6月22日(土)に放送のNHKの朝ドラ『なつぞら』の第72話。
突然現れた、坂場一久の正論口撃に、なつはたじたじになってしまいました。今回もそんな坂場と、川村屋で遭遇するようですが、どんな展開が待っているのでしょうか?
こちらの記事では『なつぞら』第72話のあらすじ・ネタバレを含む、感想や見どころをご紹介します。
前回のお話はこちらから。
目次
『なつぞら』第72話あらすじ・ネタバレ
雪次郎の乱始まる!坂場となつは川村屋で出会い…
森田桃代(伊原立花)となつ(広瀬すず)は川村屋に向かうことにします。そこには坂場一久(中川大志)が来ており、桃代の提案で相席をすることになります。
雪次郎(山田裕貴)が劇団に入るために川村屋を辞めると聞いたなつは、居ても立ってもいられず雪次郎の部屋へと向かいます。
雪次郎の演劇への挑戦
昼休みに、なつは森田桃代に坂場一久について話していました。なつが鵯越の逆落としを知っているかと尋ねると、桃代は首をかしげます。坂場に指摘されたことを思い出し、どういう意味なのかとなつは悩んでいました。
その頃、雪次郎は演劇の試験を受けていました。舞台の上で、ピアノを聴いて感じた表現をするように言われ、演劇部時代のランニングを始めてしまいます。発声練習をしながら、舞台の上を手を叩いて、動き回ります。
亀山蘭子(鈴木杏樹)は唖然とした様子で見ており、「ここにも、どこに向かっているのか分からないやつが1人いました」とナレーションが入ります。
雪次郎は演劇部で演じたポポロの役を熱演していました。感情のこもった演技に蘭子は目を見張ります。雪次郎は、「許してくれー!」と叫び、舞台に倒れました。「雪次郎の乱が始まります」とナレーションが告げます。
なつは桃代と川村屋に行くことに
桃代は川村屋に行くと聞いてがっかりしていました。「なっちゃんがむしゃくしゃしているから遊びに付き合うって言ったのに…」と言う桃代の手を引いて、なつは店内に入ります。
野上健也(近藤芳正)は、なつの派手な格好に目がチカチカすると言いながら出迎えました。佐知子(水谷果穂)が席へと案内すると、奥には坂場が席に座って本を読んでいました。
佐知子に同じ席にするかと聞かれ、桃代が乗り気になり手を引くので、坂場と相席することになってしまいます。
桃代は、なつがあなたに聞きたいことがあると言い出し、困ってしまいます。少し考えたあと、なつはどうしてここにいるのかを尋ねました。坂場は、新宿に本を買いに来て、すぐに読みたくてこの店に入ったといいます。なつが昔働いていたお店だと話すと、「それで?」と言われてしまいます。
元職場であることと、僕がこの店にいることは単なる偶然だと話し始めます。なつは「もういいです」と言い、桃代にこういう人なのと呟きます。どうしてバターカリーではなくカリーパンを食べているのかと桃代が聞くと、「なぜ?」と聞き返されてしまいます。
坂場はこの店は値段が高すぎると答え、「あなたたちのバターカリーを見学させていただきます」と言いました。なつは質問の意図を汲み取っていた坂場に「分かってるんじゃないですか」と呟きました。
坂場一久のアニメーションへの情熱
坂場は、本にカレールーをこぼしてしまいます。焦りながら指ですくおうとする坂場に、なつは急いでナプキンを渡しました。「本当にぶきっちょなんですね」となつが言うと、不器用がいいと思ったことはないと話し出します。
坂場は、「絵を描けるということは本当に素晴らしいことだと思います」と言いだしました。なつが坂場に、どうしてアニメーションを作ろうと思ったのか尋ねると、「アニメーションは子供に夢を与えるだけではなく、大人にも夢を与えるものだと思った」と話し出します。坂場は前のめりになって話し出します。
フランスのアニメーションに、アンデルセンの童話を原作に戦争を描いた作品があるといいます。ナチスドイツを思わせる独裁的な力から民衆が自由を得ていく様を、子供が見てもドキドキワクワクするように描いていたといいます。
坂場は、「そんなことのできる表現方法はほかにはない」と思ったといいます。しかし、そういう可能性がアニメーションにはあると、まだ世の中には思われていないと悔しそうな顔をします。
そこへなつが「アニメーションにしかできない表現とはなんですか?」と聞き、「自分の考えしか言えませんが…」と言いかけたとき、光子(比嘉愛未)に呼ばれたなつは、「ちょっとごめんなさい」と言って去ってしまいます。
坂場は取り残され寂しそうな表情になります。目の前でおもちゃを取り上げられたような顔をする坂場を、桃代がにやにやした表情で見つめています。
雪次郎が川村屋を辞める
なつは光子から、雪次郎が川村屋を辞めようとしていると知らされます。咲太郎(岡田将生)がきっかけになったと、野上はいいます。雪次郎を止められそうにないと聞くと、なつは居ても立ってもいられず、雪次郎の部屋へと向かいます。
ドアをドンドンと叩くと驚いて顔を出した雪次郎が、「咲太郎さんに話を聞いたのか」と尋ねたので、なつは兄のせいだと直感します。雪次郎が、試験の合否が分からないにも関わらず川村屋での修行を辞めようとしたことを知ります。
なつはどうしてと聞きますが、試験に受かる前に酪農を辞めたのは、なつだって同じだと言い返し「俺は決心したんだ」と告げます。しかし、雪次郎は、北海道の家族にはまだ言っていませんでした。
なつの家には兄弟がいましたが、雪次郎は一人息子のため、本当に裏切ることになることを分かっていました。「親の期待を裏切っても俺は…」と言い始めると、なつは「それは絶対ダメ!」と告げます。
雪次郎は無理やり風車に連れて行かれます。なつは咲太郎に話があると告げ、雪次郎が店へと入ります。雪次郎に「思い切ったことをしたね!」と亜矢美(山口智子)、土間レミ子(藤本沙紀)、煙カスミ(戸田恵子)は歓迎していました。しかし、なつは雪次郎を役者にはできないと言い切ります。
『なつぞら』第72話の感想
スタジオの隅に座る山田裕貴さんをパチリ。咲太郎の劇団の試験を受けた雪次郎。どうやら“雪次郎の乱”が始まるようです。#朝ドラ #なつぞら #山田裕貴 pic.twitter.com/h2AD5JKAI9
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) 2019年6月21日
なつが雪次郎に反対する
なつが頭ごなしに雪次郎を否定するのにびっくりしましたね!
北海道弁で語気が強まってしまってますが、とよの言葉を思い出すと、言いたいことが言える素が出せる関係なんですよね。地方に住む家業のある人にとっては、家族が自分の将来に大きく関わるのってあるあるです。
家としてのまとまりと縛りも強い北海道と、孤独だけど夢を追える東京の地域差が見えてくるようですね。風車に集まっているのは都会で1人で生きてきた人ばかり、地元で待つ家族の気持ちが分かるのはなつしかいませんから、あそこまで反対したんでしょう。
そして、なつ自身の自分の家族への後悔の気持ちも入っていそうです。
『なつぞら』第73話の予告レビュー
次回の番組表をもとに、今後の展開を予測した予告レビューになりますので、次回のなつぞらが気になる方はこちらをご覧ください。
『なつぞら』第72話の視聴率は?
6月22(土)に放送された、第72話の視聴率は21.0%でした。(関東地区、ビデオリサーチ調べ)
全話こちらで更新中!
『なつぞら』の放送時間は?再放送はある?
『なつぞら』は月曜日から土曜日の朝8:00~8:15にNHK総合で放送されています。
朝見逃してしまった場合は、その日のお昼12:45~13:00に再放送があります。
また、まとめてダイジェストで見たい方は、NHK総合で以下のダイジェスト番組が放送されますので、チェックしてみて下さい。
「なつぞら一週間」日曜日 あさ11:00~11:20
「5分で『なつぞら』」日曜日 あさ5:45~5:50 夕方5:55~6:00
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