2020年の締め括る「第71回紅白歌合戦」に、YOASOBIが出場すると発表されました。
小説をテーマに楽曲制作を行う2人組ユニットYOASOBIは、2019年に発表した『夜に駆ける』のストリーミング再生回数が3億回を突破。CD発売せず、ストリーミングや配信のみで活動している異色のミュージシャンです。令和の時代らしい音楽ユニットと言えるでしょう。
これまで、音楽番組などには出演しなかったYOASOBIですが、この紅白で初めて歌を披露します。注目度も人気も抜群なYOASOBIについて、選考理由をはじめとする概要をまとめました。
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目次
『第71回紅白歌合戦(2020年)』の見逃し動画を無料で視聴する方法
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『第71回紅白歌合戦(2020年)』曲順・出演者リスト
前半
- 【白】King & Prince 「I promise」
- 【紅】Foorin 「パプリカ」
- 【白】山内惠介 「恋する街角」
- 【紅】milet 「inside you」
- 【紅】日向坂46 「アザトカワイイ」
- 【紅】櫻坂46 「Nobody’s fault」
- 【白】Hey!Say!JUMP 「紅白SPメドレー ~みんなでエール2020~」
- 【紅】Little Glee Monster 「足跡」
- 【白】SixTONES 「Imitation Rain」
- 【紅】水森かおり 「瀬戸内 小豆島 ~2020映えSP~」
- 【白】GENERATIONS 「You & I」
- 【白】純烈 「愛をください ~Don’t you cry~」
- 【紅】坂本冬美 「ブッダのように私は死んだ」
- 【白】Kis-My-Ft2 「We never give up!」
- 【紅】天童よしみ 「あんたの花道 ~腹筋太鼓乱れ打ちSP~」
- 【特別企画】さだまさし「奇跡2021~紅白バージョン~」
- 【紅】乃木坂46 「Route 246」
- 【白】鈴木雅之 「夢で逢えたら」
- 【特別企画】紅白 ディズニースペシャルメドレー
- 【白】五木ひろし 「山河」
後半
- 【紅】NiziU 「Make you happy」
- 【白】瑛人 「香水」
- 【紅】Perfume 「Perfume Medley 2020」
- 【紅】BABYMETAL 「イジメ、ダメ、ゼッタイ」
- 【白】郷ひろみ 「筒美京平 トリビュートメドレー」
- 【紅】JUJU 「やさしさで溢れるように」
- 【特別企画】連続テレビ小説「エール」
- 【特別企画】GReeeeN「星影のエール 紅白SP」
- 【白】嵐 「嵐×紅白 2020スペシャルメドレー」
- 【紅】LiSA 「アニメ『鬼滅の刃』紅白SPメドレー」
- 【白】Official髭男dism 「I LOVE…」
- 【白】三山ひろし 「北のおんな町 ~第4回 けん玉世界記録への道~」
- 【紅】YOASOBI「夜に駆ける」
- 【白】関ジャニ∞ 「みんなで踊ろう!前向きスクリーム!」
- 【紅】東京事変 「うるうるうるう~能動的閏〆篇~」
- 【白】ゆず 「雨のち晴レルヤ ~歓喜の歌 紅白SP~」
- 【紅】あいみょん 「裸の心」
- 【特別企画】YOSHIKI「ENDLESS RAIN」
- 【紅】Superfly 「愛をこめて花束を」
- 【白】Mr.Children 「Documentary film」
- 【紅】石川さゆり 「天城越え」
- 【白】星野源 「うちで踊ろう(大晦日)」
- 【白】氷川きよし 「限界突破×サバイバー」
- 【紅】松田聖子 「瑠璃色の地球 2020」
- 【特別企画】松任谷由実「守ってあげたい」
- 【白】福山雅治 「家族になろうよ」
- 【紅】MISIA 「アイノカタチ」
YOASOBIが紅白の舞台で初歌唱決定!人気の理由も解説
紅白初出場となるYOASOBIは、1stシングル(第一章)『夜に駆ける』を歌唱することが発表されました。
※YOASOBIがどんなユニットかについては、後述しています。
『夜に駆ける』は、2019年11月16日にミュージックMVで公開された楽曲です。その後、同年12月15日より配信サイトより配信が開始されました。このため、CD発売はされていません。
『夜に駆ける』は動画配信サイトから話題となり、2020年12月現在で再生回数は1億回を突破。ストリーミング全体で3億回を突破! 日本のみならず海外にも人気が広がり、若い子の間で一躍ブームとなっています。動画配信サイトからの人気というところが、令和の時代を感じさせますね。
YOASOBIは音楽番組への出演歴がないため、紅白が初ステージとなります。紅白が初歌唱となるアーティストは、2018年に出場した米津玄師さん以来のこと。若いファンを中心に、YOASOBIのステージへの期待が高まっています!
今更聞けない!YOASOBIってどんなグループか知っていますか?
ところで、YOASOBIがどんなグループなのかを知っていますか? まだYOASOBIを知らない方のために、グループの概要を解説してみましょう。
YOASOBIのメンバーは、2018年12月よりボカロプロデューサーとして活躍しているAyaseと、東京海上日動あんしん生命のCMソングなどで有名なシンガーソングライターikura(幾田りら)。
【MUSIC FUN! × J-WAVE】
YOASOBI( @YOASOBI_staff )のAyase( @Ayase_0404 )さんがReol( @RRReol )さんをお迎えして音楽談義をお届け/バス乗車中にサビが生まれた「第六感」の制作秘話/ReolとAyaseが10代の頃に聴いていた音楽とは▽動画▽https://t.co/JxAJIocYSP pic.twitter.com/yei0GPs26K
— MUSIC FUN ! (@musicfun_JP) December 12, 2020
実はこのYOASOBI、結成の経緯がとってもユニークです。出版社の双葉社とソニーミュージックが共同で立ち上げた「monogatary.com」にて、「モノコン2019」というコンクールが開催されました。これは、小説やイラストを募集して賞を決めるというもの。
このコンクールの賞のうち、「ソニーミュージック賞」に輝いた作品にはイメージMVがつくという企画がありました。この企画のために集ったのが、YOASOBIの2人だったのです。
「モノコン2019」でソニーミュージック賞に輝いたのは、星野舞夜さんという作家さんが描いた『タナトスの誘惑』という作品でした。YOASOBIの2人は、この作品をイメージした『夜に駆ける』という楽曲を制作、MVを公開します。
すると、YouTubeとTikTokでこの動画が注目されるようになり、1か月で再生回数が100万回を突破。この楽曲を利用した二次創作的な動画投稿も相次ぎ、『夜に駆ける』はどんどん人気を広げていきます。そして半年後、音楽チャート1位に輝きました。
2020年12月現在はYouTubeの再生回数が1億回を越え、一大ムーブメントを巻き起こしています。ストリーミング全体だと3億回越え!すごい人気ですね。
【最速で3億🔥】#NHK紅白 でも歌わせていただくYOASOBIのデビュー曲「夜に駆ける」が歴代最速でストリーミング3億回再生を突破!
たくさんの方に育てていただいたこの楽曲を披露するのが今から楽しみで仕方ないです。今年を振り返りながら、改めて聴いてみてくださいね。https://t.co/PIIsIoXH9G— YOASOBI (@YOASOBI_staff) December 23, 2020
『夜を駆ける』が生まれるきっかけとなった『タナトスの誘惑』は、こちらのサイトで読むことができます。ぜひ『夜が駆ける』を聴く前に読んでみてください。
小説のイメージをより膨らませるYOASOBIの魅力
YOASOBIが生み出す楽曲は、すべて小説をイメージして作られています。
Ayase曰く、「原作の小説がまずあり、それを分解して再び楽曲として構築させている」とのこと。小説を読んでから音楽を聴けば、より鮮明に作品の世界を想像することできます。逆に、小説を読むことで曲の解釈が補強されることもあるでしょう。このように、色んな角度からの楽しみ方ができることが、YOASOBIの人気につながっていると解釈しています。
確かに『夜に駆ける』を聴いてみると、『タナトスの誘惑』に出てくる風景のワードの欠片がちりばめられています。10代や20代前半に人を悩ませる「何か解らない閉塞感、息苦しさ」や、何かから逃げたくて仕方がないどうしようもない感情。それらすべてが、メロディアスな曲調いっぱいに詰め込まれています。
ボカロ特有のリズム感が、若者のどうしようもない焦燥感、消すことができない絶望を表現しているようで、聴くだけで小説のラストを想像することができるはず。小説の二次創作的な楽曲と捉えると解りやすいでしょうか。
ミュージシャンと言えば、自分の思想や思い、他者への共感を歌う存在が一般的でした。YOASOBIの存在は一線を画し、「小説の世界を音楽で表現する」という新しいチャレンジをコンセプトにしています。まさに「令和の時代の新しいミュージシャン」と言えるでしょう。
参考記事:https://signal.diamond.jp/articles/-/419
YOASOBI人気のポイントは「歌ってみた」「演奏してみた」
『夜を駆ける』のもうひとつの魅力は、聴いた人が「自分で歌ってみたい」「自分でも演奏してみたい」と思える楽曲であったことです。いわゆる「参加型のコンテンツになったこと」が、ファンが拡大した理由ではないでしょうか。
日本は二次創作が非常に活発な国で、。漫画や小説からインスピレーションを受け、二次的な作品を作り出す」という創作活動がさかんに行われています。『夜を駆ける』も、曲に合わせて踊ったり歌ったりする人の動画が数多く作られ、そこから人気が拡大しました。
ただ聞いて楽しむだけではなく、「この楽曲から自分なりの作品を生み出してみたい」と考えた人が多かったこと。それがYOASOBIへの支持に繋がっています。
これもまた、令和の時代ならではの音楽の楽しみ方ですね。
CDデビューなしのYOASOBI、なぜ紅白に出られる?
2020年の紅白では、YOASOBI以外にもNiziUと瑛人がCDを出さずに紅白出場が決定しました(NiziUは12月2日にデビューCDを発売しています)。
紅白の選考基準は「CD売上の高さ」が大きく影響すると言われていたため、CDを発売していないYOASOBIの出場は異例です。どうしてYOASOBIが抜擢されたのでしょう?
NHK側が発表した紅白の選考基準を見ると、「インターネットのダウンロード・MV再生回数・SNSの調査」とあります。これを見る限り、インターネットでの影響力も選考基準に入ったと考えて良さそうです。
NiziUの出場に関して、NHK側は「反響の大きさを無視できなかった」と発表しました。おそらくYOASOBIに関しても、同じ理由で抜擢になったのでしょう。一部メディアは、「歌番組で歌ったことがない2人に、NHK側が根強くアプローチした」と書いており、NHKの強い要望があった可能性は高いです。
初の歌番組が紅白という異色のYOASOBI、当日はどんなステージを披露してくれるのでしょう? ぜひお楽しみに!
YOASOBIのプロフィール
- Ayase 1994年4月4日生まれ(2020年12月25日現在26歳)
- ikura(幾田りら) 2000年9月25日生まれ(2020年12月25日現在20歳)
2018年よりボーカロイドプロデューサーとして活動しているAyase、シンガーソングライターとして活動しているikuraによるユニット。
双葉社とソニーミュージックが共同で立ち上げた「monogatary.com」から誕生したYOASOBIは、同サイトに投稿された小説をテーマに楽曲制作などを行っています。10~20代前半の若者を中心に、人気が拡大中。2020年第71回紅白歌合戦が、初の歌番組での歌唱となります。
YOASOBIの出場に見えた紅白選考基準の変化
2020年は、どの業界もコロナ禍に悩まされた1年と言っていいでしょう。特にエンタメ業界は、これまで当たり前にやってきたコンサートやイベントが中止に追い込まれ、かなりのダメージを受けています。
しかし同時に、インターネットを利用したエンタメが広まった1年でもありました。オンラインイベントやオンラインコンサートなどは、このコロナ禍を通して一気に広まりを見せましたよね。見方を変えれば、2020年は「オンラインを利用したエンタメが進化した年」とも言えます。
このような1年の中で、紅白側も「インターネット媒体でのヒット」を無視することはできなかったのでしょう。YOASOBIの抜擢は、変化しつつある紅白の選考基準を象徴しているのかもしれません。今後はさらに、YouTube再生回数などが重視される可能性が出てきました。
令和の時代が生み出した新感覚のアーティスト、YOASOBIの歌唱にご期待ください!
紅白歌合戦2020【YOASOBI】を見た視聴者の感想



テレビ初披露だそうです!!!ボーカルのイクラちゃんの歌声が大好きです!!!YouTubeで拝見していたけど、テレビの緊張感はいつもと違ってドキドキしているのが伝わってきました!とても透き通った声なのでこれから先もどんどん活躍していってほしいです!また紅白でのステージ、本全体に囲まれるインパクトは、多くの人の印象に残ったのではないでしょうか?!