年末年始は、病院や銀行など、カレンダーに従って営業する公的機関がほとんど営業しなくなってしまうのが、悩みの種ですね。
今年は1月5日が日曜日なので、1月1日から5日まで病院・銀行がお休みとなります。
お金を引き出す場合はATMを使うことになるのですが、今年は3が日にATMで利用制限がかかることになるので、注意が必要です。
全国銀行協会から発表されている、今年の年末年始にATMを利用する場合の注意についてまとめました。
目次
年末年始はATMネットワークシステムのメンテナンス、他行のカードが使えなくなる可能性も
全国銀行協会から、今年の年末年始に、金融機関をつなぐATMネットワークシステムにメンテナンスが入ることが発表されています。
メンテナンス期間は、2019年12月31日(火)23時52分~2020年1月4日(土)3時50分の予定です。
ATM自体が全く使えなくなるということではありませんが、一部利用に制限が生じることとなるので、注意が必要になります。
具体的に制限がかかる点として、
- 他行から発行されたキャッシュカードで現金を引き出すことができなくなる
- 他行の口座に振り込みしたい場合、受け取り側の口座名義を入力しなくてはいけない
普段、提携金融機関のキャッシュカードでATMを利用している方は注意が必要です。
手元のキャッシュカードの発行先など、不安があれば確認してみてください。
また、他行の口座に家賃などの振り込みを行う場合、相手方の口座番号や名義などを、あらかじめメモしておくようにしましょう。
NTTデータが利用者の少ない時期にメンテ
今回の利用制限は、NTTデータがATMのネットワークサービスに提供しているシステムをメンテナンスするために起きるものです。
365日稼働するATMですから、どうしてもメンテナンスをしたい場合、利用者が少なくなる年末年始や大型連休の時期になってしまいますね。
このNTTデータによって提供されるネットワークは、多くの銀行間をつないでいるので、全国の銀行ATMに影響が及びます。
そのため、一部地銀など、独自ネットワークを使っている銀行以外、ほぼすべての銀行ATMで、他行で発行したキャッシュカードが使えなくなるという制限が出ることになります。
3大メガバンクやゆうちょ銀行は、年末年始も休日・祝日営業のATMが利用可能
3が日に銀行をつなぐネットワークシステムにメンテナンスが入るとはいえ、ATM自体を使うことは可能です。
みずほ銀行・三井住友銀行・三菱UFJ銀行の3大メガバンクにゆうちょ銀行は、どこも年末年始の間、毎日ATMを利用することができます。
ただし、もちろん日曜祝日扱いなので、手数料はかかってしまいます。
コンビニATMも利用できるので、手数料がかかるとはいえ、急に現金が必要になっても、知り合いにお金を借りるような事態になることもなく、慌てる必要はありません。
窓口業務はどこも、基本的に停止しているので注意が必要です。
年末年始の営業状況は銀行によって違い、ネットバンキングなど詳しくは各銀行に確認を
金融機関によって年末年始の営業状況は違うので、特に地方銀行をメインバンクにしている方は、事前に各銀行に確認をしておきましょう。
3が日に予定されているシステムメンテナンスにより、ネットバンキングやスマホアプリの利用に制限が出る可能性もあります。
システムメンテナンスを受けての年末年始の営業変更については、各銀行それぞれが対応し、周知することになっているので、チェックしてみてください。
システムメンテナンスでATMに制限、年末年始に現金が必要な場合大みそかまでに用意を
多くのお店で現金なしで買い物ができるようになり、キャッシュレス化が進んでいるとはいえ、まだまだ現金が必要な場面は少なくありません。
特に年末年始は、親戚のお子さんに渡すお年玉などで現金を用意したい場合もありますね。
年末年始に消費が予想される現金は、ATMメンテナンスが入る大みそかまでに用意しておくのがオススメです。
コメントを残す