フルーツバスケット2話由希と紫呉と夾の正体とは?それを知った透の記憶が消されることに!?

白泉社のコミック誌「花とゆめ」にて、1998年16号から2006年24号まで連載された『フルーツバスケット』は、高屋奈月先生によるコミック累計3000万部突破の世界的に有名な超人気作品です。

2001年に初めてアニメ化され、2019年にキャストやスタッフを一新して二度目のアニメ化がされました

2019年版フルーツバスケットでは原作の高屋先生が総監修を務めており、「絵は原作に寄せないで欲しい」という高屋先生の要望によって原作とはまた違った魅力を持ったキャラクターデザインで作られました。

そんな『フルーツバスケット』のアニメ第2話をご紹介していきます!

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『フルーツバスケット』第2話あらすじ・ネタバレ

動物になってしまった由希、紫呉、夾。

人の言葉まで話すことに透が唖然としていると、紫呉が事態の説明をします。

紫呉には犬、由希にはネズミ、夾には猫の物の怪がついているそうで、何百年も昔から草摩家は十二支の物の怪につかれているのだそうです。

ただ、特別な力というのは無く、それぞれの動物達と心を通わせることが出来たり、体が弱ったり異性に抱きつかれると動物に変身してしまう体質だと説明します。

人間に戻った紫呉、由希、夾の3人

しかし、動物に変身してしまっても時間が経てば元の人間の体に戻ります。

説明の最後に再び煙に包まれ現れたのは、言っていた通り普段の人間の姿をした3人でした。(素っ裸だけど)

なんとか事情を飲み込み、以前由希が告白してきた女子生徒を突き飛ばしたという妙な行動は、その体質のせいだったのだと納得する透。

突如「大体なんでこの家に女がいるんだ!」と透を指さして夾が叫びます。

夾には関係ないと冷たく突き放す由希ですが、納得のいかない夾はテーブルに拳を突き立てて半分に折ってしまい、折られた机に額をぶつけた透は額から出血してしまいました。

夾を平手打ちする由希

次の瞬間、由希は問答無用で夾を平手打ちします。

喧嘩が勃発している脇で紫呉に手当されながら2人を心配する透ですが、いつもの事だからと紫呉は止めようとしません。

紫呉には結果は見えていて、すぐに由希がトドメの蹴りをお見舞いして終了しました。

学校で王子様と呼ばれている由希が、ここまで強いことにギャップを感じて驚く透。

しかしすぐ様学校に行かなくてはならないことを思い出します。

バタつく透に紫呉は「とりあえず、草摩の当主に報告だけしておくね」とだけ伝えます。

着替えに部屋へ戻った透を後目に、由希は紫呉に「どうりで俺たちのことをベラベラ話すと思った。昔みたいに本田さんの記憶を…」と言いますが、そんなつもりじゃないと紫呉は否定しました。

あの時は大勢に知られてしまったから、と話す紫呉に学校に行くと由希は応えて「屋根くらい直しておけよバカ猫」と夾に言い残してその場を後にします。

夾は庭の池のほとりに突っ伏したままですが、紫呉は構わず透にちゃんと謝るように伝えます。

ポジティブで優しい透

放課後、教室で透は由希に自分たちの事を友達に話さないのか聞かれますが、迷いなく「絶対に話しません!」と言い切る透。

誓いを立てるためなら血判状でも根性焼きでもするとかなりの度胸を示す透に対し、由希は「秘密を守ろうとしてくれているのにごめんね。君の記憶を消すことになるかも」と俯いたまま告げます。

昔も一度女の子がふざけて抱き着いてきた際に、同じ様に体質がバレてしまったことがあって、その場にいた全員の記憶を消すという出来事があり、”慊人”という人物に襖越しに幼い由希は「そんなに必死で隠すほど僕は変なの?」と尋ね、「普通の人間が知ったら気味悪がって近寄らなくなるよ。離れていくよ。」と返答された過去がありました。

透に謝る由希

由希は顔を上げると透に「慊人の決めたことには逆らえないから、どんな決定が下っても何もできない。ごめん。」と言い残しその場を去ろうとしますが、透が由希の腕を掴んだ時バランスを崩し、再び由希はネズミの姿になってしまいます。

謝り落ち込む透に誰にも見られてないからいいよと由希が言うと、透は記憶を消されるかもしれない心配をしてくれたことへの感謝を由希に告げ、そんなに重大な秘密を知ってしまったなら仕方ないと思っていると話して「草摩君たちが一番安心する方法をとってください」と由希に笑顔を見せました。

「忘れてしまうのはやっぱり寂しいけど、我慢です。記憶が消されちゃってもまたお友達になってくださいね」と、ポジティブな言葉を優しくかける透。

人間の姿に戻った由希の曲がっているネクタイを直しながら、「気味悪くないの?」と尋ねる由希にニッコリほほ笑む透。その笑顔に由希はくすぐったいような気持ちになり、そっと頬を赤らめます。

透が草摩家に暮らすことが決まる

学校から帰ると、透の部屋の屋根を補強する夾の姿がありました。夾は慣れないながらも、今朝透の額に傷を負わせてしまったことなどを謝ろうとします。

ですが途中で素直になり切れずに「なんでもねぇよチクショー!」と叫ぶと部屋から飛び出していってしまいました。

透が居間へ降りると紫呉が、記憶を消す罰はありませんが、代わりに秘密を厳守することを条件に同居の許可が無事に下りたことを告げます。

話しが旨すぎると為慊人と紫呉がなにか企んでいないか疑る由希ですが、慊人は透を信用すると話し、由希にも夾にも自分にとっても良い機会かもしれないと話したことを紫呉は頭に浮かべました。

夾は不器用で優しい?

翌日から早速草摩家に世話になるということで、散らかり放題だった台所などを完璧に掃除する透。朝食を作り起きてきた由希に振舞います。

食事を二人でとりながら裏庭にある由希の秘密基地について話します。”秘密基地”という響きに興奮する透をぜひ招待すると話していると、出かけていた紫呉と夾が帰ってきました。

なにやら荒れた様子の夾。朝食を気にする透に「いらねぇ!」と夾はぶっきらぼう応えます。

透が夾の機嫌が悪かった理由を紫呉に尋ねると、夾を騙して編入試験を受けさせたからだと判明しました。編入試験を終えたことで、夾も透たちと同じ高校に通うことが決まったのです。それを知った由希は抗議しますが、これまでの夾の経緯を話し納得させます。

夾は由希に勝つことを子供のころからの目標としていたこと。由希に勝つために以前の男子高校での生活の途中で山に4か月ほどこもり修行を続けていたことを紫呉は話しました。

夾のことで考え込む透

それほど由希をライバル視する夾を、昔話の十二支でネズミが猫を騙した話と重ねて考え込む透。

しかし夾の対応をみて嫌われていると感じた透は踏み込んで話を聞くことを躊躇するのでした。

早速後日から編入してきた夾に、群がるクラスメイトたち。

従兄弟だと聞いた生徒に紹介してほしいと頼まれる由希ですが、キッパリと「親しくない。口を利いたこともない」と言い放ちます。

一方夾は群がられることから逃げるために席を立とうとしますが、女子生徒に腕を掴まれて反射的に高さのあるベランダから飛び出していってしまいました。

その姿にクラスメイトは驚き、さらに興味をもたれてしまいます。校舎裏で夾の目立つ行動を責する由希。

なぜ女子と普通に過ごそうと思ったのかを夾が尋ねると、由希は「慊人が決めた男子高校に通わされるよりもずっとマシだよ。俺は少しでも草摩の折から出たいんだ」と話します。

草摩の折に志願して入りたいと思う夾が理解出来ないと言えば、由希に勝ってれっきとした草摩の一員になるんだと一切食い下がらない夾。

また動物の姿になる由希と夾

喧嘩が勃発しそうになった瞬間に透が止めに入り、二人はまた動物の姿になってしまいました。

喧嘩は良くないと繰り返す透に、邪魔するなと夾は激昂します。勢いのまま「目障りなんだよ!」と叫ぶと、完全に嫌われたと判断した透はその場を逃げ出します。

それを見ていた由希に「殴らないのか?」と尋ねるも、「その方が痛いときもあるだろ」と突き放され、夾はさらに落ち込んでしまいました。

家に帰り、人と関わって生きていくことに対応できずに透を傷つけるしか出来ない自分に嫌気がさしてうなだれる夾。それを聞いていた紫呉は経験の問題だと話します。

他人と関わり、傷付け合いながらお互いに学ばないと本当に人を思いやれる人間にはなれないから、いつか自分を好きだと言ってくれる子が現れた時に大切に出来るように今は逃げずに修行を続けるようにと紫呉にアドバイスしました。

夜になり、バイト帰りに暗い山道歩く透は夾に「目障りなんだよ!」と言われたことを気にしてため息をつきます。ですが、「透は透らしく」という母の言葉を思い出し気合を入れなおす透。

透の迎えに来てくれる夾

そんなとき暗がりの中に人気を感じ、痴漢と勘違いして涙ながらに透が持っていた鞄で殴ったのは、痴漢が出没することを心配して迎えに来てくれた夾だったのです。

素振りをしていたと誤魔化し、「夾さんはお散歩ですか!?」と尋ねると、「さん付けなんて痒くなる。呼び捨てで良い」と言います。おっかなびっくりで「夾君と」呼ぶと「用もないのに呼ぶな!」と怒鳴られてしまいます。

恐縮しきった様子の透にハッとした夾は、「違う、良いんだ用が無くても呼んだって…」と言います。

これまでのことを反省するそぶりを見せる夾に謝りたいのだと気付いた透は鞄をぶつけたのは痴漢と間違えたからだと説明し、突然の話しに夾は驚きますが、続けて「それどころか私は好きです!」「十二支の猫が好きだったんです!」とまっすぐな瞳で夾を見つめて言いました。

一生懸命猫が好きだと伝え、ただ仲良くなりたいのだと伝える透に、夾は顔を赤くして「良い事なんかないぞ猫年なんて」とだけ言って歩き出します。

その後姿を見てちょっとだけ夾を理解出来た透は、他の人よりも不器用で根っこに優しさを持っている、謝る気持ちを持っている素直な人なんだと思い、笑顔になりました。

『フルーツバスケット』第2話の感想・見所

今回は草摩家が代々十二支の物の怪に憑かれていることが説明されました。

動物に変身することを透に気味悪がられるのでは? と気にする由希に心配が晴れるように、一番由希達が安心出来ることを最優先に考えたりする透。

それによって、夾と透の距離が縮まり、謝ろうとする夾の気持ちを考慮して、「猫が好き」「仲良くなりたい」とまっすぐに伝える透には胸を打たれました。本当にいい子です…。

十二支の物の怪に草摩家は憑かれているということで、今後も登場するであろうキャラクターたちが楽しみです。

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