7月8日(月)に放送のNHKの朝ドラ『なつぞら』の第85話。
北海道へ帰省中のなつは、妹の千遥には会えず、そして幼馴染の天陽に会いに行くも横には妻の姿があり、寂しい思いが募ってしまいました。
しかし、同じタイミングで帰省した夕見子と会い、東京に戻ったなつは、また仕事に打ち込んでいきます。
第15週「なつよ、ワクワクが止まらない」のはじまりです。
こちらの記事では『なつぞら』第85話のあらすじ・ネタバレを含む、感想や見どころをご紹介します。
前回のお話はこちらから。
目次
『なつぞら』第85話の予告レビュー
次回の番組表をもとに、個人的な感想・妄想・希望を交えた予告レビュー（予想）です。
週をまたいで来週も夕見子（福地桃子）となつ（広瀬すず）が登場します。
夕見子が「もっと普通を疑え」となつに助言をします。なつがこの言葉をヒントに、どのようなアイデアを生み出すのか注目です。
そんな夕見子は来週末、東京へもやってくるようです。雪次郎（山田裕貴）のもとに現れた夕見子は一体何のために東京を訪れるのか・・・？
そして会議中に「面白くない」と言い切る、神地航也（染谷将太）がついに登場。ズバズバとモノを言う、天才厄介キャラがついに登場です。大沢麻子（貫地谷しほり）が脚本にこだわりすぎることに反対している予告もあり、さらに東洋動画の現場が荒れそうです。
そして、森田桃代（伊原立花）が「好きになった？」と尋ね、なつが慌てて「何にもないから！」と否定するシーン。坂場一久（中川大志）なつが急接近し、ドキッとしているシーンもありました。 天陽（吉沢亮）と靖枝（大原櫻子）の関係を見せつけられ、なつと坂場との距離が近づく週になるか、期待です。
↓↓ここからネタバレです↓↓
『なつぞら』第85話あらすじ・ネタバレ
なつの帰省が終わる、家族との別れ…
夕見子（福地桃子）がやってきた柴田家でしたが、夕見子の遠慮のない物言いで食卓が荒れます。咲太郎（岡田将生）となつ（広瀬すず）は東京へ帰ることとなり、柴田家の家族たちに別れを告げます。
夕見子が現れる
北海道の柴田家に夕見子（福地桃子）がやってきます。なつとは3年ぶりの再会でした。夕見子に咲太郎（岡田将生）が挨拶をすると、「あの泥棒の咲太郎か」と言われて驚きます。
富士子（松嶋菜々子）に「なんで来たの？」と聞かれ、夕見子は「電話をもらったから」と答えます。「違う、帯広からどうやってきたのかよ」と言われて、夕見子は大学の友達にドライブのついでに送ってもらったと話しました。
話を変えるように、夕見子が千遥はどこかと尋ねます。なつと咲太郎は気まずそうな様子で、千遥は自分の場所に帰ったと話しました。千遥（清原果耶）が18歳で結婚すると聞いて、夕見子は驚きます。本当に自分で望んでいる結婚なのか、周りに流されて結婚したのではないかと言い出します。
なつを不安にさせてどうすると照男（清原翔）に怒られ、明美（平尾菜々花）には「人の心をひっかき回すな」と怒られます。なつが「私はそれが千遥の意思だって信じてる」と答えると、女の子が18歳で結婚することは自分の意思だって言えるのかと反論します。
富士子が、その年齢で結婚するのは普通だと話すと、夕見子は「またつまらないことを言った！」と口を尖らせます。その言葉に富士子は怒り、剛男（藤木直人）が「それは言ってはいけない！」と続けるので、富士子の顔はさらに険しくなります。
夕見子の発言に翻弄される柴田家
夕見子は、「女が子供を産むと母親になるのは当たり前、その前に誰かの妻になり、ほかの人のものになる…それでは女はいつまでも自由に生きられない」と演説します。
固定観念を疑わないといつまでも女は自由に生きられないと語る夕見子、砂良（北乃きい）や明美はあきれた表情で黙々と食事をしています。 照男は砂良を自分の物だと思ってなんかいないと話すと、砂良は「私はあんたのものじゃないんだ」と頬をふくらませます。「いや、俺のもんだ」と慌てて呟く照男を見て咲太郎（岡田将生）が笑い出します。
なつに向かって「もっと普通を疑え！」と言う夕見子を、富士子が叱ります。なつは普通の家族だと言い張っていましたが、「面白いな、普通じゃないと思うぞ」と咲太郎は言いました。
夕見子はヘンゼルとグレーテルの童話を見て・・・
その晩、夕見子と明美となつは久々に一緒に眠ることになります。なつが千遥が描いた絵を見せると、「お父さんの手紙は知らないのに千遥も同じことをしてた」ってことだと驚きます。
咲太郎も家族の絵を東京で描いていたと聞いた夕見子は、なつが絵描きになるのも必然だったんだと呟きます。なつの枕元にグリム童話の本を見つけた夕見子は、なつから若手の育成のために映画の企画に携わることになったと聞きます。
なつは、短編映画をどんな話にするか迷っていました。夕見子は本をめくり、なつたちは”ヘンゼルとグレーテル”みたいだと夕見子が話し始めます。継母に捨てられた兄妹が、森の中へ連れて行かれるときにパンをちぎって落としていく描写があります。
「そのパンが絵なんだわ、パンを落とす代わりに絵を描き、それが自分の家に戻るための道しるべなのよ」と閃きました。 パンを食べてしまった鳥が時の流れ、時は流れて子供はいつしか子供じゃなくなっていく…「これしかない！」と夕見子は言いました。
千遥が微笑みながら絵を描く姿を想像して、なつは納得したようにうなづきます。
大人たちはお酒を酌み交わしていました。剛男が「自分が兄妹たちをこんな運命にしたのだ」と落ち込んでいると、咲太郎は「そうですよ・・・心から感謝しています」と笑いました。
泰樹は「咲太郎！」と声をかけ、「お前はここまでよくやったな、よく頑張って生きてきた」「この先も、胸張って生きりゃいい」と言葉をかけました。咲太郎はその言葉に涙ぐみます。
翌日、なつが東京へ出発する
次の日の朝、なつは乳搾りの手伝いをしていました。戸村悠吉（小林隆）は、腕はなまってないなと笑いかけます。寂しがる悠吉になつは「これ以上いたら、東京に戻りたくなっちゃう」と笑顔を見せます。
菊介（音尾琢真）から「漫画映画を作りたければここで作れ！手伝うから！」と言われ、なつはやっと戻る気になったと笑います。泰樹は寂しさを募らせながら、黙々と作業を続けていました。
なつは明美の三つ編みを結び、学校に送り出しました。「行ってらっしゃい」と送り出すと、千遥のワンピースが目に入ります。
出発の時間になり、なつは富士子（松嶋菜々子）と抱き合い、別れをいいます。「赤ちゃん楽しみにしてる」と砂良に伝え、「今度はもっとゆっくりね」と声をかけられます。そして、千遥のワンピースは、いつか千遥が取りに来るまで置いておくことにすると、富士子に託しました。
咲太郎は、自分も千遥も、本当にお世話になったと頭を下げました。泰樹は、咲太郎に向かって「しっかりしろや！」と励まします。咲太郎は照れくさそうに「最後に怒られた」と笑いました。
なつは家族たちの「行ってらっしゃい」という言葉に見送られ、柴田家を後にしました。なつの短い里帰りが終わりを告げました。軽トラに揺られるなつは、千遥が草原で手を振る姿を想像しながら、十勝の風景を目に焼き付けます・・・
『なつぞら』第85話の感想
夕見子も帰ってきて久しぶりに柴田家が勢ぞろい。悠吉さんと菊介さん一緒に、みんなで記念写真。#朝ドラ #なつぞら #広瀬すず #岡田将生 #草刈正雄 #松嶋菜々子 #藤木直人 #清原翔 #北乃きい #福地桃子 #平尾菜々花 #小林隆 #音尾琢真 pic.twitter.com/oJ7ksnUMCw
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) 2019年7月7日
「行ってらっしゃい」と「行ってきます」
明美（平尾菜々花）の三つ編みを編んで学校へと送り出す時に、なつは千遥との別れと重ねていましたね。行ってらっしゃいと送り出す、家族同士の挨拶が印象的な回でした。
もうひとりのお兄ちゃん同士、照男（清原翔）と咲太郎（岡田将生）に絆ができている様子も微笑ましく、なつと砂良が柴田家の娘として対になっているのも良いですね。
夕見子は弾丸のような言葉で、柴田家を荒らしていきましたね。家族が関わっている千遥の結婚と、天陽（吉沢亮）の結婚は共通するものがあります、砂良が照男に怒ったように、喜ぶ家族に囲まれるという点では、女性が男性の家に入るという価値観も幸せに見えてきます。 千遥が幸せだと良いですね・・・
『なつぞら』第86話の予告レビュー
次回の番組表をもとに、今後の展開を予測した予告レビューになりますので、次回のなつぞらが気になる方はこちらをご覧ください。
『なつぞら』第85話の視聴率は？
7月8(月)に放送された、第85話の視聴率は20.0％でした。（関東地区、ビデオリサーチ調べ）
全話こちらで更新中！
『なつぞら』の放送時間は？再放送はある？
『なつぞら』は月曜日から土曜日の朝8:00～8:15にNHK総合で放送されています。
朝見逃してしまった場合は、その日のお昼12:45～13:00に再放送があります。
また、まとめてダイジェストで見たい方は、NHK総合で以下のダイジェスト番組が放送されますので、チェックしてみて下さい。
「なつぞら一週間」日曜日 あさ11:00～11:20
「5分で『なつぞら』」日曜日 あさ5:45～5:50 夕方5:55～6:00
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