水谷隼選手は試合中に球が見えていない?!視力低下の原因とは?見えない中での試合と引退についても




2019年3月25日卓球のオリンピックメダリストの水谷隼さんが「実は、この一年、球が見えないんです」と告白し卓球界に衝撃が走りました。

卓球専門メディア「Rallys」の取材により明らかにされた水谷隼さんの目の病気。

視力低下の原因やこれまでの試合では見えていたのかについて、引退も含め、今後の進退についてもまとめてみました。

水谷隼選手のプロフィール

水谷 隼(みずたに じゅん、1989年生まれ 29歳 )は、静岡県磐田市生まれの卓球選手。

木下グループホールディングス所属。

ITTF世界ランキング最高位は4位。段級位は7段。

5歳から卓球経験者の両親のもと卓球を始める。

2005年には15歳10ヶ月で男子史上最年少で世界卓球選手権日本代表に選出。

2006年に史上最年少の17歳7ヶ月での全日本卓球選手権優勝。

北京オリンピック、ロンドンオリンピック、リオデジャネイロオリンピックの日本代表。

日本人初のシングルスでのオリンピックメダリスト。

全日本卓球選手権男子シングルスで史上最多の優勝10回。

Wikipediaより引用

球が見えないまま10回目の全日本選手権優勝していた

卓球専門メディア「Rallys」の取材に「文字通りです。“見えない”んです。この一年間、かなりキツかった」と水谷選手は語り始めました。

日常生活に支障はないものの、特定の条件下において見えなくなるという。

  • 卓球台の周囲が暗く、台にだけ白い光が当たっている
  • 周囲が企業広告などの電光掲示板で囲われている

まさに、試合の状態が見えない条件に当てはまってしまっています。

試合は勘と経験でさばいている

まず相手がボールを構える。

その時に(掲示板と)かぶって、フッっと球が“消える”んです。

その後、打球の音だけが聞こえる。ボールはネットを越えたあたりから突然現れる。

この1年の僕のプレーを見てもらってもいい。

まったく逆をつかれて驚いていたり、ラケットの角に当たって返球してる場面が本当に多いんです

卓球専門メディア「Rallys」

今回の全日本選手権の優勝は、会場が明るかったことが勝敗を決めたと語りました。

全体的に明るかったので、視界が安定していたようです。

それでも一瞬反応ができずに遅れて、入れるだけになって打たれたり、ラケットの角などの変な部分に当たってしまうミスが目立ったと言います。

パフォーマンス的には30%の力しか出し切れておらず、練習の成果が試合では発揮できていないと悔しそうに語ってくれました。

フォアなのか、バックなのか。相手がどちらに打ってくるかは2分の1の賭けだそう。

もしくはアグレッシブに攻めて行って、相手のコースを限定させる。

そんな作戦でもぎ取った優勝でした。

視力の低下は5年前から

今から5年ほど前、まだ20代半ばの時に両目の視力が1.5だったのが一気に下がり、左目が0.3になってしまったそうです。

ちょうど同じ時期に電光掲示板が導入され、見づらさを感じたので左目だけレーシックの手術を受け、回復。

その後、オリンピックの団体と個人でメダルを取り、世界ランキングも4位に駆け上がるという大活躍を見せてくれました。

しかし2018年1月頃、今度は右目の視力も低下していることがわかりました。

左目と同様、近視と乱視の状態であったのでまたレーシックの手術を受けることに。

視力は戻ったものの視界不良は治らずということでした。

引退はまだ考えていない

1月の全日本選手権優勝インタビューの場で、水谷選手は全日本選手権引退を表明しました。

その時は理由として

  • 10回優勝でキリがいいから前々から考えていた
  • 決勝で勝つことはもちろん、その舞台に立つことも苦しい

と上げていました。

苦しい理由の中には目が見えないという歯がゆさもあったと思います。

今回、目のことを公表したことで「引退」は考えなかったのでしょうか?

3割の力の水谷選手でもまだ優勝ができてしまうという今の卓球界、自分に続く若い力がまだ育っていないということを痛感したそうです。

自分が若手選手の壁となることで、より強い選手が育ってくれることを信じ、これからも現役でプレーをしていくそうです。

2月のTリーグではサングラス姿でプレーをしていましたが、やはりサングラスをすると多少照明の影響が減るのでプレーがしやすくなるのだそう。

それでも5割の力しか出せておらず、卓球をしていても悲しいという水谷選手。

現役引退を口にする前に、全力での試合ができることを願わずにはいられません。

原因は照明?他の選手も同様の悩みを感じたことも

ミヤネ屋で水谷選手の解説をしたメダリスト平野早矢香さんによると、自身も照明の角度などでボールが見えなくなったこともあったそうです。

水谷選手程見えなくなることはないそうですが、白いボールを追いかけるので、照明の角度や強さでボールが見えなくなるそうです。

周囲を白いライトで照らされること、電光掲示板の白い表示でも同様に一瞬見えなくなることがあるとのこと。

ユニフォームに関しては白が禁止されているのに、照明の点では配慮がまだできていないことを指摘していました。

伊藤美誠選手も

「台の真上にライトがあったり、正面に照明があると見えにくくなることがあって。その場合はITTF(国際卓球連盟)に指摘する」

とコメントしています。

東京オリンピックの前に改善を期待する

張本選手の活躍やTリーグの開幕などで卓球ブームが起きている中、卓球をよりかっこよく、派手に、強く見せようと創意工夫がされているのが今の現状です。

卓球に関わる人たちにとってはこの風潮はありがたく、活躍の場も増えるので歓迎しているのですが、まだまだ運営側と選手との間に連携が取れていないのかなと感じました。

水谷選手も「白いボールでプレーして、後ろの電光掲示板の広告の色も白やグレーなのでボールが見えにくくなるのは当然じゃないですか?」と語っています。

この時期に自身の目のことを公表した理由として「東京五輪に向けて、試合会場の環境を良くしたい」というのが水谷選手の希望ではないかと言われています。

東京オリンピックを間近に控える中、新しい課題が見えてきました。

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