なつぞら第22話あらすじやネタバレ感想｜天陽の怒りの理由はまさかの？魂とはなんなのか？

NHKの連続テレビ小説「なつぞら」が2019年4月1日(月)よりスタートしました。

2019年前期のNHKの朝ドラとして、9月28日まで全156回の放送が予定されています。

4月25日に放送された第22話は、天陽が怒った理由も明らかになります。俳優とは、魂とは、なんなのか？

こちらの記事では「なつぞら」第22話のあらすじやネタバレを含む感想や見どころをご紹介します。

1 NHK朝ドラ「なつぞら」第22話あらすじ・ネタバレ
2 天陽の怒りの理由はなつの演技だった！？
3 NHK朝ドラ「なつぞら」の放送時間は？再放送はある？
4 NHK朝ドラ「なつぞら」の見逃し動画配信はある？
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NHK朝ドラ「なつぞら」第22話あらすじ・ネタバレ

天陽が倉田先生に演技に対しての疑問をぶつけます。倉田先生はその言葉に賛同し、学生たちに任せて稽古場を出て行ってしまいました。

なつや雪次郎は、演劇について悩み、柴田家で意見を交わします。夕見子が演劇の本を読んでおり、台本は単なる環境にしか過ぎないという話になります。

一方、富士子は未だ家族に気を遣うなつの助けになりたいと考えます。雪月に行き、牛乳を使ったお菓子を演劇のときに配れないかと相談をします。

魂とは何なのか

倉田先生（柄本佑）に同じシーンを何度もダメだしされるなつ（広瀬すず）を見て、天陽（吉沢亮）
が倉田先生に言います。「魂なんて作れません。気持ちを作れとか、魂を見せろと言われてもわかりません」「今のなつのままじゃダメなんですか？他の魂を作らなきゃダメなんですか？」と疑問を投げかけます。

倉田先生は、意外にも怒ることはなく「俺の言いたいことは彼と同じようなことだ」と話し始めます。「登場人物の魂や気持ちなんてどこにもない、存在しない。お前らひとりひとりの中にしか存在しない」なつは、真似しようとしているだけで、それでは何も伝わらないと言います。

「自分の気持ちや自分の魂を使って演じるしかない。奥原なつらしく、自分の気持ちや魂を伝えるしかない」そして、倉田先生は「みんなで考えろ」と言って、稽古場を出ていくのでした。

天陽は演劇部のみんなへ、余計なことを言ったと謝ります。「ついイライラしちゃって・・・」と話し出した天陽に、なつは自分のことをかばってくれようとしたんでしょと聞きます。しかし、天陽は、「・・・なっちゃんの芝居に」と言うので、なつは動揺します。

なつは芝居の難しさを嘆きます。なつの姿を見て、天陽は穏やかに微笑みます。

牛の問題

その頃、剛男（藤木直人）は山田家に来ていました。剛男と山田正次（戸次重幸）は、農協がメーカーとの間に入れば、正しい乳脂肪量で牛乳を買い取ってくれるだろうという話しをします。正次は「おたくの泰樹さんが反対しているから、団結出来ないんですね」と憤ります。

タミ（小林綾子）は、そんな正次を「誰のおかげでここまで生き延びたと思っているんですか」と叱ります。剛男は泰樹の説得を頑張るといい、2人には乳量を増やすように提案をします。「質より量に頼れっていうんですか？」と正次とタミは驚きますが、剛男は頷き、クローバーなど良質な餌をやるようにとアドバイスを続けます。

そこへ天陽が帰ってきます。なつの様子を聞く剛男に、天陽はなつは頑張っていると話します。天陽は「なっちゃんは、何でも頑張るから」と嬉しそうに言います。なつは、柴田家の牛舎で牛に向かって、練習をしていました。「そもそも私たちはその考え方が間違っていたんです！」気持ちを込めて演技をするなつ。

そこへやってきた泰樹は驚きます。「なしたんだ、何を悩んでる、牛に相談してたべ、何が間違ってる」と心配します。照れて牛舎から逃げていくなつを見ながら「何が間違ってたんだ…」と呟きます。

俳優とは何か

雪次郎（山田裕貴）は、柴田家を訪れていました。夕見子（福地桃子）と明美（平尾菜々花）となつの4人で演劇についての話しをしています。雪次郎はなつに『俳優修行』という本を読んでどう思ったかを聞きます。難しくて理解できていないと言います。「僕ら俳優は、役の心を見せるのに集中しないといけない」と俳優気取りで話す雪次郎に、夕見子はツッコミを入れます。

富士子（松嶋菜々子）がどら焼きを焼いてきてくれました。雪次郎は「想像力しかねえと思うんだ」と言います。自分の経験や記憶と重ねて、役の生き方を想像するしかないと話します。夕見子は「要するに、台本は与えられた環境に過ぎなくて、その中で生きるのは自分自身だってことだよ」と話しをまとめます。

言いたいことが伝わり驚く雪次郎に、夕見子は本に書いてあったと言います。自転車で帰ろうとする雪次郎を追いかけ、富士子が野菜をおすそ分けしてくれます。雪次郎を手を振って見送る富士子となつ。そんな深いとこまで考えてるとは思わなかった、と富士子が言います。

なつは、もっと農業高校らしいこともしたいと相談します。例えば、演劇を見に来た人に牛乳を配るとか、十勝の酪農をアピールしたいと話します。なつは「こんなに親切にしてもらって、やらしてもらってんだから、なにかの役には立ちたいわ」と言って家へと歩き出します。

富士子はなつの後ろ姿を見ながら、少し悲しげな笑顔を見せます。

家族を想う

ある日の稽古場、門倉（板橋駿谷）がまるで先生のように稽古を見ています。門倉は突然、村長役に「もっと根性を見せろ！」とダメだしを始めます。周囲は驚きますが、結局、門倉が村長役を務めることになりました。良子（富田望生）が「自分がやりたかっただけね」と呆れます。

富士子はお菓子屋・雪月を訪ねていました。なつが言っていた「演劇を見に来た人に酪農のアピールをしたい」という思いを叶えるためでした。富士子は、牛乳を使ったお菓子が作れないかと、店主の妻・妙子（仙道敦子）に相談をします。

富士子は、なつに「母さんやみんなに親切にされてる」と言われて、少しショックを受けていました。なつとの間に今でも壁を感じると言いつつ「それが私たち親子だから。何年一緒にいたって本当の親子にはなれないから。精一杯あの子を応援する人でいたいのよ」と笑顔を見せます。

稽古場では、なつたちの稽古が行われています。「その家族がもし争いごとに巻き込まれて、命を落とすようなことになったら、私はその悲しみに耐えられない！だから私が家族を守るんです！」なつは初めて自分の感情を使って演技をしました。演劇部の仲間たちはハッとしたように、なつの演技に心を打たれていました。

天陽の怒りの理由はなつの演技だった！？

天陽が怒ったのは、なんと「なつの演技にイライラしたから！」という理由でした。昨日の記事で、思いっきりミスリードに乗っかってしまいましたね。誰もその発言にツッコミを入れないというのが、そんなに酷かったのかと笑ってしまいました。

倉田先生があんなにダメだしをしたのは、みんな納得の理由だったわけですね。広瀬すずさんの、下手と上手の演じ分けも、すごいですね～。俳優とは何かと考える高校生を、実際の俳優さんがその気持ちを考えながら演じている・・・って無限ループで不思議です。

山田裕貴さんも実力派の俳優さんで、見事なアドリブを入れる俳優ということで、有名なんですよね。俳優気取りだと夕見子のツッコミが入るシーン、まるで山田裕貴さんが地で語っているような、面白いやりとりでしたね。本物の俳優さんですからね。最近のシリアス担当は、剛男さんになってきてますね。正次とのやり取り、頼りなさすぎて山田家が破産しないか心配です。

対して、今日の泰樹さんは、癒し担当でした。孫が心配で疑心暗鬼に…可愛かったです。