今回の「ヒルナンデス!」は、夏バテ防止に必要な栄養の知識をお伝えしていきます。
ゲストに、森三中、遠藤さん、小峠、藤田ニコルさんを迎えてのクイズ対決形式で、紹介されました。
目からうろこの新情報を、浜先生が紹介していきますので、ぜひご覧ください。
目次
夏バテに効く食べ物とは?

夏バテに効く食べ物として、まず最初にご紹介するのが、新玉ねぎ。
しかし、ただ食べればいいわけではありません。
新玉ねぎは、調理法を間違えると血液サラサラ効果であるケルセチン・カルシウムが、なんとほぼ0になってしまいます。
新玉ねぎの調理のコツ

新玉ねぎの調理のコツ、それは皮を2枚目までむいてしまわないこと。
たまねぎには、外側の2枚により多くの栄養がついています。
そのため、2枚目までむいてしまうと、栄養素のケルセチンを捨ててしまうことになるので、カルシウムは9割、マグネシウムも9割も失くなってしまうことに。
ケルセチンとは、ポリフェノールの一種の黄色い色素で、強い抗酸化作用があるため美容や健康にも大活躍の成分です。
他にも、がん予防・動脈硬化・糖尿病の予防、アレルギーの抑制・紫外線から肌を守る役割もしてくれるため、人間には欠かせない栄養素です。
玉ねぎの知られざる栄養素・含硫化合物
玉ねぎは昔から、血液をサラサラにしてくれることで有名ですが、それは含硫化合物という成分のおかげでした。
含流化合物は、玉ねぎ特有の香りの素にもなっている成分。
玉ねぎには含流アミノ酸という形で、硫黄を含んでいます。この含流アミノ酸は、血栓・動脈硬化の予防、心筋梗塞予防、脳梗塞予防など、血流や血管にかかわる病気の予防をしてくれます。
玉ねぎを水にさらすのはNG
玉ねぎは、水にさらすといいといわれていますが、ケルセチン、含有化合物は水溶性なので、水に流れ出てしまうので全て溶け出してしまうので、これは絶対にNGです。
どうしても臭いが気になる方は、切った後そのまましばらく置いておきましょう。
空気に触れさせるだけでも、マイルドになりますよ。新玉ねぎの美味しい食べ方は、水分が多く、辛みが少ないので生食や軽い加熱料理が良いです。
軽くソテーしたり、サラダにしてドレッシングやマヨネーズをかけて、いただきましょう。
夏バテ対策に効果的!オススメの食材とは?

まだまだ、夏バテ対策にオススメの食材が山ほどあります。
それは例えばキュウリ。キュウリの皮にはビタミンC、カルシウムが含まれていますが、それを剥いてしまうとそのほとんどが失われています。
きゅうりにはほとんど水分ばかりで、栄養素がないと思われている方もいるでしょうが、なんと、カルシウムは1400ミリグラム(ナスの約1.4倍)、ビタミンK240(レタスとほぼ同等)、ビタミンC100(トマトの約1.26倍)、食物繊維7.9g(キャベツとほぼ同等)とかなり栄養素が含まれています。
日本では一般的にサラダ、酢の物、漬物で食べられていますが、外国ではガスパチョなど、トマトをたっぷり使ったスープが有名です。あとは、宮崎名物のひや汁も、親しまれています。
夏バテ対策の定番食材!ニラ
ニラは、あるひと手間をかけると、がん予防成分が増加します。
なんとそれは、冷凍をすること。凍らせると栄養素が、壊れてしまうのではと思う方もいるようですが、壊れません。
ニラに含まれる栄養素・アリシンとは、ニラの特徴である匂いの素になる成分で、硫化アリルの一種であり、強い抗酸化作用があります。
アリシンにはビタミンB1の吸収を高め、胃液の分泌や発汗などの代謝を良くするという働きもあります。他にもベータカロチンは、疲労回復に効果があります。
ニラは足が早い野菜ですので、すぐ食べるということが前提ですが、すぐ食べられない時は、キッチンペーパーを軽く湿らせ包んで冷蔵庫で保存しましょう。
栄養素満点の新ごぼう!
ごぼうをささがきで切ると、実は栄養素がかなり減ってしまうのをご存知でしたか?
ささがきは断面が広く栄養分が、8パーセントも少なくなってしましいます。逆に良い切り方は輪切りです。
ごぼうの栄養素は、食物繊維・アルギニン・カリウム・リグニンです。食物繊維には、水溶性と不溶性があり、ごぼうには主に不溶性の食物繊維が含まれています。
不溶性は、大腸の運動を活発にして、腸内の善玉菌を増やすことで、腸内フローラを改善します。
また名前だけはよく聞くアルギニンという成分は、新陳代謝と肌に良いです。
さらにカリウムは、血圧を下げる働きがあり、リグニンは、コレストロールを減らす効果があります。
ごぼうをシンプルに味わいたいなら、やはりきんぴらごぼうです。ごぼうの食感と味を存分に味わえます。
すいかの意外な栄養素
すいかを食べる前にある保存状態にしてしまうと、美味しい成分がほとんど失われてしまうことを、ご存知でしたか?
その悪い保存状態とは、冷蔵庫で保存することです。すいかは冷たく冷やして食べると美味しいですが、冷やしてしまうと、すいかの栄養素が逃げてしまいます。
なので、保存の仕方は常温が一番です。もし、どうしても冷たいスイカが食べたときは、食べる直前に冷蔵庫にいれます。
すいかには、リコピンが豊富に含まれており、リコピンは活性酸素を減らす働きがあり、老化防止に効果的で呼吸器系の免疫力を高めてくれます。
シトルリンという栄養素もあり、血圧抑制効果があります。また、種も炒って塩味をつければ良いおつまみになりますよ。
視力回復効果が高いさくらんぼ
この夏、大流行しそうなさくらんぼ。今、大注目されています。視力回復のアントシアニンが、多く含まれています。
さくらんぼ、生で食べても美味しいですが、加熱するとより栄養素がUPします。
あと、さくらんぼには鉄分も多く含まれていて、貧血に効果があります。さくらんぼと言えば、「佐藤錦」を思い浮かべますが、「佐藤錦」はそうそう高くて買えませんよね。そういうときは「アメリカンチェリー」を食べましょう。
アメリカンチェリーは安くても、栄養素は実はさくらんぼよりたくさん入っています。
さくらんぼの食べ方は、加熱したほうが栄養素がとれるので、ジャム、チェリーパイ、缶詰がおすすめです。
夏バテ防止に必要な栄養の知識を伝授
今回の「ヒルナンデス!」は、夏バテ防止に必要な栄養の知識をお伝えする内容でした。
これから暑くなってきますが、暑さに負けない強い体を作るためにも、夏野菜を食べて元気に夏を乗り切りましょう!
もちろん水分補給や、適度な運動、日射病対策なども大切です。
アイスを食べすぎて、お腹を壊した・・・なんてこともないように、気をつけながら令和初の夏を、楽しくお過ごしください。
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