関西テレビが制作する「このミステリーがすごい」大賞シリーズ第3弾として放送しているドラマ「死亡フラグが立ちました！」
主演は2.5次元俳優として舞台「テニスの王子様」で菊丸英二役を演じた小関裕太さん。今作が単独主演初作品となっています。
七尾与史さん原作の「死亡フラグが立ちました！」は、廃刊寸前のオカルト雑誌「アーバン・レジェンド」を存続させるべく、最もヒットした記事「24時間以内にターゲットを死なせてしまう死神」の正体を暴くミステリー小説です。
果たして、死神の正体を無事、暴くことができるのか？！
こちらの記事では、ドラマ『死亡フラグが立ちました！』第1話のネタバレ含むあらすじをご紹介しています。これからドラマをご覧になる方はご注意下さい。
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目次
『死亡フラグが立ちました！』第1話のあらすじ・ネタバレ
廃刊の危機？！救う方法は一つ！死神を探し出せ！
ここは、東京都中野区にある文蔵社という雑誌編集部。嘘か本当かはわからない都市伝説の記事を扱うオカルト雑誌「アーバン・レジェンド」が廃刊寸前だということを、都市伝説を専門に書くフリーライターの陣内トオル（小関裕太）は、編集長の岩波美里（明星真由美）から聞きます。
「都市伝説は大人の夢だ」と語る陣内は、自分の生きがいでもあるアーバン・レジェンドにはなくなってほしくない。その思いを聞いた編集長は、月末までに、以前大ヒットした記事「死神」の正体を暴けば廃刊は免れるかもしれないと陣内に言い、死神を探すように命じます。
しかし、死神についての居場所の手がかりはない陣内は、高校のテニス部の先輩で、天才投資家の本宮昭夫（塚地武雅）に協力を頼みます。本宮は、見かけによらず、東大卒で、運動神経抜群、喧嘩も強い、という何でもできる男。
そんな本宮を前にしても、死神は本当にいるのかと肩を落とす陣内に本宮は、やり方次第では、人を操ることは可能だと、死神は存在し得ることを話します。
ダサい組長の死に隠された真犯人！
翌朝、編集部のある事務所に入る途中で、隣の部屋で事務所を構えているヤクザの松重竜次（寺脇康文）に「相談がある」と声をかけられます。事務所が隣ということで顔見知りのふたりですが、ヤクザである松重に陣内はどうも慣れません。
目の前で部下を叱る松重に戦く陣内ですが、その迫力に断りきれずに相談を聞くことになります。事務所に入ってすぐ、松重が話し始めたのは、松重がいる木村組の組長が先月亡くなったということでした。
しかし、松重には組長の死に関して引っかかることがあります。それは組長の死因が、滑って転んだ際に、床に置いていた鉄アレイに頭を打ち付けたという、あまりにもださかったこと。
組長ともあろう人が、そんなダサい死に方は不自然ではないか、と考えていたのです。そして、ここまで話を聞いていた陣内は、その組長の死に死神が関わっているのではないか、と思い当たります。
陣内と松重は、組長が死んだときの様子を写した防犯カメラをチェックします。死神と思われる人物も、不審なものも見当たらず、写っているのは、動物の赤ちゃんのDVDを見る組長が、ビールを取りに行った際に転んで、頭を打ち付けているシーンのみ。
映像から不審なものを見つけられなかったため、陣内は松重に当日、何かいつもとは違うことは起きなかったかと問います。松重は、組長が死亡する2時間前と、死亡して、病院に搬送されている時に停電が2回あったと答えます。
その時、松重がふと思い出したように、このとき組長が見ていたDVDもなぜか見つからない、というと、近くで防犯カメラを操作していた部下が、ポケットからDVDを出します。
お前だったのかと激しく問い詰めようとする松重に部下は、自分も動物の赤ちゃんが好きだから、組長が死ぬ前にダビングしていたということを伝えると、どこか力が抜けたかのように納得します。
ふと、なぜ死神の仕業だと思ったのか疑問に思った陣内は松重に問います。すると松重が胸ポケットから取り出したのは、なんとジョーカーのトランプ。陣内が書いた記事にもあるように、死神はターゲットにジョーカーのトランプを送るのです。
DVDに隠された謎
改めて死神の仕業であると確信した陣内は、死神の情報を得るため、DVDを一旦預かり、本宮と一緒にみることに。本宮と鑑賞していても特に不審なところはなく、ただただかわいい動物の赤ちゃんの映像に、癒やされるばかり。
癒やされると同時に、なぜかビールも進んでしまうふたり。やがて、本宮の部屋にあるビールは全て無くなってしまいます。
陣内が「この映像を見ているとやけにビールが進みません？」という言葉に本宮が返答しようとした時、本宮が初めてビールが進みすぎている自分たちを不審に思います。
もしやと思い、動画をコマ切れで進める本宮。そこから見つかったのはなんと、動物の赤ちゃんの映像に紛れたビールの画像だったのです。組長が見ていたDVDは、意図的にビールを飲ませるようにサブリミナル効果が仕組まれたものでした。このDVDの謎を教えるべく陣内たちは、松重のもとに向かいます。
組長を殺しを依頼した人物
松重は、組長の見ていたDVDにサブリミナル効果が仕組まれていたことを知ると、普段酒を飲まない組長がその日に限ってビールを取りに行ったことに納得します。
死神によって仕込まれたDVDだったのだと話している最中に、本宮が甘い香りを嗅ぎつけます。ニオイの元を探すと、それは冷蔵庫下にあったバナナの皮でした。陣内たちはバナナの皮を発見したことで、床に落ちていたバナナの皮で転んでしまい、鉄アレイに頭を打ち付けて死んでしまった、ということが新たにわかります。
しかし、死神の手口にしては、あまりにも条件が揃わないと成功しない手口。本宮は運や偶然をあてにする手口が死神のやり方であると確信します。だからこそ、死んだ人たちはすべて事故死に見えると。
犯行を見抜いた陣内たちは、組長殺しを死神に依頼したのは、組長の存在をよく思っていなかった葛谷ではないかと目星をつけます。そして、防犯カメラの映像から、DVDに細工したと思われる人物を組員の橋元ではないかと疑います。
すると、タイミングよく事務所に葛谷と橋元が入ってきたので、松重は、葛谷が死神に組長殺しを依頼したと本人達に詰め寄ります。
橋元も葛谷も自らにかけられた容疑を否定します。しかし、葛谷は死神は知らないと言い張りますが、組長の死因がバナナの皮であることをポロッと言ってしまいます。惚れ惚れとするくらいあっさりとした墓穴の掘り方。死神に依頼したのは葛谷であるとバレてしまったのです。
本当の目的
死神に依頼した犯人がわかった以上松重は、葛谷は生かしてはおけないと銃を向けますが、陣内はここぞとばかりに死神の情報を聞き出します。
陣内が聞き出したおかげで、新宿にあるロンドンという喫茶店の一番奥の予約席に座り、タナトスというカクテルを頼むと、死神のQRコードが渡され、依頼することができるという情報を手に入れることができました。
必要な情報を入手したため、用済みとなった葛谷ですが、組長の死を依頼した経緯を話すとともに、死神に依頼した真の目的をバラします。
それはなんと、本当のターゲットは組長ではなく、松重だったというのです。一瞬あっけにとられる松重。さらに葛谷は、自分を殺せば松重を殺すという依頼を解除することができなくなると、松重は自分を殺しはしないだろうという確固たる自信のもとに畳み掛けます。
しかし、なんの躊躇もない松重によって、あっけなく殺されてしまいます。
そして松重はすぐに橋元に銃口を向け、発砲します。
死神に狙われ、あと24時間しか残っていない松重。果たして死神にたどり着くことはできるのか。
物語は第2話へと続いていきます…。
『死亡フラグが立ちました！』第1話の感想
「このミス」大賞にも選ばれた「死亡フラグが立ちました！」がいよいよ始まりましたね！
初回から笑いありで始まったこのドラマ。さすがは「このミス」大賞に選ばれた作品です。第1話から、「実は本当のターゲットは松重だった」という衝撃の事実で視聴者の心をぎゅっと掴んだことと思います。
ここから、陣内たちの死神との、ある意味架空の戦いが始まります。
少々、これはミステリーとして成り立つのか？という場面もありますが、それも含めてのエンターテイメント！
面白おかしく死神に近づいていくのが、このドラマの見どころでもあります。
さらに、原作同様、テンポの良さがとてもいい今作。展開がちょうど良いスピードで流れていくので、見入ってしまいます！
また、キャストは寺脇さんのようなベテラン俳優さんもいれば、ドランクドラゴンの塚地さん、2.5次元俳優と名高い小関裕太さんや高崎翔太さんなど幅広く揃っています。
この幅広いジャンルの俳優さんたちに加え、フリーライターに、天才投資家に、ヤクザと個性の強いキャラクターが揃えば、他にはないおもしろさを生み出すドラマになること間違いなしです！
第1話でまさかの松重が真のターゲットだとわかった今、松重を守りつつ、死神に迫っていくことになります。
24時間以内に事故死に見せかけ、必ず殺してしまうという死神によって仕組まれた巧妙な罠をかいくぐりながら、死神に近づいていくのは至難の業。
果たして、全員が生きている状態で死神にたどり着くとこはできるのか！？
第2話、どのような展開になるのか、楽しみです！
第2話へ⇒ドラマ『死亡フラグが立ちました！』第2話ネタバレあらすじ・松重に次々と襲い掛かる死神の罠！
『死亡フラグが立ちました！』の放送・配信日程は？
ドラマ『死亡フラグが立ちました！』は毎週木曜日深夜0：25～0：55カンテレで放送(関西ローカル)です。
U-NEXTでは毎週金曜日、朝10:00に配信されます。
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