ライブ配信ツールDoneruが炎上中!理由は?利用は控えるべき?ドネルのサービスと問題点についても

ライブ配信ツールの拡張プラットフォームである、「Doneru(ドネル)」 がセキュリティの甘さや、退会方法がわかりにくい、youtubeとの仲介手数料を挟まない形になるので、動画配信者がアカウント削除されてしまう可能性があるなどの問題点をユーザーから指摘され、ネットで炎上となっています。

「Doneru」とはどのようなサービスなのか、現在、指摘されている問題点などをまとめてみたいと思います。

Doneruとはどんなサービス?

Doneru(ドネル)はTwitchやYouTubeのライブ配信者を支援する拡張プラットフォームのことです。

配信者がDoneruに登録することで、TwitchやYouTubeなどの動画ライブ配信プラットフォームと連携して、ライブ配信をしながら、視聴者とその場でインタラクティブにコミュニケーションを取ることが出来たりするようになります。

公式HP

「Doneru」で出来ること

現在の時点での機能は、

  • 配信者に対して投げ銭を送ることが出来る。
  • YouTubeの場合には、チャンネル登録された時にポップアップの通知がされる。(Twitchの場合にはフォロー、サブスクライブなどのイベントがあった時にポップアップで配信画面にカスタムして表示させることが出来る。)
  • 画面の外のチャットを配信の画面に表示させることが出来る。
  • 目標設定機能:ライブ配信時限定のクラウドファンディング機能
  • 視聴者のコメントが自動で音声で読み上げてくれる機能などです。

Doneru、多くの問題点が指摘される

YouTubeの場合にはスーパーチャット(略してスパチャ)というライブ配信へ視聴者がお金を送るサービスがあります。

通常の場合はスーパーチャットでお金を送ると配信者に70%入り、残りの30%はYouTube側への手数料として引かれる形になります。

しかしDoneruでは、決済の方法によっては配信者へ80~90%のお金が入るので、配信者的には手数料が少なくなるのでお得ではあるのですが、Doneruを使ってお金を送るとYouTubeを通さないので、YouTube側にはお金が入らないことに。

YouTubeからの外部のサイトで投げ銭が出来るサイトである、クラウドファンディングプラットフォーム承認済みサイト一覧にはDoneru社の名前は記載されていないので、非公認である可能性が高いということ。

Youtubeヘルプ

そのことを質問した方に対して、Doneru株式会社 代表取締役社長 和智雄司氏の回答が「無許可ですが問題ないと考えている」と返答されたことも、不安視される結果に。

そして利用規約には

Doneruに関連して、利用者同士の間及び利用者と動画配信プラットフォームの間で生じたトラブルに関しては、利用者の責任において処理および解決するものとし、当社はかかる事項について一切責任を負わないものとします。

と記されており、例えばYouTube側と配信者側でトラブルが起こった場合には、配信者が責任を取ることになり、最悪の場合はアカウント削除されてしまうというところからネットでは炎上となりました。

Doneruの利用は控えるべき?

それ以外もDoneruについては、ネット上で多くの問題点が指摘されました。

  • 電話番号がなくても精算の申請が出来る。
  • 年齢制限がないので、未成年でも申請が出来る。
  • お名前(セイメイ)にpattern属性がないので、正規表現を使った入力規制がない。
  • 精算情報の登録申請を途中から変更することが出来ない。
  • 精算情報の登録申請内容がログイン状態ならばすぐに見ることが出来る。
  • チャットボックスの画面が「マインクラフト」と酷似している。
  • 動画も貼ることが出来るので、アカウント削除対象になる可能性が高くなる。

というセキュリティ面を初めとして、かなり多くの不安な点が上げられています。

しばらくは動向を見守る必要が

新たなサービスとして開始されたDoneruですが、改良点やYouTubeとの問題など、今しばらくは静観する必要があるかもしれません。

様々な問題がクリアされれば、とても良いサービスになると思いますので、そこに期待したいですね。

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