6月3日(月)に放送のNHKの朝ドラ『なつぞら』の第55話。
第10週「なつよ、絵に命を与えよ」編がはじまります。
いよいよ、なつの東洋動画初出社の日!亜矢美にコーディネートしてもらった服を着て向かいます。なつの新たな挑戦を見守りましょう。
こちらの記事では『なつぞら』第55話のあらすじ・ネタバレを含む、感想や見どころをご紹介します。
前回のお話はこちらから。
目次
『なつぞら』第55話あらすじ・ネタバレ
伊原六花と貫地谷しほりが登場!アニメーターへの第一歩を踏み出す!
東洋動画に入社したなつは、仕上課に案内され、仕事の説明を受けます。初めて見るアニメーション制作の現場になつは興奮が隠せません。森田桃代(伊原六花)の隣の席になったなつは、森田に教わりながら、初めての仕事に取り組み始めます。
なつ(広瀬すず)は仕上げ課に
1956年(昭和31年)10月、わくわくとしながら東洋動画に向かったなつは、仕上課の扉を開けました。新人は4名ほど、仕上課の課長は山根考雄(ドロンズ石本)という人で、説明をしてくれます。
なつの仕事である「仕上(しあげ)」とは作画のスタッフが書いた絵を透明なシートに書き写し、色を塗って「セル画」という物に仕上げる作業のことをいいます。絵をシートに書き写す「トレース」と、色を塗る「彩色(さいしき)」が仕上の担当する仕事になります。
スタジオ内には若い女性が多く仕事に携わっていました。なつたちは、新人たちが即戦力として採用されたと伝えられます。
仕上検査担当の石井富子(梅舟惟永)は、30歳で大先輩と呼ばれるほどでした。「ここで働く人たちは、みんな若いです。本格的に総天然色の漫画映画を作るのは、日本でここが初めてなのです。ちなみに世界では漫画映画はアニメーションと呼ばれています」と石井が話してくれました。1本の漫画映画を作るのに、数万枚の絵が必要と教えてくれました。
なつは壁に貼ってある『白蛇姫(はくじゃひめ)』のキャラクターに見とれてしまい、「やっと会えた‥・」と感動します。演劇部でなつはこの役を演じていたからです。
モモッチ/森田桃代(伊原六花)との出会い
森田桃代(伊原六花)の隣に案内されたなつは、大きな封筒を渡されます。セル画に素手で触れようとしたところを、森田が止めてくれ、色々と教えてくれるようになります。なつはセル画を見て、色を裏側から塗っていきます。
なつは色の指示が書いてある動画用紙を束ね、パラパラ漫画のようにめくってみると、滑らかなキャラクターの動きに「なまらかわいい…」と感動します。セル画が入っていたカット袋を見ると、そこには「仲つとむ」という文字が書かれていました。「仲さんだ!」と感動します。
森田はなつが仲と知り合いだということに驚き、作画課志望だと分かると更に驚きました。なつは森田に教わりながら、手を震わせながら慎重に色を塗っていきます。森田は、4月に入社した同じ19歳で、モモッチって呼んでと言ってくれます。
なつが手を止め、よくなっちゃんと呼ばれると話をすると「なっちゃん、慣れてきたらでいいんだけど、話すときはなるべく手を動かしながら話そうか」と笑顔で言います。案の定、先輩の石井富子がやってきて、まだ1枚目だと分かると「遅い!」と言われてしまいます。ただ、丁寧なのはいいことと励ましてくれました。
セル画に描かれていたのはパンダでしたが、当時日本では誰もその動物を見たことがなく、なつは好奇心を掻き立てられます。なつは今塗っているのがどのシーンなのかが知りたいと思い、森田に尋ねると、絵コンテを見ると良いと勧められます。
絵コンテとは絵の構図やカメラの動きが書かれた設計図のようなもので、なつはその存在を知って舞い上がります。 森田は、この職に就いた理由として、高校で求人を見てほかの仕事よりも面白そうとは思ったといいます。対してなつは、漫画映画をずっと作りたかったんだと話します。
森田からは「すごいじゃない、これってやりたい仕事だったんだ」と褒められます。 森田と話をしながら仕事を進め、なつがやっと1枚仕上げたときには森田は10枚を仕上げていたのでした。
なつ(広瀬すず)は作画課に招かれる
昼休憩の時間に絵コンテを見ていると、仲努(井浦新)と山田陽平(犬飼貴丈)がやってきて、なつの姿をおしゃれだと言ってくれます。同じ仲間だからと肩を叩かれ、ぜひ見に来てと作画課に招かれます。
その部屋には机がずらっと並んでいて、壁には絵が飾られています。山田陽平もきびきびと指示を振っていました。その姿に下山克己(川島明)が気づき、なつに声をかけてくれました。下山は元警察官のアニメーターで、なつが前に訪れたときに顔を合わせていました。
下山が拳銃を撃つまねをしてくるので、なつがノリよく仰け反ると後ろにいた大沢麻子(貫地谷しほり)という女性にぶつかってしまい、迷惑そうな顔をされてしまいます。
『なつぞら』第55話の感想
貫地谷しほりさん登場!!
前髪の梳き方が昭和を感じます、見事で驚きました。これからなつ(広瀬すず)と一悶着ありそうな、気の強い女性でしたね。中村和子さんは、ワコさんと呼ばれ、美人アニメーターとして有名でした。中村和子さんと、下山克己(川島明)のモデルである大塚康生さんはとても仲が良かったというエピソードが残っています。この2人の絡みにも注目です。
伊原六花(いはら りっか)さん登場!
演技が自然で上手! バブリーダンスで有名な大阪府立登美丘高校ダンス部の元キャプテンですね。彼女は本当に19歳だそうで、広瀬すずさんが20歳、ちょうど同じくらいの年齢を演じられています。六の花と書いて、りっかという名前が可愛らしいですね。
仕上課に配属されたなつの先輩・森田桃代役は伊原六花さん。仕上課の席でのオフショット。皆さん、“モモッチ”と呼んでくださいね。美術さんの粋な計らいで、モモッチの机は桃がいっぱいです。#朝ドラ #なつぞら #伊原六花 #モモッチ pic.twitter.com/Dt2lPjR00L
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) 2019年6月2日
『なつぞら』第56話の予告レビュー(ネタバレ)
以下は、ノベライズ版をもとに、今後の展開を予測したネタバレありの次回以降の展開になります。
内容は、実際の放送とは変わる可能性がございます。
なつは、下山が作業をするのを見させてもらうことにしました。下山は、仲と井戸原が描いた原画をきれいにして、動画を描く人に渡す作業をしていました。原画を描ける人はまだその2人しかいないのだと教えてくれます。
アニメーションはまず原画が描かれ、その原画と原画の間をつなぐ「中割」と呼ばれる動画が描かれることで、シーンが完成します。これらを描く人をアニメーターと呼びます。下山をはじめとした6人が、原画担当と動画担当の間にセカンドという立場で立ち、制作を指導する形をとっているといいます。
下山克己(川島明)は「つまり、ここでは新人が新人を育ててるようなもんだよ」と説明していると、大沢麻子(貫地谷しほり)の声が響いてきます。堀内幸正という動画担当と意見をぶつけ合っているようです。
次の日、なつは昼食を食べる時間も惜しんで、絵コンテを穴が開くほど眺めていました。白蛇姫のストーリーが悲しい恋の話だと知ったなつは、目を潤ませます。下山克己(川島明)は悲しいからこそ、戦うシーンを面白くしたいと張り切っていました。
なつが描いてみたいと夢を話すと、下山はよく先輩の絵をゴミ箱から拾って模写していると話し、自分なりに描いてみると良いとアドバイスをしてくれます。そこへ大沢麻子(貫地谷しほり)がまた、堀内幸正にダメだしをしていました。
堀内が捨てた動画をなつは拾い、中庭で見ていると大沢麻子(貫地谷しほり)がやってきます。麻子はここに何をしに来ているのかと尋ねてきます。なつの服装を見て、結婚相手を探しに来ているのかと突っかかり「目の前をうろちょろしないでちょうだい!」と言い放ち、去って行きました。
酷い言われように、なつは呆然とするしかありませんでした。
『なつぞら』第55話の視聴率は?
6月3日(月)に放送された、第55話の視聴率は19.4%でした。(関東地区、ビデオリサーチ調べ)
- 最高視聴率 23.6%(第15話)
- 最低視聴率 18.7%(第29話)
全話こちらで更新中!
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『なつぞら』の放送時間は?再放送はある?
『なつぞら』は、月曜日から土曜日の朝8:00~8:15にNHK総合で放送されています。
朝見逃してしまった場合は、その日のお昼12:45~13:00に再放送があります。
また、まとめてダイジェストで見たい方は、NHK総合で以下のダイジェスト番組が放送されますので、チェックしてみて下さい。
「なつぞら一週間」日曜日 あさ11:00~11:20
「5分で『なつぞら』」日曜日 あさ5:45~5:50 夕方5:55~6:00
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