2021年2月2日(火)放送の『幸せ!ボンビーガール』には、おかっぱ頭がトレードマークの立体造形作家MADARA MANJI(まだらまんじ)さんが出演します。
まだらまんじさんは、以前にマツコ・デラックスさんの『夜の巷を徘徊する』(テレビ朝日)に出演し、注目を集めたアーティストです。
江戸時代から続く「杢目金(もくめがね)」の技法を用いた立体造形が人気を呼び、現在では海外にも作品を販売しているそう。
このページでは、注目のアーティストまだらまんじさんの活動内容と、『幸せ!ボンビーガール』の見逃し配信について紹介します。
目次
『幸せ!ボンビーガール』の見逃し配信動画を無料視聴する方法
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2/2放送『幸せ!ボンビーガール』に登場するボンビーボーイは誰?
2021年2月2日の『幸せ!ボンビーガール』には、なんとボンビーボーイが登場します。
そのボンビーボーイは、廃墟の跡地で暮らしながらアーティスト活動をしている方。さらに、真冬でも水道の冷たい水で身体を洗うなど、かなり個性派な方のようです。
その方のロケに挑んだDAIGOさん曰く、
「解りやすく言うとただのボンビーボーイじゃない」
「BMB(ボンビー・マテリアル・ボーイ)」
真面目に言うと、「観れば必ず衝撃を受ける」「ひとつのものに集中して頑張る姿に刺激を受けた」そう。
2月2日よる10時から放送#ボンビーガール💐
ロケ後の #DAIGO🤟さんから
コメント動画です‼️気になるボンビーボーイの感想を
DAI語で教えてくれてます🤟#アルファベット言われる#考える#答え聞いてあーってなる#この流れ最高🤟気になる答えは…🥺❓ pic.twitter.com/XmhRTmidWG
— ボンビーガール【次回2/2(火)22時〜】 (@ntv_bonbie) February 1, 2021
DAIGOさんがそんなに衝撃を受けたボンビーボーイとは、一体誰なのでしょうか?
その答えは……?
ボンビーボーイの正体はMADARA MANJ(まだらまんじ)
2月2日放送の『幸せ!ボンビーガール』に登場するのは、立体造形作家のMADARA MANJI(まだらまんじ)さん。
ご本人がTwitterアカウントにて、出演を明かしています。
【 メディア出演 】
日テレ「ボンビーガール」にてアーティスト活動の取材をして頂きました!先日まで開催していた個展『MASS』も特集して頂いております!会場へお越し頂けなかった方にも展覧会の様子をお届け出来れば!どうぞご覧ください!
▼放送日
2月2日(火) 22:00〜https://t.co/nKS7lv5Rm6— MADARA MANJI (@MadaraManji) January 27, 2021
まだらまんじさんは、日本を拠点に世界に作品を販売している現代アーティスト。
今年の1月23日までは、東京銀座の「Whitestone Ginza New Gallery」にて、『MASS』という展示会を開催していました。
ボンビーガールでは、その『MASS』の様子も出てくるとのこと。
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自身の哲学を作品に反映させる作家さんだけあって、制作へのこだわりは並ではありません。そのこだわりのために、ボンビーボーイとして生活する姿は必見。日常ではなかなか見ることができない、現代アーティストの実態が少しだけ観られます。
放送内容は「そこまでするの?」の連続になりそうですね。驚いたり感動したり、まさに「魂を揺さぶる」放送内容に期待しましょう。
まだらまんじさんの経歴を紹介
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ここからは、まだらまんじさんの経歴について触れていきます。
まだらまんじさんがアーティストを目指したきっかけ
誕生日:1988年東京生まれ
江戸時代から続く「杢目金(もくめがね)」という金属加工技術を用い、立体造形を作っている現代アーティストです。(※杢目金については後述しています)
ご自身がインタビューなどで語るところによると、子供のころは不登校だったそう。周囲に馴染めない違和感は幼稚園から感じており、その後は「学校のルールを守ること」に疑問を抱いたとか。
「ルールを完全に守らないところにも、美しさがある」「綺麗に並ばない矛盾の美しさ」を胸に抱え、学校とは距離を置いたと語っています。
10代で経験したバックパッカーで人生が変わる
そんなまだらまんじさんが「アーティストになりたい」と考えたのは、10代中盤のころ。
ウィーンのフンデルト・ヴァッサーという画家の本を読んだとき、やりたかったアートに出会えたと感じたそう。また、そのときに「アーティストとは何か」という答えも得たようです。
学生時代に不登校だったまだらさんは、人と関わらないことの情報の少なさから、アートやアーティストの世界を知ることがあまりなかったとお話されています。
が、自身で何かを表現してみたいという気持ちはずっと抱えていたそうで、画家さんとの出会いが、ふわふわとした夢を現実的なものに変えたのでしょう。
この時期のことを、こうも語っていらっしゃいます。「10代中盤で体験したバックパッカーの中でアートに触れ、自分の内に秘めている思いを、アートとして表現する手法に出会った」と。10代は誰しも葛藤や矛盾に悩むものです。
それを友達と話すことで発散する人もいれば、音楽や文学で思いを昇華する人もいます。まだらさんの場合は、アウトプットの方法がアートだったということですね。
「杢目金(もくめがね)」という技法について
まだらまんじさんのアートに大きく影響を与えたのが、江戸時代から続く「杢目金」という技法です。
まだらまんじさんが「杢目金」に出会ったのは、18歳のころ。現代では技法を探ることが難しいこの杢目金を、何度も試して完成させたと言います。
こちらが実際のまだらさんの作品。
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この全体に広がるまだら模様を作る技法を、「杢目金」と呼んでいます。
この「杢目金」という技法が誕生したのは、江戸時代初期(今から400年ほど前)のこと。秋田県の出羽秋田住正阿弥伝兵衛という人物が、「倶利彫」という技術を発展させて作ったものです。
この技法には金・銀・銅・赤銅が使われ、それらを張り合わせて木目ように仕上げています。この技法を使って、小柄(小さい刀と思ってください)を作ったことが始まりだとか。
少し追記すると、江戸時代の初めは武士の世界が大きく変わった時期でした。それまでの日本では、各地の武将が領地拡大を目的に戦を繰り広げ、刀の切り合いが当たり前でした。(これを戦国時代と呼ぶ)
しかし、徳川家康が江戸幕府を開くと、戦は一気に減ります。つまり、戦うための刀は必要なくなったわけです。そこで登場したのが、見た目を美しく飾った刀。杢目金は、この時代の中で生まれた技法です。
ただし、杢目金の技術が完成したのは江戸時代後期。江戸時代は260年続きましたから、初期に生まれた杢目金は時間をかけて完成したことになります。幕末ごろには、杢目金を使った刀や矢立が数多く作られたとか。
その杢目金は、明治時代の「廃刀令」によって時代から姿を消します。刀と一緒に、その装飾技法である杢目金も消えてしまったのです。その後の杢目金は、復活したりまた廃れたりを繰り返しながら、現代に留まりました。
何が言いたいかと言うと、現代では再現が非常に難しい技術だと言うこと。
歴史の中で何度も存在が危ぶまれた杢目金は、当時の技法をそのままのこすことはできていません。まだらまんじさんは、何度も自身でこの技法を研究し、自身の杢目金技法を作り上げました。(はっきり技術が伝えられていないだけに、アーティストの環境や技法で完成に違いが出るそうです)
最後に、「杢目金屋」の代表者・髙橋正樹さんの言葉を抜粋します。
木目金技術は金属素材の変化を五感によって感じ取り、素材との対話によってはじめて、その独特の紋様をあらわします。しかし、現実には本来の木目金技術の内包する素材と制作者との対話という思想的、精神的な意味とは程遠いものとなっていることは嘆かわしいことです。
引用:https://www.mokumeganeya.com/mokumegane/
「杢目金」という名前と共に、この言葉も覚えていただけたら幸いです。
参考サイト
- 「混ざる」ことで表現する世界。現代アーティストMADARAMANJI(キキゴタエ)
- 杢目金屋(「杢目金とは」のページを参照)
- 「THE POWER」(BUNCA)
まだらまんじさんがボンビーボーイな理由
まだらまんじさんがボンビーボーイな理由は、作品制作にとてもお金がかかるためです。
杢目金に使用されるのは、金・銀・銅・赤銅。この材料費にお金がかかるため、ボンビーボーイとして暮らしているそう。銀座で個展を開くほどの方だからこそ、作品への思いも非常にストイックです。
『幸せ!ボンビーガール』では、まだらさんのアーティストとしてのこだわりだけでなく、このストイックな姿勢についても放送されます。ぜひお楽しみに。
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