『呪術廻戦』最新話74話のネタバレと感想!伏黒の前に再度現れた五条、呪術師最強の力が発揮される

2019年9月9日(月)に発売した週刊少年ジャンプ41号の『呪術廻戦』の最新話74話のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。

前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。

『呪術廻戦』73話のネタバレと感想はこちら

『呪術廻戦』第74話「懐玉-拾」のネタバレ

五条たちから完全勝利をもぎ取り、盤星教の本部「星の子の家」を訪れた、伏黒。

収納呪霊から、天内の遺体を取り出した伏黒は、それを盤星教の代表役員・園田に確認させ、報酬の支払いを、確約させました。

盤星教の代表者・園田が語る一件の顛末

奈良時代、天元が術師に対して道徳基盤を説いたのが、始まりだという、盤星教。

「非術師」の立場を貫き、術師界からの手出しを防いでいた中、崇拝の対象である「天元」と、普通の人間である「星漿体」の同化を防ぐべく、盤星教は、やむなく動く必要がありました。

そんな中、伏黒へと暗殺を依頼したのは、半ば駄目元であった、と園田は語ります。

「それがどうだ?」

「失うはずだった全てが今や手中にある」

そう言って園田は、満足そうな様子を見せ、天内の遺体を回収。施設の奥へと消えました。

そうして、伏黒と仲介の男は、「星の子の家」を離れます。

2人は、今回の依頼の中で、黒井を攫った際の流れや、その結果、盤星教が黒井を連れて沖縄にまで逃げた事などを談笑。

歩きながら伏黒は、「その金で飯食おう」と仲介の男に要求しますが、男は「オマエと関わるのは仕事か時刻かだけ」と言い、固辞。やがて、伏黒と別れます。

復活の五条 「反転術式」の力

そうして、1人になった伏黒。するとその前に、血まみれの服を着たままの、五条が立ちはだかりました。

「よぉ」

「久しぶり」

「……」

「マジか」

念入りに殺したはずの五条が、生きて現れた事に、さしもの伏黒も驚きを隠せません。

「元気ピンピンだよ」などとうそぶきながら、傷跡を晒して見せる五条。その復活のカラクリを、伏黒は、「反転術式」によるものと、看過します。

「呪力は負の力。肉体は強化できても再生することはできない」

「だから負の力同士を掛け合わせて正の力を生む。それが反転術式」

そう言って、笑いながら「俺も今までできたことない」などと言う五条。

「呪力の核心」を、「死に際で掴んだ」という五条は、普段よりもなおの事、饒舌な様子で、更に続けます。

「お前の敗因は俺を首チョンパしなかったことと」

「頭をブッ刺すのにあの呪具を使わなかったこと」

その時、伏黒は「敗因」という言葉に反応。再び呪霊から「天逆鉾(あまのさかほこ)」を取り出しながら、こう告げました。

「勝負はこれからだろ」

対する五条は、伏黒いわく「ハイになった」影響か、嬉しそうに笑いながら、応じました。

「あ”ーー?」

「そうか? そうだな」

「そうーかもなあ!」

再戦の五条VS伏黒 「呪術師最強」の真価

伏黒は、こちらもまた笑みを浮かべながら、唐突に五条へ向けて突貫。その脇へと至り、手にした「天逆鉾」を振るいます。

しかし、伏黒が撫でたのは、すでに何も無い空間でした。一瞬で伏黒の攻撃範囲から逃れた五条は、宙で逆さになったまま、術式の準備を開始。

(反転術式によって生まれた正の力)

(その力を自らに刻まれた無下限の術式に流し込む)

「術式反転」

「赫」

そう告げた五条の前で、「術式反転」によって効果を逆転された、「無下限」の術式が発動。「吸い込む」のとは真逆の力が凄絶な威力を発揮し、伏黒を、はるか遠くへと吹き飛ばしました。

「ハッ」

「化物が」

血を流しながら、そう言って強がる伏黒。その見る先では、五条が、狂気的な笑みを浮かべていました。

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『呪術廻戦』第74話を読んだ感想

「呪術師殺し」の伏黒を前に、完全敗北を喫した五条たち。伏黒は依頼を達成し、盤星教を後にしますが、その眼前に、死んだはずの五条が登場。

更に成長を遂げた「術師最強」の力が振るわれ、伏黒を追い詰めた、第74話でした。

今週の見所は、なんと言っても、五条の復活でしょう。喉を刺され、体を切り裂かれ、額に刃を打ち込まれ、生存は絶望的だと思われるほどの傷を負った、五条。以前より「反転術式」という、回復手段の存在は語られていましたが、あれほどの傷を一両日中に癒せるほどのものだとは、思っていませんでした。

それとも五条の存在が特別なのでしょうか? どうあれ、過去の五条が「そう」である、という事は、現在の五条もまた、あの程度の傷からは復活可能、だという事。

なおの事五条の「術師最強」という触れ込みに、箔がつく結果になった、回でした。

盤星教が伏黒に依頼を出した経緯も、明らかになり、今まで不明であった事が、多く明らかになった今回。

「星漿体」の護衛任務にも、失敗、という形ではありますが決着がつき、「五条過去編」も、締めに向かっている印象です。

しかし気になるのは、このエピソードの核であると思われた、「夏油が呪詛師に落ちた真相」などが、未だ明かされていない、という点。

その辺り、もしや今回の過去編では明かされない……などという線も、あり得るのでしょうか? とは言え、「星漿体」の護衛に失敗した今、天元や高専周辺の動向がどうなるのか、という事も含め、未だ明かされてない情報は、多数あります。次号を楽しみに待ちましょう。

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