7月9日(火)に放送のNHKの朝ドラ『なつぞら』の第86話。
東京に戻ってきたなつと咲太郎。翌日、なつは夕見子から得たヒントを職場で発表しますが、下山や、麻子はどんな反応を見せるのでしょうか?
こちらの記事では『なつぞら』第86話のあらすじ・ネタバレを含む、感想や見どころをご紹介します。
前回のお話はこちらから。
目次
『なつぞら』第86話の予告レビュー
次回の番組表をもとに、個人的な感想・妄想・希望を交えた予告レビュー(予想)です。
明日からは東京のアニメーターたちが戻ってきます。下山克己(川島明)がまとめる下山班と、演出の坂場一久(中川大志)、そこに新人動画マンの神地航也(染谷将太)が登場しますよ。
夕見子(福地桃子)が与えてくれた”ヘンゼルとグレーテル”の話をヒントにして、短編映画の企画案を提案します。絵を通じて繋がる兄妹の姿を、なつや千遥、咲太郎と重ねていきます。
その後は、脚本家を立てずにストーリーにこだわる坂場一久(中川大志)と、時間が足りないと難色を示す大沢麻子(貫地谷しほり)が対立します。案を練るアニメーターたちに神地航也(染谷将太)が面白くないと言い出すようで…果たして短編映画はどのような作品になるでしょうか。
ちなみにモデルとなっている東映動画では1975年から1983年にわたって「世界名作童話館」や「アニメ名作童話」というタイトルで、全20作の短編アニメーションを制作しています。その中で序盤の1975年に”ヘンゼルとグレーテル”が制作されており、作画監督は奥山玲子さん(なつのモデル)が担当されています。
↓↓ここからネタバレです↓↓
『なつぞら』第86話あらすじ・ネタバレ
東京に帰ってきたなつ!坂場が風車にやってくる?
北海道から帰ってきたなつ(広瀬すず)は、短編映画の制作に取り掛かります。
夕見子(福地桃子)のアイデアを元にした案を、坂場一久(中川大志)と大沢麻子(貫地谷しほり)に提案します。坂場は考えた理由に興味を持ち、なつと妹・千遥(清原果耶)にあった出来事について知ることになります。
北海道から東京へ帰ってきたなつと咲太郎
翌日の早朝、東京の風車になつと咲太郎(岡田将生)は戻ってきました。千遥の写真を見て、亜矢美(山口智子)は事情を聞いて2人を労います。
千遥のいた置屋は東京のどこなのかという話になりますが、なつたちは分からないと伝えました。「千遥が結婚相手のことを詳しく書かなかったということは、なつたちのことをそれほど思っているということだ」と、亜矢美が話します。
咲太郎がもっと自分たちを信用してくれたら良いのにと呟きます。亜矢美は「千遥の方が会いたい気持ちを抑えられないのではないか」と前向きな言葉を投げかけます。なつは、千遥がそんな結婚で幸せになれるのかと心配をしていました。
亜矢美はその気持ちを受け止め、「自分でこうと決めたら進んでいける。もうだめだと思ったとき、千遥ちゃんには北海道ってものがあるんじゃない?」と勇気づけます。
なつの短編映画の案が採用される
なつは宿題になっていた短編映画の案に、「ヘンゼルとグレーテル」を提案することにしました。千遥の手紙は壁に、写真は写真立てに飾っています。夕見子が思いついた原案を思い出しながら、なつは千遥を想っていました。
なつは東洋動画へと出社し、1週間休んでいたことを下山克己(川島明)と大沢麻子(貫地谷しほり)、坂場一久(中川大志)に謝りました。麻子と坂場は考えが合わずに話が進まなかったそうで、既に対立していました。
なつは考えを聞かれ、ヘンゼルとグレーテルのラフ画が描かれたスケッチブックを出しました。坂場は「なぜこの話をやりたいと思ったのですか」と疑問を持ち、休みを取った理由と関係あるのかと尋ねられます。なつは驚きつつも、自分が戦争孤児だったことを話し出し、生き別れになった妹が元気に生きていることが確認できたのだと語りました。
「3人ともいろんな事があったけど、いろんな人に助けられながら今日まで生きてきた」と感慨深く話しました。 すると、坂場は「あなたたち兄弟を投影したいと考えているのですか?」と聞かれ、なつはそこまで考えていないと返答し、「この話に惹かれたきっかけにはなっている」と伝えました。
坂場が、魔女に食べられそうになっても生きることを諦めなかったヘンゼルとグレーテルを基に、坂場は困難に立ち向かう子供を描き、冒険物にしていくというアイデアを出します。麻子は、童話をそのまま映像にするだけなら冒険にはならないと反論します。
しかし坂場は、そのようなテーマさえ明確にできれば、あとはアイデアを出すだけだと言います。麻子と坂場が対立している原因はここにありました。脚本家を立てないという考えの坂場は、テーマがあれば話は最初から決める必要はないと言うのです。なつも麻子も驚いた顔で見ています。
下山がとりあえず原案を考えようとフォローし、麻子も坂場もなつのテーマを扱う事に賛成してくれました。坂場は、嬉しさにほころぶなつの顔を伺っています。
森田桃代(伊原立花)とともに喫茶店でランチを食べていたなつ。偶然やってきた映画制作のチャンスが怖いと話すなつに、「自分でチャンスを掴んだんだよ」と励まします。そして、自分の力を試すようにと背中を押します。なつは、モモッチと話すと気が楽になると笑顔を見せます。
坂場とはうまくいきそうかと尋ねられ、なつは「何を言い出すか分からないから怖いけど、この人がいれば良い作品になるって妙に安心する」と語ります。桃代はワクワクとした表情で「好きになった?」と尋ねます。
坂場の父は大学教授で、結婚しても肩が凝りそうと桃代が呟きます。「本当何もないからね!」と口を尖らせるなつを、桃代が面白がっています。その頃坂場は、脚本課の机で脚本を書きながら頭を悩ませていました。
その日の夜、坂場はメモに書かれた住所を見ながら風車へとやってきます。風車の店内では、酔っ払った男たちと亜矢美が歌を歌っています。坂場は驚きながら、なつに用があると亜矢美に伝えます。客たちが口を揃えて「なっちゃーん!」と大声で呼ぶと、なつが2階から下りてきました。
なつは坂場の姿を見て、目を丸くします。坂場は「おでん屋に下宿をしていると聞いて、お邪魔しても良いかと思った」と話し、脚本の話を始めます。なつは場所を変えようと話し、急いで部屋を片付けて坂場を自分の部屋へと招きました。
坂場は緊張した表情で「失礼します」と部屋に入り、キョロキョロと室内を見回します。なつも急なことに動揺しつつ、座ってくださいと座布団を差し出しました。2人が向かい合うと、坂場は机の上に立ててある千遥の写真を見つけます。「この人が妹さんですか?」と坂場が尋ねると、事情があって会うことができなかったと悲しげになつが話します。
壁にある手紙を見て「妹さんも絵を描くんですね」と坂場が驚くと、なつは夕見子の話を語ります。「絵は私たちが落としていったパンで、帰り道を残すための道しるべなんです」と話ました。
坂場にじっと見つめられ、なつが「相談したいことというのは?」と尋ねると、「あらすじです」と答えが返ってきます。童話の原作では、兄のヘンゼルを守るためにグレーテルが魔女をかまどに入れて焼き殺すという結末でした。
そんな残酷な結末を子供達に見せたくないという意見になつは共感し、「魔女を殺さずに逃げたらどうか」と提案します。それを魔女が追ってきたら…と考えた坂場は、「魔女とは、子供たちの自由や未来を奪うような社会の理不尽か!」と呟き、それとどう戦うかを物語の軸にしようと思いつきます。
坂場は、「今、君の話を聞いて確信しました。これは君が作るべき作品です、そのために僕が必ずこの企画を通します!」と宣言し、なつはその言葉に微笑みます。急に立ち上がり部屋を出ていってしまう坂場を、なつは慌てて追いかけました・・・
『なつぞら』第86話の感想
中川大志さん演じる坂場一久が「風車」に初来店。「風車」の居間で広瀬さんと2ショット。#朝ドラ #なつぞら #広瀬すず #中川大志 pic.twitter.com/iJ9EjeflrC
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) 2019年7月8日
森田桃代(伊原六花)の後押し、なつと坂場はどうなるか?
坂場一久(中川大志)はなつのことを心配するような目線を送っていましたね。なつの方も森田桃代(伊原六花)に押されて坂場を意識し始めている様子。ついにはなつの家まで来てしまった坂場の無意識さには驚きです。どちらも鈍感そうな性格で、ヤキモキさせられそうな予感がしますね。
『なつぞら』第87話の予告レビュー
次回の番組表をもとに、今後の展開を予測した予告レビューになりますので、次回のなつぞらが気になる方はこちらをご覧ください。
『なつぞら』第86話の視聴率は?
7月9(火)に放送された、第86話の視聴率は20.2%でした。(関東地区、ビデオリサーチ調べ)
全話こちらで更新中!
『なつぞら』の放送時間は?再放送はある?
『なつぞら』は月曜日から土曜日の朝8:00~8:15にNHK総合で放送されています。
朝見逃してしまった場合は、その日のお昼12:45~13:00に再放送があります。
また、まとめてダイジェストで見たい方は、NHK総合で以下のダイジェスト番組が放送されますので、チェックしてみて下さい。
「なつぞら一週間」日曜日 あさ11:00~11:20
「5分で『なつぞら』」日曜日 あさ5:45~5:50 夕方5:55~6:00
見逃し配信はU-NEXTがオススメです!
U-NEXTの無料トライアルに登録すると、最大1ヶ月間無料でNHKオンデマンド(見放題パック)を利用することができます。合わせてU-NEXTで配信されている映画やドラマ等の見放題コンテンツも31日間無料でお楽しみ頂けます。この機会にぜひ!
※本ページの月額料金やキャンペーン情報は、2019年6月現在のものです。最新の配信状況は、U-NEXTサイトにてご確認ください。
『なつぞら』ノベライズ(小説)もおすすめ!
現在『なつぞら』ノベライズ版は、上巻が絶賛発売中です。『なつぞら』第1週から第11週までの台本を元に小説化しています。
ノベライズ下巻は、8月下旬に発売予定です。
ノベライズ版では、ドラマとは違う展開の重要シーンもあり、セリフも更に詳しいです。ドラマを見ている人よりも2倍3倍も楽しめるので、とってもオススメです。

コメントを残す