9月3日(火)放送のNHKの朝ドラ『なつぞら』の第134話。
病院を抜け出してきた天陽は、家族に会い一家団欒を過ごします。そして、一晩かけてアトリエで一枚の絵を完成させました。
その後、天陽は畑へ行くと言って外へ出ます・・・。
こちらの記事では『なつぞら』第134話のあらすじ・ネタバレを含む、感想や見どころをご紹介します。
前回のあらすじ『なつぞら』第133話はこちら。
目次
『なつぞら』第134話の予告レビュー
次回の番組表をもとに、個人的な感想・妄想・希望を交えた予告レビュー(予想)です。
なつは天陽(吉沢亮)の家を訪ね、山田正次(戸次重幸)やタミ(小林綾子)、靖枝(大原櫻子)と話しをすることになります。そこには山田陽平(犬飼貴丈)もおり、山田家は離農を考えることに・・・
そのとき靖枝が天陽が病院から家へと戻ってきた想いを話し始め、この土地から離れたくないと語ります。その後、なつはアトリエで1人になり、天陽が描き上げた絵たちを見つめます。
その中には天陽の自画像もあり、その絵は昔、なつが描かれていたものでした。天陽はなつが夢を追うために十勝を離れる決断をしたとき、ベニヤ板になつがこちらを見つめる絵を描き、それを赤いペンキで塗りつぶしました。
その上から同じような構図で天陽は自画像を描き、それは坂場一久(中川大志)が気に入った絵でもありました。
今日天陽が話していましたが、なつと天陽は絵を描くことで繋がっているんですね。都会と農村、アニメーションと絵画、土地に生きる農家と絵の腕で生きるアニメーター、鏡のように対照的な2人が、一つの絵で重なっていることは大きな意味を感じます。
『なつぞら』第134話あらすじ・ネタバレ
天陽くんにさよならを、突然の知らせになつは…
天陽(吉沢亮)は徹夜で馬の絵を描きあげました。靖枝(大原櫻子)が目を覚ますと、天陽は畑へ行くと言い出します。東京で働いているなつの元に陽平(犬飼貴丈)がやってきて、なつに十勝から連絡があったことを知らせます。
天陽は馬の絵を描き上げた
天陽が病院を抜け出して帰ってきた日、天陽は徹夜で馬の絵を書き上げました。朝になり、天陽に起こされた靖枝は、完成した馬の絵を見て驚きます。しばらくして靖枝は思い出したように「病院に戻らないと!」と焦りますが、天陽は畑を見てから行くと答えます。
靖枝は心配をして自分もついていくと言いましたが、「靖枝はいいから」と断り、「もうすぐ親父が来る、おふくろと子供たちをよろしくな」と話します。驚いて言葉が出ない靖枝に「ちょっと行ってくるだけだから」と天陽は告げます。そして、麦わら帽子を手にしてアトリエを出て行ってしまいました。
天陽は収穫間近のじゃがいも畑に佇み、嬉しそうにあたりを見渡しています。天陽は手で土に触れると柔らかく微笑み、「あったかいなあ」と呟いて、遠くを見ます。立ち上がった天陽は麦わら帽子のつばを掴み、空へと高く飛ばしました。飛んでいく帽子を見ていた天陽の身体が後ろへと倒れていきます。
青々としたじゃがいも畑の真ん中で、天陽は息を引き取りました。それは夏の終わりのことでした。
なつは陽平から知らせを受ける
東洋動画で作画に励むなつ(広瀬すず)のもとへ、山田陽平(犬飼貴丈)がぼうっとした様子で現れます。なつは東洋動画を辞める話ですかと冗談っぽく尋ねます。陽平はそれには答えず「落ち着いて聞いてくれるか?」と前置きし、「天陽が、死んだんだ」と伝えました。
「今朝早くに亡くなったって」と聞いたなつは予想外の話に驚き、信じられないという様子で立っています。陽平も「…どうも、嘘じゃないみたいだ」と言いながら、焦点の合わない目でなつを見ています。
遅めの夏休みを取ったなつと優(増田光桜)は十勝の柴田家へとやってきました。その日は雨で2人は傘をさしながら、道を歩いていました。
家へと帰ってくると、砂良(北乃きい) が「おかえり、優ちゃん」と言って頭を撫で、歓迎してくれました。続いて富士子(松嶋菜々子)が手を広げると、「おばあちゃん、ただいま!」と言って優は抱きつきました。しかし、同じように手を広げる剛男(藤木直人)には抱きつきたがらず、なつは笑ってしまいました。
なつと優が納屋へとやってくると、戸村悠吉(小林隆)、菊介(音尾琢真)、照男(清原翔)と泰樹(草刈正雄)が待っていました。優は照れてしまい、なつの背中に隠れています。泰樹の手招きにおそるおそる近づくと、泰樹に「ただいま」と小声で話しかけました。
優が泰樹の膝に乗ると、なつは静かに話し出します。「じいちゃん、照男兄ちゃん…私、忙しいのもあったけど、びっくりしすぎて本当になるのが怖くて…すぐに来られんかったわ」と語ります。
照男は天陽の葬式は記者たちが大勢訪れ、立派なものだったと話します。悠吉は「いつの間にかすごい人になっていたんだ」、菊介は「本人はそんなところをひとつも見せなかったもな」と感心していました。ショックを受けているなつに、泰樹は「ゆっくりしてから会いに行けば良い」と慰めました。
時間の流れに驚くなつ
照男はさっそく牛舎へと2人を連れて行きました。ミルカーという搾乳機械が導入され、乳搾りの労力が半分に短縮されていました。「おかげでおやじはここへ搾乳しに来なくてよくなったんだ」と菊介が言うと、悠吉と泰樹は複雑そうな顔で笑います。
泰樹は馬に乗りたいという優に、「馬はもう売ったんだ」と話しました。今や馬を使う農家は減り、車やトラクターが中心となっていました。なつが天陽の馬について尋ねると、子供の頃になつと共に畑を開墾した馬が25年以上生き、去年亡くなったことを聞かされます。
「天国でまた、天陽と会ってるべ」と話す泰樹、なつは必死に天陽の死を受け入れようとしていました。久しぶりの家族団らんに喜ぶ優は、富士子から礼儀作法が行き届いていると褒められます。なつは光子にしつけられているからだと答え、優はみんなに可愛がられてるのに慣れているのだとなつは言いました。
富士子が心配そうになつを見ていると、照男の長男・地平が帰ってきます。照れながら挨拶をする地平は、すっかり身長が伸び、なつは大きくなったと驚いています。
その晩、富士子が優を寝かしつけると、なつはアニメーションの仕事を辞めようと考えていることを話しました。優との時間を一番に大切にしたいと話すと、富士子は「それがなつの出した答えならそうすれば良いしょ」と微笑みかけました。「少し、疲れてしまった…」と呟いたなつは俯き、大草原の小さな家の本を手に取ります。
天陽にさよならを
次の日、なつたちは天陽の家へと向かいました。富士子と剛男、優となつは天陽の仏壇に線香を上げました。なつが手を合わせる様子を見て、優も真似をして写真に手を合わせます。昔と変わらない天陽の家に山田正次(戸次重幸)、タミ(小林綾子)、陽平と天陽の子供たちが座っています。
なつは家族にお辞儀をすると、「アトリエを見せてもらえないでしょうか」と頼み、優を連れて絵を見に行きました。 アトリエいっぱいに置かれた天陽の絵を見たなつ、優が後ろを振り返ると「ママ、本物だ!本物のお馬さんがいるよ」と言います。なつが振り返ると、前足を上げて駆け出す馬の絵がありました。
なつはその絵を見て涙を浮かべます。「なつよ、それが天陽くんの遺作だ」と父(内村光良)が優しく語りかけます。
『なつぞら』第134話の感想
作:山田天陽#朝ドラ #なつぞら pic.twitter.com/vIx2aDPYOh
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) September 2, 2019
優はずっと見たかった馬を、天陽の絵で見ることに
天陽(吉沢亮)の話は、優が見た空に浮かぶ雲から始まりました。天陽の遺作はその雲とそっくりでしたね。悲しい展開でしたが、吉沢さんの美しく儚い表情は尊かったですね。
モデルの神田日勝が果たせなかった”遺作の完成”と、土の上で亡くなることを天陽が果たしてくれたのも救いでした・・・日勝の未完成の遺作を見に、是非十勝に見に来てくださいね。
『なつぞら』第135話の予告レビュー
次回の番組表をもとに、今後の展開を予測した予告レビューになりますので、次回のなつぞらが気になる方はこちらをご覧ください。
『なつぞら』第134話の視聴率は?
9月3日(火)に放送された、第134話の視聴率は20.9%でした。(関東地区、ビデオリサーチ調べ)
全話こちらで更新中!
『なつぞら』の放送時間は?再放送はある?
『なつぞら』は月曜日から土曜日の朝8:00~8:15にNHK総合で放送されています。
朝見逃してしまった場合は、その日のお昼12:45~13:00に再放送があります。
また、まとめてダイジェストで見たい方は、NHK総合で以下のダイジェスト番組が放送されますので、チェックしてみて下さい。
「なつぞら一週間」日曜日 あさ11:00~11:20
「5分で『なつぞら』」日曜日 あさ5:45~5:50 夕方5:55~6:00
見逃し配信はU-NEXTがオススメです!
U-NEXTの無料トライアルに登録すると、最大1ヶ月間無料でNHKオンデマンド(見放題パック)を利用することができます。合わせてU-NEXTで配信されている映画やドラマ等の見放題コンテンツも31日間無料でお楽しみ頂けます。この機会にぜひ!
※本ページの月額料金やキャンペーン情報は、2019年8月現在のものです。最新の配信状況は、U-NEXTサイトにてご確認ください。
『なつぞら』ノベライズ(小説)もおすすめ!
ノベライズ下巻は、8月29日より発売中です。
ノベライズ版では、ドラマとは違う展開の重要シーンもあり、セリフも更に詳しいです。ドラマを見ている人よりも2倍3倍も楽しめるので、とってもオススメです。

コメントを残す