2020年4月より、2005年の大ヒットドラマ『野ブタ。をプロデュース』が再放送されています！
平均視聴率16.9％を記録し、今もなお伝説のドラマとして語り継がれる『野ブタ。をプロデュース』が、またテレビで観られます。
このドラマから派生したユニット、「修二と彰」が歌う『青春アミーゴ』が聴けるのも楽しみですね。
こちらでは『野ブタ。をプロデュース』の配信動画を無料で視聴する方法や、あらすじ・原作についても詳しくご紹介していきます。
新しいドラマを観る感覚でぜひご視聴ください。
目次
『野ブタ。をプロデュース』動画を無料視聴する方法とは？
『野ブタ。をプロデュース』の動画を無料で視聴する方法をご紹介します。
2020年4月現在、『野ブタ。をプロデュース』を配信している動画配信サービスは以下の通りとなります。
本来でしたら2020年の春ドラマとして『未満警察ミッドナイトランナー』(土曜よる22時）の放送が開始される予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で撮影が遅れ、放送開始が延期となっているため、代わりに同枠で『野ブタ。をプロデュース』の特別編が放送されることになりました。
今のところ、第4話までの放送スケジュールが出ており、TVerでの配信スケジュールは以下のようになっています。
- 第1話・第2話 5月9日(土) 22：00まで
- 第3話 4月25日(土)22：54から5月9日(土)22：00まで
- 第4話から最終話 5月2日(土)22：54～5月9日(土)22：00
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※配信状況やサービス内容は2020年4月記事更新時点での情報です。詳細はHulu公式サイトでご確認下さい。
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『野ブタ。をプロデュース』のあらすじを解説！
2005年に放送された大ヒットドラマ『野ブタ。をプロデュース』とは、どんなお話なのでしょう？
令和の時代に見ても色あせない、『野ブタ。をプロデュース』の内容を紹介します。
いじめられっ子の野ブタを救え！男子高校生2人が人生を変えるお手伝い
主人公の桐谷修二（亀梨和也）・高校2年生は、面倒見が良くて明るいクラスの人気者。
見た目も良く、学校のマドンナである恋人の上原まり子（戸田恵梨香）とは、美男美女カップルと呼ばれていました。しかし本当は、学校生活をそつなくこなすため、自己プロデュースで自分を良く見せているだけ。
友達との関係もゲーム感覚で、自分を取り繕う毎日でした。彼女のまり子は、修二が本音を言わないことに気づいていましたが、修二は何も明かさないまま……。
そんな修二は、クラスの変わり者で大会社の御曹司・草野彰（山下智久）になつかれ、つかず離れずの関係に。飄々としておっちょこちょいの彰の前では、なんとなく本来の修二に戻る感じもありました。
そんなある日、2人のクラスに大谷信子（堀北真希）という女子が転校してきます。
長い前髪で顔を隠し、言葉も笑顔もない彼女は、クラスメイトのイジメを受けるようになります。彼女がトイレで水浸しにされているところを、修二が発見。自己プロデュースで人気を得ている修二は、イジメを受けている彼女が変わろうとしないことに苛立ちます。
「自分を変える努力をした方が良い」という修二と彰に、過去のトラウマを語り「信じて心を開いたって、何も変わらない」と固く心を閉ざす大谷。その大谷を学校一の人気者にするため、修二と彰は大谷（野ブタ）のプロデュースを始めるのでした。
『野ブタ。をプロデュース』の原作を解説！ドラマとは結末が違う？
『野ブタ。をプロデュース』には、原作となる小説があります。
原作小説とドラマでは、結末が大きく異なりますので、ぜひその違いに注目してみてください。
原作は白岩玄作の小説
『野ブタ。をプロデュース』の原作は、作家の白岩玄さん執筆の同名小説です。
河出出版より発売中。
『野ブタ。をプロデュース』原作はバッドエンド？
『野ブタ。をプロデュース』の原作小説では、登場人物の設定が異なります。
主人公が桐谷修二ということは同じですが、彰はドラマオリジナルの登場人物となり、原作には出てきません。また、転校してくるのは女子生徒の大谷信子ではなく、男子生徒という設定です。
主人公の修二は、学校生活を円滑に送るため、本当の自分を隠して「明るくて面倒見のいい人気者の自分」を演じていました。そこに、見るからに冴えない男子・小谷信夫が転校してきます。彼は瞬く間にクラスのいじめられっ子になってしまいます。
信夫を見た修二は、暇つぶしのゲーム感覚で信夫に近づき、彼を人気者にするためのプロデュースを開始。もともと性格のいい少年だった信夫は、修二の自己プロデュースを受けて成長し、クラスの人気者へと変貌していきます。が、信夫の人気が高まるほど、修二の心には暗い影が……。
必死に自己プロデュースをして人気を集めた自分とは異なり、素のままでどんどんクラスの注目を集めていく信夫。彼らの立場はいつの間にか逆転し、修二は鬱屈した思いを抱くようになります。
そんなある日、修二は少しの失敗をきっかけに、クラスメイトが本当は自分をどう見ていたか？に気づいてしまいました。
信夫や彼女のまり子を避け、どんどん孤立していく修二。そんな修二が迎えた結末は……？
バッドエンドと言われたこの結末を、あなたはどう見るでしょうか？
この結末があったからこそ、ドラマ版の『野ブタ。をプロデュース』はハッピーエンドで幕を閉じます。
『野ブタ。をプロデュース』のコミックも発売中
小説・ドラマに続き、『野ブタ。をプロデュース』はコミカライズ展開もあります。
デザートコミックスより、漫画家・森脇奏さんの作画で発売中。より深く野ブタを理解されたい方は、こちらのコミカライズもぜひ手に取ってみてください。
『野ブタ。をプロデュース』登場人物紹介
ここからは、『野ブタ。をプロデュース』の登場人物を紹介します。
※原作とは登場人物設定＆ストーリーがだいぶ異なります。また、ドラマ第1話時点でのネタバレを含みます。
桐谷修二/亀梨和也（KAT-TUN）
主人公。高校2年生・2年B組。11月1日生まれ。
気配り上手で明るい男子高校生。その人柄から学校でも人気があり、大勢の友達と美人の彼女に囲まれて毎日を過ごしています。
が、実はそれは自己プロデュースによるもので、本当はすべてをゲームとして捉える冷めた性格の男子。
朗らかで面倒見がいい性格も、彼「どうやったら人気者のまま高校生活を終えられるか」を計算して実行しているだけ。彼女であり学校のマドンナでもある上原まり子には、本心で接していないことを見抜かれています。
とはいえ、何かとちょっかいをかけてくる変わり者男子・彰を突き放せなかったり、転校してきた女子高生・小谷（野ブタ）へのイジメを見過ごせなかったり、心根の優しさは本物。
野ブタをイジメから救うため、彰と一緒に彼女をプロデュースすることを思いつきます。
物語の中盤からは、野ブタや彰との友情から「本心を取り繕ってきた自分」と向き合い、徐々に本当の自分を表に出すようになります。
草野彰/山下智久
2年B組の生徒で、修二の同級生。原作小説には登場しないオリジナルキャラ。
クラスの人気者で知られる修二とは対照的に、個性的で少し浮いたタイプ。なぜか修二になついており、邪険にされてもおかまいなしでに「友達」を名乗っています。修二の方も彰を突き放せず、なんだかんだ友達と認識している様子。
一見大らかで飄々としたお調子者ですが、修二が周囲から気に入られる自分を演じているのに対し、彰は自分なりの正義とルールを曲げないタイプ。他人からどう見られるか？を気にすることもありません。
見た目からは想像できませんが、とっても喧嘩が強いです。
父親が大会社の社長・自宅は高級マンションの最上階と言う御曹司で、父親には将来に会社を背負うことを見込まれています。
好きなことをやれるのは高校生のうちだけだと、父の旧友で豆腐屋の平山の家に居候中。平山とは良好な関係を築いており、修二や小谷もこの家に溜まるのが日課に。
裕福ながら将来を決められているため、高校生のうちに何かをやってみたいと思うものの、やりたいことが見つからずに葛藤していました。修二と共に小谷のプロデュースをしていくうちに、彼にも少しずつ変化が。
小谷信子/堀北真希
修二と彰がいる2年B組に転校してきた女子高生。
複雑な家庭の事情を抱えているためか、臆病で無口。長い髪で顔を隠しています。弱いものいじめの対象になりやすく、小学生からずっとイジメられ続け、転校先の高校でもイジメられるように。
水をかけられて全身ずぶ濡れになったところを、修二に助けられます。これが修二と彰と小谷の出会いでした。
幼少期に母親が再婚し、新しい父に「君のお父さんじゃない」と言われたことがトラウマ。この経験が人間関係を諦めさせる要因となっていて、「自分を変えようとしても無駄」と諦めてしまっています。また、貧困家庭育ち。
修二と彰に出会い、2人からプロデュースを受けるうちに、本来の可愛らしい見た目が目立つ女子高生に変身。徐々に前向きさも取り戻し、彼女の変化が修二にも影響を与えていきます。
上原まり子/戸田恵梨香
2年A組の女子生徒で、バスケ部のキャプテン。美人で文武両道なことから、学校ではマドンナ的存在。修二の彼女で、憧れの美男美女カップルと呼ばれるも、まり子本人は修二が本当の自分を隠していることに気づいています。
噂や陰口に惑わされることなく、本質で相手を見ることができる芯の強い女性。ストーリーが進むごとに、信子と心を通わせる良き友人になっていきます。
『野ブタ。をプロデュース』の主題歌は大ヒットしたあの歌！
『野ブタ。をプロデュース』の主題歌は、主演の修二と彰が歌う『青春アミーゴ』。
もう説明の必要もないくらいのヒットソングです。亀梨和也さんはKAT-TUNとしてデビューする前だったにも関わらず、このシングルはミリオンヒットを飛ばすほど売れました。
このドラマから亀梨和也＆山Pのコンビは定番化し、「亀と山P]として2017年に『僕、運命の人です』でドラマ共演しました。
2020年にはアルバム『SI』の発売、ドームツアーも予定されています。
15年経っても色あせない！『野ブタ。をプロデュース』の魅力
2005年のドラマながら、いまだにファンから熱い支持を得ている『野ブタ。をプロデュース』。
2020年にもう一度見ても、内容に古さを感じさせません。恋愛ではなく、友情を重視して描いたドラマということも、現代の価値観に合っているのでしょう。
ドラマの中で3人は、それぞれの課題を乗り越え成長を見せてくれます。その中でも、修二の変化と成長は必見。
クラスの人気者になるため、徹底した自己プロデュースで生きてきた修二は、変わろうとしない信子を歯がゆく思っていました。
が、ストーリーが進むうちに修二は、「信子が持っていて自分が持っていない何か」に気づきます。与えるばかりだと思っていた修二が、「自分も誰かに与えてもらっている」と気付いたときの変化をお楽しみください。
平成の時代を席巻した『野ブタ。をプロデュース』は、令和の時代にもまた激しく心を揺さぶるに違いありません。
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