで地上最強の名を手に入れました。

事実最強で、実績は気づかれないサイタマとは真逆ですが、ヒーローの本質に気づいているのはキングで、この妙にリアルな人間関係が、バランスブレイカーであるサイタマを、主人公として成り立たせているのです。

さて、ストーリーは一旦激しさを収めて、次の戦いへの準備が語られるパートに入っていますが、怪人協会もガロウも、動きは全く止めずに、新たな戦いへ繋がる描写が多く、来週への期待をふくらませるエピソードでした。

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