スクハラ被害者の佐藤悠司さんがスッキリで相談窓口設置を訴え過去の不登校の原因を語る

かつてスクハラ(スクールハラスメント)の被害に遭ったという学生、佐藤悠司さんが7月18日(木)のスッキリに出演し、スクールハラスメントの相談窓口設置を訴
えています。

中学・高校の時にはスクハラが原因で不登校にまで至ったという佐藤さん。

その経験から、実効性を持った第三者機関の設置を望み、この活動を開始しました。

この記事では、佐藤悠司さんが受けたセクハラの内容や、相談窓口設置を訴える運動を行う決意をするに至った経緯をまとめています。

佐藤悠司さんは相談窓口設置求める運動開始

早稲田大学の学生、佐藤悠司さんが実名で会見を開くほどの覚悟を持って訴えているのは、スクハラ被害の相談窓口設置です。

生徒間同士のいじめ被害に関するものではなく、教師から生徒へのハラスメントに対しての対策を求めています。

この活動は、佐藤さん自らがスクハラの被害を受けてきた経験に基づくものです。

被害から5年経った今もまだ治療中とのことで、佐藤さんにとって、スクハラは非常に大きな苦しみであったことがわかります。

日本テレビ「スッキリ!」などで、佐藤さんの会見や取り組みが取り上げられ、この運動は全国的なニュースとなりました。

署名キャンペーンサイトなどで活動


出典:Change.org

佐藤さんのスクハラ被害相談窓口設置は、署名活動という形で行われます。

1か月間、署名キャンペーンサイトのChange.orgで署名を募集します。

Change.orgに記されている要望の宛先は、文部科学省と東京都、世田谷区長とされています。

また、同サイトで佐藤さんは、ハラスメントの経験に関するアンケート調査も行っています。

署名を集めると同時に、スクハラに関する隠れた被害実態も明らかにしたいという考えです。

佐藤悠司さんは私立校在学中にスクハラ被害を経験

佐藤悠司さんがスクハラ被害に遭ったのは、私立の中高一貫校でした。

特に大きなきっかけとなったのが、担任教師の言葉です。

部活をやめさせてほしい、という話をする中で、「離婚家庭の子どもだからお前はダメなんだ」という言葉をかけられたと佐藤さんは話しています。

ここから佐藤さんは、学校に行こうとすると腹痛を感じるようになり、不登校・引きこもり状態も経験しました。

複数回感じた学校への不信感

佐藤さんは、スクハラ被害で悩む中で、何度か学校に対して不信感を抱いたと述べています。

最初は、先述したような「離婚家庭の子どもだから」という発言です。続いて不信感を感じたのが、度重なる学校側からの転校勧告でした。

不登校状態にあった中学校時代の2度、転校勧告を受けますが、父親の抗議で転校せず高校へ進学します。

しかし、高校進学後も3度目の転校勧告を受けたという佐藤さん。

この度重なる転校勧告で、学校の対応に大きな不信感を覚えることになりました。

最後に不信感を抱いたのが、学校側の謝罪後の態度です。

高校2年生の時には校長から直接謝罪を受けた佐藤さんでしたが、その後保護者への公表、再発防止策についての提案をした際には、それを拒否されました。

佐藤悠司さんの相談に「私学」であるため教育委員会動けず

もう1点、佐藤さんがこのスクハラ被害についての活動をするきっかけとなったポイントが、教育委員会がこの問題に動けなかったということです。

実際、佐藤さんはスクハラの被害について、東京都や世田谷区の教育委員会に相談したこともあります。

しかし、佐藤さんが通っていたのが私学であったため、指導する権限がないと回答されました。

このことから、佐藤さんの要望内容は教育委員会とは別の、スクハラ被害に関する「第三者機関」の設置を望むというものになっています。

佐藤悠司さんの取組みを今後も注目

教師から児童・生徒へのスクハラは、学校の外部から見えにくい、被害を受けた側が相談しにくいといった事情があります。

同じ教育問題でも、いじめに比べると、スクハラについて取り扱われる頻度は多くありません。

今回の佐藤悠司さんの取り組みが、スクハラ被害という問題に一石を投じることになるか、注目していきたいですね。

3 件のコメント

  • 私の孫も、小学校の校長先生に校門前で挨拶を返さなかったという理由で校長室に呼び出され、「ウソつき!」「心の中に悪魔がいる」など、考えられない言葉を浴びせられ、「校長先生が怖い」と学校へ行けなくなりました。私と娘は学校や教育委員会へ粘り強く訴え続けましたが、市の教育委員会も県の教育事務所も、校長をかばうような対応でした。
    年度替りにその校長先生が転任になり不登校は2ヶ月で済みましたが、その校長先生は指導や処分を受けるのではなく、ただの転任でした。時期がずれていたら不登校は長引いていたかもしれませんし、不登校の期間の子供のサポートが不十分だったとしたら、校長先生が転任したからといって登校再開出来なかったかもしれません。
    学校の組織や人事とは全く別の介入機関が必要だと強く感じます。

  • 私は小学6年生の時、忘れ物をしてリコーダーで頭を強く殴られ、そのまま立たされていたのですが
    それは私が悪いのですが……
    トイレに行きたくてその事を言っても行かせてもらえず
    とうとう皆の前で漏らしてしまいました。
    その事が原因で中学、高校と授業中になるとトイレに行きたくなり(出ないのですが)我慢できない感じになるのです
    入学式、卒業式の時も大変でした。当時の担任がわかってくれて気を使ってくれましたが同級生からはやはり
    いじめられました。とても貫い思い出です。

  • この方が通っていたと思われる学校の保護者です。ご両親の離婚という辛い出来事を乗り越えられ、そのことで学校の先生に「だからダメなんだ」と言われとても傷つかれたことに関しては大変お気の毒としかいいようがありません。
    該当の先生はおそらく深い意味もなく発した言葉であったとおもいますが、受ける側としてはとても傷ついてしまったのですね。ここであの先生はこんなことを言うからダメなんだと反面教師としてお友達と笑うことが出来たらよかったかもしれませんね。先生も人間なので完璧ではありません。
    不登校であったにもかかわらず、留年せず卒業出来たのは学校側の配慮によるものだと思います。
    不登校のお子さんに転校を進めるのは全く不思議ではありません。だってその学校が合わないのですから。
    若いので今からいくらでもやり直しは出来ると思います。どうか前を向いて幸せになってほしいです。

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