京アニ作品の宣伝ポスターを京都文化博物館で展示!「作品の存在を伝えたい」

京都市中京区にある京都文化博物館では7月18日(木)の京都アニメーションの放火殺人事件発生を受け、展示をすることとなりました。

展示内容は、制作に協力をした京都アニメーションの作品3タイトルの宣伝ポスターになります。

今回は同館の京アニ作品の宣伝ポスター展示企画の意図、京アニ作品との関わりについてなどをまとめてみたいと思います。

宣伝ポスターを展示の企画の意図は?

京都文化博物館はどういうところから、今回の企画を思い立ったのでしょうか?

同館では京アニの放火殺人事件に心を痛めた学芸員が「せめて、優れたアニメーターたちが手掛けた作品のことを知ってもらいたい」としています。

そして今回、制作に協力をしたアニメタイトルの宣伝ポスターを展示することとなりました。

森脇清隆映像情報室長は、以下のように話されています。

事件はあまりに不条理で受け止めきれない。

取材現場でも若いスタッフ達がわいわいとアイデアを出し合う光景が思い出される。

こんな時だからこそ、京都の映像文化を担う京アニを理解する助けになれば。

京アニゆかりの博物館である京都文化博物館

京都文化博物館と京アニはどのような関わりがあったのでしょうか?

2003年に京都文化博物館で映像イベントを開催して以来、企画上映やイベント開催を通じて京アニとの関わりが深く、2012年から支援を開始しました。

京都の商店街が舞台の『たまこまーけっと』では舞台のモデルである出町桝形商店街(京都市上京区)、『響け!ユーフォニアム』、『リズと青い鳥』では舞台となる吹奏楽部のある北宇治高校のモデルとなった府宇治市の京都府立莵道高等学校の校舎など、作品世界のモチーフとなる施設への取材をコーディネートしています。

ポスターの展示作品は3タイトル

今回、展示となる宣伝ポスターは同館が制作に協力した『たまこまーけっと』、『響け!ユーフォニアム』、『リズと青い鳥』の3タイトルのテレビアニメ、映画計5作品の6枚となります。

7月21日(日)からフィルムシアターのある3階エレベーターホールに掲出されています。
展示については無料とのことです。

ポスター以外の見所も

こちらの京都文化博物館は、京アニファンにとっては今回のポスターの展示以外にも別の見所もあります。

2018年に放映されたテレビアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』に出て来るC.H郵便社のモデルが、京都文化博物館ではないかと言われており、ファンにとっては聖地巡礼の場所となっています。

外観だけでなく内観のイメージも作品の世界を彷彿とさせる作りとなっており、行かれた方はこちらも見て頂きたいと思います。

京アニの放火殺事件件は本当に心を痛める事件であり、失った才能は測りきれないものがあります。

京アニがどれほど心を込めて素晴らしい作品を生み出して来たのかを忘れないようにしたいですよね。

今回の京都文化博物館でのポスターの展示企画は、京アニの作品の存在を伝えたいという想いから立ち上がったものです。

興味のある方は是非とも足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

京都文化博物館

所在地: 〒604-8183 京都府京都市中京区 三条上ル東片町623-1
営業時間:10:00~19:30 入場は19時まで
休館日:月曜

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