9月4日(水)放送のNHKの朝ドラ『なつぞら』の第135話。
陽平から天陽の知らせを聞いたなつ。優との約束もあり一緒に十勝に帰ることになりました。
そして、天陽の最期の夜について話を聞くことになります・・・。
こちらの記事では『なつぞら』第135話のあらすじ・ネタバレを含む、感想や見どころをご紹介します。
前回のあらすじ『なつぞら』第134話はこちら。
目次
『なつぞら』第135話の予告レビュー
次回の番組表をもとに、個人的な感想・妄想・希望を交えた予告レビュー(予想)です。
天陽(吉沢亮)の家を訪ねたなつ、相変わらずお金には苦労しているような雰囲気の山田家でした。
天陽の戒名(法名)がつき、浄土真宗だとネット上で話題となっていました。浄土真宗は戒名とは呼ばす法名と呼ぶそう。たった3文字…と悲しんでいた方もいましたが、3文字がスタンダードらしいです。
誰でも浄土へと向かえるという考え方で、天陽が天国で馬と再会していると言った泰樹(草刈正雄)の言葉は、あながち嘘ではないかもしれません。
そんな天陽の最期を見たのは妻である靖枝(大原櫻子)。そのときの話をなつに教えてくれるようですね。
そして、ふたたび離農を考える正次(戸次重幸)を、今度は靖枝が説得しようとします。天陽となつが、子供の時に土地から離れたくないと譲らなかった思い出が思い出されますね。
『なつぞら』第135話あらすじ・ネタバレ
天陽の絵を見た優は・・・
天陽(吉沢亮)のアトリエに絵を見に来たなつ(広瀬すず)と優(増田光桜)、天陽が書き上げた馬の絵を見て「これが本物でしょ?」と優がなつに尋ねます。「本物のお馬さんやっと見られたね」と喜ぶ優の姿に、なつは涙ぐみます。
なつは「動かないのにどうして本物だと思ったの?」と尋ねると、「だって、絵を動かすのはママのお仕事でしょ?」と優は言いました。その言葉にこらえきれず泣き出したなつを心配して、優は背中に抱きつきました。
天陽の遺影を前に山田正次(戸次重幸)、タミ(小林綾子)、山田陽平(犬飼貴丈)、靖枝(大原櫻子)とその子供たちが座っています。なつ、優、剛男(藤木直人)と富士子(松嶋菜々子)に、山田家の家族は天陽の最期の姿を聞かせました。
天陽は病院から絵を描きに帰ってきたのですが、病院に確かめると退院の話はしていなかったことが分かりました。タミは「あの子は分かったんだと思います。自分がもうだめだってことを…」と涙ながらに語ります。「最期に家族に会いたくて、ここに帰ってきてくれたんだと思います」と話すタミ。
天陽はボロボロの身体で自転車に乗り、家族の元へと帰ってきたのでした。家へと帰ってきたとき、天陽は愛おしそうに自分の子供たちを抱きしめていました。
「絵を売って生活してきたから、最期まで、家族のために絵を残そうとしたのかもしれないな」と正次は言いました。
靖枝は天陽の志を受け継ごうとする
今後どうするのかと剛男が尋ねると、正次は離農を考えていると話しました。「それしかないかと」と話すタミ、陽平は靖枝に「天陽の絵を全部売れば、当分子供たちは生活に困らない」と伝えました。しかし、靖枝は「嫌です!私は、絶対にここから動きませんから!」と叫びます。
生活の心配をする正次たちの言葉を遮るように「あの人はここに帰ってきたんです!家族と一緒にいるために・・・陽ちゃんは、自分の畑で亡くなったんです」と涙ながらに訴えます。天陽は土の上で安らかな最期を迎えたのでした。
靖枝は「自分の命をこの土地、この土に、命を蒔くために帰ってきたとしか思えません」と言いました。隣に座っていた子供たちは立ち上がると、「僕がやる!「ここにいたい!」と叫びます。「そんな昔の天陽みたいなこと…」と言うと、タミは泣き出しました。
正次は「爺ちゃんだって働く!この家族の言葉が、きっと天陽の遺言なんだろう」と遺影を見て涙ぐみました。なつは優の手を取り、愛おしそうにさすりました。
陽平と靖枝の思い
陽平となつはアトリエに来ました。陽平は「好きなだけあいつの絵を見てやってくれ」と話し、絵を出してくれました。「こんな風にあいつはずっとここにいた、このアトリエは天陽そのものだ」と呟きます。
陽平はなつに、絵を描くことも自然なことだと言っていたと伝えました。病室で天陽は「絵を描くことは狩りみたいなもの、家族のために狩りをしていると思えばこれも自然なことだろう」と微笑みながら、風景画に絵筆で色を塗っていました。
居間では剛男や富士子、正次とタミが子供たちの面倒を見てくれていました。優と子供たちが輪投げをして遊んでおり、山田家に少し賑やかさが戻ります。
その頃靖枝は畑に出て、天陽と同じように土に寝転んでいました。そこへ、心配そうに覗き込む泰樹(草刈正雄)が現れました。急いで立ち上がった靖枝に、「天陽に、会いに来た」と泰樹が言いました。
「天陽は、ここにおる。そのことをあんたが忘れなければ、天陽はいつまでも生きていられるべ」と語ります。そして「わしの中にも天陽はおる」と伝えました。靖枝はその言葉に深く頭を下げ、涙をぬぐいました。
なつは天陽と再会する
なつがアトリエで1人自画像を見つめていると、「どうしたんだよ、なっちゃん」という声が聞こえます。天陽の声でした。「アニメーターを辞めたいと悩んでいるのか、それならもう答えは出ているだろ」と聞こえます。
「また、天陽くんの答えを教えてよ」となつが答えると、「優ちゃんが今の答えだろ?絵を動かすのがなっちゃんの仕事、それで十分でないかい」と返ってきます。
天陽は、「今のなっちゃんを動かしているのは優ちゃんだろ?」と聞き、「優ちゃんのために狩りをすれば良いだけだ」と助言しました。「なっちゃんは、ここを出てからずっと俺との約束を守ってくれたべさ」と言われたなつは、昔のことを思い出します。
高校を卒業し上京するとき、絵を描いていればどこにいても繋がっていられると天陽はなつに言いました。雪の上で天陽は「頑張ってこい」と手を差し出てくれました。アトリエに座るなつの目の前に、天陽が座っていました。「これからも頑張れ、なっちゃん」と言って、天陽はまた手を差し出しました。
なつも手を差し出すと、その手は空を掴み、目の前には天陽の自画像が立てかけられていました。なつは涙をこぼしながら微笑み「ありがとう」と呟きます。
「なつよ、まだ何も終わってはいなかったな」と父(内村光良)が語りかけました。
『なつぞら』第135話の感想
天陽の言葉の影響力
天陽(吉沢亮)の言葉の深さは、他の登場人物と一線を画していて、いつも驚かされます。あらすじを書いていると、天陽の台詞だけは要約するのがもったいなくて、ついそのまま書きたくなってしまいます。
なつが迷ったとき、シンプルな考え方で一番大切なことを思い出させてくれる天陽。地に足が着いていて、人生観を研ぎ澄ますために生きているようなキャラクターです。
泰樹(草刈正雄)の台詞も、毎回完成されていて削るところが少なく、いつも悩みます。靖枝にかけた言葉には涙してしまいました。土地に生きる人の言葉は、どっしりとしていて心強く、心を揺さぶりますね。
『なつぞら』第136話の予告レビュー
次回の番組表をもとに、今後の展開を予測した予告レビューになりますので、次回のなつぞらが気になる方はこちらをご覧ください。
『なつぞら』第135話の視聴率は?
9月4日(水)に放送された、第135話の視聴率は20.6%でした。(関東地区、ビデオリサーチ調べ)
全話こちらで更新中!
『なつぞら』の放送時間は?再放送はある?
『なつぞら』は月曜日から土曜日の朝8:00~8:15にNHK総合で放送されています。
朝見逃してしまった場合は、その日のお昼12:45~13:00に再放送があります。
また、まとめてダイジェストで見たい方は、NHK総合で以下のダイジェスト番組が放送されますので、チェックしてみて下さい。
「なつぞら一週間」日曜日 あさ11:00~11:20
「5分で『なつぞら』」日曜日 あさ5:45~5:50 夕方5:55~6:00
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