ネットで診療してもらえるオンライン診断とは?利用方法と費用負担などを解説

新型コロナウイルスでは、最近病院内の患者や医療従事者の間でクラスターができる事例が複数報じられています。

本来病気を治療するために行く病院が、コロナウイルスに感染してしまうリスクの高い場所となってしまっていることも、非常に大きな問題ですね。

そんな中、病院に直接かからなくても医師の診断を受けられるオンライン診療が注目を集めています。

オンライン診療の利用方法やメリット、受けられる条件などについてまとめました。

ネットで診療してもらえるオンライン診断が注目、待ち時間なしなど多くのメリット

オンライン診療は、患者さんの都合に合わせ、ネットを通して医師の診察を受けることができます。

メリットとしては、

  • 仕事で忙しい方も診察を受けられる
  • 病院での待ち時間のストレスがない
  • 処方箋が家に届き、近所の調剤薬局で薬を受け取ることができる

といったものがあります。

支払いは、クレジットカードを利用することになります。

保険診療の場合オンライン診断は半年以上の受診が条件、自費診療でも初診は対面

非常に便利な一面もあるオンライン診療ですが、誰でも受けられるというわけではありません。

保険診療の場合、初診から6カ月以上対面での診療が条件です。

さらに、対面による診療の間隔は3カ月以内という決まりもあります。

オンライン診療は、風邪などの診察ではなく、毎回病院に行っても同じ薬を処方してもらうような、生活習慣病などの受診での活用が想定されています。

保険適用外の自費診療でオンライン診療を利用する場合、初診から半年間の対面・対面の診療間隔といった条件がなくなるため、利便性はさらに高まります。

ただし、当然保険適用外になるため、診療費用が余計に発生する点は注意が必要です。

また、自費診療でも、初診は対面での診察か必要な点は変わりありません。

オンライン診療で処方可能な薬などにも制限があるため、基本は対面での診察と考えておいたほうがいいですね。

初診でのオンライン診断が4月13日から時限措置としてスタート、新型コロナウイルスの感染拡大の影響

本来生活習慣病やアレルギーなど、定期的な診察のオンライン化としてのみ利用されるオンライン診療ですが、新型コロナウイルスの影響で少し事情が変わってきました。

厚生労働省は4月13日から、時限措置として今までできなかった初診でのオンライン診療をスタートさせています。

新型コロナウイルスでは、病院内での医療従事者や、他の患者への感染防止が大きな課題となっています。

現在、厚生労働省のページでも対応医療機関リストは「準備中」であるため、まだ本格的なスタートとはなっていません。

医療機関側の体制もまだほとんどのところが整っていないため、まだオンラインで手軽に医師にコロナウイルスに関する相談ができるとはいかない状態です。

一方、すでに導入している医療機関では、多くの方がオンラインでの診療を希望しています。

対面初診よりも低い点数

今回のオンライン診療特例措置では、オンライン診療での保険診療点数が214点と設定されました。

対面での初診料は288点なので、対面でかかる場合よりも費用は安くなります。

オンライン診療は、対面と比べて医師が得られる情報が少ないため、報酬額が低く設定されました。

具体的には、2140円の3割負担ですから、患者さんが負担するオンラインでの初診料は642円となります。

もちろん、この初診料に加え、処方箋など諸料金が発生します。

コロナで注目集めるオンライン診断、医療従事者の感染リスクやストレス軽減につながるか

新型コロナウイルスで、オンライン診療が注目を集めています。

医療従事者の方がコロナウイルスに感染しないこと、一般患者の診療もスムーズに行えることが求められている今、少しでも現場の負担軽減につながればいいですね。

私たちも、コロナの感染が疑わしい時にオンライン診療を利用できると便利ですので、この機会に利用方法などをぜひ確認しておきましょう。

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