『鬼滅の刃』最新話170話のネタバレと感想!明かされる「痣」の真実

2019年8月19日(月)に発売した週刊少年ジャンプ38号の『鬼滅の刃』の最新話170話のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。

前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。

『鬼滅の刃』169話のネタバレと感想はこちら

『鬼滅の刃』第170話「 不動の柱」のネタバレ

悲鳴嶼と黒死牟の戦いが続く中。

それぞれに上弦を撃破し、鬼舞辻の元へ向かうカナヲ・伊之助と、村田・善逸は、無限城の通路で、奇跡的に合流を果たそうとしていました。

圧倒的な覚悟をもって立ち上がる時透と玄弥の2人

一方、黒死牟に張り付けにされ、悲鳴嶼の戦いをただ見守っていた時透は、どうにか自力で脱出。

自らに応急処置を施しながらも、体の限界を感じていました。

(まだ生きてい戦える人の負担を少しでも減らせ)

(死ぬなら役に立ってから死ね!)

そのような状況であるにも関わらず、時透は強靭な意思をもって刀を手にとります。

そうして、悲鳴嶼の元へと向かおうとする時透。するとその途中、時透にかかる声がありました。

「時透さん」

そこには、黒死牟の攻撃により、胴体を両断されてしまった玄弥の姿がありました。

もはや体の修復も、厳しいかもな、と断じる玄弥。

しかし玄弥は、悲鳴嶼との戦いで落とされた、黒死牟の結い髪を持ってきて、喰わせて貰えるよう、時透に依頼します。

「最期まで…戦いたいんだ…」

「兄貴を…守る…死なせたくない…」

そう告げた玄弥の台詞に、時透も同意。お互い、一緒に最期まで戦う事を誓います。

痣を発現させた悲鳴嶼 黒死牟の嘆きの意味とは?

一方、悲鳴嶼の体に浮かんだ痣を見た黒死牟は、動じる様子もなく、ただ「残念だ」と呟いていました。

その理由を尋ねる、悲鳴嶼。黒死牟は、「喪失を嘆いている」のだと答え、更にこう続けました。

「痣の者は例外なく…」

「二十五の歳を迎える前に死ぬのだ」

その言葉に、しかし悲鳴嶼は動じません。

黒死牟は尚も続けます。痣の力は、寿命の前借りに過ぎない。

二十五を超えて痣を出した悲鳴嶼は、今宵の内にも死ぬだろう、と。

「これ程までに…研鑚し極められた肉体と技が…」

「この世から消えるのだ…嘆かわしいと思わぬか…」

そう、先ほどの「残念だ」との言葉の理由を語る、黒死牟。

しかし悲鳴嶼はそれに対し、「思わない」と即答します。

「柱」として抱く覚悟

「何を今更己が命など惜しもうか」

「そのような生半の覚悟で柱になる者などおらぬ」

悲鳴嶼はそう言って、自分たちの「覚悟」を汚した黒死牟へと向け、怒りを滲ませました。

しかし黒死牟は、そんな悲鳴嶼の様子にも動じません。

鬼になる事で肉体、そして技の保存ができるのだ、と語る黒死牟。

それを理解しようとしない悲鳴嶼に対し、「愚かな」と吐き捨てます。

そんな黒死牟の言葉を、悲鳴嶼は「わかるはずもなし」と、取りつく島もなく突き離しました。

「貴様の下らぬ觀念を至上のものとして他人に強要するな」

そう語る悲鳴嶼の、鬼気迫る迫力に、黒死牟は「ほう」と感嘆を零します。

そんな時、黒死牟に向け、悲鳴嶼が「お前は一つ虚偽を述べたな」と、指摘を述べました。

「ふ…」

「何を言う……」

「私は何一つ偽ってなど……」

そう言って悲鳴嶼の言葉を否定する黒死牟。

しかし、次なる悲鳴嶼の言葉を受け、その表情に、僅かな曇りが生まれました。

「例外はあったのだろう」

「痣を持ち二十五を超えて尚生き続けた者がいた」

動揺する黒死牟 そして柱2人による連携が黒死牟を襲う

その言葉を受けた黒死牟の、動揺を感じ取り、己の読みが当たっていた事を、悲鳴嶼は確信します。

そして、その直後。黒死牟はまるで、表出してしまった感情を隠すようにして、悲鳴嶼へと接近。

悲鳴嶼の操る鎖と己の刀を、激しく打ち合わせ、違いの剣技を拮抗させました。

一方、悲鳴嶼の言葉通り傷を縫った不死川は、呼吸の音を激しく漏らしながらも、再起。その右頬に風車のような痣を発現させ、悲鳴嶼と戦う黒死牟へと、斬りかかって行きました。

悲鳴嶼もまた、そうしてできた隙を逃す事なく、鉄球型の日輪刀を振るいます。

完全な不意打ちとして背後から飛んできたそれを、油断なく避ける黒死牟。

異なる呼吸の使い手同士、そして高速域の戦闘の中、見事な連携を披露した2人の実力に、黒死牟は感嘆の念を抱きます。

「柱稽古しといて良かったなァ悲鳴嶼さんよォ」

「うむ」

そう言った「風柱」と「岩柱」による連携が、黒死牟の前に立ちはだかりました。

『鬼滅の刃』第170話を読んだ感想と考察

長い間読者に隠されてきた、「痣の発現者」のデメリット。

それがついに、黒死牟の口から語られました。

初めてその話を聞いた時、悲鳴嶼だけが「しかしそうなると私はどうなるのか」と語っていまいたが、あれは悲鳴嶼が二十五を超えていたからだったんですね。

しかし改めて思うのは、現「柱」たちの若さ。

最年長の悲鳴嶼さんですら二十七歳で、以下ほとんどが二十歳前後、と考えると……鬼殺隊の剣士が、いかに短命であるか、というのが解ります。

煉獄の父や鱗滝、善逸の師匠など、引退した「元柱」なども登場していますが、きっとそれらは少数派なんでしょうね。

ほとんどの剣士は、引退する前に、鬼との戦いで命を落としてしまう、と……彼ら鬼殺の剣士たちが、いかに厳しい戦いに身を置いているのか、というのも窺えます。

そして、この戦いの間、常にい余裕を崩していなかった黒死牟は、ここに来て初めて同様をあらわにしました。

そのきっかけは、悲鳴嶼の言葉。

「痣を持ち二十五を超えて尚生き続けた者がいた」

普通に考えれば、かつて黒死牟と戦った剣士の中に、その該当者がいた、という事でしょうか。

となれば、怪しいのはやはり「日の呼吸」。

黒死牟が使う呼吸が「月の呼吸」という事もあり、ただならぬ因縁が隠されていそうです。

黒死牟との戦いを経て、謎とされてきた「痣」や「日の呼吸」にも、だんだんと言及がなされて来ました。

残る敵も限られる中、どうやら本格的に物語はクライマックスへと向かい始めているようです。

次号も、目が離せない展開が期待出来るでしょう。

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