ワンパンマン2期8話「強い奴の抵抗」では、格闘大会をいよいよ物凄く強い怪人が襲撃してきます。
スイリューたち最強の格闘家たちでさえ、歯が立たずに一大ピンチに、陥いってしまうのですがサイタマは意外な行動に出ました。
強い格闘家にとってヒーローは、本当に無意味な存在なのか。その真意が問われ明らかになっていきます。
原作:ONE、作画:村田雄介が送る、話題のギャグアクションアニメ『ワンパンマン』第8話のあらすじやネタバレ、感想をぜひご覧ください。
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目次
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ワンパンマン2期8話「強い奴の抵抗」のあらすじ
スーパーファイト決勝戦はチャランコになりすましていたサイタマの反則負けという幕切れで、スイリューの優勝が決定する。
そこへ現れたのは怪人化した初代スーパーファイト王者・ゴウケツ。ゴウケツの目的はスーパーファイトに参加している武術家たちを怪人協会に加入させることだった。
次々と怪人化してしまう武術家たちに、スイリューはひとり立ち向かっていく。スーパーファイトの外ではヒーローたちの善戦むなしく各地は大きなダメージを受け、怪人協会の恐るべき謀略が明らかになる…。
『ワンパンマン2期』8話「強い奴の抵抗」のネタバレ

格闘大会は閉会式を迎え、優勝トロフィーを受け取りながら、スイリューは、無傷で終えた事をたたえる実況の言葉に、あの一撃をまともに受けていたら、とサイタマの拳を思い出します。
しかし、これから彼に関わらなければ良いんだ、とすぐに思い直し、楽にやっていこう、とサイタマとの戦闘で変わりつつあった気持ちを、半ば無理にもとに戻し、傍らのガールに君可愛いね、と声をかけておどけました。
会場には、街に怪人が出没しているとのアナウンスが流れ、来場した一般客達は、また怪人か、ヒーローがなんとかしてくれるだろうからここなら安全だと他人事です。
しかし、ドームの上空に、3話の巨大なカラスのような怪人が現れ舞台に降り立ち、病院に運ばれたはずの選手が、捉えられているのを目にすると、悲鳴と怒号混じりに、混乱が広がっていきます。
格闘家の一人が、身勝手に、怪人はお前たちでなんとかしろと逃げ出しますが、入り口に辿り着く前に、道着を着た巨大な人間型の怪人に一撃で倒されます。
4つの赤い目を光らせる、鬼のように牙を生やした怪人は、舞台の上の選手を見渡して、小粒ばかりで、大会もレベルが落ちたなと、過去の大会を知る様な素振りで、全員怪人になれと命令しました。
ゴウケツの登場
ゴウケツは、実力の無いお前らでも、怪人になればいくらかマシになるだろうと豪語し、ヒーローであるスネックとマックスが、真っ先に相手になると構えを取ります。
流石ヒーローだと声が届きますが、サイタマにやられるみたいに、一発で二人はふっとばされてしまい、それを見た観衆は散り散りに逃げ出しました。
ゴウケツは、吹っ飛んでいた空を仰ぎながら、やっちまったかな? と興味もなさそうですが、今日の目的は皆殺しではない怪人協会から来たゴウケツだ、と名乗ります。
司会は、格闘大会の初代チャンピオンか、と驚き、ゴウケツは知っているなら話が早い、俺には勝てないのが分かるだろうと凄みました。
司会は、ゴウケツは数年前に怪人に殺害されたはずだ、と事実を受け入れることが出来ませんが、ゴウケツは確かにある怪人に破れたが、怪人協会へ連れ帰られ、強力を仰がれたと、司会たちにとっては驚愕の事実を語ります。
ゴウケツは、怪人になって人間のままでは越えられない壁を砕き、自分お野望を叶えるために、怪人協会に協力したことを明かしました。
今の自分は、かつての武術家としてのゴウケツとは、次元の違う存在であると良い、怪人細胞を格闘形の前に放り出し、食わなければ殺すだけだ、と怪人になることを迫ります。
メタルナイトは、怪人協会に捉えられ、大目玉の怪人と、怪人王オロチが佇む闇の中で、その体を捉えられていましたが、本体である人物は全く別の場所で、いい椅子に座りながら、ボディに設置されたカメラから、その様子を眺めていました。
メタルナイトは、大目玉の怪人達に怪人協会の目的は何だ、と問いただしますすが、怪人たちは、格闘大会場での一幕を、メタルナイトにも見せつけて、そこで人間の脆さや心の弱さを見ているが良いと余裕を見せます。
選択を迫られる格闘家達
不気味に脈打つ赤紫の怪人細胞を前に、死ぬか怪人になるか選べ、とゴウケツは格闘家達に迫り、一人が格闘家達を押しのけて、静止も聞かずに怪人細胞に食らいつきました。
途端に、彼の体はスパークをともない、筋肉が何割も膨張し、醜く体型を変えてしまい、明らかに戦闘能力が跳ね上がった雰囲気の中で、こいつはすごいぞと自分の変化に驚嘆し、試合で負けた相手を信じられない怪力で、片手で放り投げます。
その変化に、他の格闘家達は軒並み顔を青くしますが、一人、赤くピッタリしたシャツを着込んだ格闘家、サイタマの準決勝の相手のチョゼは、怪人になってしまった眼鏡の格闘家の首を一瞬で折り、倒してしまいました。
彼は、こんな弱いやつがこれほどの力を得るなら、特別な自分が細胞を取り込めば、凄まじい力に目覚めるはずだ、と躊躇いなく怪人細胞を口にすると、全身が真っ赤になり、額から二本の角、そして背にワニガメがもっとトゲトゲした様なうす赤い甲羅が現れ、先程の格闘家よりも、随分洗練された姿に変わります。
全身に漲る力だけでなく、精神のタガが外れていく、とその変化を冷静に口にし、どれ、とそばにいたタンクトップの、レスラーの様な格闘家に、ちょんとパンチを見舞うと、空高く吹っ飛び、やはり一撃のもとに倒してしまいました。
この力があれば、サイタマへの復讐が叶う、とパワーアップの喜びに、量の瞳を黄色く、危険な光でスパークさせ、ゴウケツはまあまあ上出来だ、素材で出来上がりに差があるんだが、と更に他の格闘に怪人化を迫ります。
次々に格闘家達は、怪人細胞を口にしていき、更に三人が怪人となって、その変化の喜びを口にし、人間のままの格闘家は、その異形と事態の急展開にドン引きします。
しかし、一人スイリューは、腰を抜かしたイベントガールに、アイツラを追っ払ったらデートしてくれる? と全く別のテンションで、決勝戦のストレスを晴らすぞ、と髪を結び直しました。
スイリューと怪人たちの戦い

ゴウケツは、この状況で逆らうスイリューに、怪人協会の邪魔をしようとする奴は、消す決まりだと怪人可した集団に、スイリューへの攻撃を命じます。
三つ目担った辮髪の怪人が、目にも留まらぬ速さでスイリューに襲いかかり、くだらない正義感に目覚めたか、と攻撃を仕掛けますが、これをボディーブローの一発であしらい、違うよとスイリューは話ながら次の相手に取り掛かります。
クマの姿に変わった怪人を、エルボーを顎にヒットさせて、これも一撃でのし、電流を体中から発する怪人へは、最初に倒した辮髪怪人を、片手で斧の様に振り回して、叩き伏せてしまい、俺の楽しい人生には、お前らが邪魔ってだけ、と余裕を見せました。
スイリューは止まることなく、これまでの怪人とは雰囲気が、明らかに違っているチョゼとも対峙し、お互いに蹴りから仕掛けます。
チョゼに対しては、スイリューも一撃とは行かず、攻防の末にボディーに良いのをもらいますが、気合とともに力を込めて、めり込んだ拳を弾き返し、蹴りの一撃で反撃、連打を打ち合う乱戦となります。
お互いに間合いをとって、あんたは、割とやるな、と少し肩で息をし始めたスイリューに、割りと? 知能に掛ける個体のようだ、とチョゼは小馬鹿にしました。
チョゼは、額に生えた二つの角の間に、激しく光る光球を作り出し、その異様な光景と、明らかにエネルギーが集中しているヤバイ感じに、何、アレ、とリンリン(チャイナ格闘少家女)が顔を青くします。
光球はスパークしながら徐々に大きくなっていき、既にチョゼの体をも覆い尽くす程に巨大化し、彼の頭上に浮遊し、チョゼは、自分が判定して、合格したものだけが残る世界に組み立て直す、と無薬茶を言いはじめました。
お前たちは失格だ、消えてなくなれ、と言葉とともに、スイリューへ向けて頭突きをするような動きを取ると、激しいエネルギーの奔流が、まっすぐ襲いかかります。
スイリューは、一瞬で自分の後ろに集まる人達をも意識し、真正面からそれを受け止め、気合とともに、空に向けて機動を逃し、事なきを得ました。
必殺技を弾き飛ばされて、動揺するチョゼの角を掴みとり、手前に引き寄せる勢いに任せて、顔面に膝を叩き込むと、角は折れてしまい、チョゼも場外まで転がります。
スイリューは、俺の選別では、それじゃ失格だ、もっと楽しませてみろ、と余裕で手招きし、頭にきたチョゼは、それまでとは桁違いのスピードでスイリューに襲いかかりました。
スイリューと怪人チョゼの壮絶な戦い
他の格闘家の目には、早すぎて見えない速度で攻防し、縦横無尽に駆け回りながら、衝突の度に激しい光を発する、人知を超えた戦闘になだれ込みます。
しかし、攻防の末に、スイリューは自らの流派の技を決め、動きを止めてチョェのみぞおちに、拳をめり込ませ、そこからノーモーションで螺旋状の力を拳に生み出し、更に次なる必殺技を放ちました。
チョゼは泡を食って闘技場に倒れ伏し、スイリューは、久しぶりに血を流した、怪人化ってすごいね、凄く強くなってた、とそれでも余裕の表情を崩しません。
ゴウケツは、殺すには少し惜しいな、とスイリューを評価し、今ならまだ寝返っても良いぞ、これから怪人達の世界になり、強い物が自由を手にする、と誘惑しました。
お前は怪人として、楽しく生きていける、悪い話じゃないだろう、と真面目に勧誘され、スイリューは蠢く怪人細胞を手に取ります。
楽しく生きていけるなら、どんな世界でも良いかな、と言いながら、ゴウケツに細胞を投げつけて、それでもあんたみたいなブサイクになるのは、絶対ゴメンだ、とサイタマに食らわした、回転しながらの猛連撃を放ちました。
格闘家達は、怪人化を拒否したスイリューを目にして、可愛いリンリンと酷い顔のニガムシのコントラストも眩しく、喜びを顕にします。
しかし、無造作に振り下ろされ拳の一振りで、スイリューは闘技場に叩きつけられ、じゃあ、死ね、とゴウケツの無情な声が響きました。
バンケンマンの意外な実力

ガロウは、リアルな犬のぬいぐるみに、顔だけだした姿のバンケンマンを襲撃しようとした直前に、急に怪人達に襲われてからの顛末を思い返して、流石はS急だけはある、と感心し、打倒した無数の怪人たちの山の上に、ちょこんと座ったバンケンマンを眺めます。
スピードとパワーのある戦いぶりを称賛しますが、一方でそれだけだ、と冷静に分析し、自分ならどうにでも対応できる、と、猛スピードで襲いかかりました。
しかし、バンケンマンは、それ以上のスピードで身をかわし、犬の様に身構えて、鼻を利かせ、君人間? それとも怪人? と訪ねます。
流水岩砕拳を繰り出すガロウでしたが、全てを前足で裁かれて、お手じゃね! と、バカにされている気分で文句を言いますが、一撃入れるどころか、すきを突いて顎に一発もらってしまいました。
バンケンマンのスピードは更に上がり、ガロウはガードで手一杯になり、スピードとパワーだけだが、想定を遥かに上回る化物だった、と評価を改めます。
ゴウケツに圧倒されるスイリュー

格闘大会の会場では、闘技場に打ち付けられて、体をめり込ませてしまったスイリューに、ゴウケツが、もう終わりか、3秒以内にたて、と踏みつけるべく足を振り上げます。
スイリューは、ダメージを感じながら、それでもすばやく起き上がり、踏みつけを避けて、ゴウケツの肩口に取付き、顔面へ強烈な連撃を叩き込みますが、無造作に彼をつかもうとしたゴウケツの手にヤバさを感じて、一条の光となって身をかわし、闘技場へ戻ります。
びくともしないゴウケツに、どうすればいい、と焦るスイリューでしたが、そっちもやって良いぞ、というゴウケツの掛け声に、待機していたカラス人間3匹が、残った格闘家たちへ襲いかかり、更に深刻な事態になっていきました。
ヤバイねこりゃ、と気をそらしたスイリューに、よそ見をするな、とゴウケツが振った拳を、スイリューは腕でガードし、一撃で骨折してしまったことを悟ります。
ゴウケツは、一瞬でスイリューの背後に回り込み、立ち上がる間もなく踏みつけて、また、3秒以内に立て、と潰してしまうほどの力を込めます。
スイリューは、気合の絶叫とともにその足を押し返し、脱出し、ゴウケツの顎をめがけて飛び上がり、チョゼを倒した螺旋状の力を纏った拳を突き上げますが、ちょい、とつまむように、ゴウケツに防がれ、拘束されてしまいました。
ぶら下がった状態で、渾身の一撃を簡単に止められ、激しく動揺するスイリューに、ゴウケツはデコピンの要領で何発か打ち据えて、無造作に解き放ちます。
闘技場に倒れたスイリューは、その強さに、あらゆる面で自分より上だ、と怪人の強さを実感し、吐血しながら弱々しく立ち上がりました。
絶望に苛まれるスイリュー

ゴウケツは、スイリューを、他の格闘家をやっつけて暇をしていたカララ人間3匹の前に蹴り飛ばし、久しぶりに上等な餌だ、食っていいぞ、と命令します。
3匹は、雄叫びとともに、くちばしでスイリューへ攻撃を仕掛け、スイリューは、すばやく強力な攻撃に、反撃できず、避けるしか出来ませんでした。
ゴウケツは、そいつらは元自分の弟子たちで、意思が弱く怪人化した時に自我を失った、と説明し、追い込まれたスイリューはこのままではヤバイ、と恐怖しました。
その目に、状況を眺めるばかりのバクザンが写り、手を貸してくれないか、と声をかけますが、バクザンは、決勝を見てお前には勝てないと悟った、と冷静に話し始めます。
バクザンは、人間の社会で頂点になっても、化物にはかなわないということだ、と語り、スイリューは、だから協力してくれ、と叫びますが、無情にもバクザンは、自らも怪人になることを決意し、怪人細胞を何個も食らってしまいました。
絶望に苛まれながら、その様子を見つめるスイリューでしたが、ゴウケツは、全部細胞を食べてしまったバクザンに、欲張り目がと呆れます。
バクザンは、ゴウケツに、すぐに偉そうな口をきけなくしてやる、と大きなパワーアップを期待しますが、体の中心で爆発するような力に絶えられず、気絶してしまいました。
ゴウケツは、体が持たなかった為に、怪人化に失敗したと宣言し、とうとう一人になってしまったスイリューに、改めて標的を移します。
無免ライダー達の奮闘
病院では、集中治療室を前にして、無免ライダーが傷だらけで吹き飛ばされ、それでも、身動きできない患者の多い此処から先へ、怪人を活かせる訳にはいかない、と立ち上がります。
ふぐとナマズが合体して、腰蓑と釣り竿を装備した、久しぶりにギャグ全フリの怪人が、ヒーローも所詮、ワテら怪人に支配されるだけの存在ですわ、とクセまで強い口調で、さらなる追撃を仕掛けました。
遂に巡ってくるヒーローの出番
闘技場では、皆逃げ去り、あるいはやられてしまい、存分に泣き叫べるぞ、とゴウケツがスイリューの絶望の声を聞こうと、カラス人間に攻撃を支持します。
立ち尽くすだけのスイリューでしたが、その攻撃を弾き返したのは、ゴウケツに最初に蹴り飛ばされて、会場から遠く離れたはずの、スネックでした。
彼の登場に、心底驚愕するスイリューでしたが、マックスまでもが舞い戻り、敵の一人に稲妻蹴りを見舞い、二人でスイリューの前に、彼を守るように立ちます。
スイリューは、二人の名を呼び、何故、何市に戻ってきたんだ、と本当にわからない、といった様子で訪ね、二人は顔を見合わせて、同時に答えました。
「助けに」
スイリューはその断言に息を呑みますが、スネックは、怪人の爪や牙、くちばしの攻撃を弾き返す、戦闘用スーツを着込み、マックスも稲妻シューズを装備し、本領発揮はここからだ、と、若干的の外れた事を言い、3匹のカラス達をそれぞれに倒し、一瞬窮地を脱します。
状況に関係なくヒーローなのがヒーロー
病院では、タンクトップマスターが、タンクトップタックルを、ふぐナマズのおっさん怪人にぶちかまし、壁を突き破って遥か彼方に吹き飛ばしました。
流石に良いタックルだな、と称賛する無免ライダーに、タンクトップも着ずにに無茶をするな、と素晴らしい返答をしながら、立てるか、と手を貸し、無免ライダーは、立つさ、とどんな状況でもとどまらない意思を示します。
圧倒的な存在にも屈さず、誰かの前に立つのがヒーロー

足が無事に動くことを確認したスイリューは、すぐさま逃げる事を考え、ゴウケツに背を向けますが、残るヒーロー二人は、構えを解かず怪人を正面に見据えたままでした。
その様子に、何を構えてるんだ、ふたりとも、と焦るスイリューでしたが、自分たちが足止めする間に逃げな、と、何の躊躇いもなく答えが帰ります。
「バカな?! ないぞ、勝ち目なんか!」
と目を見開いて、二人の暴挙を咎め、だって、ふたりとも俺より……と言葉を飲みますが、二人は全く引く姿勢を見せませんでした。
嘘だろ、怖くないのか、と完全に萎縮しているスイリューは、呼吸を荒く、打撃音が響く中を、最後のチャンスだ、無様な表情で逃亡にかかります。
しかし、格闘場から飛び出そうとしたスイリューの前に、全く新しい巨大な怪人が現れ、何処へいくつもりだ、これから面白くなるんだぞ、と撃ち落とされてしまいました。
ゴウケツは、その4本の腕が生えた巨大な浅黒い姿を目にし、こいつは大当たりだ、災害レベルは俺と同じく、龍はあると見た、と評価します。
それは、多数の怪人細胞に体が耐えきれず、怪人化に失敗し、命を落としたかと思われた、莫山の成れの果てであり、彼は、その評価を当然だ、と喜ぶのでした。
怪人協会の計画
満身創痍で逃亡を図りながら、激しく闘技所に打ち付けられて、それでもフラフラと立ち上がろうとするスイリューに、バクザンは高笑いともに、繰り返し怒涛の勢いで踏みつけ続けます。
その光景を眺めながら、大目玉の怪人は、自分たちの計画を順を追って、怪人王に説明するように語り、第一に怪人たちを暴れさせ、怪人協会の驚異を人類に知らしめる、これは大成功でしょう、と振り返りました。
目的のその二として、重役の子供を拉致したことで、ヒーロー協会に対する人質を確保したこと、その三として、めぼしい人間の怪人化をあげ、いずれも順調と評します。
ニャーンと呼ばれた猫の頭を持つ怪人は、監獄へ侵入して、もともと気性の荒い連中を怪人化し、ゴウケツが格闘大会に乗り込んで、武術家達を怪人化したことで、戦力は更に増すでしょうと、語りました。
ゴウケツが、まだ格闘大会の会場にとどまっていることに気付くと、小さな瞳に羽虫のような羽が生えた、使い魔を操って、S級ヒーローが集結すれば、さすがのお前でも手を焼くぞ、早く帰れ、と支持します。
見くびるな、とゴウケツは否定しましたが、ボロボロになったスイリューを眺めて、目的は達したしな、とつぶやき、バクザンにアジトへ連れてってやるから来い、と命令します。
バクザンは、この俺に命令するな、とゴウケツへも飛びかかろうとしますが、カウンター気味に放たれたゴウケツの拳が、背後の客席を、完全に吹き飛ばして、構造物自体に大穴を開けてしまった威力を目にし、言葉をなくして固まってしまいます。
お前よりつい良い怪人など、俺を含めて何匹も居る、余り調子になるな、とゴウケツはバクザンを諭します。
S級が複数集まれば、単体のお前には手に余る、警告したぞ、とゴウケツはゆうゆうとその場を去りながら、Z市郊外の廃墟地帯に、俺達は居ると言い残していきました。
絶体絶命の誰かを助けに現れるのが、真のヒーロー

聞いたかスイリュー、俺達より強い怪人がうじゃうじゃいるってよ、とバクザンは仰向けに倒れ伏すスイリューへ、語りかけます。
最強目指すのなんてやめだ、と落胆するバクザンに、俺はもう戦う気はないから、このまま見逃してくれ、と弱々しく頼みます。
しかし、バクザンは、俺ってやつは自分より弱いやつをいたぶるのが、大好きだった、ソレだけの為に強さを求めていた、とスイリューの髪を掴み上げて、邪悪に微笑みました。
スイリューは、自分の髪をちぎってそれを逃れますが、逃げ去ろうとする背後から、膝を簡単に砕かれて、叫び声とともに倒れます。
その様子に、バクザンは更に追撃を仕掛け、残った足も折ってしまい、あのスイリューが痛みに叫びを上げている、とその光景を楽しむ様に語りました。
名声や金、女、自由、そんな全てを手に入れて、楽しく生きていたスイリューに、そんなのは虫が良すぎないか、と語りかけ、これまでが帳消しになる地獄を味わってから、死ねと告げるのでした。
スイリューは、常に余裕に満ちた、勝者の姿は見る影もなく、ボロボロの体を引きずりながら、涙を留めることもなく、叫び始めます。
「誰か!助けてください!
そうだ、ヒーロー!聞こえていたら、こっちに来てくれ!
たのむ、来てくれ!」
お前の声は、誰にも届かない、誰も助けに来ない、と、スイリューの絶望を更に深めるように、バクザンは語り、こんな化物には誰もかなわない、とスイリューも諦めてしまいます。
しかし、でも、お願いだ、もう一度立ち上がってくれ、と気を失ったスネックと、マックスに向かい、身動きもできすに願いました。
人は、闇に落とされた時、たとえ、どんなにか細くても、小さくてもいいから、ただそこにある光を、求めてしまう、それが希望になる、と静かに考えます。
しかし、二人のヒーローはバクザンに踏みつけられ、姿さえ見えなくなってしまい、これが、絶望というやつだ、と勝ち誇るバクザンに、スイリューは呆然としました。
無敵のヒーロー・サイタマの登場

足をどけ、惨状を確かめようとしたバクザンでしたが、そこに二人の姿はなく、足跡があるのみで、変な格好をした黄色いスキンヘッドが、場外に二人を救い出したのが見えたのです。
何だお前は、と問うバクザンに、ゆっくりと立ち上がりながら、サイタマは、ヒーローをやっているものだ、と簡潔に答え、バクザンに近づいていきました。
「助けを呼ぶ声、聞こえたぜ、スイリュー。よく一人で耐えたな、後は任せとけ」
と、静かに語り、マントを風になびかせながら、まさに光の様にスイリューの傍らを横切り、怪人に向かって、歩を進めます。
ワンパンマン2期の概要

アニメ ワンパンマンはONE 氏がWEBサイトで発表した漫画を原作としています。2009年7月に第一話が発表されました。
2012年6月より作画を『アイシールド21』などの村田祐介氏に担当するリメイク版が、『となりのヤングジャンプ』にて連載が続いています。
アニメの放送は2015年10月に開始され、2期は2019年4月より放送開始され、怪人達の大規模な犯罪組織である、怪人協会と、人間でありながら怪人を目指すガロウ、そしてヒーロー協会と、主人公、サイタマの一派と、4勢力のぶつかり合いを中心に物語が描かれました。
主人公、サイタマの強さと緊張感の無さがミスマッチする難しいキャラクタを、 古川慎が演じます。
彼の強さに一早く気づき、師匠と仰ぎ行動を共にするのがジェノスです。友であり半分相棒で、炎を操るサイボーグのジェノスに石川界人を起用しました。
エロ可愛い系ロリ28歳で、S級2位と全ヒーローの中でも最強でポップコーンみたいに弾ける性格の旋律のタツマキに、悠木碧が挑みます。
『ワンパンマン2期』8話「強い奴の抵抗」の感想・レビュー
今回のエピソードでは、スイリューの心情の変化によって、ヒーローという存在の意味が、はっきりと表現されており、僅かな光でも、例え解決にならないと分かっていても、強大な壁の前に屈さないヒーローが、希望になり、それは誰しもに必要なものとして、描かれました。
スイリューは、サイタマとの試合の中で、彼らA級のヒーローの実力では、自分たちを守ることも出来ず、強い怪人には太刀打ち出来ず、ヒーローという職業自体が、プロなのに慈善の押し売りのようで、無意味だと言い捨てたのです。
ゴウケツやバクザンに惨敗したスイリューは、とうとう、自分の力でなんとかしようとする意思を完全に捨てて、自分より弱いと、はっきり分かっている、スネックやマックスに、助けを求め、更には希望の光になって欲しいと、願いました。
一方で、人間の中にも、恐怖や欲望に従順なものと、そうではなく、人として当たり前の感覚に、実直な者とがいて、そこに、戦闘力や様々な能力の大きさは関係がない、という一面が見て取れます。
大目玉の怪人が話した、人間の脆さ、心の弱さがここに現れており、人間は、考えるまでもなく、拒否するべきことでも、欲や恐怖によって、受け入れてしまいました。
この、自ら怪人となった格闘家達と対比されるのが、ヒーローの曲がらない信念や矜持で、例え自分が弱く、負けると分かっていても、スイリュー一人でも逃がそうと、ゴウケツの前に立ったスネックヤマックスの姿が、ヒーローとして浮き彫りになります。
これは作品を通して描かれる、不屈のヒーロー像であり、その役は、常に無免ライダーが負ってきたといえ、今回も、「立つさ!」と、ダメージと裏腹に断言する、超弱いはずの彼の姿に、ヒーローの格好良さが溢れていました。
そして、そんな有象無象のゴタゴタの中で、怪人を含めて一人規格外の男が、主人公サイタマであり、彼は最強ゆえの無情と、ヒーローの矜持を併せ持つ、実は複雑なキャラクターだと、視聴者が気づける回でもあります。
次回では、サイタマとバクザンの戦いが描かれるでしょうが、果たしてそれは戦いと呼べるものになるのか、そしてスイリューはサイタマに何を思うか、その辺りが、楽しみな展開となりました。
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