住宅街に貼られる謎の5色シールとは?規則性と意味や犯罪のマーキングを予防する方法を紹介

自宅のポストや表札付近で不思議な丸いシールや、自分が書いた覚えのない記号や名前が書いてあったりしたことはありませんか?

富山県富山市水橋地区にて、およそ40件以上の住宅に不思議な丸いシールが貼られているのが発見されました。

現在、判明している謎の5色のシールの意味と、犯罪を未然に防ぐための予防策の手立てについてまとめました。

40か所の住宅に貼られた5色のシール

富山市水橋地区にて、丸い5色のシールが発見されたのは2019年6月中旬ごろからです。

シールの貼られている場所は、軒下や門柱、雨どいなど、敷地内に入らなくてもわかるところになっていて、シールの大きさは直径1.5センチの目立つ大きさです。

7月中旬の時点で、シールは1軒につき1枚、約50か所にも貼られているのが確認されています。

シールが貼られているのは水橋地区に集中しており、住人は不審なシールの意味が分からず「夜も寝られない」「怖い」などと怯えています。

不審な車の目撃情報が増える中、シールを貼っているところを目撃した人はいないそうです。

市議が発見した色の規則性と意味

水橋地区に在住の押田大祐富山市議が、住民の声を聞き、独自に調査を始めました。

すると、これは以前から行われている、犯罪者のマーキングではないかということがわかりました。

これまでにも、全国的にシールや記号などで住人の人数や生活リズム、訪問販売の購入歴などがマーキングされることがありました。

今回も、同様に住民の家族構成や生活パターンで色分けしたシールを貼っているのではないかということです。

押田市議が見つけた法則だと以下のようになります。

赤:若い世代

青:高齢者

緑:家族がたくさんいる

黄色:留守がち

白:空き家、不明

実際、日中留守の多い押田市議の自宅には黄色のシールが貼ってあったそうです。

犯罪マーキングに利用されるシール

目立つ場所に色分けしたシールが貼られることで、犯罪者グループがどの家に入るかが選びやすくなります。

高齢者の家には、強引な訪問販売やオレオレ詐欺、留守がちな家には空き巣が心配されます。

今回、住人たちがすぐ目につくような、

かりやすい場所と大きなシールを利用しているという点から、専門家は訪問販売などの営業の目印ではないかと指摘しました。

悪いことをしている意識がなく、同業の営業者たちへの指針にも利用しているのではないかということでした。

もしも、空き巣や詐欺などで利用する場合は、もっとわかりにくいところに目印をつけるそうです。

犯罪マーキングは記号の組み合わせも

今回の水橋地区の場合はシールでしたが、より詳細にマーキングをする場合は記号を組み合わせて利用されます。

≪記号(書き込み)≫
【○】⇒話を聞く
【×】⇒駄目・聞かない・うるさい・怖い
【・】⇒チェックした・一度来た
【〆】⇒無理・やめた
【△】⇒あと一押し

≪数字(書き込み)≫
【20】⇒20代
【1】⇒ひとり
【1017】⇒10時から17時まで留守

NEVERまとめから引用

例えば、「60 1012△」の場合「60代の人が10時から12時まで留守、あと一押し」となります。

これらの記号は、表札やポストなどの目立つところにある場合はもちろん、ドアの下や電気のメーター、ドアノブの影にもあります。

また、オートロックのマンションでも、集合ポストにマーキングをされている場合があります。

住人は中の受け取る側しか見ないので、外側の外部から見えるところに無頓着な人が多いんですよね。

表札を出していないポストの場合、薄く名前が書かれている場合もあるので一度確認してみて下さい。

犯罪マーキングをされた場合の対処法

もしも自宅に、犯罪に利用されそうなマーキングを発見した場合、どのように対処をしたらいいのでしょうか?

水橋地区の場合、青シールが高齢者なので、逆に赤いシールを貼るなどの対応ができると思いますが、絶対にやってはいけません。

こちらの分析結果と犯罪組織のシールの意味があっているのかはわからないので、シールを速やかに剥がすことが正解です。

また、シールではなく記号などが書かれていた場合も速やかに消しましょう。

犯罪組織に、家のことを常に気にしているという意識を見せるとともに、痕跡を消して情報を与えないことが大切です。

そして、警察に連絡をしてパトロールの強化をお願いしましょう。

不安な日々をおくる住人たち

現在、空き巣や詐欺、強引な訪問販売などの被害が出ていないという富山市水橋地区ですが、いまだにシールを貼る犯人は見つかっていないそうです。

古くからある地域という事で、高齢者も多く、住人たちは日々不安を感じています。

今後も地区を上げて防犯や調査を行っていくそうですが、犯行理由や犯人がわかるまで、まだ落ち着かない日々は続きそうです。

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