『なつぞら』東京編キャスト紹介!東洋動画メンバー全人物モデル考察まとめ

2019年4月より放送中のNHK朝ドラ『なつぞら』は、北海道から東京へ舞台が移りました。

ヒロイン・なつ(広瀬すず)の夢は、アニメーターになることです。周りの協力もあり、東洋動画という制作会社の試験を受け、そこで働くようになります。新しい環境になり、北海道編とは全く違う雰囲気の中、なつがどのように成長していくのか楽しみです。

そして、新しい職場でもまた様々な出会いがあります。なつの人生を動かす人物はいるのでしょうか。

こちらの記事では、現時点で出演が決定している、東洋動画で働く東京編キャスト12名を紹介します。それぞれのモデルになった人物についても調べてみました。ぜひチェックして『なつぞら』をより楽しんじゃいましょう!

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奥原 なつ/演・広瀬 すず

昭和12(1937)年生まれ。両親を戦争で亡くし、兄妹と別れ、父の戦友・柴田剛男(たけお)に引き取られ、十勝に移り住む。

剛男の義父・泰樹(たいじゅ)のもとで、牧場を手伝ううちに、持ち前の明るさを取り戻す。

高校卒業後は上京し、草創期を迎えていたアニメーション業界に飛び込む。アニメーターとして、大自然の中で育まれたみずみずしい感性を発揮していく。

モデル:奥山 玲子(1936~2007)

東映動画の初期に「白蛇伝」を始め、多くの長編アニメーションを手がけました。なつぞらのアニメーション考証を務める小田部羊一さんが、この奥山さんの旦那さんです。

森田 桃代(もりたももよ)/演・伊原 六花(いはらりっか)

通称「モモッチ」。高校卒業後、絵が好きという理由だけで、アニメーションのことは全く知らずに、東洋動画に入社する。

セル画の彩色を担当しており、なつの親友となる。

なつからアニメーションのおもしろさを教えられ、その魅力に取り付かれていく。

モデル:保田 道世(1939~2016)

1958年に東映動画に入社。ホルスの大冒険にはトレースとして参加しています。宮崎駿からは「戦友」高畑勲からは「同志」押井守からは「強烈なおばさん」と評されたそうです。長年、ジブリの色彩設計(セル画に塗るすべての色を決める責任者)を担当されました。

ジブリがいち早くデジタルペイントに変更できたのは、保田さんの一言があったからだそうです。

三村 茜(みむら あかね)/演・渡辺 麻友

絵を描くのが大好きな、眼鏡をかけたおっとりとした女の子。

漫画映画をよく知らず、東洋動画には見習いとして就職、次第にそのおもしろさにひかれていく。

なつと一緒に社内試験を受け、繊細な絵が評価され、なつより一足先に合格し、正式にアニメーターとなる。

モデル:大田 朱美(1938~)

当時のアニメーターで原画を担当できたのは、奥山玲子、中村和子、大田朱美の3人だったそうです。後輩の宮崎駿と結婚、結婚後も仕事を続けましたが、宮崎の移籍で夜型の勤務になったので、大田さんは仕事を辞めることになります。宮崎駿よりも絵が上手かったらしく、才能に溢れた方です。

神地 航也(かみじこうや)/演・染谷 将太

抜群の画力で入社したなつの後輩アニメーター。

好きなことについて話すと止まらない情熱的な性格で、坂場とはいつも息が合う。

新人ながらも歯に衣きぬ着せぬ物言いで周囲を圧倒し、既成概念にとらわれない発想でアニメ表現を革新していく。

モデル:宮崎 駿(1941~)

言わずと知れたスタジオジブリを代表する映画監督ですね。高校3年の時に「白蛇伝」に感動し、アニメーションに関心を持つようになったそうです。もともとは漫画家志望でしたが、ソ連制作アニメーション「雪の女王」に感銘を受け、アニメーションを一生の仕事にすると決意したそうです。アニメーターの待遇の改善に尽力しました。

坂場 一久(さかば かずひさ)/演・中川 大志

東洋動画所属の監督見習い。

絵は描けないが、アニメの知識は人一倍多く、企画力に優れ、思いもよらないストーリーを考えつく。

その一方で要領が悪く、無理難題を言って、アニメーターたちをいつも困らせる。なつも初めは苦手意識を感じるが…。

モデル:高畑 勲(1935~2018)

奥山玲子の2年後輩で、仕事が遅いことで有名だったそうです。しかし、その情熱とこだわりは、「かぐや姫の物語」(2013)のアニメーションで遺憾無く発揮されていますね。

大塚康生に認められ、「太陽の王子 ホルスの大冒険」で演出を初めて担当し、大塚・宮崎駿・森康二と共に完成させるも、当時はヒットしませんでした。
東映動画でのアニメーション作りに苦労し、宮崎駿・小田部羊一と共に、Aプロダクションへ、その後ズイヨー映像へも一緒に移籍しています。

もっと詳しく知りたい方はこちら↓

下山 克己(しもやま かつみ)/演・川島 明

元警察官という異色の経歴を持つアニメーター。

ひょうきんで明るい性格で周りを楽しませるのが大好き。

その一方、ディズニーアニメを独自に分析して、新しい動画表現を研究するという努力家でもある。後輩の面倒見が良く、なつの優しい先輩。

モデル:大塚 康生(1931~)

東映動画アニメーター第1期生。宮崎駿の直属の上司で、たくさんの人材を育てました。元麻薬取締官事務所勤務で、アニメーターに転身した。「アニメーターは演技者である」と公言している。ダイナミックでコミカルな動きは「大塚アクション」と呼ばれ、「未来少年コナン」や「ルパン3世 カリオストロの城」で発揮されています。

山田 陽平(やまだ ようへい)/演・犬飼 貴丈

弟・天陽と同様に、絵画の才能に恵まれ、貧しい農家の長男でありながらも一家の期待を背負い上京、奨学金を得て芸術大学で学ぶ。

兄を探しに東京に出てきたなつに、漫画映画の世界を紹介する。

モデル:神田 一明(1934~)

天陽のモデルとなった神田日勝の兄・一明。東京芸術大学油絵科を卒業した後は、北海道で美術の教師をしながら画家としても活動をした。北海道教育大学名誉教授も務めていました。

仲 努(なか つとむ)/演・井浦 新

東洋動画アニメーターのリーダー、日本初の長編アニメーションの作画監督として活躍。

穏やかな物腰で人望が厚く、かわいいキャラクターデザイン、繊細な表現を得意とし、みんなから師と仰がれる。

“漫画映画”に純真な思いを抱くなつを気に入り、“アニメーション”の世界に誘う。

モデル:森 康二(1925~1992)

近代日本アニメの基礎を築いた人物。「アニメの神様」と呼ばれ、数多くのアニメーターを育てた。小田部羊一さんもその1人。性格も温和で怒ったことがないそうで、その姿は「なつぞら」でも忠実に描かれています。

大沢 麻子(おおさわ あさこ)/演・貫地谷しほり

美大を卒業後、東洋動画に入社したスゴ腕アニメーター。通称「マコ」。

作画監督の仲をサポートし、現場をまとめる。クールに見えるが内面は熱く、誰に対しても物おじしない性格から、社内で孤立することも。

なつにとっては厳しい先輩である。

モデル:中村和子(1933~)

美人アニメーター「ワコさん」と呼ばれていました。東映動画の初作品「白蛇伝」に参加、その後、手塚治虫に気に入られ、鉄腕アトムやリボンの騎士の作画を担当しています。

井戸原 昇(いどはら のぼる)/演・ 小手 伸也

仲とともに作画監督として、アニメーターたちをけん引するツートップのひとり。

芸術家肌の仲とは対照的に、驚異的なスピードで上質な作画を仕上げる実務家肌。

大柄な体格ながらも、繊細な心の持ち主で、個性派アニメーター集団をうまく束ねていく。

モデル:大工 原章(1917~2012)

1917年生まれ。創生期の日本のアニメーションを築いた人物。作品ごとに全く異なるスタイルを打ちたて、持ち前の万能技とスピードで東映動画(現、東映アニメーション株式会社)初期長編の作画監督を歴任した。その柔軟な指導で技術を磨いて巣立っていった後進のスタッフも数多い。

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露木 重彦(つゆき しげひこ)/演・木下 ほうか

東洋動画所属のベテラン映画監督。

日本初の長編アニメーションの監督に起用されるものの、実写映画しか経験がなく、不慣れなアニメーションの世界に戸惑うばかり。アニメーターたちと時にぶつかり、時に協力して、プロジェクトの成功に尽力する。

モデル:藪下泰司(1903~1986)

教育アニメを手がけた、アニメーションのベテラン、「白蛇伝」で演出(監督)脚本を務めています。森、大工原の2人が原画を担当し、この作品が評価され、日本長編アニメの礎を気づいた。東洋動画の労働紛争の前に会社を退職しています。

大杉 満(おおすぎ みつる)/演・角野卓造

東洋動画の親会社・東洋映画社長。

アニメーションに未来を感じ、東洋一のアニメスタジオを設立、日本初の長編アニメーション制作に取り組む。

帯広の映画館で見た大杉社長からのメッセージ動画に、なつは心を動かされる。

モデル:大川博(1896~1971)

1956年日動映画を買収し、東映動画として「東洋のディズニー」を目指し、本格的なアニメーション制作に進出しています。1950年代後半、時代劇ブームを巻き起こし売上は業界No.1となります。1960年代後半に入るとテレビが一般家庭に急速に普及し、映画産業は厳しい時代に入るも、任侠映画ブームを巻き起こすなど、経営に奔走しました。

『なつぞら』の放送時間は?再放送はある?

『なつぞら』は、月曜日から土曜日の朝8:00~8:15にNHK総合で放送されています。

朝見逃してしまった場合は、その日のお昼12:45~13:00に再放送があります。

また、まとめてダイジェストで見たい方は、NHK総合で以下のダイジェスト番組が放送されますので、チェックしてみて下さい。

なつぞらダイジェスト版

「なつぞら一週間」日曜日 あさ11:00~11:20

「5分で『なつぞら』」日曜日 あさ5:45~5:50 夕方5:55~6:00

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