『呪術廻戦』最新話75話のネタバレと感想!五条VS伏黒、真の「無下限呪術」の力

2019年9月14日(土)に発売した週刊少年ジャンプ42号の『呪術廻戦』の最新話75話のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。

前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。

『呪術廻戦』74話のネタバレと感想はこちら

『呪術廻戦』第75話「懐玉-拾壱」のネタバレ

覚醒五条の攻撃を受けた伏黒 万全の対抗策をもって反撃を開始

覚醒した五条の術式反転によって、吹き飛ばされた伏黒。

しかし伏黒は、傷を負いながらも、さして問題を感じさせない様子で、立ち上がります。

(①“止める力”、ニュートラルな無下限呪術)

(②“引き寄せる力”、強化した無下限呪術「蒼」)

(③“弾く力”、術式反転「赫」)

(全て)

(問題なし)

五条が持つ、無下限呪術を用いたいくつもの力。

その対抗策を頭に浮かべながら、伏黒は、「天逆鉾(あまのさかほこ)」を鎖の先に連結。それを振り回しながら、伏黒は、迫る五条の姿を見据えます。

しかし、そのようにして準備を整えながらも、伏黒はある「違和感」を感じていました。

「…いや」

「これでいい」

それでも伏黒は、その「違和感」を払拭するように、己の武器を振り回し続けます。

「殺す」

そう言いながら、五条への攻撃を開始しました。

発揮される無下限呪術の真髄 五条の真の力

一方の五条は、己が吹き飛ばした先にいる伏黒へ迫りながら、死んだ天内の事を考えていました。

(ごめん天内)

(俺は今オマエのために怒ってない)

(誰も憎んじゃいない)

(今はただただ)

(この世界が心地良い)

そんな事を考え、恍惚とした笑みを浮かべながら、五条は伏黒へと接近して行きます。

そして、そんな状態から先に動いたのは、伏黒でした。伏黒は、鎖の先に連結した「天逆鉾」を振り回し、足元のコンクリートを砕きながら投擲。

圧倒的な速度をもって、五条の「無下限」を突破するべく、攻撃を加えます。

自らに迫るその攻撃を見ながら、五条は考えます。代々伝わってきた「呪術」。

五条の場合は「無下限呪術」がそれに該当しますが、そのメリットは、先代が築いた術式を、そのまま流用出来る事。

それに対し、デメリットは、周囲に術式の情報が認知されてしまう事だ、と。

そのため五条は、伏黒が「無下限呪術」への対抗策を練ってくる事を、予測していました。

その上で伏黒を倒すため、五条は、五条家の中でもごく一部の人間しか知らない「ある術式」を準備します。

(順転と反転)

(それぞれの無限を衝突させることで生成される)

(仮想の質量を押し出す)

「虚式」

「?(むらさき)」

そう言って指を弾いた、五条。

次の瞬間、その先にいた伏黒の胴体は、その左半分をごっそりと無くしていました。

敗北の伏黒 今際の際にその脳裏に浮かんだものは……

敗北。もはや死も確定。そんな状態で、しかし伏黒は考えます。

この戦いが始まり、ずっと抱いていた「違和感」

その正体は、己を否定した「呪術界」、その頂点たる五条を前にして、逃げ出す事なく、ねじ伏せてみたくなってしまった事に、よるものだと。

(自分を肯定するために)

(いつもの自分を曲げちまった)

伏黒は、己の敗因をそう分析。

捨てたはずの自尊心と、「自分も他人も尊ぶことない」生き方。それらを未だ持ち合わせていた事を、伏黒は自覚します。

「最期に」

「言い残すことはあるか?」

おびただしい血を流しながらも、立ち続ける伏黒へと、五条はそう尋ねます。

対する伏黒は、少し考えたのち、「ねぇよ」と返答。

しかし伏黒は、更に少しだけ考えます。そしてその脳裏には、息子であると思しき少年の姿を思い浮かべられました。

「2、3年もしたら俺の子供(ガキ)が禪院家に売られる」

「好きにしろ」

そうとだけ言い遺した伏黒は、五条の目の前で、直立姿勢のまま、事切れました。

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『呪術廻戦』第75話を読んだ感想

復活した五条の強大な力を前にして、しかし万全の対抗策をもって抗する伏黒。

しかし、想像を遥かに超えた「無下限呪術」の前に、伏黒は敗北。苦々しい結果ながらも、五条たちと伏黒の一連の攻防に、決着が付けられた第75話でした。

以前、交流戦編のクライマックスで放たれた、五条の術式「虚式・?」。

その当時は「何かすごい術式」くらいの認識でしかなかったそれに、ようやく説明がもたらされました。

「?」とはつまり、呪術界でも限られた者しか知らない、「順転・反転双方の『無限』を衝突させる事で生成される仮想の質量」……だとの事です。

おそらくは、「すごい威力のレーザー」くらいに思っておいていいのだとは思いますが、これをもって、「最強の呪術師・五条悟」が、ようやく完成と相成りました。

そして、伏黒です。現代で登場していない事から、その生死の行方には、ずっと注目してきましたが、やはり死亡という結果に着地。

そしてその最期は、これまでの冷静沈着・合理主義な様子とは一変、人間らしさを垣間見せるものとなりました。要は、「呪術界」というものへの対抗心が邪魔をして、「五条へと挑む」という最悪のカードを切ってしまった、と。

無論、勝算があっての事だったので、無謀、とまでは言いませんが……言われてみればこれは、ここまで描かれてきた「伏黒」らしくない選択。

そんな状態になってようやく、最期に息子への情のようなものが溢れる、というのも、悪役としての格を落とさない、いい落とし所でした。

ついに伏黒との決着がついた今回。いや、決着、というのであれば伏黒の勝利で先週既についていた気もしますが、そこはそれ。

五条の復活・覚醒、と、現代へと繋がる過去編、という意味では、それらしい落とし所に収まりました。

しかし、「現代へ繋がる」と言うのであれば、もう1つ、「夏油の呪詛師への転向」、という展開が足りていない気もしますが……ここから先、更にもう1展開あるのでしょうか? だとすれば完全覚醒を果たした五条が放ってはおかない気もしますが……次号を待ちましょう。

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