『なつぞら』第15週から染谷将太登場!モデルは宮崎駿?高畑勲役の中川大志との関係についても

2019年4月より放送中のNHK朝ドラ『なつぞら』、アニメーションの世界でなつ(広瀬すず)は、宮崎駿さんをモデルとする神地航也(かみじこうや)と出会うことになります。

東洋動画の人物紹介にはありましたが、なかなか出てこない神地航也はいつから出演するのでしょうか?

こちらの記事では、神地を演じる染谷将太さんの経歴や過去作、モデルとなった宮崎駿さんが築いてきた歴史や、高畑勲さんがモデルとなった坂場一久(中川大志)との関係も含めて紹介していきます。

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神地航也を演じる染谷将太はどんな人?

染谷翔太さんは、なつの後輩・神地航也(かみじこうや)として登場します。抜群の画力で入社したなつの後輩アニメーター。好きなことについて話すと止まらない情熱的な性格で、坂場とは息が合うようです。新人ながらも歯に衣きぬ着せぬ物言いで周囲を圧倒し、既成概念にとらわれない発想でアニメ表現を革新していきます。

『なつぞら』出演に際した染谷翔太さんのコメント

初めての朝ドラ出演が100作という節目の「なつぞら」。このうれしさをかみしめております。

そしてこの作品の中で神地航也というすてきなキャラクターで生きられることに興奮しながら、日々撮影に挑んでおります。

主人公・なつの成長、日本が誇るアニメーション映画を確立させた人々の奮闘、あの時代にしかないきらびやかなエネルギーと活力。自分もオンエアを見るのが今から楽しみでしかたありません。

染谷将太の経歴や出演作は?

生年月日:1992年9月3日(26歳)
出身地:東京都

受賞歴

  • 第36回日本アカデミー賞 / 新人俳優賞
  • 2013年エランドール賞 / 新人賞
  • 第68回ヴェネチア国際映画祭 / マルチェロ・マストロヤンニ賞
  • 第3回日本シアタースタッフ映画祭 / グランシャリオ新人賞
  • 第66回毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞
  • 第3回TAMA映画賞・最優秀新進男優賞
  • 第20回TAMA NEW WAVEコンペティションベストキャラクター男優賞

染谷翔太はどんな人?

染谷将太さんは、子役としてデビューした俳優さんです。7歳のときに子役として活動を始め、9歳で映画に初出演、「パンドラの匣」(2009)で長編映画初主演を務めます。

「ヒミズ」(2012)で、第68回ベネチア国際映画祭日本人初の最優秀新人俳優賞を受賞という華々しい経歴の持ち主です。「空海‐KU-KAI‐美しき王妃の謎」(2018)では、空海役を演じ、全編中国語での演技を見せ、国際的にも実力を認められています。

2015年には、女優の菊地凛子さんと結婚したことを発表しました。

染谷将太は“天才役”だけではない

「バクマン。」「悪の教典」「空海‐KU-KAI‐美しき王妃の謎」では若き天才を演じ、「みんなエスパーだよ!」『WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~』『寄生獣』といった作品では、ごく平凡な学生役まで自由自在に演じ分けます。

6月22日(土)、29日(土)、7月6日(土)には、同じくNHK制作の「ドラマ 聖☆おにいさん」ではブッダ役を演じることに。

2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」では、織田信長を演じることが決まっています。大河ドラマの記念すべき50作目「江」にも出演されており、織田信長に仕える小姓を演じていたんですよ。

モデルの宮崎駿はどんな人?

宮崎駿さんは東京都出身1941年生まれの78歳です。スタジオジブリのアニメーション監督として活躍されています。宮崎駿さんは小さな頃身体が弱く、運動は苦手な子供でした。しかし、絵が上手く漫画を読むのが好きだったといいます。

高校3年の時に「白蛇伝」に感動し、アニメーションに関心を持つようになったそうです。もともとは漫画家志望でしたが、描いた絵が「手塚治虫に似ている」と言われてしまい、漫画家への道を諦め、アニメーターの道を進み始めます。ソ連制作アニメーション「雪の女王」に感銘を受け、アニメーションを一生の仕事にすると決意しました。

1963年、宮崎駿さんは東映動画に入社します。ルパン3世のアクションなどを手掛けた凄腕アニメーターである大塚康生さんに指導を受け、アニメーションの制作に携わるようになります。

宮崎駿と高畑勲の『なつぞら』での関係は?

アニメーターとして入社した宮崎駿さんは、演出としてアニメ作りに携わる高畑勲さんと出会います。そして「太陽の王子 ホルスの大冒険」を高畑・大塚・森と共に完成させます。

演出を高畑勲さん、原画は森康二さん、作画監督を大塚康生さん、宮崎さんが場面設計・原画を担当しました。声優は平幹二朗さんと、市原悦子さんが演じていました。

主人公の勇敢な少年・ホルスが、人間や動物を苦しめる悪魔・グルンワルドに立ち向かう姿を描いています。海に荒れ狂う波、雪が吹雪く様といった自然を猛々しく描いているところが見どころということです。

アイヌ民族の伝承を題材にした「チキサニの太陽」が原作なので、北海道を知っているなつ(広瀬すず)の経験が生かされそうです。今後『なつぞら』でもこの制作に携わっていくかもしれませんね。

3年をかけて総作画枚数が15万枚に及び、興行成績は思わしくなかったものの、現在ではアニメーションファンに語り継がれる名作と言われています。

宮崎駿と高畑勲、小田部羊一は東映動画を離れる

東映動画でのアニメーション作りに苦労し、宮崎駿さん、高畑勲さん、小田部羊一さんはともにAプロダクションへ、その後ズイヨー映像へも一緒に移籍します。この小田部羊一さんは、なんと『なつぞら』でアニメーション時代考証を担当しており、奥さんの奥山玲子さんはなつ(広瀬すず)のモデルと言われています。

ズイヨーでは名作「アルプスの少女ハイジ」を制作、高畑勲さんが監督、宮崎駿さんが画面構成でした。テレビでの妥協のないアニメーション作りに限界を感じた2人は、“宮崎・高畑というふたりの監督を擁し、監督中心主義で作る”という理念を打ち出し、スタジオジブリを創立します。

宮崎駿さんはファンタジーやロマンスを描き、高畑勲さんはリアリティーと心理描写を重視する作品作りをしていました。2人はぶつかることも多かったようです。その違いからともにアニメーションを作ることはなくなりましたが、宮崎駿さんは年上の高畑勲さんを深く尊敬し、高畑勲さんの後輩であることを誇りに思っていました。

スタジオジブリプロデューサーの鈴木敏夫さんは「宮さんはじつはただひとりの観客を意識して、映画を作っている。宮崎駿がいちばん作品を見せたいのは高畑勲」と語っているように、仲間であり先輩であり先生でもあるという特別な関係だったようです。

神地航也(染谷翔太)と坂場一久(中川大志)の関係は?

『なつぞら』では、なつ(広瀬すず)が念願のアニメーターになると、演出助手として坂場一久(中川大志)が登場しました。坂場は高畑勲がモデルとされており、不器用ながらアニメーションの知識が豊富という役柄です。神地航也(染谷将太)は、なつの後輩アニメーターとして東洋動画に入社するという役どころです。

坂場一久と神地航也は息が合うと紹介されているので、リアリティを追求する坂場と同じような考えを持つのでしょうか。なつはファンタジーの要素を追求したいという考え方です。もしかすると、小田部羊一さんが経験してきたアニメーション業界の姿も、妻・奥原玲子さんをモデルとするなつが果たして行くのかもしれません。

神地航也(染谷翔太)はいつから登場する?

染谷将太さんは第15週から登場します。なつぞらのHPで予告に出てきました。

番組表によると、なつが東京に戻る第86話、7月9日(火)放送分から出演予定です。

なつ(広瀬すず)と咲太郎(岡田将生)が東京に帰ってきた。

二人は、十勝での出来事を亜矢美(山口智子)に報告。亜矢美は、千遥の心の内にあるものを察し、落ち込む二人を元気づける。

翌日、なつが東洋動画に出社すると、下山(川島明)、麻子(貫地谷しほり)、坂場(中川大志)から、宿題だった短編映画の企画案を求められる。

そこでなつが、帰省中にヒントを得た企画について話し出すと、皆興味を持ちだし…。

【作】大森寿美男,【出演】広瀬すず,岡田将生,中川大志,川島明,伊原六花,染谷将太,貫地谷しほり,山口智子,【語り】内村光良,【音楽】橋本由加利

https://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2019-07-09&ch=10&eid=7342&f=4681

宮崎駿さんは、世界中に名の知れたスタジオジブリを代表する映画監督ですね。その役を若くして世界にその演技を認められた染谷将太さんが演じます。

数々の映画で個性のある役柄を演じてきており、一線を超えた天才という雰囲気が似合う染谷さん。どのように今後演じていくのかが楽しみです。

そして、後半が見えてきた『なつぞら』がどのような展開で着地するのかも気になりますね。

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