名古屋市営バスで双子ベビーカーを乗車拒否に賛否!ニュースとして放送されるも母親に批判の声

名古屋市の市営バスで、双子を乗せた横型のベビーカーと一緒にバスに乗りたかったのに、乗れなかったという女性が、全国的にニュースで取り上げられています。

双子連れでベビーカーを押している女性は、バスで乗車拒否された後、かなり長い距離を徒歩で移動することになりました。

このケースについては、いろいろな賛否の声が出ていて、小さい赤ちゃんを連れた親子への配慮を求める声もあれば、母親に対する批判の声まであります。

双子ベビーカーの女性が乗車拒否された経緯や、世間の意見についてまとめました。

名古屋市営バスで双子ベビーカーの女性に対して乗車拒否の事例がニュースに

名古屋市営バスで、30代の女性は区役所に行くため、双子を一緒に乗せる横型ベビーカーと一緒にバスに乗ろうとしました。

しかし、混雑のために3本バスを見送ります。

4本目のバスに乗ろうとしますが、運転手からベビーカーを仲間で運べるかどうか尋ねられます。

女性は車いす用のスロープを使いたいと申し出ますが、運転手から応答がなく、結局女性はこのバスも諦め、歩いて区役所まで移動しています。

問い合わせに誤りの回答

名古屋市では、双子の横型ベビーカーを乗車できるかどうかと問い合わせを受けた際、古いルールを参照し、間違って「乗車できない」と回答していたことがわかりました。

実際には、2013年から双子を乗せられる横型ベビーカーと一緒に乗車可能になるよう、ルールを定めていました。

小型・中型のバスについては、ベビーカーを折りたたんで乗車してもらうことになっています。

名古屋市営バス双子ベビーカーの乗車拒否、運転手の対応に賛否の声

名古屋市営バスで双子連れのベビーカーが乗車拒否になってしまったケースでは、運転手の対応に賛否の声があります。

市では問い合わせからバスを特定し、不適切な対応がなかったか確認するとしていますが、今のところ詳しい状況は明らかにされていません。

もちろん、該当車両が大型バスであり、車内がそれほど混んでいない場合、規定で大型ベビーカーを乗せられることになっていますし、運転手はその乗車に協力することも仕事となります。

一方、車内が混んでいる・ベビーカーを固定する装置がないといった理由などで、バスにベビーカーを乗せるのが難しかった可能性もあります。

バスのダイヤを遵守する義務もあり、運転手も相当大変な判断だったのではと擁護する方も少なくありません。

双子ベビーカーで名古屋市営バス利用に批判の声、子連れにやさしい社会へ意識改革の訴えも

今回のケースで、双子のベビーカーを乗せてバスに乗車しようとすることについて、「乗車できて当たり前」という考えを批判する意見もありました。

バスの規定でも、混雑している場合などでは、ベビーカーを折りたたんでもらったり、乗車をお断りしたりする場合があるとされています。

バスを利用する時はシングルベビーカーで一人は抱っこする、事前に交通局に混雑状況などを問い合わせるなどの行動をすべき、という意見もありました。

一方、ベビーカーは迷惑だと感じるという声が非常に多いことについて、意識改革が必要と考える方もいます。

確かに、乗客が進んでベビーカーを運ぶ手助けをするなど、社会全体が子連れの方に対してやさしいのが当たり前の状況にしていくことも、少子化解消のために大切ですね。

迷惑をかけないよう、子連れの方は自家用車で移動すべきという意見が多くなると、経済的に子どもを作りにくいと感じる方も増えてしまいます。

子連れの苦労を訴える親と配慮を求める声は平行線に

今回の名古屋市の双子ベビーカーの乗車拒否事例のように、子連れの方が社会でサポートを不十分だと感じることは少なくありません。

一方日本では、子どもを連れて公共スペースに出かける際、迷惑をかけないよう親が配慮すべきという声もあり、議論が平行線をたどりがちな問題です。

特にベビーカーの問題は、利用者・周囲の方、双方のマナーや考え方が今後の課題となりますね。

1 個のコメント

  • ベビーカーに乗せたままの乗車ではなく
    ベビーカーと母親の荷物を持ってあげる心優しい 人が 増えることを望む。
    意識改革とはそういうことだ。
    どちらか一方的な意見だけを聞くのは意識改革ではない。

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