検察庁法改正案審議で支離滅裂な答弁をした武田大臣とは?経歴やプロフィールを紹介

武田良太

検察官の定年延長を可能にする検察庁法改正案について、与党は早い段階でこの法案の通過を目指しています。

東京高等検察庁・黒川検事長の定年延長という政府の都合が目的ではないかとの指摘があり、野党はもちろん一般市民の間からもかなり批判の声が出ている法案です。

Twitter上では、「検察庁法改正に抗議します」というハッシュタグがトレンド入りし、芸能人も含め多くの方がこの話題に触れています。

小泉今日子さんら、これまで政治的な話題をするイメージがなかった方も話題にする検察庁法改正案ですが、13日に衆議院内閣委員会で審議がなされています。

しかし、ここで答弁に立った武田良太担当相の答弁がひどい、支離滅裂とさらに批判の対象になっています。

苦しい答弁で注目を浴びることになってしまった武田大臣について調べました。

検察庁法改正案審議、武田担当相が支離滅裂な答弁、運用基準は「今はない」

13日の衆議院内閣委員会で、話題の検察庁法改正案について審議がなされています。

しかし、答弁に立った武田良太担当大臣の答弁は、残念ながら納得できるものではありません。

特に多くの方から批判されているのが、定年延長の運用基準に関する答弁です。

その運用基準について、「今はない」「施工日までに考えます」という内容でした。

大事な部分が固まっていない状態で法案を通そうとすることに対し、さらに批判がなされることは必至です。

また、政府判断で定年延長を認めるケースとして、「公務に著しい支障が生じる」のはどういうケースかと問われた際も、満足な答弁がなされませんでした。

具体的な例は示されず、最終的には「さまざまであります」という答弁で、これでは回答になっていないとされても仕方ないところですね。

さらに、あろうことか

「私はその場(法務省内の議論)にいたわけではないので具体的に言えない」

「本来は法務省からお答えすべきこと」

といった答弁も出ています。

これでは、自らが責任ある立場で答弁できないということを自ら宣言しているようなものと、批判が続出しています。

武田大臣の経歴やプロフィール

検察庁法改正案審議の答弁で注目された武田担当相は福岡11区から当選で6期め、過去に不祥事も

答弁の内容で、悪い意味で注目を浴びることになってしまった武田担当相は現在、

  • 国家公安委員会委員長
  • 行政改革担当大臣
  • 国家公務員制度担当大臣
  • 国土強靭化担当大臣、
  • 内閣府特命担当大臣(防災)

という要職に就いています。

福岡11区から当選した6期めの衆議院議員で、亀井静香氏の秘書からのキャリアスタートということもあり、亀井派に所属しました。

小泉政権での郵政民営化法案に反対票を投じた、いわゆる「造反組」で、一度は自民党を離党しています。

この際は無所属で選挙を戦い当選、後に自民党に復党し、この際に山崎派に所属、2016年からは二階派の所属です。

過去には、公職選挙法違反で書類送検されたことがあり、政治資金問題が報じられたこともあります。

検察庁法改正案審議に森法相は出席せず、野党はあきれて退席も

13日の検察庁法改正案審議について、法務大臣の森まさこ氏は出席していません。

質問側の今井雅人議員からも、「なぜ武田大臣に質問しているのか不思議でしょうがない」と言われるほどで、本来であれば答弁する人物が違うという指摘もあります。

森大臣の代わりに武田担当相が答弁を行った13日の審議では、野党はとうてい納得せず、あきれて退席する場面も見られました。

徹底抗戦の構えで、まだまだこの問題はすんなり解決できそうにありません。

武田大臣の答弁でさらに紛糾する検察庁法改正問題、今後の行方は

武田担当大臣の答弁のまずさもあり、検察庁法改正法案についてはさらに反対・抗議の声が出てくる可能性大です。

与党は早期の法案成立を目指しているものの、まだ十分な説明がなされたと感じている方は多くありません。

森まさこ法務大臣は「真摯に説明していきたい」としていますが、今後大臣が自ら納得いく説明をすることはできるでしょうか。

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