河井克行法務大臣が辞任し、後任に森まさ子参議院議員が決定しました。
河井元法務大臣は、妻・河井案里参議院議員の選挙で、選挙運動員に法律の規定を超える報酬を支払っていた・選挙区内の有権者に贈答品を送っていたという疑惑があります。
菅原経産相に続くスキャンダルでの辞任で、後任となる森まさ子新法相には、非常に注目が集まる状況です。
新しく法務大臣になる森まさ子参議院議員の経歴や実績、評判などについて調べました。
目次
河井法相辞任後の後任として森まさ子氏が就任決定、過去に少子化担当大臣
河井法相が辞任することになり、後任に指名されたのは自民党細田派に所属する森まさ子参議院議員です。
森まさ子議員は現在55歳、過去には第二次安倍内閣で内閣府特命大臣(消費者及び食品安全、少子化対策、男女共同参画)の経験があります。
結婚して子どもがいるということで、少子化担当・男女共同参画大臣を担ってきましたが、今度は法務大臣という職務を与えられることになりました。
31日朝、安倍総理と面会し法相を務めるよう指示を受けたことを明らかにした森新法相は、記者団の前で「謙虚に真摯に務めてまいりたい」と抱負を述べました。
森まさ子新法相は細田派で参議院当選3回、元弁護士、金融庁でも活躍し評判も上々
大臣経験もある森まさ子氏は、2007年から2019年まで、3期連続で参議院議員選挙に出馬し、当選しています。
議員になる前は弁護士として活動し、米国のロースクールに留学していた経歴もあります。
帰国後は金融庁で勤務し、貸金業法改正などに尽力してきました。
森まさ子氏の評判としては、バイタリティが強い苦労人であるということがあります。
米国に留学したのは、なんと子どもが生まれたばかりという時期でした。子ども時代には借金の取り立て屋が家に来るほどの貧困も味わっています。
子ども時代に弁護士に救われたことから弁護士を志し、貧困な家庭から弁護士、議員、大臣にまでなった経歴を見ると、非常にすごい人物であることがわかりますね。
当然、頭も相当切れるという評判ですが、一方で
- 他人へ非常に厳しい
- 質問への答弁がブレる
といった悪い評価も散見されます。
貸金業法の見直しなど、昔から一貫して「弱者救済」を掲げて活動する森まさ子氏。
法務大臣としても、弱者の立場に立った優れた宰相として評価されることができるでしょうか。
森まさ子新法相の本名は三好雅子、通名のまま活動の理由は不明
森まさ子新法相は、弁護士の三好豊さんと結婚していて、本名は「三好雅子」さんです。
しかし、現在も「森まさ子」という名前で選挙に出馬し、議員活動を行っています。
この名前を使っている理由について、森大臣から特に説明はされていません。
しかし、選挙では通名で出馬することが認められいて、森まさ子大臣以外にも、本名ではない名前で議員活動をしている方はいます。
広く芸名が知れ渡っているタレント議員や、結婚後に名字が変わった方などは、「わかりやすい」名前のほうが、選挙で名前を書かれやすいメリットがあります。
現役の議員では、
- 橋本聖子五輪担当大臣(本名:石崎聖子)
- 三原じゅん子参議院議員(本名:中根順子)
といった方が、同じように通名で活躍しています。
覆面プロレスラー、ザ・グレート・サスケ氏は、登録名もリングネームのままで、なおかつ覆面をつけたまま、2003年から岩手県議会議員を務めていたこともありました。
森まさ子大臣も、すでに「森まさ子」という名前で広く国民に認知されているので、わざわざ今から活動名を本名に直すメリットは薄いですね。
菅原経産相に続くドミノ辞任、森まさ子氏ら新大臣の手腕も問われる安倍政権
与党が恐れていた「ドミノ辞任」が現実のものとなり、安倍総理も野党から厳しく任命責任が問われています。
菅原元経産相・河井元法相とも、公職選挙法関連、いわゆる「政治とカネ」の問題での大臣辞任というのも、印象が悪いところですね。
新しく大臣に就任した森まさ子氏らが、どのような働きを見せるかも注目しましょう。
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