『大恋愛~僕を忘れる君と』第9話のネタバレと感想。妊娠、出産、結婚、引っ越し、人生の門出が盛りだくさん!

大恋愛

2018年12月7日(金)夜10時放送『大恋愛~僕を忘れる君と』第9話では時間が一気に進みます!

2014年の尚の妊娠から一気に2019年まで!ぎゅっと濃縮された尚と真司の物語。そして意外な?夫婦も誕生します!

穏やかながらも波乱が吹き荒れる第9話です。

『大恋愛~僕を忘れる君と』第9話のネタバレ・あらすじ

祝 妊娠!!

2014年12月、無事尚(戸田恵梨香)が妊娠しました。予定日は8月になるそうです。

産婦人科から帰宅した尚は、真司(ムロツヨシ)の書斎に水野(木南晴夏)が来ているのを知りました。

『脳みそとアップルパイ』の続編の書き出しについて、熱く意見を交わす二人。

それを見た尚は少し寂しそうな様子でリビングに行きますが、自分で書いた妊娠のメモとエコー写真を見て笑顔を浮かべます。

真司との話を終え、水野が尚に挨拶に入ってくると、水野は冷蔵庫の中に買ってきた総菜があること、他に何かやることは無いかと尚に聞いてきました。

尚はそんな水野に、引きつった笑みで応対することしかできませんでした。

その夜、真司と一緒に水野の買ってきた総菜を食べながら、尚は生活の中に水野が入ってきていることを指摘しました。

何か怒ってます?と聞く真司に

「小説のお手伝いは水野さんの方ができるかもしれないけど、私にしかできないこともあるから」

とちょっとそっけなく答え「できました」と付け加えました。

真司は一瞬固まりましたが、すぐに

「できたの!?イエ~~~~!!!!」

と大はしゃぎ!ベッドに飛び込んだり、鰻いっぱい食べたもんなと言って、大喜びしました。

進展していく侑市と薫

一方、薫(草刈民代)はいつものバーで侑市(松岡昌宏)に尚の妊娠の報告をしていました。

「おめでたいかどうかはわかりませんけど、あの子たちが決めたことですから。

そういう道もあるんだなと、思うことにしました」

それを聞いて、侑市はしみじみと「人生ってわからないものですね」と、尚と出会い、振られ、主治医になって仕事でも学んだことを振り返りました。

そして、「薫先生と二人でこうやってお酒を飲むことが、こんなに楽しいんだってことも」と真っ直ぐ薫を見つめながら言いました。

薫も少しはにかんで、「私も」と答えます。

侑市はそのまま薫を自宅に誘いました。

自宅に着いた侑市は靴を片付けると、薫に

「どうしますか?あっちがリビングで、こっちベッドルームです」

と案内しました。

戸惑う薫。

侑市はさらっと「じゃああっちでワインでも」と言ってリビングに向かおうとしますが、薫はその場で固まったままでした。

妊娠中です

翌朝、真司は尚とお腹の赤ちゃんにおやすみを言って寝たことを伝えると、尚は嬉しそうに「私妊娠してたんだぁ」と喜びました。

忘れないように紙に書いて、いろんなところに貼る二人。

確認しあって幸せいっぱいの尚と真司です。

侑市と薫の修羅場

侑市の母・千賀子(夏樹陽子)が侑市のマンションに合鍵を使って入ってきました。

靴をしまおうと下駄箱を見ると、ヒールのパンプスが!

そうっと様子を伺いながら歩くと、ベッドルームから笑い声が聞こえてきます。

中では、侑市と薫が朝ごはんの相談中。

軽くキスをしてから手を繋ぎ、寄り添うようにして部屋のドアを開けると、そこにはもちろん母・千賀子が!!

とっさに離れようとする薫を侑市は離そうとせず、「着替えたら行くから」と千賀子に言いました。

千賀子は動揺を隠せず「そ…そのままでいらっしゃい!早くしなさい!!」と叫び、

「北澤先生、私、血圧が上がって心臓が飛び出しそうで、頭もおかしくなりそうなんですけど、これは一体どういうことですの?!」

着衣を整えた侑市と薫はソファに、千賀子は少し離れたカウンターに座って話をしています。

誘ったのは僕の方だと侑市が言いますが、どちらも同じだと千賀子は叫びます。

千賀子は尚との婚約解消で迷惑を被ったこと、侑市を尚の主治医にしていいとこ取りをしていること、そして今日のことを責め、恥知らずな、と薫を罵りました。

薫は

「恥知らずなことは重々承知しております。ですから申し訳ないと申し上げたんです。でも、恥知らずでも本気です!!」

と真っ直ぐ自分の気持ちを言いました。

それを隣で見ていた侑市は頬を緩め

「僕も本気です」

と薫を見つめました。

「侑ちゃんは黙ってらっしゃい!」と立ち上がると、千賀子は薫に向かって身を引くように頼みこみました。

目を覚ましなさいと言う千賀子に、侑市は

「目が覚めたからこうなったんだ。見合いをして、好きでもないけどバランスのいい相手を見つけて無難に生きていくなんてそんなの…僕は薫先生じゃないと嫌だ」

と言いました。

薫は、侑市の両親にも、尚たちにも知られないで付き合っていきたかったけれど、もう少し考えてみますと言って立ち上がりました。

侑市はそんな薫を制して

「考え直すことなんてありません。薫先生、僕と結婚して下さい。今こんなタイミングで母が来なくても、ちゃんと言うつもりでした。おふくろが思い描いているような息子にはなれなかったけど、俺は、最も自分らしい生き方だと思ってる」

父親もこんなこと許さないという千賀子に、侑市は薫とのきっかけを作ったのは父だと言い、改めて薫にプロポーズをしました。

侑市の父が帰宅すると千賀子はソファーに倒れこむようにして泣いていました。

父は大胆な生き方をして面白いじゃないかと千賀子を励まします。

千賀子は父に追いすがるようにして、きっかけを作ったのはあなたじゃないのかと責め寄りますが、父は誤魔化してトイレに逃げ込んでいきました。

二人のウェディング姿

「全然年の差感じない」

真司が尚にささやくその先には写真を撮るウエディング姿の侑市と薫の姿がありました。

「こんなに綺麗なのに誰にも見せないなんてもったいないわよ」

と尚が言うと、侑市も「僕もそう思います」とつぶやきました。

いちゃいちゃする侑市と薫、それをからかう尚と真司。

~真司モノローグ~

妻の元婚約者は、なんと僕たちの義理の父になった。

やっぱり人生は奇跡に満ちている。

「恵一」一番恵まれるように

2015年8月、尚が男の子を無事出産しました。

侑市が挨拶にきて、「僕の義理の孫になるんですよね?」と言うと二人は「ですね」と笑いました。

子供の名前は『恵一』一番恵まれるようにと願いを込めました。

淡い幸せが一時、二人をふんわりと覆いました。

育児には水野も尚のサポートに入ってくれて、真司も安心です。

そして、『脳みそとアップルパイ』の続編が新聞連載で好評になっており、もう新聞社から半年続けてほしいとリクエストが来たそうです。

しかし真司は断りました。

連載は子供が生まれたところでやめるつもりであり、これ以上書く気が無くなったのが理由です。

水野は、子供ができてめでたしで終わらせるつもりはない、これまでは序章みたいなものじゃないかと食い下がりました。

育児に専念したいと言う真司に、病気の妻と夫の子育てを書いていく残酷さを持たないと、作品が中途半端になる逃げないで欲しいと水野は訴えました。

話しを立ち聞きしてしまった尚は水野に、

「私の病気が進行しないと、真司の小説は中途半端なものになってしまうんでしょうか?」

と聞きました。

「奥様は、小説家の妻になるということがどういうことなのか、覚悟の上でご結婚なさったんだと思っております。でしたら、そのようなことは先生にはおっしゃらないで下さい。先生が本当に書けなくなってしまいます」

尚は、それはわかっていると震える声で言いました。

尚は自分の意見がうまくまとまらず、震えてしまいます。

私にできることは何でも致しますという水野の言葉を聞いて、尚はうつむいていた顔を上げ、

「はい、何でもして下さい。私には何もできませんから。私は、私は生きてるだけであの人に負担をかけてるんですから」

と自分の胸の内を吐き出しました。

「違います。奥様は生きてるだけで先生の創作の源なんです。大切な、大切なやる気の元なんです」

水野は優しく尚を諭してくれました。

残された尚は寂しそうな顔をして

「お母さんだめだね…。ごめんね」

と恵一をやさしく撫でました。

尚の遺言

夜道を歩く尚と薫に、週刊誌の記者が声をかけてきました。

毎日新聞の連載で、自分のことを書かれることをどう思うのか。辛いことはないのか。

不躾な質問を投げかける記者に対し、尚は自分が真司の創作の源であると思っていると返しました。

「書かれるのは、私の宿命です」

そう言い切って記者から逃れると、薫は尚を「かっこよかったよ」と褒めました。

マンションに帰宅した尚と薫は、真司に記者から声をかけられたことを伝えました。

真司は、記事が出ないようにお願いしてみると提案します。

そして尚が言ったセリフを褒めると、尚はそれは水野の言葉であると言いました。

「あの人には敵わない。何でも忘れちゃう私が、あの人が言った言葉は覚えてた。しっかり刻まれてた。あの人は、真司のこと本当に大切に思ってると思う。みんな忘れちゃったら、私、真司と恵くんをあの人に託したい。きっとあの人なら、ちゃんとやってくれると思うから。これが、私の遺言だと思ってください」

遺言という言葉を口にした尚に、真司は声を荒げて

「遺言なんかいらないよ!」

と言いました。

尚は、自分の気持ちがわかるうちに言っておきたかったと、しどろもどろになりながら説明しようとします。

真司は尚を優しく抱きしめて、

「そのお願いは聞けないよ。だって俺は尚ちゃんじゃなきゃ嫌なんだから。他の誰かじゃダメなんだ。尚ちゃんじゃなきゃ、尚ちゃんじゃなきゃ、尚ちゃんじゃなきゃ、絶対嫌なんだ」

と言いました。

新居への引っ越し

結局真司は自分の意見を通し、子供が生まれたところで連載をおえていたのですが、2018年、『もう一度第一章から』が文庫版でも100万部を突破しました。

そして、真司は尚が自分の家を認識できるうちにと家を購入しました。

引っ越しの作業をしていた木村(富沢たけし)は小川(杉野遥亮)に、尚が本物のアゲマンだよなと言いました。

本物のアゲマンとは、本物は自分を滅ぼしながら男を上げるのだと。

尚が虚ろになってきてることを木村が指摘すると、真司はこれから人間力が試されると、気持ちを新たにしました。

恵一が消えた

2019年、尚は靴下の左右違うものを選び、靴の左右もわからなくなっていました。

恵一は3歳になり、真司といくつかの約束をしました。

お母さんと出かけるのは家の前の公園と、裏の保育園だけ。

お出かけするときは、恵一がお母さんを守ってあげること。

そして二人が出かけるときは、二人の腕を赤い毛糸で結ぶように提案しました。

この紐を通して生きるパワーをお母さんに分けてあげるんだ、と。

パワーと言いながら真司と恵一は何度も何度も尚にパワーを送りました。

いざ公園に出かけると、尚がベンチでボーっとしている間に恵一は毛糸を外して、蝶を追って出て行ってしまいました。

尚は気づかずに一人で帰宅。

赤い毛糸だけが床に伸びています。

恵一がいないことに気が付いた真司は、慌てて外に駆け出していきましたが、尚は虚ろな反応しかしませんでした。

夜になり、真司のほかに侑市や薫、木村達も協力して捜索をし、警察も加わりました。

尚は、恵一がいないことは認識していますが、自分がそのことに関わったという認識はできていないようです。

明日の朝まで町内のパトロールを強化するとした警察に対し、それ以降の対応について疑問を投げかける真司。

そこで木村達は、自分たちも引き続き捜索に当たることにしました。

二人きりになった家で、尚は恵一がいないことを思い出しました。

私も探すと言う尚を止めようとする真司。

尚が嫌がって抵抗すると、つい「いい加減にしろ!」と真司は声を張り上げてしまいました。

なだめられて不安そうに固まる尚。結局、朝になってしまいました。

探し回っている杉野がスマホを落としてしまい、かがんで拾った目線の先に恵一を見つけました。

恵一は植え込みの中で一人眠り込んでいたのです。

パトカーに乗って家まで着くと、恵一は真っ先に尚の元へ駆け寄り

「お母さん、勝手にいなくなってごめんなさい」

と言い、尚は恵一を優しく迎えて抱きしめました。

しかし、尚は「どうして?」と不思議そうに真司を見上げます。

真司はそれに対して、顔を歪めて大きなため息を一つつきました。

二人が寝入った姿を優しく見守る尚。

そっと寝ている真司にキスをし、そのまま荷物を手にして出て行きました。

机の上にはつたない文字で

「しんじさま ありがとうございました。尚」

『大恋愛~僕を忘れる君と』第10話(12月14日放送)のあらすじ紹介

2018年12月14日(金)22時から放送の『大恋愛~僕を忘れる君と』第10話のあらすじを紹介します。

家族に何も告げず、手紙と携帯電話を残し姿を消した尚(戸田恵梨香)。

真司(ムロツヨシ)は警察に相談するが、事件性が確認できないため動けないと言われてしまう。

薫(草刈民代)と侑市(松岡昌宏)も駆けつけ、病院にも尚の行方を確認するが情報はなく…。

真司は、自分が怒鳴ったから尚が混乱してしまったのではないかと自分を責める。

それから8ヶ月。

未だ見つからない尚の消息を案じ、テレビの行方不明者捜索番組で、薫が情報提供を呼びかけることに…。

10年間の愛の物語”がついに完結!

ラストに起こる温かな奇跡をお見逃しなく!

『大恋愛~僕を忘れる君と』公式サイトより引用

まとめ

尚と真司の家族として侑市が義父として加わり、恵一が生まれ、続々と家族が増えて行きましたね!

正直、1話に詰め込み過ぎじゃないのかと思うくらい内容が濃くて、展開が早かったです。

そして、タイトルの『大恋愛』は尚と真司だけでなく、侑市と薫もなのかなと思ったりして…。

恋愛に縁がないと言っていた親子ですが、まさに急展開でしたね!

贅沢を言えば、尚が水野に対して感情をぶつけるところがもっと見たかったです。

水野が二人の生活に深く入り込んでしまっていることに対しての嫉妬、尚の葛藤がもっとあってもよかったのかなと思いました。

最後の2019年のシーン、尚は病気が傍からでも分かるほどに進行してしまってますが、このまま出て行ってどうなるのでしょうか?

尚がいるから皆が繋がったのに。

尚がどこにいってしまったのか、無事でいるのか、次回最終回です!!

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